家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具製作の最近のブログ記事

遠方へのテーブル発送について【No.2013】

大変有り難いことに、遠方にお住まいの方からのお問い合わせおよびご注文も頂いております。ソリウッドのテーブルや椅子、小さめの棚につきましては日本国内なら送ることが可能です。ただし、全てのお客様に弊社スタッフでお届けすることは出来ないので、通常、運送会社の宅配サービスを利用して納品させて頂くことになります。


ダイニングテーブルを遠方に発送する場合

1人で持ち上げることが難しいテーブルにつきましては、組立てまで運送会社のスタッフが行うサービスを利用してお届けします。テーブルも梱包して玄関渡しといったことも可能ではありますが、作るだけ作ってあとはお客様で組立ててくださいというのは抵抗があります。6人掛けて程度の大きさであれば、大人2人で組立て設置も可能ですが、重量もかなりありますし、作業に慣れていないと思わぬ怪我にもつながってしまいます。そのため、きちんとサービスとサービスとして組立てまでしてもらえる運送会社にお願いをしています。基本的にはヤマトホームコンビニエンス社の家財らくらく宅急便を利用してお届けします。こちらのサービスはヤマトホームコンビニエンス社のスタッフが2名でお客様宅に伺い、家具の搬入・設置まで行うサービスです。また、梱包資材なども組立て後、持ち帰るので、お客様で後片付けをして頂く必要がないのもサービスの特徴です。


送料につきましては、なるべくお客様の負担を少なくしたいと考え、関東地方(島部を除く)への発送につきましては、搬入・設置費も含め送料はサービス(無料)とさせて頂いています。関東地方以外の地域への配送につきましては、別途以下の送料(消費税別)がかかります。


北海道:5,000円、東北:¥2,000円、東海・信越:¥1,000円、北陸:¥2,000円、近畿:¥2,000円、中国・四国:¥3,000円、九州:¥5,000円、沖縄:¥20,000円となります。一部地域につきましては、配達が出来ないエリアもありますので、詳細はスタッフにお問い合わせください。


テーブルの搬入は、天板と脚を別々にして搬入して、設置場所で組立てをすることになります。これまでの経験上、室内のらせん階段でなければW1800ぐらいの天板は問題なく搬入が出来ます。W2000を超えるものにつきましては、エレベーターに乗らなかったり、室内の角を曲がりきらなかったりする場合が出てきますので、搬入経路によっては承ることができない場合がありますのでご了承ください。


椅子を遠方に発送する場合

椅子は原則的に、玄関渡しの宅配便でのお届けになります。椅子1脚もしくは2脚を箱に入った状態で発送致します。椅子については、完成品を送ることになるので、お客様で組立てなどの作業をする必要はありません。届いたら、箱から出して頂き、設置場所に運んでください。フローリングでお使いの場合は床に傷がつかないようのフェルトを同梱します。こちらのフェルトはシール式になっているので、台紙をはがして頂き、脚の裏に貼り付けてください。


テーブルと椅子ともに遠方からのご注文はメールで承ります。ご注文に至るまでもメールでのやりとりが中心になります。ご希望のサイズ・樹種・仕上げ方法・脚のデザインなどをご連絡頂ければ、メールにて見積りを連絡致します。その他不明な点があれば些細なことでも構いませんので、ご連絡ください。場合によっては気になる部分の写真を撮影して送付することなども可能です。


賢木@吉祥寺

5枚ぐらいの板を接ぎ合わせた耳つきテーブル【No.2012】

今日のブログエントリーは先日8月13日のブログの続きになります。


無垢材テーブルにおける「はぎ」とは

13日のブログでは、無垢材テーブルを検討する際に覚えておいたほうが良い単語の1つである「はぎ」について書きました。まずは言葉の定義と耳つきテーブルにおける1枚板のテーブルと2枚はぎのテーブルについて触れました。接着をしている分、強度的にどうかという疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、ソリウッドでは強固な接着剤を使用したり、天板を接ぐ際の圧着の仕方を工夫したりしてはぎには最新の注意をしています。そのため、接着による強度の違いはほとんどないと考えています。それは、2枚はぎであろうが3枚、5枚はぎであろうが同じことです。


また、ソリウッドでは耳つきテーブルの場合、2枚はぎが主流と書きましたが、板の幅によっては3枚はぎであったり、5枚はぎであったりする場合があります。基本的にはぎ枚数が多くなっても接ぎの方法は変わりません。そのため、強度についてもテーブルとして致命的な欠点とはならず、はぎ枚数が少ないものと同じように長年にわたって使って頂くことが可能です。今日のブログでは5枚はぎ程度の多数枚はぎの耳つきテーブルに焦点をあててみたいと思います。


耳つきの5枚はぎテーブル

その名の通り、両側の2枚には木の樹皮の部分のカタチをそのまま残っている耳つきの板を使い、間の3枚には2つの耳を断った板を使います。5枚はぎの耳つきテーブルの場合、使用する板は2パターンあります。1つ目は元々の板の幅が20〜30cm程度の板を5枚使う場合です。この場合の板の幅は、耳の部分がついた状態で計測値です。まずは耳の形状などをみて、どの板のどちら側の耳を残すかを考えます。残す耳が決まったら他の板の耳をカットします。耳の部分は板によって違いますが、両側数センチはカットすることになりますので、おおよど15から20cmくらいの板になります。それを5枚接ぎ合わせて1枚の天板にしていきます。


もう1つの方法は、何かの理由で板を半分に割らなくてはいけなくなった両耳つきの板を両サイドに配置して、間には元々耳をカットした状態で仕入れてきた板を使うものです。ソリウッドでは、耳つき板を仕入れる場合、まずは2枚か3枚で耳つきテーブルが製作出来るかどうかを考えて、セリに参加しています。そのため、40〜45cmくらいの幅がある板を優先的に仕入れたいと思っています。ですが、実際に仕入れた板でも、乾燥の間に割れが入ってしまったり、反りが大きく出てしまうことがあります。そうなると、1枚の板として使うことが出来なくなるので、割れなどを除くように板をカットして、1枚の板から2枚の片耳つきの板を製材することがあります。このような板を耳つき天板の両サイドに持っていきます。ソリウッドでは、耳がついていないストレートカット用に耳がすでに断った状態の板も在庫として持っている樹種があるので、そういった板がある樹種では間3枚はそのような板を使用します。ほとんどの場合がウォールナット材とチェリー材です。


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こちらは後者のパターンで製作したチェリー材の耳つきテーブルになります。よくみると両サイドの板は良く似た木目になっています。


また、前者のパターンの5枚はぎ耳つきテーブルを現在製作中です。これは完成したものをそのまま吉祥寺ショップに展示し、現品販売をする予定のものです。近日中に詳細をアップすることが出来る予定でいますが、W1500×D850程度のサイズで20万を切る価格帯で販売したいと考えています。


賢木@吉祥寺

無垢材テーブルにおける「はぎ」とは【No.2009】

無垢材テーブルを検討・購入する際に「はぎ」とか「はぎ枚数」といった言葉を聞く機会があると思います。日常の生活ではなかなか聞き慣れない言葉なので、疑問に思う方も多いと思いますが、この言葉の意味合いがわかると無垢材テーブルを検討する際に役にたつので、ぜひおさえて頂きたいと考えています。


まず無垢材テーブルにおける「はぎ」とは漢字で書くと「接ぎ」になります。「接ぎ」とははぎ合わせることで布や紙を接着等の方法でつぎ合わせることを指します。無垢材テーブルの場合、当然ですが、木材つまり板を接ぎ合わせることを意味します。つまり、多くの場合は接着剤を利用した接着になりますが、複数の板を接ぎ合わせて1枚の板を作ることになります。ソリウッドの吉祥寺ショップに展示している無垢材テーブルのほとんどがこの「接ぎ」を行った天板になります。無垢材テーブルの場合、特に耳つきテーブルでは、1枚板と勘違いしている方がいらっしゃいますが、耳つきテーブルでも当然接ぎ合わせた天板のものもあります。ソリウッドではむしろ接ぎ天板が主流で、1枚板の耳つきテーブルは現在ではほとんど製作しておりません。今日のブログでは「1枚板」と「はぎ」の違いを製作事例を通してその違いとそう違いない点を明確にしたいと思います。


1枚板テーブルとは、その名の通り純粋に接ぎ合わせていない板1枚の天板ということになります。もし、奥行き850mmの1枚板テーブルがあったとすると、天板の板は1枚で850mmの幅がある板ということになります。これは相当大きな木からでないと、採ることが出来ない板です。850mmというと、大人がが肩幅より広く腕を開いた程度の大きさになります。森に生息している木を想像してみてください。両手を広げてようやく直径に達する樹木ってすごく大きくて、あまり見掛けませんよね。なので、必然的に1枚でダイニングテーブルが出来てしまう板というのは原材料費が高くなります。完成したテーブルとなると50万円ぐらいからの価格帯のものが多くなるのではと考えています。ですので、無垢材テーブルの中でも非常に貴重で、その分価格も高くなります。先ほど、ソリウッドではほとんど1枚板テーブルを製作していませんと書きましたが、その理由はやはり価格面でのデメリットを考慮してのことになります。無垢材テーブルを検討している方でも、テーブルのみにさける予算は限られている方がほとんど、50〜60万以上の予算で考えている方はそう多くないと踏んでいます。より多くの方に無垢材の良さを感じて頂き、生活に取り組めて頂くには高価なものだけを揃えるのはポリシーに反すると考えています。近年、幅の広い板の流通量が減ってきているので、価格も上昇傾向ですので、ソリウッドでは仕入れの段階であまり1枚板Tテーブル用のものは仕入れていません。


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近年では珍しいソリウッドで製作した1枚板のナラ材テーブルです。お客様にお届けしたのは3年ほど前になりますが、板自体はもっと昔に購入していたものを使って製作しました。ナラ材は外側の部分がふけやすく耳つきのテーブルに出来る板自体が少ないのですが、たまたま外側の部分もしっかりとした板でしたので、1枚板で納めることが出来ました。このテーブルは現在同じような板を探してくれと頼まれても難しいと返答せざるを得ないものです。


2枚はぎテーブル

ソリウッドの現在の主力商品はこの2枚はぎの耳つきテーブルです。その名の通り、2枚の耳つき板を接ぎ合わせて天板にしたテーブルです。従って1枚の板の幅は約400〜450mm程度のものです。板の幅が約半分になると板の価格もぐっと求めやすくなります。ソリウッドでは、市場でセリ落とした板を自社のオリジナル乾燥庫でじっくりと乾燥させてからテーブルを製作します。4本脚込みのテーブル価格で20〜28万円程度の価格帯のものが主流になっています。ウォールナット材のように、人気があり、板そのものの価格が高騰している材だと30〜32万ぐらいの価格を提示することが多いです。この価格は市販されているダイニングテーブルではもちろん高価な部類になりますが、1枚板のテーブルと比べるとだいぶお求めやすくなっていると思います。もちろん、強固に固まる接着剤を使用して、接ぎ合わせているのではぎ面から割れるという心配はほとんどありません。見た目的には、はぎ面の線はよく見ると確認できますが、全体のフォルムや木目のダイナミックさは劣らないものがほとんどです。


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こちらはチェリー材2枚はぎ耳つきテーブルの納品事例です。写真では1枚板なのか接いだものなのか確認出来ない程度です。でも、その存在感は感じて頂けると思います。


賢木@吉祥寺

無垢材でL字棚製作できます【No.2006】

昨日は無垢材棚の仕上げについてブログを書きました。


無垢材棚の仕上げについて

今日はその続きではありませんが、無垢材棚について書きたいと思います。ソリウッドでは、シンプルな背板のない棚を得意とするところですが、よりオリジナルティのある棚であるのがL字棚です。L字棚は壁の角にすっぽり納まるようにL字型に棚を配置したモノです。L字棚の最大のメリットは角のデッドスペースを最大限に活用できることです。別々の棚2つを角に置こうとするとそれぞの側板(棚の一番外側の板)があるのでその外側のスペースが何もできない状態になります。ソリウッドのL字棚では棚の木口と木端にある特殊な金具を埋め込むことで棚板同士を直接繋ぐことが出来ます。そのため、棚が一続きになるので、何かものを置くことが出来るのでその分有効活用ができるといった感じです。


また、もう1つのメリットは地震対策です。2つの棚を完全に固定してL字型にするので、壁などに金物などで固定する必要がなく、バタッと前に倒れる心配がありません。


上の写真が2つの棚を結合部分です。2つの棚の片方の木口ともう片方の棚の木端にそれぞれ爪がついている金具を埋め込んでいます。先ほど特殊金具と書きましたが、一般的に市販されている金具になります。通常の棚類の板の固定にはビスケットといわれる木製チップを使っています。この木製チップはブナなどの広葉樹を圧縮して作られて薄い楕円状のチップです。このチップを埋め込む溝を掘り、木製チップにボンドを染み込ませ圧着させます。ビスケット(木製チップ)はボンドの水分を吸うとビスケットが膨張してより強固に固まり接合部分の強度をだせます。話をL字棚の金具に戻します。L字の接合にはこのビスケットを半分にしたようなカタチのプラスチック製金具をビスケット同じように埋め込みます。このプラスチックの中に金属製の爪が仕込まれており、下にあいた穴から六角レンチを差し込み回すと爪が回転してカチッとはまります。こうすることで2つの棚が接合できます。本来であれば2つの棚を製作段階で結合させてしまうほうが強度は出ますが、ソリウッドは置き家具を専門としている家具工房で、作り置きの家具は基本的には行っておりません。そのため、搬入のことを考えるとエレベータや階段をすんなり通れるサイズで製作して、現地で組立てが出来る必要があります。そのためにはこのようなノックダウン式の金具が重宝します。


L字の棚はお客様のご希望のサイズで製作をすることが出来ます。まずはご希望のサイズ、樹種、その他仕様をお聞かせください。見積り額を算出し、まずは見積金額をご返答させて頂きます。見積りの依頼はソリウッドの吉祥寺ショップの店頭でももちろん承りますし、メールや電話でのご連絡でも対応が可能です。ご提示した見積金額をご検討頂き、先に進めるようでしたら、図面を描いて詳細寸法を相談させて頂きます。図面のやり取りをし、最終図面を描いていきます。


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こちらは先日納品させて頂いたウォールナット材のL字棚です。他の家具があるためスペースはあまりないけど、収納力は多くしたい場合、L字棚は有効です。今回も家具をおけるスペースは限られている中でL字棚の検討が始まったとのことでした。ウォールナット材の他に、チェリー材、メープル材、タモ材、ナラ材での製作も可能です。先日のブログで紹介したフィンランドバーチをご希望の場合は、その旨をスタッフにお伝えください。木材の在庫量を確認したのち、製作可否の判断とともに見積額を提示させて頂きます。


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こちらはチェリー材での製作事例になります。


賢木@吉祥寺

無垢材棚の仕上げについて【No.2005】

ソリウッドの吉祥寺ショップは8月16日(水)まで夏休みを頂いております。メールでの問い合わせは17日以降に順次返信をさせて頂きます。


今日は無垢材棚の仕上げについて書こうと思います。


テーブルをはじめとする無垢材家具はオーダーで製作することが多いので仕上げを選択出来ることが多いです。選択できるのはオイル仕上げとウレタン塗装である場合が多いです。ダイニングテーブルなどは食べこぼしや水に濡れたものを置く可能性が高いので、オイル仕上げのデメリットである水には強くないという点が気になる方も多いと思います。ですが、本棚やテレビボードなどの収納類については、テーブルほど食べこぼしなどの心配がないので、基本的にはオイル仕上げの提案をさせて頂いています。


オイル仕上げは植物性のオイルを中心に有害物質を含まない天然素材を原料として家具用に調合したオイルです。ソリウッドではドイツのオイルメーカーであるリボス社のものを使っていますが、中心となるのは亜麻仁油です。最近では食用の油としても注目を浴びているので家庭に亜麻仁油があるという方も多いかと思います。亜麻仁油はオイルの中でも乾きやすい特徴をもつ乾性油の1つです。乾性油は空気中の酸素との化学反応で固まる油を指します。亜麻仁油の他にクルミ油や紅花油などがあります。オリーブ油や椿油は空気中では固まらない不乾性油です。オイル仕上げは、木材の表面に油を染み込ませて保護する仕上げ方法なので、実際に手に触れる部分は木材ということになります。この点がウレタン塗装と最も違う点です。


オイル仕上げの本棚やテレビボードの棚類の普段のお手入れは、乾いた布で表面の埃を払うように乾拭きして頂くだけで十分です。拭いただけではとれない汚れなどがついた場合は、軽く濡らした布に台所用などの中性洗剤などを少量含ませて汚れ部分にこするようにして拭き取ってください。こうしたことで、通常使用で汚れには対応が可能です。乾拭きをしている分には、定期的にオイルを塗り直したりする必要はありません。特に肌触りに変化なければ、紙ヤスリをかけてオイルを塗るといったオイルメンテナンスも必要ありません。


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こちらはメープル材で製作した本棚です。しっかりと磨きあげた素地にオイルを塗るのでスベスベな肌触りになります。特に導管が細い散孔材はスベスベに仕上がります。メープル材の他に、ウォールナット材、チェリー材、タモ材、ナラ材が定番の樹種として選択することが可能です。樹種によって価格が変わってきますが、価格の差は品質には影響がありません。流通量などによって木材の価格が変わるため、価格の差が出てきますが、先ほど挙げた定番の樹種であれば出来上がりの家具の質に差がでるということはありません。


先述した通り、特に指定のない場合はオイル仕上げで提案させて頂いてますが、もちろんウレタン塗装で製作することもあります。特に色にこだわる場合は着色ウレタン塗装のほうが向いています。家具用のオイルでも着色成分の入った着色オイルというものが発売されています。ですが、木の樹種によって色の出方が違ったり、木目によって色がつくところとつかないところが出てきます。それが色ムラになってしまい仕上がりの見た目が整わないことがあるためあまり使うことはありません。また、すでに着色成分が入っているため、細かい色の調合が出来ないので、細かい色の調整ができません。例えば、今使っている家具の色味にあわせて新しい家具を作るといったオーダーには対応することができません。そういった理由により、着色オイルは原則的に使用していません。ウレタン塗装の場合には、着色と塗膜をつくる作業が別になりますので、着色材による細かい色の調合が可能です。着色オイルの仕上がりよりは断然キレイに仕上げることができます。着色をご希望の場合は、着色ウレタン塗装をオススメしています。


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こちらは着色ウレタン塗装で着色したテレビボードになります。以前製作したテーブルに合わせて同じ色味でテレビボードも製作しました。


賢木@吉祥寺

白くて清潔感のあるメープル材の家具【No.2002】

ソリウッドの無垢材テーブルでは、四角くカットされた板のみを使うストレートカットテーブルでは、クルミ材、タモ材、ナラ材、メープル材、チェリー材、ウォールナット材の6種の木材を定番としてラインナップしています。樹皮の部分のカタチを残した耳つきテーブルは定番という樹種は特に用意していません。木材市場で良い板があれば仕入れて、自社の低温乾燥機で乾燥をさせた板を使っています。製作するのが多いのはウォールナット材、チェリー材といった北米産の広葉樹やトチ材、カバ材、イタヤカエデ材といった国産の樹種でも製作します。年間でいうと10〜13種ぐらいの樹種を使っています。広葉樹であればある程度の硬さがありますので、樹種によってはさほど違いはないと考えていいと思います。ですので、あとは見た目の色味や肌触りといった観点で気に入った樹種を選んで頂ければと思います。


今日はストレートカットの定番にもなっているメープル材にスポットをあててみようと思います。


メープル材は北米産の広葉樹で表面が比較的硬く、重いのが特徴です。見た目の色味は明るく白っぽい印象になります。導管が細く分散されているので、やすりで磨くとスベスベに仕上がります。特にオイルで仕上げる場合は素地の仕上げがそのまま表面の手触りにでてきます。メープル材は表面のスベスベ度でいえば、トップクラスに位置すると思います。色味ははじめは白っぽく淡い褐色としていますが、時が経つにつれ、黄色味が徐々に強くなってきます。最終的には飴色のようなツヤのある感じになっていきます。厳密にいうとメープル材はハードメープルとソフトメープルに分けられています。ソリウッドで使用しているのは、硬いほうであるハードメープルです。明るい色味から印象てきには清潔感がある空間に仕上がります。幼稚園や保育園などの床材や家具などにも使われているのはそういった理由があるからだと思います。


ここ数年は、無垢材の価格が高騰する事態になっています。特に人気のあるウォールナット材は価格が上昇しそのまま高止まりしている感があります。ナラ材やタモ材も同じような状況になってきています。そのなかで、メープル材は価格が安定していて、同じ北米産のウォールナット材に比べると、割安な価格になっています原材料の価格はそのまま、テーブルやその他の家具の価格に直結してしまいます。もちろん、価格が安いからといって質もよくないといったことはありません。コストを重視して樹種を選択したい場合、メープル材は最有力の候補となるかもしれません。


ソリウッドの吉祥寺ショップでは外部のメーカーの椅子を取り扱っています。現在扱っているのが宮崎椅子製作所、ISU-WORKS(山上木工)、いのうえアソシエーツの3ブランドです。このうち、いのうえアソシエーツの椅子ではメープル材はラインナップされていません。宮崎椅子製作所の椅子では、扱いのあるなかでLUNAチェアだけはメープル材で製作できませんが、それ以外の椅子ではメープル材はラインナップされています。


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宮崎椅子製作所のなかでも人気があるpepeチェアのメープル材での製作例になります。材が明るいですが、ネイビーのように少し濃い色の座面を組み合わせると程よいコントラストがついて落ち着いた感じになります。


ISU-WORKSは3つのシリーズがありますが、コンパクトで同じ椅子なら積み重ねることができるGシリーズはメープル材がラインナップされています。


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背にもクッションがついたISU-WORKSのMEGチェアです。背のクッションが程よく体にフィットします。長く座っていても背中が痛くなることはありません。


賢木@吉祥寺

フィンランドバーチの棚【No.1995】

以前こちらのブログでも紹介したことがありますが、ソリウッドの吉祥寺ショップには低めの棚のサンプルとして、全体の幅が2200mm、奥行きが250mm、高さが690mmの棚を展示しています。こちらは、フィンランドバーチ材という北欧フィンランドで伐採されたバーチ材で製作しています。バーチ材は日本語に訳すとカバ材になります。日本で採れるカバ材は中央部分の心材が少し赤味のある茶褐色をしていて、辺材は白いものが多く、その色味の差は明瞭になっています。また、辺材の幅も他の樹種と比べて、幅が広いので赤味のある茶褐色と白い部分が縞模様になるようなイメージです。ところが、フィンランドバーチは心材も白っぽい色味をしていて辺材との色味の違いはほとんどありません。そのため、画像のように全体的に白い印象になります。色のイメージ的にはメープル材に似ています。


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展示してある低めの棚はなじみの材木屋さんにこのフィンランドバーチを紹介され、少量を購入して製作してみたものでした。強度もありますし、価格的にはこれまで定番で扱ってきた樹種のものより安く製作が出来るので、ラインナップに加えたいと考えていましたが、材木屋さんに在庫がなく入荷を待っていた状態でした。このたび、そこまで量は多くないですが、フィンランドバーチ材を入手しましたので、ご要望があれば見積りをして、製作することが可能になりました。吉祥寺ショップに展示してあるW2200×D250×H690と同じもので、価格は¥154,440(税込み)となります。ウォールナット材の場合、同じもので¥191,160(税込み)、メープル材で¥172,800(税込み)という価格になりますので、価格的にはメリットがだいぶあります。


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丈夫な棚がここに欲しいけど、予算が・・・といった場合の強い味方になってくれる可能性があるのがフィンランドバーチ材です。もちろん、展示してあるサイズのものだけでなく、ご要望のサイズで棚をつくることが出来ます。色味が明るいので子ども部屋に置く棚もしくはお子様の絵本やおもちゃを収納する棚にも適していると考えています。


W1500×D250×H1142mmの本棚だと、¥131,760(税込み)となります。これまでの定番樹種だと15万円程度からといった価格感でしたので、お手頃感も出てきます。もちろん、材料の部分だけが安くなりますので、基本的な製作方法は一切変わりなく製作致します。


これまで価格的に抑えたいといった場合、タモ材で提案することが多かったのですが、ここ数年でタモ材の価格が高騰し、一番安いとはいえない価格にしかならなくなってしまいました。そこで、もう少しお手頃な価格でもしっかりとした品質の棚類が出来る材があればということで探っていたところ、出会ったのが今回のフィンランドバーチでした。板の幅は広くない材が多く、250mmの奥行きだと3枚はぎにはなると思いますが、色味の違いもあまりありませんので、見た目的には全く気にならないと思います。継続的に材が確保することが出来るかどうか不透明なところはありますが、今持っている在庫がなくなるまでは見積り、製作に対応出来ますので、ご希望の方は吉祥寺ショップにお問い合わせください。


まずはご希望のサイズ・仕様などをお聞かせください。見積りの依頼は吉祥寺ショップの店頭以外でも、メール・電話でも受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。ご希望の仕様における見積価格を算出して提案させて頂きます。価格感を見て頂き、先に進めるようでしたら図面を描いて詳細仕様をご相談させて頂きながら最終図面を描いていきます。


賢木@吉祥寺

10月スタートの木工教室の生徒募集中【No.1991】

現在、ソリウッド木工教室の新規生徒募集をしています。募集をしているのは基礎1年コースで、2017年10月15日(日)に開講します。月1回の教室で基礎1年コースは2018年9月までの全12回になります。ソリウッド木工教室は開講30年以上の歴史のある本格的な木工教室です。普段は、無垢材家具を専門とする家具工房ですが、第1〜第3日曜日までの週末は相模湖工房が教室の場に変わります。講師となるのは、普段家具作りをしている弊社の職人です。


ソリウッド木工教室は大きく3つの特徴があります。


鉋や鑿といった手道具を使った家具作り

ソリウッド木工教室の最大の特徴は、道具にあります。技術進歩に伴い、家庭でも使える電動工具も手頃な価格で入手出来るようになりました。日用大工でも今では電動工具が主体になっています。ですが、木工の根底にあるのは手を動かすことだと考えています。ソリウッド木工教室では生徒さんが電動工具を使うことはありません。手にするのは、鉋(かんな)、鑿(のみ)、鋸(のこぎり)といった日本に伝わる伝統的な手道具です。これらの道具の仕立てから始まり、使い方を丁寧に指導していきます。多くの方がこれらの道具をみたことはあるけれど、実際に使ったことはないという状態ではないでしょうか?


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これらの道具を使いこなすのは、簡単なことではありません。手にしたその日からプロが作ったような仕上がりになるわけでもありません。ですが、苦労しながら手動かし、試行錯誤しながら1つの目標に向かっていくことは木工の原点であり、物作りの楽しさがそこにはあります。


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鉋で上手く削れたときの快感、微調整をしながらホゾ組を完成させる達成感、現代の生活ではなかなか味わえない感覚をぜひとも経験して頂きたいと思っています。


無垢材を使った本格的な家具作り

ソリウッドは無垢材にこだわり家具を製作し続けている家具工房です。ですので、ソリウッドが運営する木工教室でも無垢材にこだわります。生徒さんにはプロが扱うものと同じ上質の広葉樹を使用して頂きます。広葉樹は針葉樹に比べ、硬いので、扱うのは大変ですが、出来上がった家具の質もワンランク上のものになります。さらに、釘に頼らずホゾ組みなどの継ぎ手でしっかりと組みますので、完成した家具は長く使うことも可能です。家具作りのプロフェッショナルが懇切丁寧に無垢材家具の製作を指導する類をあまりみないタイプの教室になります。


生涯の趣味として木工を楽しめる

本格的な家具作りを指導する教室ではありますが、職人を養成することを目標にした教室ではありません。あくまでも趣味として木工を楽しみたいという人にあわせてカリキュラムを設定しています。とくに基礎1年コースは全く経験のない方でも安心して通って頂けるように配慮しています。木工は長い間楽しむことができる趣味でもあります。基礎1年コースを修了した方は希望があれば応用コースに進んで頂くことができます。応用コースでは課題作品はなく、ご自身でデザインした家具をご自身で製作するという形式をとっています。特に期間は設けていませんので、ご自身にあったスピードで作業して頂くことが出来ます。月1回が原則の教室ですので、家具を製作するペースはゆったりとなります。応用コースの場合、1年から2年くらいをかけて1つの作品を完成させる方が多いです。


以上がソリウッド木工教室のコンセプトとなる3つの特徴です。10月からスタートする基礎クラスはスペースの関係で募集人数が5名と少なくすでに申込をして頂いたいる方もいらっしゃいます。定員が一杯になった時点で募集を締切らせて頂きます。10月の次ぎは2018年4月スタートのクラスを予定しています。ご興味のある方はお早めに吉祥寺ショップまでお問い合わせください。メールを頂ければ資料を送付致します。


賢木@吉祥寺

書斎のインテリアに無垢材の家具はいかが?【No.1988】

将来的に自分の書斎が欲しいと思っている方は多いと思います。書斎のことを考えると大きな机に壁一面の大きい本棚をおいて、座り心地の良い椅子をセレクトしてと夢が膨らむ一方です。せっかくのスペースですので、良いものをという意識はあると思います。そこで、こだわりの書斎こそ無垢材の家具を置いてみてはいかがでしょうか?


書斎の家具に無垢材を推す理由はずばり質感です。薄い突き板を貼った家具も見た目はキレイでかっこいい空間にはなると思います。ですが、どこか作った感じの強い空間になってしまいがちです。無垢材は厚みのある本物の板を使い、表面をスベスベに整えた上で、植物性のオイルを染み込ませて仕上げます。オイルが塗られた板は、しっとりとしつつ、スベスベ感もあるので、ずっと触っていたくなります。仕事や趣味の時間を過ごす書斎でこのような質感はこれ以上ない至福の肌触りかもしれません。


個人的には書斎にはウォールナット材の家具がオススメします。私個人の思い描く、書斎は落ち着いたトーンで統一され、間接照明でほんのりとライトが照らされているイメージがあります。そのイメージには濃い茶褐色であるウォールナット材が一番近いと考えています。


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こちらは以前納めさせて頂いたワークデスクとサイドテーブル&キャビネットです。中心となるワークでデスクの全面には天板の下に、コードなどを隠せるように前板をつけています。また。天板にはコードを通す穴をあけていて、パソコンなどの電子機器を使うことを前提に設計し、製作しています。この前板をつけることによって、壁にむけて机を置かなくても見栄えが悪くならない利点があります。まさに社長デスクといった高級感も出てきます。このようなデスクやキャビネットはオーダーでの製作になりますので、細かいカスタマイズが可能です。写真のデスクも実は高さが80cmもあります。オーダー主は、身長がとても高く市販されている70〜72cm程度のデスクだとしっくりこないということでオーダーでの製作を考え始めたそうです。デスクの高さが高くなるとその近くに置く家具も必然的に高くなります。高さが80cmとなると、やはり既成のものでは、中々見つけられません。


続いてはリビングにおく家族のデスクとしてオーダされたデスクですが、サイズなどを変更すれば十分ワークデスクとして機能すると思うので紹介しておきます。


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こちらはデスクの天板の下の一部が本棚になっていて、サイドにワゴンが1台と本棚が1台ついている仕様になります。どんどん増えてしまう本を収納するのはなかなか大変です。少しでも多くの本を収納するためにデッドスペースになりがちな部分に棚をつけて収納スペースを大幅に拡大させています。こちらもウォールナット材ですが、デスクの前脚部分はあえて色味を替え、黒の着色塗装をしてます。こうすることでさらに重厚感がでていると思います。


最後に書斎で使う椅子について書こうと思います。書斎用の椅子としては、ダイニングテーブルに使うような椅子でも十分に対応は出来ますが、書斎感がだせる椅子を選ぶのも1つの手です。そこでオススメなのは、いのうえアソシエーツで販売されているAWAZA LDR(回転椅子)です。


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AWAZA回転椅子を後ろからみた画像です。座面より上が360度回転します。デスクに合わせる椅子としてはオフィスチェアが一般的ですが、無垢材をふんだんに使った木の空間に入れてしまうとそこだけ異様な空間になっています。そこで、ここでも出てくるの無垢材をふんだんに使った木の椅子です。木の椅子に限定すると回転する椅子というのはほとんどありません。こちらのAWAZA回転椅子は、回転機構がついています。ですので、木の椅子でありながら、デスク使用にも十分耐えられると思います。


賢木@吉祥寺

清涼感のあるメープル材のテーブル【No.1978】

ISU-WORKSの椅子を製作している山上木工さんの工房がある北海道の津別町では、ここ最近37度近くまで気温が上がっているそうです。東京も暑いですが、それ以上の気温が涼しいイメージのある北海道で記録されているとはびっくりです。少しでも涼しさを求めたくなる季節ですが、今日は清涼感のある樹種のテーブルを紹介したいと思います。


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完成した当初のメープル材の家具は白に近い淡い褐色をしています。時が経つにつれ、黄色味が少し強くなり、最終的には飴色のような色合いに変化していきます。変化の度合いはチェリー材などに比べると緩やかですが、数年経つと当初よりは色が変わってきたのに気づく程度には変わります。日本で使われているメープル材の大半は北米からの輸入材になります。丸太のままで輸入されることもあるとは思いますが、ほとんどが製材された状態で日本に入ってきています。輸入材のメープルには、ハードメープルとソフトメープルの2種類に分けられますが、ソリウッドではハードメープルを採用しています。店内の掲示やウェブサイトではハードメープルとは表記せずに単にメープル材と表記しています。メープル材は白っぽい木材の代表格で、清潔感や清涼感があります。幼稚園や保育園などの床材にもよく使われている理由の1つにこの清潔・清涼感が挙げられます。


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清涼感があるのは、見た目だけではありません。メープル材をヤスリで磨きあげると肌理が細かくスベスベとした肌触りになります。木材ではありますが、細かい凹凸は感じることがなく触っていても清涼感を感じます。


さっぱりと涼しげな印象のテーブルが欲しいという方にはオススメの材です。先ほども少し書きましたがメープル材は耳をカットした状態で輸入されてくることが多いです。そのため、ハードメープル材の耳つきテーブルというのは製作が難しいです。メープル材に近いもので耳つきテーブルとなるとイタヤカエデ材が候補になります。メープルを日本語に訳すとカエデになりますので、同じ系統の樹種といえます。カエデの仲間はとても数が多く200種類以上あるといわれています。イタヤカエデは北海道などで多く見られ、カエデの仲間の中でも大きく成長するものになります。大きいもので直径1メートル、樹高は約20メートルになるものもあります。


カエデ材とメープル材の違いは、主に見た目にあります。どちらも散孔材で導管がとても細く木目は曖昧です。肌理細かく、手触りはとても滑らかで肌触りはあまり違いは感じません。見た目の印象はカエデ材のほうが黄色味が強く、部分的にはすこし赤味がかっているところもあります。


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こちらはイタヤカエデ材の耳つきテーブルです。メープル材は比較的均一的な印象の天板になりますが、イタヤカエデ材は、板によって表情がかなり違いより個性的な天板になることが多いです。


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イタヤカエデ材の耳の部分は他の樹種と比べてもゴツゴツとしていてワイルドなものが多いです。


賢木@吉祥寺