家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具製作の最近のブログ記事

無垢材の座卓やローテーブルも製作できます【No.1837】

ソリウッドでは、無垢材テーブルをお客様のご希望のサイズや仕上げを伺いオーダーで製作しています。数としては高さ700mm程度のダイニングテーブルのほうが多いですが、もちろん椅子を使わずに使う座卓やローテーブルといった背の低いテーブルにすることも出来ます。お子様がまだ小さいご家庭や、床を中心にしたライフスタイルにしているご家庭、広く空間をみせるために低いテーブルをお考えの方など食事をするテーブルとしてローテーブルを選択される方もいらっしゃいます。その場合、テーブルの高さは360〜380mmがしっくりくる高さだと考えます。床に直に座るのであれば、やや低め、座布団などクッション性のある敷物の上に座って食事をする場合はやや高めにするとよいと思います。座卓やローテーブルの高さを決める際には天板の厚みについても確認が必要です。ソリウッドで製作することが多い天板厚30〜40mm程度のものであれば、先述した高さでも問題ありませんが、もう少し厚みのある天板となると、座った際に脚が天板にあたるなど支障がでてくることがあるので注意が必要です。


ダイニングを兼ねた無垢材テーブルの場合、ソリウッドでは耳つきの天板と四角にカットしたストレートカットの2種類の天板が選択肢になります。これはダイニングと変わりません。樹皮のカタチを残した耳つきは、ソリウッドのウェブサイトの耳つきテーブルのページにある天板から選択して製作が可能です。例えばW76のウォールナット材2枚はぎは、座卓して製作しても味のある天板になるでしょう。


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この天板は同じ丸太からとれた上下に隣り合っていた板から製作します。そのため、ブックマッチと呼ばれるほぼ左右対称の模様になります。また、この天板の特徴となるのが少し大きめな節です。節は木として立っていた時に枝がはえていた跡です。節はそのまま抜けおちてしまったり、節の中で割れが生じてしまうこともあり、材木としては欠点とされてしまうことがあります。ですが、しっかりと手間をかけて処理をすれば面白みのある模様になります。抜けてたり、割れが生じて隙間があるところは、樹脂でうめて平滑にします。こうすればテーブルの機能としては、全く問題ありません。節の周りは複雑な木目になることが多く、節のない板に比べると味わい深い表情の天板になることが多いです。W76の天板は最大で長さ1400mmとそこまで大きくはとれませんが、座卓もしくはローテーブルとして使うには横に2人座るには十分ですし、少しつめれば3人座ることも出来なくはありません。


ローテーブルをご検討の方の中には、食事をするのではなくソファーの前において使用するリビングテーブルとして低めのテーブルを探している方もいらっしゃると思います。この場合、ソファーの高さによっても適したサイズは変わってきますが、概ね床から400mm程度の高さにすることが多いです。リビングテーブルの場合は、サイズ的にもダイニングテーブルほどの広さは必要ありません。W1000〜W1200×D450〜600程度でお考えの方が多いと思います。


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こちらはウォールナット材のリビングテーブルの納品事例です。ソファー前にこのようなテーブルがあると便利ですよね。ローテーブルの脚も基本的にはダイニングテーブルと同じようなデザインで製作することがあります。ソリウッドの定番は80mm角脚(Type ST)・斜めテーパー4本脚(Type T)・幕板テーパー4本脚(Type MT)・3点ほぞ4本脚(Type X)の4タイプです。 


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こちらは幕板テーパーのローテーブル版です。背が低くてもこちらのタイプはスッキリ感がでます。定番以外にもご希望に応じて製作することも可能です。


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こちらはお客様のご要望で製作した組み脚をつけたトチ材の座卓になります。


賢木@吉祥寺

無垢材の棚のいろいろな仕様と製作風景。【No.1835】

今日も一時期もの凄い勢いで風が吹いていました。2、3日前に吹いた風よりも勢いがあるように感じました。砂埃りが舞い上がり、一瞬視界がかなり狭くもなりました。でも、風は2時間くらいでおさまったので良かったです。風が強くなると外に積んである板が倒れたり、飛んだりしたりするのではないかと思ってヒヤヒヤしますね。風の強い日なんてめったにないのに今回は間隔を開けずにあったのでちょっとビックリしています。

ソリウッドでは無垢材を使ったテーブルや棚などを製作して販売しています。無垢材は丈夫なので長く使用できる素材であってしかも仕上がりがとても綺麗です。なので、私たちの生活を豊かなものにしてくれる気がします。ソリウッドでは木の表情や質感などを最大限に引き出せるようなデザインの家具を製作しています。よってあまり余計なことをせずにごくシンプルなものが多くなっています。

棚などは基本的にオーダー製作となっています。置く場所や入れるものに合わせて製作する事できます。オーダーで製作した棚の例を紹介します。

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こちらはウォールナット材の本棚です。間に棚板を2段もうけて全部で3段の棚になっています。棚板は固定棚で動かすことはできません。固定棚は動かすことができないデメリットはありますが、見た目や強度の面では稼働棚よりも優れています。稼働棚は便利そうに思えますが、一度ものを入れてしまうと棚板の位置を変えることはほとんどないのではないかと思います。頻繁にガラッと棚に入れるものを入れ替えたりする人にとっては必要な機能かもしれませんが、そうではない人にとってはそれぼど必要な機能ではないと思います。なので、棚に入れるものが決まっている方には固定棚をおすすめします。

この本棚は外側にくる部材(天板、底板、側板)は30mm厚になっています。棚板と縦の仕切り板は20mm厚です。外側の部材の内側の部材で厚みを変えることで見た目のスッキリが増します。もちろん棚板や仕切り板を外側の部材と同じように30mm厚で製作することもできます。中に入れるものや大きさによっては棚板も30mmにした方が良い場合も出てきます。

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こちらは外側の部材と内側の部材の厚みが同じにして製作した例になります。板の厚みは20mmです。このように縦の仕切りが細かいピッチで入れられるなら板の厚みを薄くして問題ないです。縦の仕切りのピッチが長い場合や本やレコードなど重たいものを入れておく棚であれば板厚は厚くする必要があります。あまり板を薄くすると重みで棚板がたわんでしまうことがあります。

上の写真のチェリー材収納棚は1番下の段だけ背板がついています。この棚は背板にも無垢材を使用しています。背板は合板を使用するケースが普通ですが、ご希望があれば無垢板にすることも可能です。ただ、無垢板にすると重くなりますし、価格も高くなってしまいます。見た目は断然無垢板の方が綺麗です。本などを隙間なくギッシリ詰めてしまうのなら背板に無垢材を使用する必要はないと思います。ギッシリ詰めないで背板がたくさん見えるような場合は無垢板を選択するのが良いでしょう。

無垢材の棚はこんな風に組み立てています。大きいものになってくると脚立に乗ったりといろいろ工夫が必要になってきます。単純な構造ではありますが、しっかり組み立てるのは技術と経験が必要になります。また接着剤をしっかりと塗らないと強度を得ることができません。接着剤を塗って部材をはめ込んでハタガネという道具でしっかりと圧着させます。ハタガネを締めると接着剤がはみ出してきます。接着剤がはみ出してくるのが肝になります。接着剤がはみ出してこないとしっかりと接着剤が回っていないことになります。はみ出した接着剤はブラシでしっかりと拭き取ります。

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はみ出した接着剤を水で拭き取っているので接合部分は少し毛羽立っています。なので、塗装する前にこの毛羽立ちをサンディングでならしていきます。接着剤が残っている場合もありますので入念にチェックしながらサンディングしていきます。地味な作業ですが、仕上がりに直結するので気の抜けない作業です。というわけで、こんな感じに製作しています。

瑞木@相模湖

オーダーならそこに欲しい棚、作れます【No.1824】

オーダーで製作したタモ材の本棚を納品しました。今回お届けしたのはリビングダイニングの壁に置く棚ですが、壁には窓があり、その窓の下ギリギリの高さになるように全体高を設定しています。

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一番下の段にはA4サイズが縦に収納できる高さを確保しています。一番上の低い棚にはノートパソコンなどを収納する予定ということで、低いサイズを指定頂きました。こちらの棚の全体寸法はW2030×D350×H670となっています。これを市販のもので探そうと思ったら大変ですよね、まあ、見つからないと思います。今回は棚の部分を2分割で製作して、現地搬入後に金具で固定をしています。分割して製作した棚部分には天板がついていなく、上があいた状態になっていて、そこに天板をこちらも金具を利用して固定しています。こうすることで、天板は継ぎ目なく通っている棚になります。今回は棚が低めで天板がよく見えるところにくるので、天板と棚部分の箱をわけて製作しました。このような通しの天板は2メートルぐらいまでは製作可能です。


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樹種によっては長めの板が手に入りにくい場合があるので、ご希望に添えないこともあるかもしれません。まずは製作可能か製作できた場合の価格はどれくらいかといった依頼をスタッフまでお問い合わせください。


ソリウッドでは、このような棚をオーダーで製作します。最近では、カウンターしたのデッドスペースになりがちな部分に置く棚もしくは収納、壁に囲まれたニッチスペースにおくデスク兼本棚などのお話を頂き納品しました。いずれもオーダーだからこそ製作できるサイズだと思います。また、ご注文頂くお客様にお話を伺うとリビングなど家族が集まったり、お客様がいらしたりする空間に置くものが多いです。こうした空間に置く場合、質感などが重要になってくると思います。これも無垢材のオーダー棚であれば天然の木目が癒しを与えてくれながれ、リラックスできる空間を演出できます。選べる樹種としては、タモ・ナラ・ウォールナット・チェリー・メープルの5種類になります。強度としては、これらの樹種であれば特に違いはないとお考え頂き、木目の出方や色味などで選んで頂ければと考えています。


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こちらはウォールナット材で製作した本棚です。サイズ感もだいぶ小さくなりました。こちらももちろんお客様のご希望にあわせて全体のサイズや棚の内寸を設定しています。


ここまで紹介した本棚はいずれも固定棚で背板がないものでした。ある程度収納するものが決まっている場合は固定棚のほうがスッキリと見えますし、一度収納したものを動かすことはあまりないと思います。ですが、棚を可動にすることも可能です。その場合は、棚の側板の内側にメスのネジ穴の金具をねじ込んでおきます。そこにダボといわれる金具をねじ込みその上に棚板をのせるかたちで可動が出来るようにします。ダボ穴の感覚もある程度自由に設定することが出来ますが、通常は20〜30mmピッチで上下2つづつぐらいダボ穴をあけておくことが多いです。


また、背板につきましてもご要望に応じてつけることが可能です。ソリウッドでは、背板がなくても本棚として成立する強度もだす設計をしています。ですので、背板がないから壊れやすいといったことはありません。背板をつける際に懸念となるのがせっかく本体を無垢材で製作しても、背板には合板を使わざるを得ません。これは無垢材の特質だったり、経済的な理由に起因することが多いです。そこで、背板のないオープン棚にしつつ、本が壁と設置しない工夫をすることがあります。それがストッパーです。ストッパーは、高さ20mm程度の四角い棒状のように加工し、それを棚板の後方に取り付けるようにしています。


何はともあれ、質感を損なわなくて、ここのスペースに棚を置きたいという場合は無垢材オーダー本棚を検討してみて頂ければと思います。サイズと基本的な仕様をお教え頂ければ見積りをしますので、お気軽にお問い合わせください。


賢木@吉祥寺

丈夫な本棚は無垢材で【No.1820】

長く使える丈夫な本棚は無垢材でつくるのが良いと考えています。無垢材はそれだけで強度がありますし、設計さえ間違わなければ本の重みに耐えることが出来ます。さらには無垢材の最大のメリットでもある質感の良さもあります。ですので、リビングやお気に入りのスペースにも気兼ねなく置くことができます。


ソリウッドでは無垢材を使った本棚をお客さまのご希望のサイズや仕様で製作しています。市販されている本棚の多くはフラッシュ構造という方法で作られていたり、木材を砕いた後に接着して作った木質素材を使って製作されています。特にフラッシュ構造の場合は、芯となる木を四角に組み、その上に化粧合板を被せて板状にしています。フラッシュ構造の素材は、芯があるところにしかビスなどの接合のための金具などが使えません。そのため、棚板の位置を少しづらしたりすることに対応が難しくなります。ですので、同じ大きさの本棚を大量に作るには向いているといえますが、個々のオーダーで受けるには、それに合わせて芯の位置をかえたフラッシュ構造の板を作らなければならないので、時間と手間がかかるので価格面でのメリットがなくなってしまいます。


その点、無垢材の場合は適当なサイズでカットしたり、どこでもネジ止めが出来たりします。ですので、個々のオーダーには対応がしやすくなります。


無垢材の本棚に向いているのは広葉樹の無垢材だと考えます。ソリウッドでは、ウォールナット・チェリー・メープル・タモ・ナラの5種類を定番の材としてラインナップしており、お客様の色味などに応じて使いわけています。これらの材であれば、多少表面の硬さなどに違いはありますが、十分な強度がありますので、どれを選んでも丈夫さに違いはないと思って頂ければと思います。実はこのラインナップに新しい樹種を加える検討をしています。昨今、比較的棚類を作ることが多かったタモ材の価格が高騰してきています。オーダーで製作する以上、コストの上昇はどうしても価格に反映せざるを得ません。数年前に比べると、1〜2割程度価格が上がってしまっています。そこで、少し価格をおさえる手段として何かよい材はないかと模索していて、ヨーロッパ産のカバ材に出会いました。カバ材は耳つきテーブルやテーブルの脚やベンチには度々使っている材で、強度は申し分ない樹種です。今回、材木屋さんからの紹介でフィンランド産のカバ材が手に入ったので試作品を製作しています。これが出来上がれば吉祥寺ショールームに展示し、皆様にも見て頂こうと思っています。上手くいけば定番樹種のラインナップに加えることが出来るかもしれません。


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こちらは小さめの本棚です。リビングなどに置いて書類の整理やお子様の本などを収納するには便利なサイズです。基本的な仕様として、棚は固定していますが、棚を可動にすることも可能です。可動にする場合は、ダボといわれる金属製の筒上の金具を、予め側板の内側に埋め込んでいるメスのネジに差し込みます。そこにダボの受け加工を施した棚板をのせる構造になります。ある程度の大きさがあるものは、全て可動棚にしてしまうと構造的に弱くなり、将来的に歪む恐れがあるので、どこか1つは固定棚にして箱の強度を保つ工夫が必要になります。


本棚は壁面一杯の大きな本棚も製作するこは可能です。ですが、大きいものはいくつかに分割して製作して、現地で組立てをするようにします。


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大きいものはこちらの納品事例のように分割して製作して、搬入後に組立てをします。


オーダーで本棚を作りたいという方は、ぜひ吉祥寺ショールームにお問い合わせください。ご希望のサイズと仕様、樹種をご提示頂ければ見積りが可能です。もちろん、見積りは無料です。ご要望をお聞きし、まずは見積りを出します。金額的に先に進めるようでしたら、たたき台となる図面を描いて詳細を相談させて頂くかたちで進めていきます。


吉祥寺ショールームにはオーダーの参考になる本棚がいくつか展示してありますので、雰囲気などは掴めて頂けると思います。


賢木@吉祥寺

ケヤキ材の新たな活用の道【No.1802】

ソリウッドでご注文を受けているストレートカットテーブル(四辺が四角い天板)は予め決められた6種類の樹種から選んで頂いてご注文頂くカタチになります。現在では、ウォールナット・チェリー・メープル・タモ・ナラ・クルミの6種類になります。多少、堅さや加工性の違いがありますが、テーブルとして使って頂く分には強度などは問題ないとお考え頂き、見た目の木目の出方や色味などで選んで頂ければと思います。


樹種が決まっている耳つきテーブルに対して、樹皮の部分のカタチを残して天板を製作する耳つきテーブルの場合は特に樹種が決まっているわけではありません。その時の在庫によって製作出来るものが異なってきます。比較的ご要望が多く、在庫していることが多いのは、ウォールナット材やチェリー材、カバ材やトチ材といった樹種になります。また、製作することが稀なものとしては、タブノキやチャンチン材といった普段はほとんど名前を聞かない樹種も過去には製作した実績があります。タブノキは他の樹種とは違う赤茶色の色味をしていて、非常に魅力的な天板になりました。チャンチンは、中国原産の木で、濃い赤茶色をしています。木目は非常にはっきりと出ています。現在吉祥寺ショールームに展示しているチャンチン材の耳つき天板はサイズW1650×D850で、厚みが40mmあります。独特な木目が出ていて、無垢材のテーブルらしい感じがします。


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このチャンチン材のテーブルを比較的無垢材テーブルなど木に詳しい方がみると「あれ?ケヤキみたいだね!?」といった感想をもたれる方も多いのではないでしょうか?確かにケヤキの木目の出方に似ています。そこで今日はケヤキ材について、書いてみようと思います。


木に詳しくない方でも「欅(ケヤキ)」という文字を見たり、聞いたりしたことがある人は多いでしょう。欅は街頭の街路樹として植えられていたり、公園や神社には幹の太い立派な欅を見ることが出来ます。


ケヤキは木材としては古くから、座卓やダイニングテーブルの天板、箪笥などの家具の材料として使われたり、意匠的に大黒柱などに使われてきた我々の暮らしに欠かせない木として親しまれてきました。材木の業界でも広葉樹の王様として良い板は非常に高値で取引されていた時代もありました。ところが、最近では大きな1枚板の天板の需要が少なくなってきたり、濃い色味やモダンな印象のインテリアデザインが好まれるようになったりで、人気的には低迷していると言わざるを得ません。ですが、なんともいえないオレンジ色の褐色やはっきりと堂々と現れる木目を見ているとほんとキレイな板だなと思うことが多い木です。また、ケヤキのようなはっきりとして木目が好きという方にはたまらない樹種だと思います。ソリウッドでも必ず在庫があるわけではありませんが、材木市場に2枚はぎ程度でキレイな天板になりそうなものや面白い表情をしている板があれば、競り落とすこともありますので、ケヤキをご希望の方はスタッフまでお尋ねください。


さきほど、テーブル天板としては人気が落ちてきたと書きましたが、新たなケヤキ材の活用例も出てきてます。ソリウッドでもいくつかの椅子を扱っている宮崎椅子製作所さんは少し前からケヤキ材を通常の樹種ラインナップに加えています。メイドインジャパンの椅子工房として、イタリアミラノの展示会などに出品するなど世界を視野に入れている同社ですが、日本ならではの樹種としてケヤキを選択しているのだと考えます。これまでは椅子に使うことはあまりなかった材ですが、椅子のような細かい部材にしてみるとはっきり大味な木目もあまり目立たなく、なんともいえないオレンジがかった褐色が良い味を出しています。


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現在、吉祥寺ショールームにケヤキ材のpepeチェアを展示していますが、この椅子を展示してからケヤキ材での椅子の注文が増えました。ブラックチェリーほどは濃くないけど、少し色味がある椅子を探している方にはピッタリの樹種かもしれません。


賢木@吉祥寺

ダイニングテーブルと椅子はセットで買う必要がある?【No.1799】

吉祥寺ショールームには、様々なお客様がいらっしゃいます。ダイニングテーブルとダイニングチェアを同時期に探しているかた、とりあえずダイニングテーブルを探している方、自分にあう長く座っていても疲れにくい椅子を探している方、目的は本当に人それぞれです。ソリウッドでは、創業以来中心商品としているオリジナルのダイニングテーブルを神奈川県相模湖にある自社工房で製作しています。工房は小さな工房ですので、最小限の機械、最小限の職人で日々製作をしています。以前は椅子についても自社の商品を製作していた時期もありましたが、現在は工房のキャパシティを超えてしまうため椅子の製作はほとんどしていません。その代わりに国内で製作している椅子メーカーの椅子を仕入れるカタチで吉祥寺ショールームで販売しています。現在では、徳島県にある宮崎椅子製作所、北海道津別町の山上木工が製作しているISU-WORKSブランドの椅子、腰の椅子をコンセプトにデザイン、製作されているいのうえアソシエイツのAWAZAチェアの3ブランドの20種類を超える椅子を扱っています。


お客様と話をさせて頂く中で、「テーブルと椅子はどのように組み合わせればいいのですか?」「このテーブルにはこの椅子というのはあるのですか?」といったテーブルと椅子の組み合わせに関する質問を頂くことが多々あります。


ソリウッドのテーブルはシンプルであり、見た目の主張は木のもつ木目であったり、耳のカタチで十分という考えでデザインしているので、基本的にはどのような椅子でも比較的合わせやすいようになっていると思います。ですので、ダイニングセットとか、このテーブルにはこの椅子といったことはなく、自由に好みの椅子を選んで頂ければと思います。


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では、椅子のデザイン以外の部分はどのように考えればいいのでしょうか?


一般的にはダイニングテーブルと樹種を合わせた椅子を選択するケースが多いように思います。ただ、これも絶対というルールは存在しませんので、テーブルも椅子も色が濃いウォールナットで合わせてしまうと暗くなりすぎてしまうということもありますので、その場合は少し色のトーンが明るめのチェリー材などの椅子を選ぶことも問題ないです。また、クルミ材やクリ材、トチ材のようにダイニングテーブルとしては選択することが出来るけど、椅子はあまり製作されていない樹種もあります。ソリウッドで扱っている3ブランドでもこれらの樹種の椅子はラインナップにありません。その場合は、似たような色味の樹種を選択することで統一感は出せますので、同じ樹種にこだわる必要はないと思います。例えば、クルミ材のテーブルの場合、椅子はナラ材と組み合わせるとあまり違和感はありません。トチ材の場合は、白っぽいトーンで合わせるならメープル材、少し落ち着いた組み合わせにしたいならナラ材の椅子を選ぶといいでしょう。


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デザインと色味の次ぎはテーブルの高さと座面の高さについてもチェックしてみてください。ソリウッドで扱っている椅子の中でも椅子の座面高は微妙に違います。だいたい410mm〜430mmのものが多いですがなかにも440mmといったものもあります。決まったセットである場合、テーブルと椅子の座面高はすでに合うようにセットされていることがほとんどだと思いますが、自由に選択出来る場合はお互いの高さがあっているかを確認してください。その際に目安となるのが差尺の値です。差尺とは、テーブルの天板の上の高さの数値から椅子の座面高の数値を引いた値をさします。テーブルの高さが700mmで椅子の座面高が420mmの場合、差尺は700から420を引いた280mmになります。一般的な日本人の体型の場合、人間工学的に差尺が280mm〜300mmが快適に使えるとされています。


ダイニングテーブルと椅子をご検討されている方は、参考にしてみてください。


賢木@吉祥寺

オイル仕上げの棚について【No.1795】

ソリウッドではご注文を受けて、無垢材家具を製作していますが、その中心はストレートカットや耳つきテーブルといった無垢材テーブルと本棚やテレビボードなどの置き家具です。テーブルの場合は、オイル仕上げとウレタン塗装のどちらかを選んで頂いています。ダイニングテーブルの場合は、仕上げの違いによって、普段のお手入れやメンテナンス方法が変わってきます。オイル仕上げの場合は、水に対する対処がまるっきり変わるので、食事をすることが多いダイニングテーブルの場合、ウレタン塗装のほうがよいという方もいらっしゃいますので、基本的にはお客様のライフスタイルや価値観などによって、仕上げの方法を選んで頂いています。


本棚やテレビボードなどの首脳の場合、テーブルのように食べこぼしや水に濡れたものを置く可能性がテーブルに比べ極端に低いと思います。そのため、着色を希望でない以外はオイル仕上げを前提に見積りなどの提案をさせて頂いています。オイル仕上げに使うオイルは、植物性のオイルを中心として有害な化学物質を含まない原料で出来ています。オイル仕上げは、木材の表面に染み込ませて木部を保護する仕上げ方法なので、実際に手に触れる部分は木材ということになります。この点がウレタン塗装と最も違う点です。ウレタン塗装の場合は、プラスチック性の塗膜を木材の上にはって木部を保護する塗装方法です。そのため、ウレタン塗装で仕上げた家具は表面がプラスチックということになりますので、オイル仕上げと比べると肌触りがのっぺりとした感じをしています。ソリウッドでは、棚類も背板や引出しの底板などを除き、すべて無垢材で製作しています。せっかくの無垢材ですので、木本来の肌触りを堪能して頂きたいということもありオイル仕上げを前提としています。


ただし、さきほども少し触れたように着色をご希望の場合は、ウレタン塗装を施しています。オイルでも着色成分が含まれてオイルも販売されていますが、木の樹種によって色の出方が違ったり、木目によって色がつくところとつかないところがでてきて、それが色ムラになってしまうことが多々あります。また、オイル自体に着色成分がすでに入っていますので、細かい色の調合が出来ないので、細かい色をつくることが出来ません。そのため、今使っている家具の色味にあわせて新しいものを作るといったオーダーに対応することが難しいです。そういった理由もあり、着色オイルは原則的に使用していません。ウレタン塗装の場合は着色と塗膜をつくる作業が別になりますので、着色材の細かい調合が可能です。樹種によっては多少色ムラは生じますがオイルに比べると断然キレイに仕上がります。着色をご希望の場合は、


オイル仕上げの本棚やテレビボードの棚類のお手入れについては、乾いた布で表面の埃は払うように乾拭きするだけで十分です。拭いただけではとれない汚れなどがついた場合は、軽く濡らした布に台所用などの中性洗剤を数的垂らして汚れ部分にこするようにして拭き取ってください。こうすることで、通常使用で出来た汚れなどには対応が可能です。乾拭きをしていればオイルが抜けることもありませんので、ダイニングテーブルのように定期的にオイルを塗ったり、紙ヤスリで染みをとり、その上からオイルを塗るような補修作業をする必要はほとんどありません。


オイル仕上げの場合はクリアなオイルを浸透させるので、濡れ色にはなりますが、出来上がりの色味は元々の木の色味が仕上がりの色味となります。濃い色味だと、ウォールナット材、明るい色味だとメープル材、その間の色味でオレンジがかった茶褐色になるチェリー材、木材らしい黄色味が強い茶褐色のタモ材とナラ材といった樹種で製作することが出来ます。


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こちらはウォールナット材で製作した棚です。


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こちらは最も白っぽい樹種のメープル材で製作したテレビボードです。


お見積りを依頼する際は、ご希望のサイズや仕様、希望の樹種をご連絡ください。まずは、見積金額をお伝えして、先に進めるようでしたら図面を描いて詳細な寸法や仕様をご相談させて頂き、最終図面を描いていきます。


賢木@吉祥寺

無垢材テーブルのメンテナンスに関するよくある質問【No.1789】

昨年の大晦日のブログエントリーで2016年に多く読まれたブログエントリーを瑞木@相模湖がまとめていますが、その中で1番読まれているのは、オイル塗装の無垢テーブルをメンテナンスしよう!というものでした。お店でお客様と話をしている中でもよく聞かれるのがオイル仕上げのメンテナンスについてです。そこで、今日は無垢材テーブルのメンテナンスについてよくある質問とその回答をまとめてみます。


オイル仕上げとはどういった仕上げですか?

→無垢材家具のオイル仕上げとは、家具用のオイルを木部の表面に浸透させ木部を保護する仕上げ方法です。オイルを塗ることで見た目的にも艶がでて、しっとりとした肌触りに仕上がります。よくオイル仕上げとともに選択できる仕上げ方法としてウレタン塗装というものがありますが、ウレタン塗装の場合は、プラスチック性の塗膜で木部をコーティングする塗装方法です。そのため、ウレタン塗装の場合は実際に触れるのは木ではなくプラスチックの樹脂ということになります。オイル仕上げとウレタン塗装のもっとも大きな違いはこの点です。また、ウレタン塗装は無垢材ではない木質素材を使った家具でもよく使われる手法です。オイルについては、オイルを浸透させるので、ある程度の厚みがないと浸透しません。また、メンテナンスの際に紙ヤスリで表面を削ることもあるので、無垢材以外では難しく、無垢材ならではの仕上げ方法ともいえます。


オイル仕上げに使われるオイルとはどんなものですか?

→家具の仕上げに使われているオイルは、天然のオイルを中心に家具用に調合されているオイルです。ですので、スーパーなどで販売されている食用のオイルとは厳密には違うものです。多く普及しているのはドイツ製のもので、日本でも比較的簡単に手に入れることが出来ます。メーカーによって含まれている成分が異なりますが、自然のものを使う、環境にも人にも優しいというコンセプトは各社共通しています。多くの家具用オイルは、植物のアマから搾取された亜麻仁油を主原料として、有害な化学物質は使用していないものです。


オイル仕上げの家具は手入れが大変だと聞きますが・・・実際はどうなのでしょうか?

→普段のお手入れは乾拭きや固く絞ったふきんで表面を拭いてください。オイル仕上げの表面の肌触りを保つには、水分をなるべく使わない点がポイントです。とはいえ、食卓として使う場合はそうも言っていられません。1年ほど使用しているとよく使う部分の表面がかさついた状態になってくることがあります。表面がカサついてきたら、オイルの補充をして頂くと再び艶が戻ります。ダイニングテーブルの場合、1年〜2年に1回ぐらいオイルを塗るメンテナンスをすることをオススメしています。


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オイルを塗る際は、家具用のオイルを綿100%の布に浸して、テーブルの表面に塗っていきます。オイルを塗ると、塗った部分の色が少し濃くなりますので、それがオイルが染みている合図だと思ってください。テーブルの全体をムラなくオイルが行き渡るようにしてください。全体に塗り終わったら、何もついていない布で表面に残っているオイルをしっかり拭き取ってください。この拭き取りをしないと乾きが悪かったり、ムラになる原因となりますので、気をつけてください。オイルを塗る作業自体は難しいものではありませんが、テーブルをキレイに保ち続けるのはなかなか難しいと思いますので、メンテナンスをする必要は出てくると思って頂くと良いと思います。


オイル仕上げの家具のメンテナンスについては、今度の日曜日1月8日(日)に吉祥寺ショールームでメンテナンス講座を開催します。時間は14時から30〜40分程度になります。オイル仕上げの小さめのテーブルを実際にメンテナンスする様子をご覧頂くことが出来ます。メンテナンスはこんな感じでやるんだということが把握頂けると思います。ご予約頂かなくてもご参加頂けます。興味のある方はぜひご参加ください。


賢木@吉祥寺

無垢材テーブルを比較検討する際に注目すべきポイント【No.1781】

無垢材テーブルをお探しのかたはまず木の種類やテーブルのデザインといったところから探す方がほとんどだろうと思います。まずは、Googleなどの検索エンジンで「希望の樹種 無垢材テーブル」などのキーワードで探す方も多いでしょう。検索の結果、好みのものをいくつかピックアップしてさらに調べ、比較検討するというプロセスをたどる方も多いと思います。ネットの情報だけでは不十分なので、実際の店舗を訪問して検討される方もいらっしゃると思います。


いくつかの家具屋さんを調べてみると、同じ樹種のテーブルで、見た目は似ていても価格に違いがあったり、構造的に全然違うものがあったりします。中には詳細な説明なしで、価格だけ表記しているなんてこともあります。


そこで、一見すると同じように見えるテーブルでも、どういったところを見比べればいいのか、どういったポイントをみるべきなのかを私なりにまとめてみます。


テーブルの違いは天板の裏にある

無垢材のテーブルはいまやいろんな家具工房が製作をしていて、いろんな家具屋さんで販売がされています。そんななかで、しかっりとしたものを選びたいと思っている方がほとんどでしょう。無垢材テーブルは、天然の木材を使用していますので、木目などはひとつひとつ違いがでます。でも、同じ種類の木材であればある程度仕上がりは想定できます。オーダーを受けてから製作する場合も多く、店舗でみたテーブルの木目とは違うものを購入することがほとんですので、細かな木目などは納品のときにわかる場合が多いと思います。ですので、木目という見た目で選んでしまうと、当然同じ木目のものが届くわけではありませんので、こんなはずじゃなかったといった後悔の念が生じることにもなりかねません。


そこで、見た目の問題よりは、もう少し踏み込んだ内容で比較検討をされるの良いと考えています。無垢材テーブルで作り手による違いが出やすいのが、天板の裏側です。天板の裏側と聞くだけでは、木材なので、裏も表も同じだと思われがちですが、ここでは木材の裏側ではなくテーブル天板の裏側に着目してみます。


実は、天板の裏側は作り手(メーカー)の違いが最も顕著に現れる部位でもあります。それは、作り手が考えていることが如実に影響があるからです。無垢材テーブルの天板の裏をチェックするポイントを2つ挙げてみます。


ひとつは、天板と脚がどうのようについているのか?という点です。天板と脚がどのようについているのかを確認する理由は、天板と脚の付け方がぐらつきや将来的な利便性に大きく影響をしているからです。天板と脚が、一本の脚につき複数のボルトでとまっていれば、ぐらつきなどが起こりにくいと考えます。よくあるタイプとして、脚の先にネジがついていて天板裏にねじ込むというものがありますが、しばらく使っていると少し緩みがでてガタつきの原因となる場合があります。緩んだ場合、再度ねじ込めば一時的に解決となりますが、しばらくするとまた緩んでくる可能性が高いです。


天板と脚が簡単に外せるか、また何度も組み立てることが可能かというのも、チェックしておきたいポイントです。中には一度組み立ててしまうと、再度組み直すのが難しいというテーブルもあります。はじめからそこにずっと置くことがわかっている場合はそれでも問題ないですが、将来的に置く場所を変えるとか、引っ越しをする可能性がある場合は避けたほうがよいでしょう。


ソリウッドでは、プレート付けという方法で天板と脚を取り付けています。この方法を採用している家具メーカーは多くないと思います。


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ですが、機能面を考えると非常に有能で、取り外し、組立てが用意に出来る、1つの脚につき4箇所以上をボルトで固定が出来る、様々なデザインの脚に対応が出来るというメリットがあります。デメリットは、せっかくの木の天板なので、金属は使いたくないという方もいらっしゃいますが、この方法ではそのニーズにお応えすることが出来ません。


続く


賢木@吉祥寺

ウォールナット材より濃い色のテーブルが欲しいのですが・・・【No.1761】

「ウォールナットより濃い色味の無垢材テーブルが欲しいのですが、どういった樹種がありますか?」


吉祥寺ショールームで店番をしていると、たまに頂く質問です。この質問、答えるのが難しいというか、申し訳ない気落ちになる質問の1つです。ソリウッドでご注文を受けているテーブルのほとんどはオイル仕上げにしろ、ウレタン塗装にしろ、着色をしていないテーブルがほとんどです。ということは木が本来持つ色がそのままテーブルの色になるということになります。厳密にいうと、素地を仕上げた木材にオイルなどを塗ると木材が濡れたときのように、少し艶がでて色味がはっきりするといった感じで色の変化はあります。ですが、着色をしているわけではないということです。


ということで、色味の濃い無垢材テーブルということになると、色の濃い樹種ということになります。質問にあるウォールナット材は一言でいうとこげ茶色をしています。ですが、徐々に色が抜けてくるような感じになり、最終的には赤茶よりの茶色になります。ウォールナット材はこの濃い色味やスベスベの肌触りが魅力で、いまでは人気No.1の素材といってもいいでしょう。


ウォールナットより木材は存在することは存在します。その代表格は黒檀です。黒檀はカキノキ属カキノキ科の熱帯性常緑樹です。英語ではEbony(エボニー)といいます。木質としては非常に硬く、名前に違わず黒に近い色味をしています。黒檀は昔から銘木として使われ、家具や仏壇や楽器などに使われてきました、ピアノの黒鍵にも使われていました。黒檀の中でも黒いものは非常に高価なものとして重宝がられていますが、流通量はそこまで多くありません。また、大きな板も少ないため、テーブルに使われることはめったになくなりました。ネットで調べてみても新しいものを販売しているところは少なく、オークションに出品されているそこまで大きくない座卓などでも20万円を超えるものがいくつもでてきます。


という状況なので、ソリウッドでも黒檀でテーブルを製作することはありません。ですので、初めの質問に答えるとなると「樹種としては黒檀などの色が濃い木材はありますが、テーブルとして製作できるものはありません」ということになります。


とはいえ、最近の住宅事情をみると、色の濃いドアなどの建具をよく目にします。こうした色の濃い建具に合わせようと思い、同じく濃いテーブルを検討するのも必然だと思います。これらの建具なども、濃い無垢材をそのまま使用しているものはほとんどなく、着色をしたり、濃い木目をプリントしたものを表面に貼ったりしたものがほとんです。


もし、ソリウッドで色の濃いテーブルを製作するとなると、黒く着色したものということになります。着色をする場合は、着色料で色をつけて、その上からウレタン塗装を施します。こうすることで、色の薄いタモ材やナラ材でも黒いテーブルにすることが可能です。ですが、やはり着色をしているので、自然な木材のなんともいえない色味というものはなくなってしまいます。また、樹種によっては上手く塗料がのらなかったり、導管に塗料が沢山はいって色ムラがでてしまうこともあります。また、ウレタン塗装を施すと、10年15年使用してくると、表面のウレタンが徐々に劣化してきて剥がれてきてしまいます。特にテーブルだと、毎日ものを置いたり、動かしたりするので他の家具よりはるかに剥げてくる可能性が高いです。そのため、着色した無垢材テーブルを現在ではあまりオススメはしていません。テーブル以外の本棚や収納については、着色ウレタン塗装で製作することもあります。


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こちらは、以前納品した濃い色に着色して製作した本棚です。これも色の薄いナラ材を着色しています。当然ですが、ナラ材の元々の色味とは違い、黒に近い色味になります。


賢木@吉祥寺