HOME>家具屋で働く双子のブログ
家具屋で働く双子のブログ
本を読むための椅子が欲しいんです!
雑誌『住む。』の最新号を手に取ってみました。表紙には”特集2 本のある場所”とあります。僕は本が好きなのでこれは気になる特集です。この仕事に就く前は、印刷会社の営業職で本を作る事の一旦を担っていました。本が好きならば、本が身近にある環境で仕事が出来るので嫌にならないだろうという思いで就いた仕事でした。4年ほどその会社でお世話になりましたが、結局仕事自体は好きにはなれずに辞めてしまいました。けれども本を嫌いになることはありませんでした。むしろ今の方が本をたくさん買って読んでいます。(もちろん最後まで読まずに積んである本もたくさんあります。)
さて、『住む。』の特集です。特集の冒頭にこんな文章がありました。
本があるところはなぜか不思議に落ち着く。時代も国も超えて知らない人の書いた本が、同じ棚に並んでいる。さりげない簡素な棚、傍には座り心地のいい椅子があると、いい。家でも、本屋さんでも。(『住む。』No.51 P81より引用)
そう、座り心地のいい椅子があるといいんです。心地よい椅子に座って本が読みたいんです。本好きなら読書用の椅子が欲しいと思ったことがあるはずです。僕も本を読むための椅子を探しています。もうかれかれ2年ぐらいずっと本を読むための椅子が欲しいといろいろ考えていますが、なかなか結論を下せません。あれこれ考えているうちが1番楽しいので、いつまでも考えていたい気持ちにもなります。
本を読むための椅子というとどんな椅子を思い浮かべますか?
1番はじめに思い浮かぶのは書斎用の椅子ですかね。背が高くて革張りでリクライニングが出来る高級そうな椅子。僕もはじめはそんな感じの椅子を思い浮かべました。でも部屋の雰囲気に合わないし、サイズも大きく今住んでいるちっぽけな部屋には不釣り合いです。
最近はデスクワーク用の高機能な椅子もたくさん発売されています。長時間座っていても疲れないように開発されたそれはの椅子は本を読むのにも適していそうです。でも気になる点もあります。座面や背に使われているメッシュ素材、脚や肘掛けなどにはたいていプラスチックの部品が使われています。それらが僕のイメージする”本を読む”という行為とはかけ離れている気がしてしまうのです。”本を読む”ことを後押ししてくれたお気に入りの文章があります。新明解国語辞典 第5版の【読書】の語釈です。
〔研究調査や受験勉強の時などと違って〕一時現実の世界を離れ、精神を未知の世界に遊ばせたり 人生観を確固不動のものたらしめたりするために、( 時間の束縛を受けること無く)本を読むこと。〔寝ころがって漫画本を見たり電車の中で週刊誌を読んだりすることは、勝儀の読書には含まれない〕 (新明解国語辞典 第5版より引用)
多くの辞書は読書の語釈を「本を読むこと」とあっさり片づけているなか、独自の見解を示すことで有名な新明解国語辞典は上のような長文で【読書】を解説してくれています。本を読むことのハードルを異常に高くしている印象がありますが、それでこそ意味のある行為という風にとることもできます。
デスクワーク用の椅子に座って本を読む行為はなんとなく研究調査や勉強のイメージが強いですよね。完全に見た目のイメージですが、何事も見た目から入りたい僕にとっては受け入れがたいイメージでした。
そうなるとやっぱり本を読むための椅子は木が良いだろうとなります。”本”と”木”は切って切り離せない関係なんです。本という字は木の根元を表していると言われています。そこから規範や手本といった意味で使われるようになり、だんだんと書物の事指すようになったという語源説があります。そんな意味合いからも本を読むための椅子は木の椅子が良いと思うようになりました。
ソリウッドでは国内メーカーが作る木の椅子を多数取り扱っています。どうせ木の椅子を選ぶなら自社で取り扱っている椅子の中から選ぼうと検討を始めました。
人が座っている写真を必要とのことでこうして見本用の椅子に実際に腰掛けて写真を撮ると同時にマイ読書椅子を探すために座り心地、読み心地のテストもしてみました。(決して遊んでいるわけではありませんよ…)
そして1番座り心地がよく快適に読書ができそうな椅子を選びました。それが
RINチェアでした。少し沈み込む柔らかい座面がお尻を優しく包んでくれて、アールに曲げられた背板が背中をしっかりガードしてくれていつまでも座っていられそうな印象をもちました。また肘掛けもあるので、肘をついた読書スタイルも取りやすく本を読む椅子としてバッチリだなと思いました。
よし、RINチェアにしようと決めたものの材種や布地をどれにしようか迷っているうちにあれよあれよと時間が過ぎているうちにisu-worksシリーズの新作が出るなんて情報が入ってきました。よく聞いてみると、新作の1つはRINチェアを元にして背中にもファブリックを張ったデザインとのこと。これは……やはり、新作が発表されるまで待とうとなりますよね。
長くなったので続きはまた明日のエントリーにします。
瑞木@相模湖
-
- 2024年4月 (1)
- 2023年7月 (2)
- 2023年6月 (1)
- 2023年5月 (6)
- 2022年12月 (3)
- 2022年11月 (1)
- 2022年6月 (1)
- 2022年5月 (3)
- 2022年4月 (1)
- 2021年12月 (3)
- 2021年11月 (1)
- 2021年10月 (3)
- 2021年9月 (2)
- 2021年8月 (1)
- 2021年7月 (4)
- 2021年6月 (4)
- 2021年5月 (5)
- 2021年4月 (2)
- 2021年3月 (5)
- 2021年1月 (1)
- 2020年12月 (2)
- 2020年11月 (1)
- 2020年10月 (2)
- 2020年9月 (3)
- 2020年8月 (4)
- 2020年7月 (3)
- 2020年6月 (2)
- 2020年5月 (6)
- 2020年4月 (10)
- 2020年3月 (6)
- 2020年2月 (7)
- 2020年1月 (10)
- 2019年12月 (8)
- 2019年11月 (12)
- 2019年10月 (8)
- 2019年9月 (3)
- 2019年7月 (7)
- 2019年6月 (21)
- 2019年5月 (16)
- 2019年4月 (21)
- 2019年3月 (21)
- 2019年2月 (19)
- 2019年1月 (25)
- 2018年12月 (23)
- 2018年11月 (30)
- 2018年10月 (25)
- 2018年9月 (24)
- 2018年8月 (25)
- 2018年7月 (30)
- 2018年6月 (32)
- 2018年5月 (31)
- 2018年4月 (32)
- 2018年3月 (31)
- 2018年2月 (29)
- 2018年1月 (32)
- 2017年12月 (32)
- 2017年11月 (29)
- 2017年10月 (31)
- 2017年9月 (30)
- 2017年8月 (31)
- 2017年7月 (31)
- 2017年6月 (30)
- 2017年5月 (31)
- 2017年4月 (30)
- 2017年3月 (31)
- 2017年2月 (28)
- 2017年1月 (31)
- 2016年12月 (30)
- 2016年11月 (30)
- 2016年10月 (31)
- 2016年9月 (30)
- 2016年8月 (30)
- 2016年7月 (32)
- 2016年6月 (30)
- 2016年5月 (31)
- 2016年4月 (29)
- 2016年3月 (31)
- 2016年2月 (28)
- 2016年1月 (33)
- 2015年12月 (32)
- 最近のブログ記事
- オンラインショップ
お問い合わせContact
- TEL:0422-21-8487
- 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)