家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具製作の最近のブログ記事

ソリウッドの吉祥寺ショップと相模湖工房【No.2202】

ソリウッドは会社の正式名称は、ソリウッド・プロダクツ株式会社と言います。製作拠点となる工房は神奈川県相模原市にあります。相模原市は数年前に近隣自治体が合併し、面積も大きくなり、人口も増えました。今では政令指定都市となっています。ソリウッドの工房があるのは、合併前の相模湖町で現在は相模原市緑区にあります。緑区はその名の通り、相模原市の中でも緑の多い地域です。工房の近くには、最近ではイルミネーションの時期などには大勢の人が訪れるレジャー施設などがありますが、普段は静かで音などが出ても大丈夫なのどかな地域です。この工房には最新設備とはいきませんが、NCルーターなど家具製作をする上で必要な機械は整っています。


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また、自前で設置した木材の低温乾燥機を数年前から稼働させ、乾燥から製作まで一貫して行うことができます。こうすることにより、コスト削減を実現し、良質の家具をよりお求めやすい価格でお届けする環境となっています。


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一方、販売の拠点は東京都武蔵野市にある吉祥寺ショップが一手に担っています。JR中央線、京王井の頭線の吉祥寺駅から徒歩7分ほどのところにあります。東急百貨店北側から、三鷹方面に伸びる大正通りに面しています。大正通りは、東急裏エリアとして吉祥寺の街を紹介するメディアにも登場し、個性豊かな小規模な商店が集まるエリアとして注目も浴びることもあります。ソリウッドは吉祥寺で産声をあげた家具工房です。昭和60年代まで今の吉祥寺ショップの裏にあたる場所に工房がありました。そこでは今の相模湖工房と同じで平日はご注文を受けた家具の製作を行い、週末には趣味で木工を楽しむことを主な目的とした木工教室を開催していました。その後、機械の音などの問題があり、吉祥寺の街中で工房を続けることが難しくなったので、今の相模湖工房に工房機能を全面的に移転させた経緯があります。吉祥寺ショップは開店から40年ほど経ち、吉祥寺の中でも古株のお店になりつつあります。創業当初は建物の1階にありましたが、現在では同じ建物の2階にショップを構えています。


吉祥寺のショップではソリウッドの相模湖工房で製作するテーブルや棚が展示されています。基本的にはオーダーで製作することになるので、吉祥寺ショップにある家具の多くはこういった感じでできるよといったサンプル的な扱いになります。その他には現品で販売するテーブルも最近では数が増えてきました。これはその名の通り、すでに完成されたテーブルの現品をそのままお客様にお届けするカタチで販売するものです。今日現在で4台の現品が販売の耳つきテーブルが展示販売されています。現品販売のテーブルの良いところは、家に届くそのものが現物で把握いただける点です。オーダー製作では、使用する板がお任せであったり、加工する前の板で判断しなければいけません。ですが、現品であればそのものを見ているので不安な状態でおまち頂くということもありません。今後はなるべく現品販売のテーブルも選択肢として多く示されば良いなと思い、現在計画をしています。とりあえず、明日2月23日には、現品販売をするストレートカットテーブルが登場する予定です。こちらも楽しみにしていただければと思います。


ソリウッドの吉祥寺ショップには、ソリウッドのオリジナルのテーブルや棚の他に、他の工房で製作されている椅子もご注文頂くことができます。現在、扱いのあるのは、宮崎椅子製作所、ISU-WORKS、いのうえアソシエーツの3つのブランドの椅子になります。これらは、いずれも無垢材を中心とした椅子で、生産も日本内で行っているものです。それぞれ、特徴のある椅子があり、木の椅子の購入を考えている方にとっては、多くの椅子に座れる環境になっています。実際に腰掛けてみて、肘掛けがあった方がしっくりくるのか、肘掛けがなくてもリラックスしてくつろげるかなど、実際に使うシーンを考えながら選ぶことができます。また、座面にはるファブリックも悩みどころだと思います。


上はインスタへの投稿写真ですが、宮崎椅子製作所の椅子は選べるファブリックも豊富です。もともと、数はたくさんありましたが、この冬さらに新しい布も投入されています。吉祥寺ショップには、あまり大きいものではありませんが、上述の3つのぶらんどの張り地サンプルは用意しています。張り地の詳細なテクスチャーや触り心地はネットで写真を見ただけではだいぶ印象が違います。こちらも実際に触れて体感して見てください。


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ソリウッドの無垢材ベンチ【No.2201】

ソリウッドの吉祥寺ショップで販売しているメインの商品は、耳つきと耳をカットした板から作るストレートカットテーブル、宮崎椅子製作所、ISU-WORKS、いのうえアソシエーツの3つのブランドの木製椅子が挙げられますが、密かに人気なのが無垢材ベンチです。


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こちらが定番デザインの無垢材ベンチです。


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デザインの特徴は大きく2つあります。一つ目は、座面の角度です。3枚の無垢板をはぎ合わせて座面を構成していますが、両端の2枚がそれぞれ斜めにカットしてあります。斜めにカットしているのは、座り心地を重視しているからです。端の板を斜めにすることで、太ももの裏をしっかりと支えてくれます。もし、端の板もまっすぐだと板と太ももに隙間ができ、フィット感がありません。ベンチをデザインする上で、座り心地を左右するのは、太もものフィット感ではないかと考え、このような端2枚の板を斜めにするデザインに行き着きました。木製のベンチを検討されている方は、ぜひ座って確かめて頂きたいと思います。


二つ目のデザインの特徴は、板状の脚です。ベンチの場合は、このような板状の脚か椅子のように4本の脚で支えることが多いと思いますが、見た目の好みで板脚を採用しています。板脚の方が見た目の重厚感も出ると考えています。


こちらの無垢材ベンチですが、木の種類は選んで頂くことができます。現在は、ウォールナット材、チェリー材、メープル材、ナラ材、タモ材の5種類がラインナップされています。樹種によって、金額は異なりますが、基本的な作りやデザインは同じです。ですが、サイズにつきましては、長さ方向と座面の高さはお好きな寸法で製作致します。ベンチのサイズについても、少し悩まれる方がいらっしゃると思います。使い勝手を考えると、ダイニングテーブルの脚と脚の間に治る寸法が良いと思います。その場合、テーブルの脚と脚の間の寸法を計測し、その数値から出し入れの際の余白となる100mmを引いた数値が適したベンチの長さと思っています。


ソリウッドの定番のダイニングテーブル(脚のタイプが80mm角4本脚のType ST)の場合、脚はテーブルの端から15mm奥まったとことについています。そうなると、デフォルトの仕様では、脚と脚の間が1310mmとなります。そこから100mmを引くと1210mmになります。ちょっと半端なので、通常はW1500のテーブルの場合、W1200のベンチをオススメしています。他のサイズのテーブルも同じように計算ができますが、おおよそ、テーブルの長さから300mmを引いた数値がベンチの長さの目安と覚えて頂いても良いと思います。テーブルがW1350であれば、ベンチはW1050mmといった具合になります。


ソリウッドの定番ベンチでは、座面の仕上げが2つ用意されており、ご注文時にお選び頂く形になります。一つはテーブルの天板と同じく平滑に磨き整えるフラット仕上げです。見た目的には、特筆するところはない標準的なものになります。座面がツルっとしていますので、座った際に若干、滑る感覚があるかもしれません。もう一つの座面は、座る部分にあえて刃物で傷をつけ、その上から傷が消えないように磨きをかけ、ささくれなどが出ない状態にしてあるテスクチャー仕上げです。テクスチャー仕上げの場合は、傷をつけることで滑り止めの効果も期待できます。この二つの仕上げ方は、見た目と座面に手を触れた際の質感の違いが主です。


無垢材ベンチもオーダーを受けてから製作します。そのため、ご注文頂いてから2ヶ月ほどでのお届けとなります。ご興味のある方は、ベンチのサイズとご希望の樹種を吉祥寺ショップまでご連絡ください。見積りを提示いたします。


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「ここに欲しい棚」を製作します【No.2188】

ソリウッドがオーダーで製作する棚、収納のコンセプトは「ここに欲しい棚を製作する」です。たくさんの本を収納できる本棚が欲しい、リビングに本や書類を整理する収納が欲しい、デッドスペースにもなりがちなニッチなスペースに棚を置きたいといったご要望がある場合はぜひご相談ください。ソリウッドは無垢材にこだわる家具工房ですので、棚や収納も基本的には無垢材で作ります。無垢材を利用した棚は、丈夫であるので長く使うことができます。また、見せる収納をお考えの場合は無垢材の質感の良さがお部屋に暖かく高級感のある印象を植え付けます。オーダーでの製作となるため、コストを削減する要素が少なくなってしまうため、既製品に比べると価格はどうしても高くなってしまいますが、その代わりに丈夫で質が高く、サイズもご希望に沿ったものをお届けすることができます。


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以前製作したニッチスペースにピタリとハマるサイズで製作したタモ材の収納棚です。下の部分には扉と引出しをつけて、上部分はオープンな棚になっています。オーダーであればこのように仕様の指定も細かくできます。


本棚や収納は欲しいという場合は、吉祥寺ショップに見積りなどの問い合わせをしてみてください。見積りはもちろん無料です。おおよそのサイズ、樹種、仕様をお知らせください。


樹種につきましては、定番として扱いのある5種と今ならフィンランドバーチという木もお選び頂けます。色味的に最も明るいのメープル材とフィンランドバーチ材です。この2種はどちらも白っぽい色になりますが、メープル材の方がやや艶のある感じがします。価格的にはフィンランドバーチにやや部があるので、コスト面を重視するならフィンランドバーチが候補の筆頭に挙げても良いでしょう。この2種よりやや茶色がかった色味をしているのがタモ材とナラ材です。この二つは木目が割とはっきりとでて、木っぽい感じが最もします。棚を製作する際に最も多くご注文頂くのがタモ材です。見積りの際に特にご希望がない場合はタモ材でまずは算出して提示をしています。やや赤みのある茶褐色になるのが、チェリー材です。ここ最近では人気も高い樹種です。時間が経つにつれ色が濃くなるので、熟成感が出てくる木です。最も色が濃いのがウォールナット材です。色が濃いので落ち着いた雰囲気の棚・収納になります。また、高級感が漂う印象です。もちろん、人気もありますが、近年の価格の高騰で、他の樹種と比べると割高感がある金額になってしまいがちです。


仕様については、「棚板を固定にするか可動にするか」「背板が必要かいらないか」といった点についてご希望をお知らせください。強度を考えると棚板を固定した方がより頑丈になりますが、収納するものが決まっていないという場合は、可動にしておいた方が利便性は高いでしょう。本棚のようにある程度入れるもののサイズが決まっていて、一度納めたら頻繁に場所を入れ替えないものであれば、固定もオススメです。強度の他に、棚板を固定する金具を取り付けるダボ穴が見えないので、見た目的にもスッキリします。


背板は棚の背面に取り付ける板です。普通の本棚であれば背板をつけない方が多い気がします。背板は基本的には合板を使います。そのため、パーテーションのように部屋を区切るような使い方をするのであればない方がデザイン的には背板がない方が良いでしょう。本棚で本をきっちりと整然としたいなら、全面を覆う背板でなくて、20mmほどの高さがあるパーツをつけるといった方法もあります。ソリウッドではストップパーという呼び方をしています。このストッパーがあれば同じサイズの本であれば背表紙は揃いますし、後ろに本が落ちてしまうということも避けられます。


収納については、「引き出しや扉が必要か?必要であれば数と配置をお知らせください。一つ一つ手仕事で製作するため、引出しや扉はどうしても手間がかかってしまいます。そのため、価格的にも引出しや扉がないものに比べるとワンランク上の価格帯になってしまいます。


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「ここに棚・収納は欲しい」という方はお気軽にソリウッドまでお問い合わせください。



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ダイニングチェアを選ぶポイント【No.2187】

ダイニングチェアとは、その名の通り食事をする際に座る椅子ということになりますが、デザインやサイズなど様々なバリエーションがあり、いざ選ぶとなるとどう選んでいいか悩んでしまうこともあるかと思います。ソリウッドでは、国内で生産されている木製のダイニングチェアを20種類以上扱っていますが、デザインは全て違います。価格帯は、1脚4万円代から10万円を超えるものまで幅も広くなっています。今日のブログでは、ダイニングチェアを選ぶ際のポイントとなる点を挙げていきます。


座り心地で選ぶ

ダイニングチェアは毎日食事をする際に腰掛ける道具です。1日に一回は必ず座ることになるでしょう。ですので、見た目のデザインも大事ですが、それだけでなく座り心地という点も重要になります。しかし、座り心地というのは人それぞれの感覚になるので、絶対的な指標となるべきものがありません。自分にとって座り心地の良い椅子というのは、たくさんの椅子に座ってみて段々わかってくるということもあるので、まずはご自身でひたすら座ってみるのが良いでしょう。座る際に、いくつか気にしておくと良い点があります。


背中があたる位置

私個人的には、背中を支える背の部分がしっくりくるかが座り心地に大きく影響すると考えています。腰が当たる部分がある程度の幅があり面で支えてくれるものが安心感があります。腰をかけた際に、背中や腰に点で当たる感じがある場合は長い時間座っていると、その部分が少し痛くなることがあります。


座面の硬さ

座った時にお尻と裏ももを支える座面の硬さも椅子によって全然違います。座った際に、沈み込むような感じになる柔らかいものもあれば、反発を感じるような硬い座面もあります。これもどういったものがしっくりくるかの好みの問題になると思います。一般的に木の座面よりはクッション性のあるウレタンフォームを布や革で覆った座面の方が柔らかくなります。食事をするだけの短い時間でしたら、木の座面でも全く問題はありませんが、長時間座って本を読むとか団欒するといった場合はお尻が痛く感じてくることがあります。長い時間座るということが多いのであれば、クッション性のある布座もしくは革座を選択するのが良いでしょう。


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上の画像の椅子はTACチェア(ISU-WORKS)の板座です。お尻の形に合わせて中心部分をほり込んでいるので座り心地も悪くありません。


肘掛けがあるかないか

ダイニングチェアのデザインには肘掛けがあるものとないものがあります。これもどちらが良いというものではなく、それぞれ特徴があります。見た目やすわり心地だけでなく、機能面での違いもありますので、しっかりと違いを把握しておくことが必要になります。


肘掛けのない椅子は、実際に座ってみると肘掛けがないことでどうしようもないくらい不快に感じたり、座り心地が悪いといったことは感じないと思います。肘掛けがあるなしを比較しない限り、デメリットはないかもしれませんが、肘掛けがある椅子に比べると、リラックス度でやや劣る、立ち上がる際に支えがないので、立ち上がるのが少し大変といった点が挙げられます。逆に、見た目がシンプルで重量が軽い、価格が安いといったメリットもあります。さらには、肘掛けがない分、横幅は短くなる傾向にあるので、テーブルの脚と脚の間が狭いといった場合には、重宝します。


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Hakuチェア(宮崎椅子製作所)

肘掛けがあると、やはりゆったりと座ることができます。食事をするだけと考えると肘掛は必須ではないですが、やはりあると落ち着くという感覚は多くの方が感じるところでしょう。食事をするだけでなく、本を読んだりテレビを見たりする際にも座るということであれば肘掛けがあった方が便利です。肘掛けも肘掛けが前脚までがっつりあるものと、途中までしかないタイプがあります。途中までのタイプの方が座ったり立ったりする際に椅子を引く距離が少なくて済むので、そういった機能面を求める場合は肘掛けが途中までのタイプの方が良いでしょう。


賢木@吉祥寺

あえて輪染みをつけたテーブルの展示始めました【No.2184】

ソリウッドでは、テーブル選び方講座とオイルメンテナンス講座の二つのミニセミナーを行っております。テーブル選び方講座はすでに50回の開催を超え、多くの方にご参加頂き感謝しています。その中では、座って話を聞く他にオイルメンテナンスを実践をしています。テーブル選び方講座では、簡単ではありますが一連のメンテナンスの流れをやっているところを見てもらっています。メンテナンス講座はそれに特化したセミナーになります。その中で、メンテナンスをするものは小さい丸テーブルやベンチを使ったきましたが、今回専用のテーブルを用意しました。スペースなどの関係でこれまでやりたいと思っていながらも実現していませんでしたが、今のところ常設で輪染みなどを意図的に作ってあるテーブルを置いて見ることにしました。これからはこのテーブルの半分づつぐらいをセミナーごとにメンテナンスしていく予定です。早速ですが、輪染みをつける為にガラスのコップを水に濡らして二日間そのままにしておきました。コップをとった後でもその部分は濡れていたほどビシャビシャな状態にしておきました。普段の生活ではあまりこういった状況にはならないかもしれませんが、今回は染みをつけることが目的なのであえてしてみました。


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テーブルにこんな感じで染みができました。撮影した時間が夕方だったので、あまり目立っていませんが、昼など明るい時間ではもう少し目立つ感じの染みです。今回のように新しいテーブルにこのような染みができてしまうと「やってしまったなぁ」と嘆いてしまうかもしれませんが、オイル仕上げの場合はリフレッシュさせることができるのであまり落ち込まないでもらいたいと思います。染みができてすぐメンテナンスをすることもできますが、もう少し他に食べこぼしなどによる染みができてからでも大丈夫ですので、焦らないでください。


今後このテーブルは、毎日水拭きをして、醤油などの染みになりやすいものも積極的にこぼして生活感のあるテーブルにしていくつもりです。講座に参加されない方でも来店して頂ければご覧いただけるところに置いてあるので、オイル仕上げのテーブルを何も気にせず使うとこうなるのかということをある程度把握いただけると思います。今回つけた輪染みは、これからつくであろう染みと共に2月11日(日)と2月25日(日)に開催するテーブル選び方講座で紙やすりをかけてオイルを塗るメンテナンスを実践してリフレッシュさせたいと思いますので、興味のある方はぜひ講座に参加してみてください。10分程度の作業で目に見える効果が出せると思っています。


講座でも何回か質問を頂いていますが、ソリウッドではリボス社というドイツのメーカーの家具用オイルを使用しています。これは市販もされているものです。ソリウッドでテーブルをご購入頂いた方にはオイルを1ビンおつけしていますので、まずはそれを使って頂ければと思います。メンテナンスに使うオイルはそれほど量は必要ないので、おつけするもので、テーブル全体を塗ったしても2〜3回は塗ることができる量です。もちろん、市販もされていますが、どこのホームセンターでも取り扱っているようなものではないので、買う場合はネット通販を利用するのが確実かと思います。同じようなオイルとしては同じドイツのオスモ社、アウロ社、プラネットカラーといったものも販売されています。着色成分の入っていないクリアなものであれば、これらのものでもメンテナンスに使えますが、メーカーによって臭いや同じ量で濡れる面積など細かい点では違いがあります。


最後にメンテナンスの際の注意点も書いておきます。オイルは綿100%の布で染み込ませるように塗っていくのが最も簡単ですが、オイルがついた布を次も使おうとそのままにしておくと、工場など量を多く使うところでは簿や騒ぎになるなどの事例が出ています。これは空気と反応して熱を持つ性質があるからです。ですので、オイルが染みた布はそのままにせず、水でジャブジャブに濡らしてそのまま生ゴミとして捨ててください。次回以降は古くなったTシャツなどを使って頂ければと思います。


賢木@吉祥寺

テーブル選び方講座に参加頂いている方【No.2181】

ソリウッドでは定期にテーブル選び方講座というミニセミナーを開催しています。前回は1月28日(日)に開催をしたのですが、それが50回目でした。自分では回数については全く意識をしていなかったので、もう50回にもなるのかというのが正直な感想です。ここまで続けることが出来たのも、出席頂いた皆様のおかげです。毎回、少人数ではありますが、その方がソリウッドらしくもあり、参加される皆様も不安に思っていることなど質問もしやすいのではないかと思っているので、2018年もしばらくこれまで通りのスタイルで進めたいと思います。


とはいうものの、少しずつ話す内容は変わってはきています。先日の第50回では、座席に座って聞いて頂くセミナースタイルの後に、皆さんで店内を周り、店内に展示してあるテーブルや椅子などを紹介しつつ、樹種の特徴や違いなどを説明するツアー形式も導入してみました。個人的にはこのツアー形式でも少しは役に立つ話ができるのではないかと思っているので、今後も引き続き取り組んでいこうと思います。


各回の講座が終わった際に簡単なアンケートを実施しておりますが、その中の項目からどのような人がどのようなことに興味を持っているかを少し紹介します。


・テーブルの購入を考えている理由

ご参加頂いている方の多くが住宅の購入を機に、住宅のリフォームを機にという項目にチェックをしています。やはり、住宅環境が変わるのを機に無垢材テーブルの検討をされるという方が多いようです。特に新築の戸建てを建てるといった場合は、木材については柱や床材など家具以外でも何かしらの選択を迫られることがあると思います。この講座で話をしている木材については家具だけではない一般的なものも含まれていますのでそのあたりでも参考にして頂けると思います。


・無垢材テーブルを検討する際に、どういった情報は欲しいか?

これについては、商品の特徴・素材のこと・メンテナンスのことの3つの項目にチェックが集中している傾向にあります。特にメンテナンスについては気になる方が多いようです。テーブル選び方講座では、実際にオイルメンテナンスの実践を小さなテーブルやベンチを用いて行っております。アンケートの自由記入欄でも、このメンテナンスの実践に関するコメントを頂くことが多く、関心の高さが伺えます。メンテナンスというと、難しい、失敗したらどうしようといった不安が先に来てしまうことがありますが、オイル仕上げのテーブルのメンテナンスは時間にしたら30〜1時間程度ので終わってしまいます。作業としては320番の紙やすりをかけた後、オイルを塗って、拭き取るという3つの工程になります。やってしまえば簡単な作業ですが、効果は歴然で、触り心地や見た目の艶などは激変しますのでぜひ勇気を持ってやって頂きたいと思っています。


・テーブルの発注予定時期について

こちらは、1〜3ヶ月以内に発注したいという方が多いです。無垢材テーブルの検討を始めた段階で、ソリウッドの講座のことを知って頂き、講座に参加して頂いているのかなと推測ができます。最低限の知識は必要ですが、情報が入ってきてしまうとそれだけ悩む材料も増えてしまうことがあります。それを解消するための講座でもありますので、中々決めきれないといった場合でこの講座を聞いていただければ踏ん切りがつくかもしれません。


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2018年のテーブル選び方講座のスケジュールは上記写真のような予定になっています。変更がある場合はソリウッドのホームページ、SNSなどで随時発表させて頂きますが、基本的には隔月の第2日曜と毎月の最終日曜日ということになっています。場所はソリウッドの吉祥寺ショップ内で行います。階段を登って左右にソリウッドの店がありますが、講座は左側の小さい方の部屋の奥で行います。ご予約はして頂かなくても結構ですが、事前にご連絡いただければ座席を確保させて頂きます。ご都合のつく方はぜひご参加ください。もちろん費用は無料です。


賢木@吉祥寺

肘掛けのない椅子【No.2180】

木の椅子はそのデザインで大きく二つに分かれます。それは肘掛けがあるかないかです。肘掛けの部分はアームとも呼ばれ、座った際に肘もしく肘より前の腕を置くことができる手すり状の部位があるかないかということです。これはデザイン状の違いも大きいですが、それ以上に機能面でも違いが大きく、実際の使い勝手にも大きく関わることですので、木の椅子を検討する際はこの肘掛けがあるかないかもしっかりと検討する方が良いでしょう。肘掛があるメリットとしては、


・座った際に、楽な姿勢をとることができる

・立ち上がる際に肘掛けに手をかけると立ち上がりやすい

といった点が挙げられます。なんといっても1番目の座り心地が良いということが肘掛けのある椅子の存在意義のような気がします。実際に肘掛けのある椅子に腰掛けるとリッラクス感が高く、座った姿勢も楽です。中には肘掛があることを絶対的な条件にされている方もいらっしゃいます。一方、肘掛けがあることでのデメリットというものも当然あります。


・テーブルの高さや幕板の有る無しの条件によって、テーブル天板の下に納まらない

・横幅がある椅子が多いので、その分テーブルの脚と脚の距離がより必要になる

・椅子の上であぐらがかけない

といった点がデメリットとして挙げられますが、ほとんどのものは椅子単体としてということではなく、テーブルとの組み合わせを考えた際に起こるデメリットということになります。例えば、W1350のテーブルだと椅子を納めることができる脚と脚の間は1160mmとか1180mmといった具合にあります。肘掛けのある椅子として人気の高いpepeアームチェアの場合、横幅が1脚530mmあります。2脚並べる場合、幅だけで1060mmとなります。普段の生活で人が座る場合、当然ある程度の余白が必要になりますので、この場合、置けることは置けるけど、余白が少なく毎回の食事の時に横並びで人が座るのにはきついといった感じがあります。そのため、W1350程度のテーブルですと、横幅520mmを超える肘掛けのある椅子を2脚並べて使うことはあまりオススメしません。


これは個人的な考えですが、食事をするだけのダイニングチェアとするのであれば、肘掛けはなくても全く問題なく、むしろ収納面での制限が出てくるので肘掛けのない椅子を考える方が良いのではと思っています。それは食事をする30分程度であれば肘掛けのあるなしはあまり関係ないと思うからです。確かにあれば楽ですが、短時間であればなくてもさほど影響はないでしょう。実際、私も普段の生活では肘掛けのない椅子を使っています。リラッックスしたいときはソファーが別にあるのでそちらに移動しています。肘掛けのない椅子は食事と家で仕事をする際に使っていますが、不便と感じたことはほとんどありません。肘掛けのない椅子を選んだ理由としては、テーブルサイズがW1350なのでゆったりめに使いたいので、幅がコンパクトなものが良いと思ったからです。


ソリウッドでは肘掛けのない椅子もある椅子も扱っていますが、どちらも一定の評価を得ていてご注文も頂いています。今日は肘掛けのない椅子でここ最近、ご注文や問い合わせが続いた椅子を紹介します。


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宮崎椅子製作所のHakuチェアです。見た目はとってもシンプルですが、繊細な感じもしつつ、座ってみると意外とゆったりと座れる椅子です。座面はやや硬めで好みは別れるところですが、沈み込むような座面が苦手な方には、程よく感じていただけるのではと思っています。


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宮崎椅子製作所の椅子の特徴として、選べる樹種とファブリックが豊富といった点がありますが、このHakuチェアについてもそれはいえます。ウォールナットやチェリーといったメジャー素材からケヤキなど椅子の樹種としては珍しいものもあります。


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上の画像の座面ファブリックはHolly 1 plainというシリーズの布です。楕円状のドット柄になっていて、多少の凹凸もありオシャレな雰囲気があり人気の布地になります。


賢木@吉祥寺

シラカバ材の耳つきダイニングテーブル【No.2174】

今日は新作の現品販売の耳つきダイニングテーブルを紹介します。まずは現品販売の耳つきテーブルの解説を少々。耳つきとは木の樹皮の部分のカタチをできる限り残し、そのままデザインに取り入れたテーブルです。複数の板を使用することがソリウッドでは多いですが、端に使う2枚の板は耳がついた状態の板を使用します。3枚はぎ以上の場合、真ん中に入る板は耳がないもしくは耳部分をカットした板を使います。ソリウッドでは吉祥寺ショップにまだ加工途中の板を立てかけて展示して、サイズや脚の仕様などお客様のご要望に応じてオーダーで製作する耳つきテーブルとすでに脚のデザイン・サイズも含め仕様が決まっており、仕上げまで済ませた状態で展示販売する現品販売のテーブルがあります。前者は以前より積極的に取り組んでおり、ソリウッドの主要な製品となっています。昨年の後半から後者の現品販売の耳つきテーブルを強化してきました。こちらはオーダーだと製作前のイメージがつきにくい5枚もしくは6枚はぎの耳つきテーブルなどを中心に製作販売しています。また、これまでは中々明記することができなかった伐採された場所がわかる国産材を利用したテーブルもラインナップしています。縁あって、岐阜県の飛騨市、北海道の下川町の材を入手することができました。今日紹介するのも、そのうちの一つである下川町のシラカバ材で製作した耳つきテーブルです。


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このテーブルには以下2点の大きな特徴があります。


1. 下川町の木材を下川町の職人さんが下川町で作る

ソリウッドでは、相模湖にある自社工房で耳つきテーブルを製作してきましたが、今回は下川町にあるNPO法人「森の生活」さんのご協力を頂き、下川町に在住する木工職人の方に、ソリウッド仕様で耳つきテーブルを製作してもらいました。作る人は変われど、使っている接着剤・オイルから反りどめ用の金属まで全てソリウッドと同じ仕様になっています。


ここで北海道の下川町について簡単に紹介します。


北海道の北よりにあり、町の人口は3,400人弱の町です。町の大半が森林で豊富な森林資源に恵まれています。東京とは違い、森林がごく身近にある町です。冬はマイナス30度にもなることがあるようで、今の時期だとたくさんの雪がふり、雪に囲まれているそうです。そんな下川町にあるNPO法人「森の生活」さんは、豊富な森林資源を活用して人々の心豊かな暮らしを持続させる取り組みをされています。そのうちの一つに地元で採れた木材をもっともっと活用するすべを探る取り組みがあります。代表理事の麻生氏がたまたまソリウッドを知って頂き、吉祥寺のお店にお越しいただいたことがきっかけでコラボレーションをして製品を作る流れになりました。このテーブルがソリウッド×森の生活のコラボ企画の3作目になります。


2. 下川町のシラカバ材

シラカバ(白樺)という木は、日本の美しい森林風景の一つとして多くの方の認知度はありますし、実際に材にしてみると黄白色の色味は今の住宅事情にもマッチするのではと思い、使っています。白樺はカバ材の一種ですが、他のカバ材に見られる板の中心部分が赤く、辺材が白いという明瞭な色の違いがなく、全体的に黄白色になり、天板としては色の統一感は出ます。また、随斑と呼ばれる黒い斑点模様が随所に見られます。これはシラカバ材の特徴ですが、逆にこの随斑がないとシラカバではないとされるようです。


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確かに他のカバ材では見ることはありません。この模様は見た目の問題でその部分が凹むとか割れるといったことはありませんので、機能的にはなんら問題はありません。明るめの色味で、どちらかというと素朴なイメージのテーブルを探しているという方にはこのシラカバ材が合います。


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こちらのD117テーブルは、サイズW1500×D855天板厚は30mmになります。4人がけにはちょうど良いサイズになります。また、脚はソリウッドオリジナルのType T(斜めテーパー4本脚)でスッキリとした印象に仕上がっています。仕上げはオイル仕上げになります。他の現品販売の耳つきテーブル同様、価格はお求めやすい価格設定になっています。関東地方へのお届けでしたら、送料は無料で、本体価格は¥159,840(脚込み・税込み)になります。


賢木@吉祥寺

「はぎ」でも質の高いテーブル!【No.2173】

無垢材テーブルを販売する際に、お客様へ説明する上でどうしても専門用語というものが出てきてしまいます。本来であれば、あまり使いたくないという気もしますが、他の言葉で端的に表現するものも難しいということがありますし、ウェブや店内の掲示物では文字数の関係もあり、使わざるを得ない時もあります。


私の中で、よく使う専門用語の中でわかりづらいと思っているのが、「はぎ」です。漢字で書くと「接ぎ」となります。これは1枚の板では寸法が足らない場合、巾方向に複数の板を接着して必要な寸法の大きさの板にすることを表しています。無垢材テーブルの場合、1枚の板のみで天板にすることもありますが、全体からするとレアなケースです。ダイニングテーブルの場合、850mmほどの巾が必要ですが1枚板でとなると、大きな樹木から製材することになるのでかなり貴重なものとなり、その分、価格も高くなります。ソリウッドでは、1枚でダイニングテーブルになるような板はあまり積極的には仕入れていません。一番大きな理由は、価格です。材木の市場では、先述したように板の巾が大きくなればなるほど板の価格が高くなる傾向にあります。さらに貴重で価値の高いものになるので付加価値的なものを仕入れ値に入ってくるのでテーブルとしては50万円以上の価格になってしまうことが多いです。無垢材テーブルの世界ではこの価格は珍しくはないと思いますが、ダイニングテーブルとしてらかなりの高額です。できるだけ多くの方に、できるだけハードルは低く木の魅力を伝えたいと思ってこの仕事をしているので、価値の高いものを提供することはできると思うのですが、1枚板にこだわる必要はないと考えています。


もう一つの理由は、1枚板でなくても立派なテーブルが作れるということです。ソリウッドで製作するテーブルのほとんどが複数の板を接着して巾をだしているものです。これでも十分に綺麗で重厚な天板が出来ますし、強度も問題ないものになります。価格も1枚板テーブルの半分以下で済ませることできます。この方が使う方にとってはメリットが大きく、さらに我々が伝えたい木の力も伝えることができると考えています。ソリウッドでは、耳つきテーブルの場合、2〜3枚接ぎ、ストレートカットテーブルの場合、5〜7枚接ぎが中心になります。


無垢材テーブルの場合、木口と呼ばれるテーブルの端の側面を見ると、接着面が見えやすくその天板が何枚の板を使っているかがわかりやすいです。


「接ぎ」のテーブルで多くの方が心配するのが、強度で、接着面が使用しているうちに剥がれてしまうのではと不安に思うということです。長年使うことを想定しているダイニングテーブルが数年で使い物にならなくなってしまうのは大問題ですので、我々でも接ぐ上での接着にはかなり気をつけています。テーブルなどの家具になってしますと目に見えない部分ですが、接着剤にもこだわりを持ち、費用の面では高くなってしまいますが強力な接着剤を使用しています。具体的には水性高分子イソシアート系接着剤というものを使っています。これは耐久性に優れ、かつ安全面でもシックハウス症候群の要因とされているホルムアルデヒドが含まれていません。さらに接着する際に接着剤をケチらずにしっかり塗って、しっかりはみ出させることが重要です。接着剤がしっかりと行き届いていないと接着不良を起こし十分な強度を得ることができません。また、接着剤の層が厚くても強度が弱くなってしまいます。ですので、しっかりと塗った上で、しっかりと圧力を掛け余分な接着剤をはみ出させます。はみ出た接着剤をしっかりと剥がして見えないようにするのには、手間がかかるので効率は悪くなるのですが、ここは強度を最優先させています。


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結果、接ぎ面が剥がれるといったトラブルは私がこの仕事をしている10年間は一度も起こっていません。安心してご注文頂ければと思います。


賢木@吉祥寺

オイルで仕上げるとスベスベ度が高い樹種【No.2170】

無垢材テーブルの魅力の一つにスベスベとした肌触りが心地良いということが挙げられます。ですが、このことについては少し前提となる条件があります。それはオイル仕上げの無垢材テーブルということになります。無垢材テーブルの場合、オイル仕上げとウレタン塗装という二つの仕上げ方法のどちらかが使われていることが多いです。ウレタン塗装は、薄いプラスチックの塗膜をテーブルの表面に作って保護するタイプの塗装です。水にも強く普段はあまり気にせず使うことができる塗装方法ですが、触り心地という点で見るとプラスチックを触っていることになるので、実際には木の質感というには違います。一方、オイル仕上げは家具用に調合された天然由来のオイルを浸透させて保護しています。そのため、オイルを塗る前の木部の肌さわりがそのまま完成後の肌触りに影響してきます。ですので、オイルを塗る前がスベスベに磨かれていると、オイルでしっとり感がプラスされたスベスベの肌触りになります。


ですが、オイルを塗ったテーブル全てが同じようにスベスベしているというわけではありません。実はその樹種が本来持っている性質にも多少影響があります。家具にするような広葉樹は環孔材と散孔の二つに分けることができます。前者の環孔材は、年輪に沿って養分や水分を運ぶ管が規則正しく並んでいます。環孔材の多くは製材した板でも導管を確認することができます。板の小口をしっかりと見て小さな穴がたくさん空いているのが確認できます。これが導管です。そして、年輪に沿って配列されているので、天板の上にも導管の一部が露出します。その部分を触ってみるとわずかに凹凸を感じることができます。一方、散孔材は、導管が細く不規則に並んでいるので表面を触っただけだと導管の存在は確認出来ません。したがって散孔材はしっかりと磨けばそれだけスベスベに仕上がるということになります。この導管の構造の違いが、木そのものを触っていると同じ感覚のオイル仕上げの場合、手でわかることになります。


では、オイル仕上げだとよりスベスベに仕上がるのはどんな樹種かを見ていきます。


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まずスベスベの代表格はカエデ・メープル系の樹種です。白く淡い褐色になるものが多く、その繊細な見た目と同じく触り心地も非常に滑らかです。よく家具に使われるものだと、メープル(ハード)材、イタヤカエデ材といったところが挙げれます。明るい色味で、スベスベの質感を求める場合はこのあたりを検討してみると良いでしょう。


続いて紹介するのはカバ系の樹種です。こちらもメープル・カエデ系の樹種と同じく硬く詰まっているので、スベスベに仕上がるものが多いです。ただ、カバ系の樹種は色々な名前のものがあり、細かくは言い当てられないものも多く存在します。現在、多く流通しているカバ材は雑カバと言われることが多く、カバの中でもNo.1とされる真樺以外のもを総じてこう読んでいます。ソリウッドではカバ材と表記しています。カバ材は一般的な知名度は低いですが、昔から家具に使われている樹種です。板の中心部分と外側の部分の色の違いがはっきりしているので、着色をしない場合、やや使いにくいと思われがちですが、材としては非常に価値の高いものだと思っています。


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こちらは現在吉祥寺ショップで現品で販売しているカバ材の耳つきテーブルです。やや濃い色味のところと白っぽい部分が混在していますが、カバ材の中では色の違いがない方です。まだ仕上げていない状態で店に展示していたこともありますが、その時もオイルで仕上げたら少しメラメラというかキラキラというか光沢のある模様が綺麗に出るだろうと思っていましたが、案の定、良い感じに仕上がっています。天板の大きさはW1500×D850程度で厚みは40mmあります。重厚感のある天板で4人がけのテーブルを探している方にはぜひオススメしたいテーブルです。


もう一つ、よりスベスベに仕上がるのがチェリー材です。ブラックチェリーとも言われていますが、主に北米からの輸入材になります。チェリーは色が濃くなる経年変化の代表的な樹種として名前が挙がることが多いですが、スベスベの質感も人気の一つの要因だと私は思っています。スベスベで段々色が濃くなってくるので、味が出てくるという表現がぴったりの樹種です。


賢木@吉祥寺