家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具製作の最近のブログ記事

ちょっと変わった脚の無垢材テーブル【No.2317】

ソリウッドがオーダーで製作する無垢材テーブルは、あらかじめ定番としている4つのタイプの脚から選んで頂いて頂くが多いです。いずれも天板と脚を固定するのに、オリジナルの金属製プレートを介してボルト留めしています。この方法であれば、搬入の際に天板と脚を外して運び入れることができ、何度でも組み立てたり、解体することができます。また、脚のデザインもある程度自由に設計することができます。この点については、反りへの対策や天板中央部分の垂れなどの対応は他でされている点が大きいです。狂いへの対策として、幕板をまわす方法を採用していると、脚のデザインにはある程度制約ができてしまうことがあります。今日は少し脚の話をしてみます。


定番の4つの脚でも最も人気があるのは、TypeTの斜めテーパーの4本脚です。テーパー脚はテーブル天板の付け根から床にかけて細くなっている脚です。Type Tは付け根が60mmで床と接している部分が40mmの四角になっています。印象としては、すっきりとしたものになっています。テーブルのサイズがW1350〜W1650ぐらいまでの4人がけサイズであれば、全体のバランスも問題ありません。W1800の天板でも強度的には大丈夫ですが、見た目の印象は脚が細く感じるかもしれません。気になるようであれば、80mm角の4本脚のほうが見た目のバランスは良いかもしれません。


今日のブログでスポットを当てたいのがTypeXの脚です。こちらは3点臍4本脚という難しい漢字が使われている名前になります。臍は(ほぞ)と読みます。ほぞは基本的な木工の仕口で、木材と木材を接合させるときに使います。木材の接合には接着剤を使うことになりますが、接着剤がつく接合部分の表面積を増やすために凹凸に加工します。片方の部材は凸になっていて、もう片方は凹になっています。このほぞも加工の仕方はたくさんあり、2方胴付きや3方胴つき、2枚ほぞといった呼び方をされています。詳細は省きますが、凸となってるところの位置によって名前が変わります。また、2枚ほぞは凸となっている部分が二箇所あるということになります。なぜTypeXの脚が別名、3点ほぞというかですが、この3点臍脚は2枚の板を上下と中央の3箇所にコマとよばれる小さめの木片をはさむようにして配置しています。このコマと外側の板を接合させているのが臍です。3箇所の臍組みが使われているので3点ほぞ脚と呼ぶようになりました。


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TypeX(3点ほぞ脚)は、他ではあまりないデザインの脚かと思います。デザインをした当初もそれを少し狙って考えていました。80mmの角脚だと少し無骨にみえ、脚の太さが強調される面があったので、脚を細くする以外に少し軽やかに見せたいと思い、


2枚の板を隙間をあけて配置する

45度脚を回転させてつける

という2点の工夫をしました。開発した当初は、選んで頂くことは少ないだろうけど、少し変わったデザインを見せることも無垢材テーブルの新しい姿を見せることも重要かなといったことを考えていました。蓋を開けてみると思った以上にご注文を頂くことができました。他ではあまり見ないデザインということで、ソリウッドらしさを感じて頂けたのかもしれません。反対に、この脚を最終的に選ばなかった方からは「どうしてもコマに埃がたまってしまうのが気になる」といったコメントを頂きました。これを想定していた反応でした。埃がたまるのは避けられないかと思いますが、さっと乾いた布もしくはテッシューなどで吹いて頂くなど、普段の掃除の延長でさっとして頂ければ十分です。


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ストレートカットテーブルだけでなく、耳つきテーブルでも選択が可能です。上の画像はTypeXの脚がついたチェリー材耳つきテーブルになります。


少し変わった個性的な感じにしたい、あまり重い印象にしたくないけど、テーパー脚はあまり好きではないといったお考えであればぜひTypeXの脚を選んでみてください。


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わかりにくい部分もある木の名前【No2314】

木材を扱う仕事をしていて、わかりにくいと感じことがあるのが木材の表記の仕方です。現在、日本で家具の製作に使われている木材の多くは輸入材となっています。そこで、でてくるのが木材を英語そのままをカタカナで表記するのか、日本語に翻訳したものを使うのかという問題です。これについては明確にルールがあるわけでなく、それぞれの材を扱う人がどう表記するのか決めているといった状態になっているようです。


「ナラ」は「オーク」?

よく出てくるものでまぎわらしいのは、ナラ材とオーク材です。どちらも聞いたことがある人は多いと思います。昔から家具やフローリングに使われている広葉樹で、現在でもメジャーな存在の樹種です。「ナラ」は日本語で、感じで書くと「楢」となります。「オーク」は「ナラ」の英語表記となり、本来は「oak」となります。内装や家具関係の材として使われる場合、産地によって使い分けをするケースがあります。例えば、日本や中国、ロシアなどで採れたものを「ナラ材」と表記し、ヨーロッパや北米で採れたものを「オーク」と表記するといった感じです。ソリウッドでも基本的にはこのような表記をしています。もともとは、日本の代表的な木材で、特に北海道で採れるナラ材は最高級とされてきました。近年では北海道産のナラが少なくなり、流通も減少してきています。そこで、比較的地理的にも近い中国、ロシアからの輸入材を国産のナラ材の代わりに使いはじめ、それが原因でこれらもナラ材と表記する流れになった推測されます。一方、オーク材は、ホワイトオークとレッドオークに分類され、北米から輸入されています。ソリウッドでは、基本的に前者のナラ材を使用していま。以前は、ホワイトオーク材を試してみたこともありますが、その時使っていた材が、表面の干割れ(乾燥の工程ででると思われる木材表面の小さな隙間)がたくさんあり、苦労した経験があり、現在ではほとんど使っていません。


「オーク材」について、もう一つわかりにくい問題が「カシ(樫)」材も英語では「オーク」と表記される点です。ナラ材は落葉樹で樫は常緑樹で見た目の雰囲気も違います。カシ(樫)は堅くて、狂いも少ない特徴があり、古くから鉋などの大工道具などに使われてきました。日本では、違った使われ方をされていたのもあり、ナラとカシは区別して使われることが多いです。しかし、英語では同じ堅い木ということで、一緒くたに「オーク」と表記されるようです。


混同しやすい「ビーチ」と「バーチ」

ややこしい日本語と英語表記の代表格はビーチとバーチです。「ビーチ」は日本語でいうブナ材のことです。「バーチ」は日本語でいうカバ材のことです。この二つは発音が似ているので、よく混同することがあります。椅子好きの方であれば、知っているであろうハンスJウェグナー氏がデザインしたYチェアという椅子があります。これは、日本語で「ビーチ」材で作れることが多いです。


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一方、「カバ」材はテーブル天板やその他家具や小物を作ることが多いです。ソリウッドでは、どちらも定番の樹種としては、採用していないものの、お客様のご要望があり、取引のある材木屋に在庫があれば製作することは可能です。特にビーチ(ブナ)材は、ウェグナー氏の椅子と合わせたいという方からの問い合わせを受けることが多く、製作例も多いです。


「ウォールナット」と「くるみ」は違う樹種?

ソリウッドの定番商品となるストレートカットテーブルは、樹種を選んでオーダーして頂くことが出来ます。選択肢には「ウォールナット」と「くるみ」という2種の樹種があります。実は、「ウォールナット」を和訳すると「くるみ」となるので、あれ?と思う方もいらっしゃると思います。ソリウッドでは「ウォールナット」と表記しているものは、北米からの輸入材となり正式には「ブラックウォールナット」といわれる樹種です。色が濃く、着色をしなくても味わい深い濃い茶褐色に仕上がります。この色味としっとりした質感が人気です。


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一方、「くるみ」は日本にも生育している「オニグルミ」や「サワグルミ」といった系統の仲間で、ブラックウォールナットほど色が濃くありません。そのため、違う樹種として扱っています。


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明るい色味の耳つきテーブル完成品【No.2310】

 以前


白っぽい明るい色の無垢材テーブルが欲しい!材はどうする?【No.2261】

というブログを書きました。ここでは、白っぽい色味のテーブルが欲しい場合、候補になる材種はどのようなものになるかについて書きました。詳細はリンク先を読んで頂ければと思いますが、記事の中ではメープル材、イタヤカエデ材、トチ材を取り上げました。これらの材は比較的家具に多く使われるメジャーな存在の樹種です。ソリウッドでも、メープル材はストレートカットやテレビボード、棚類の定番樹種ですのでよく使っています。イタヤカエデやトチ材は耳つきテーブルを製作することが多い材ですが、それぞれ年間2台ぐらいはコンスタントに製作しているのではと思います。今日は実際に完成品としてすでに仕上がっているテーブルがあるものの中から明るい材のテーブルの候補になりそうなものを紹介します。


D117シラカバ(白樺)材の耳つきテーブル

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多くの方は白樺という木をご存知だと思います。高原のイメージ写真とかによく出てくる樹皮部分が白くて爽やかな印象のあの木です。ですが、白樺の外観は知っていても製材された板がどうなもののかを知っている方はそう多くはないと思います。というのも、白樺の木を使った製品というものがあまりないということが大きな理由だと思います。私自身も白樺を使った木製品を使った記憶はありません。このように木材として使われるケースはあまりありませんが、今回は北海道下川町で活動されているNPO法人「森の生活」さんの協力を得て、北海道に生息する白樺を使ってテーブルを製作して頂きました。木材としての白樺は、イメージ通り白っぽい色味をしています。中心部と樹皮周りの部分で色味に違いがなく、区別することは難しいです。この辺はあとで登場するカバ材と大きく違う点です。


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特徴として、随斑と呼ばれる黒い筋状の斑点模様が見られます。この見た目には好き嫌いがわかれそうですが、テーブル全体としてみるとそう気になるものではないと個人的には思います。より自然な印象にもなると思います。こちらのテーブルはすでに完成品で、サイズがW1500×D855×H700天板の厚みは30mmになります。脚はType T(斜めテーパー4本脚がついています。仕上げはオイル仕上げで、これらの仕様の変更は出来ませんが、1週間以内に発送が可能になります。すぐにテーブルが欲しいといった方にはもってこいです。価格は¥159,840(税込)となります。関東地方へのお届けでしたら、送料はサービス(無料)とさせていただきます。


K121カバ材の耳つきテーブル

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こちらはカバ材の耳つきテーブルです。上で紹介した白樺とは同じカバ材の仲間になります。カバ材にはいろんな種類があり、白樺や真樺など知名度のあるものはそれぞれの名前で呼びますが、それ以外はカバ材としたり、雑カバといった言われ方をすることがあります。とはいえ、材としては堅く、使いやすいところもあり家具には向いている種類だと思います。カバはそれほど大きく成長する木ではなく、大きな1枚板などになるようなものは多くはありません。ですので、テーブルなどに使う際は複数の板は接いで使います。こちらのテーブルも6枚の板をつかって1枚の天板になっています。カバ材は、材の中心部分と外側の部分で色味がかなり違います。中心部分は少しオレンジ色がかった薄茶褐色で、中心部分は白っぽい色味をしています。経年による変化はあまり見られないので、中心と外側の色の違いはそのまま残ります。カバ材は複数の板を接いで使うことが多いので、こちらの天板のように赤と白のストライプ模様になることが多いです。無垢材のテーブル天板としては個性的な仕上がりになります。淡い茶色の部分がありますが、全体的には明るい印象のテーブルになることが多いです。材を検討する上で、チェリー材の色味は好きだけど、もう少し明るい感じの印象にしたいといった場合には、カバ材が適していると考えます。こちらのテーブルもすでに完成した状態で、サイズがW1500×D810−875×H700、天板の厚みは30mmとなります。脚のデザインは完成品テーブル専用に登場した八の字型をした脚が二本つきます。脚もカバ材で製作しています。価格は税込で¥166,320と耳つきテーブルとしてはかなりリーズナブルな価格設定になっています。カバ材は表面もすべすべに仕上がり、オイル仕上げのなんともいえない心地良い肌さわりが味わえます。こちらも白樺材のテーブル同様、関東地方への送付の場合、送料はサービス(無料)となります。


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W1350mmの耳つきテーブル【No.2307】

樹皮のカタチを活かした無垢材テーブルを耳つきテーブルと呼びます。一般的にはあまり知られてはいませんが、木材や家具業界ではよく使われています。耳つきの場合、より自然を感じることができる、見た目がかっこいいといった理由で長年支持されています。ソリウッドでは1枚板ではないけど、2から6枚ぐらいの板を接いだ耳つきテーブルを最近では多く製作しています。多くの耳つきテーブルの場合は、耳がついた状態で販売されている板を仕入れて、そこから乾燥をさせテーブルに加工しています。原材料となる板は1800〜2400mmぐらいのものが多いです。実際にテーブルを製作する際は、端から少し割れている部分などを省いたり、しっかりと接着させるため端を加工する手前、原材料から100〜150mmぐらいはカットしたサイズがその板で製作できる最大のサイズになります。したがって1500〜2000mmぐらいが実際のテーブルのサイズとなります。W1500よりも小さいサイズの耳つきテーブルを製作しようとすると、大きい板から寸法にカットして製作することになるので、オーダーで製作する場合はサイズに比べると割高感のある価格になってしまいます。


今回、すでに仕上げまで行った完成品のテーブルをいくつか吉祥寺ショップで展示販売していますが、その中にオーダーではなかなか実現しないW1350mmのチェリー材耳つきテーブルがあります。


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こちらがその耳つきテーブルです。今回は5枚はぎの天板です。中央に使われている3枚の板は耳をカットした状態になっていますが、端に使われている2枚は耳ついています。天板の厚みが30mmと耳つきテーブルとしては薄めになりますが、その分、スッキリしていて良い意味で耳つき感が薄らいでいると思います。耳つきテーブルは良いけど、耳の部分がの主張しすぎるのは遠慮したい、存在感があるすぎるのも今の部屋に合わないといったことを考えている方にはぜひオススメしたい耳つきテーブルです。先述したように、W1350と短めの耳つきテーブルはオーダーで製作するにしても都合の良い板にめぐり会える機会は限られています。4人掛けで使えて、なるべく小さいテーブルをお探しの方にはぴったりのサイズ感だと思います。オーダーで製作した場合は、20万を下回ることは少ないと思いますが、今回は完成品ということもあり、税込みで¥181,440と20万をきる価格になっています。人気のチェリー材ということもあり、早々に成約となるケースも予想されます。


こちらのテーブルの脚は、新たに追加された完成品テーブル専用の八の字型の脚がついています。現品での販売となりますので脚のデザインの変更や高さなどは承ることは出来ません。ですが、その分リーズナブルな価格となっています。また、関東地方へのお届けにつきましては送料は無料となります。その他地域へのお届けの場合は別途送料を頂くことになりますが、九州地方へのお届けの場合、¥5,000となります。配送には運送会社のサービスを利用して、搬入設置まで行いますのでお客様で組み立てなどをして頂く必要はありません。


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丸い座面の椅子をピックアップしてみます【No.2306】

ソリウッドでは、国内生産の3つの椅子ブランドの椅子を吉祥寺ショップで展示し、ご注文を承っています。椅子は本体と座面にわけて考えることが出来ますが、デザイン的には座面は四角いものがほとんどです。四角いものでなければ、丸の座面がついていることが多いです。四角い座面と丸の座面では、見た目の違いが大きいですが、丸い座面のほうがコンパクトになる、膝裏へのあたりが少し柔らかくなるといったメリットもあります。今日は、ソリウッドで扱いのある椅子の中から丸い座面の椅子をピックアップして紹介します。


YACチェア(ISU-WORKS)

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椅子の名前は「ヤック」と読みます。座り心地に定評がある椅子デザイナーでありながら、木工家でもある高橋さん太郎さんがデザインを手がけています。こちらの椅子の製作は北海道津別町にある山上木工さんが担っています。山上木工さんは木の加工技術にたけていて、最新の木工機械も導入されている家具工房です。このYACチェアは山上木工さんの精度の高い加工技術が活きるデザインになっています。丸い座面の椅子の多くは椅子の脚部分が組んである上に座面が乗っている構造になっていることが多いです。これは強度も期待できますし、自然な構造になります。ところがこのYACチェアは丸い座面の枠に直接脚が組み込まれているという特徴があります。座面と脚の接合部分は負荷がかかる重要な部分で、高い精度が要求されます。これが実現することによって脚周りのデザインがスッキリするというメリットもあります。吉祥寺のショップには、ナラ材のYACチェアが展示されています。一見、小振りのような印象を受けますが、実際に座ってみると大人の男性でもしっかり体を委ねることが出来ます。


boチェア(宮崎椅子製作所)

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宮崎椅子製作所は徳島県にある椅子を中心に製作している家具工房です。製作している椅子の種類は数多く、ソリウッドではその中の7種類の椅子を取り扱っています。宮崎椅子製作所さんの椅子は布もしくは革が張られているものが多いのですが、このboチェアは座面がすべて無垢材という宮崎椅子製作所の中では異質な椅子ともいえます。小泉誠さんのデザインで、ウィンザーチェア調になっています。このタイプの椅子は木のテーブル、特に耳つきテーブルとも合わせやすく、テーブルに重厚感があるぶん、椅子は軽めのデザインが良いなという場合にはオススメが出来ます。単体で玄関や部屋のアクセントとして置くにもさまになると思います。吉祥寺ショップに展示してあるboチェアはすべてウォールナット材で製作されているものですが、脚や背中に縦に配置されている桟などを違う樹種で製作することも可能です。色味を使いわけると、より個性的な椅子に仕上がります。


Pocketチェア(宮崎椅子製作所)

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コンパクトな部類に入るダイニングチェアです。座面前方が丸く、後ろはカーブがなだらかになっているので厳密には丸い座面とは言えませんが、丸い座面に分類しても問題ないでしょう。座面の形は椅子の名前が表すように、ズボンの後ろについているポケットのカタチをしています。丸い座面の椅子同様に膝裏へのあたりは柔らかく、見た目以上にゆったりと過ごせます。私も自宅ではこの椅子を使って食事をしたりしていますが、コンパクトサイズでこの座り心地には非常に満足しています。


店にいるときは、四角い座面の椅子に長時間腰掛けていますが、座面が丸か四角かは個人的には座り心地には影響しないかなと考えています。むしろ、座面の大きさや堅さが気になります。ということで、座面が丸いか四角いかは見た目の好みで選択頂くのが良いと思います。丸い座面の椅子は、ダイニングチェアとしてテーブルとセットで使うのも良いですが、玄関先やリビングなど部屋のアクセントとなるインテリアとして使うには四角の座面の椅子よりは向いていると思いますので、そういった使い方もして頂けると思います。


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チェリー材2枚はぎ耳つき用の板【No.2300】

耳つきテーブルは、木の樹皮があった部分の形を極力残した天板のテーブルを指します。まっすぐにカットしたテーブルとは違い、個々の板の個性が存分に発揮され、より個性的なテーブルに仕上がります。せっかくの無垢材テーブルだから、できれば耳つきでということで検討されている方も多い印象です。耳つきの天板の場合、機能面でカットした天板のストレートカットテーブルに比べてプラスになる点はないかもしれませんが、部屋においたときの存在感と、そのかっこいいスタイルはとても魅力的だと思います。ソリウッドでも耳つきテーブルを積極的に製作販売しています。ソリウッドで製作する耳つきテーブルの板は、工房のスタッフが自ら岐阜の市場に出かけ、自分の目でみて競りに参加して仕入れをしています。資金が潤沢にある大きい工房ではありませんので、仕入れる板の見極めは非常に重要になります。また、仕入れをした板はほとんどが完全には乾燥していない状態の板です。ですので、まずはしっかりと乾燥をさせることに注力します。ある程度は外に置いて中の水分が蒸発するのを待ちますが、それだけでは不十分なので、工房にある低温度の木材乾燥機でじっくり乾燥をさせます。乾燥が終わった板が耳つきテーブルになる候補の板となります。吉祥寺ショップにはいくつかの天板になる板が展示されています。その中から選んでいただくこともできますし、工房で乾燥が終わった状態の板もいくつかあるので、サイズや樹種などのご希望をお聞きして、候補になりそうな板があればそれを提案することも可能です。


現在、吉祥寺ショップには展示されていないけど、テーブルを製作する準備が整っているチェリー材の耳つき板が2セットあります。


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吉祥寺ショップの黒板にこのように情報を掲載していますが、今日はこの板を紹介します。上の画像黒板内の上がC101、下がC102となります。どちらも内側の耳をカットしてその部分をはぎ合わせて1枚の天板になります。


C101はチェリー材の2枚はぎの耳つき天板になります。製作可能なサイズとしては、W1700ぐらいまでで奥行きは850mm前後になります。こちらの2枚の板は同じ丸太からとれた板で、しかも製材時に上下になっていた板になります。そのため、ブックマッチと呼ばれる左右対称に近い木目になります。ブックマッチの場合は、片方の板が木表が上、もう片方が木裏が上になります。ですので、木口を横から見ると、片方の耳が上向き、片方が下向きになるので、全体としては平行四辺形になります。こちらの板で耳つきテーブルを製作すると価格は¥245,160(税込)となります。もし、ご希望のサイズがW1500の場合、もちろん製作は可能ですが、価格はW1700と同じになります。こちらの金額は4本脚が込みの価格になります。また、関東地方への配送でしたら、搬入・設置料を含んだ送料はサービス(無料)とさせて頂きます。チェリー材2枚はぎでブックマッチという点を考えると、価格的にはお買い得感がある価格だと思います。


もう一つのC102も2枚はぎでブックマッチとなる板です。こちらはW1800ぐらいまでとることができます。テーブルの端のほうに小振りな節が2つ入ります。ブックマッチになるので、節の位置も左右対称になります。節の部分で穴が空いていたり、凹んでいたりするところは樹脂で埋めて平滑に仕上げますので、お使いに際しては問題なく使っていただくことが可能です。価格は¥279,720-(税込)となります。


チェリー材は、経年変化も楽しめ、自然の面白さを体験するにはもってこいの材だと思います。色的にも薄すぎず、濃すぎないでもお部屋のアクセントになる木だと思います。今ではウォールナットと双璧を担う人気樹種になっていますが、価格面ではウォールナット材よりは高騰していません。チェリー材で耳つきテーブルを検討しているという方にはぜひ検討して頂きたいものです。


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耳つきとストレートカットテーブルの違い その2【No2299】

5月13日のブログで「耳つきとストレートカットテーブルの違い」というエントリーを書きました。字数の関係もあり、続きを書く予定でしたが、書くのが遅くなってしまいました。今日はそちらのブログエントリーの続きになります。前回は、ソリウッドで製作販売している耳つきテーブルとストレートカットテーブルの違いについて「耳がついているか否か」「はぎ枚数に違いが・・・」という2点について書きました。今日はその続きになります。


オーダーの仕方に違いが

ストレートカットテーブルは、サイズオーダーで製作します。そのため、お客様からご希望のサイズを聞き見積りをします。オーダーが可能なサイズは最大でW2000mmまでとなり、それ以上は製作可能な板があれば製作することは可能ですが、別途確認と見積りをさせていただきます。すストレートカットテーブルは、前回も少し紹介した耳部分をカットした状態で販売されている板を使用します。工房に在庫をしているもしくは、材木屋さんから購入した板の中からベストな組み合わせを工房スタッフが選び、木取りをしていきます。D850mm程度の奥行きのテーブルですと大体5〜7枚程度のはぎ枚数になります。ご注文時にはぎ枚数を指定することはできず、使う板の模様および枚数はこちらにお任せ頂くカタチになります。


一方、耳つきテーブルは、耳のカタチは板1枚1枚違ったカタチをしており、個性的なものから、ほぼまっすぐなものまで様々あります。耳のカタチでテーブルの雰囲気もだいぶ変わってきますので、ストレートカットテーブルに比べると、より唯一無二感があります。ですので、耳つきテーブルの場合は、基本的にどのような板を使うかをご注文時に確認頂いています。具体的にはお見積り時に実物の板をみて頂くか写真を見て頂くようにしています。ソリウッドの吉祥寺ショップには2枚〜4枚はぎの耳つきテーブルになる板のセットを何組が展示しています。こちらの板は天板を荒削りしてある程度木目が確認できるようにしてあります。ですので、耳のカタチや木目の出方、節や入り皮のあるなしはその場で確認頂けます。耳つきテーブルの場合、耳の向きによっても見た目の印象はだいぶ変わります。板には木表と木裏とよばれる表裏があり、樹皮に近い方を表になります。木表がテーブルの表面にくるようにすると耳部分は横からみると上が短く、下が長くなります。ですので、樹皮があった部分がよく見える感じになります。一方、木裏を表面にくるようにすると、上が長く、下が短いカタチになります。こちらのほうが、スキッとした印象になることが多いです。


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上の写真は両方木表にしたチェリー材ダイニングテーブル


また、左右で木表、木裏を統一せずにひとつづつということも結構あります。ブックマッチと言われる左右対称に近い木目がでるはぎ方にすると、片方が木表、片方が木裏になります。どちらが良い悪いというのはなく、見た目の好みかと思います。ソリウッドのスタッフの好みとしては、木裏を表面に使うほうに軍配が上がります。木裏を表面にすることのメリットは、テーブルの実効面がより広く取れるという点にあります。木表で耳が寝ているものだと、テーブルとして使える部分は850mmだとしても、実際の大きさはプラス50mm〜100mmとなります。テーブルを置くスペースに余裕がある場合は問題になることは少ないですが、そうでないと注意が必要です。

価格の違い

ストレートカットテーブルと耳つきテーブルの価格は、ソリウッドの場合同じ大きさだと耳つきテーブルのほうが2割ほど価格が高い傾向にあります。これは板の質というよりは、耳つきテーブルの場合、巾がより広い板を使うケースが多いので、その分、材料費が高くなり、最終的なテーブル価格も高くなるという感じです。また、ストレートカットテーブルの場合、サイズでテーブルの価格が決まるように算出しています。一方、耳つきテーブルの場合は、板一枚一枚の価格が状況に応じて変わってくるので、そのぶんテーブルにした際も影響がでます。言ってしまうと、同じ樹種、サイズでも価格に差がでることもあります。


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ナラ材の椅子【No.2296】

無垢材の椅子はテーブル同様、樹種を選べるものが多いです。ソリウッドで取り扱いのある3つの椅子ブランドでも選べる樹種の数に違いはあるもののすべての椅子で複数の樹種の選択肢があります。選べる樹種が最も多いのが宮崎椅子製作所さんで、ブナ、メープル、ホワイトアッシュ、レッドオーク、ケヤキ、チェリー、ナラ、ウォールナット材の中から好きなものを選択することが可能です。このなかで椅子の樹種としては珍しいのがケヤキ材です。ケヤキ材は幅の広い大きな板のイメージが強く1枚板のテーブルなどに使われています。最近では流通も少なく、無垢材家具としてメジャーな樹種ではなくなってしまった感がありますが、オレンジがかった独特の色味と綺麗な木目が好きという方は少なくないと思います。椅子になると、はっきりした木目も嫌味な感じはしなく、いい感じになります。ソリウッドの吉祥寺ショップにはケヤキ材のpepeアームチェアの展示があります。


北海道津別町にある山上木工さんが製作するISU-WORKSは、椅子によって選べる樹種が若干異なります。ですが、ウォールナット材、チェリー材、ナラ材のメジャーどころはおさえてあります。もう一つの椅子ブランドいのうえアソシエーツのAWAZAチェアは吉祥寺ショップに展示しているLDチェアとLDR(回転椅子)チェアはウォールナット材、ナラ材、チェリー材の3種類から、MA01チェアはウォールナット材、ナラ材の2種からお選び頂けます。


今日はソリウッドで扱いのある椅子全部で選択ができるナラ材にスポットをあて、ナラ材の椅子を紹介したいと思います。ナラ材は無垢材家具のなかでもメジャーで古くから多くの家具に使われてきました。国内では北海道産のミズナラが有名ですが、現在ではほとんど流通することがなく、ロシアや中国からの輸入材になります。また、最近ではヨーロッパなどからも輸入していることもあるようです。ナラ材と同類の樹種になりますが、北米からの輸入材でオーク材というのもよく見かけます。ナラを英語に訳すとoak(オーク)となります。日本やロシア・中国産のものはナラ材、北米・ヨーロッパからのものはオーク材と表記されることが多いようです。


ナラ材は淡い茶褐色で、木と聞くと多くの方が想像するであろう色味かと思います。色味に主張がそこまでないので、コーディネートしやすはピカイチだと思います。座面などのファブリックを選択できるケースも多いですが、色の組み合わせは悩む点でもあります。その点ナラ材はどんな色味でも、違和感ないケースが多く、そういった点でも選択しやすい材だと考えます。ナラ材は堅くて、比較的重たい樹種です。そのぶん、安定感はありますが、椅子のデザインによっては重く感じるものをあります。


最後にナラ材とファブリックの組み合わせ例を紹介します。


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こちらは宮崎椅子製作所のHAKUチェアです。ナラ材とHoLLY1plain-04という布との組み合わせです。こちらの布地はワインレッドのドットが特徴的ですが、ナラ材の褐色とマッチしていて良い雰囲気に仕上がっています。


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AWAZA MA01チェアに淡いグレーの布地を貼ったものです。ナラ材は淡い色味でもそつなくこなします。明るい印象で可愛らしさも出ているかと思います。あまり布地の色が主張しないようにしたい場合、このようなグレーを持ってくると良いかなと思います。


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もちろん、濃い色味でも大丈夫です。こちらはMAGチェア(ISU-WORKS)に黒いレザーを組み合わせたものです。木部と座面の色味にコントラストがついていますが、そのほうがシャキッとした印象になります。


いかがでしょうか?ナラ材の万能さがわかって頂けたでしょうか?


ここで紹介した他にも赤や青など鮮やかなもので案外しっくりときます。張り地の色味をはっきりとした色味にしたい場合はナラ材と組み合わせると少し落ち着いた感じになるでしょう。色味がチャレンジングだと感じたら、木部をナラ材にしてみるのもオススメです。


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丸テーブルもオーダーで製作します【No.2293】

ストレートカットテーブルは基本四角形をしていますが、同じ種類として丸テーブルもオーダーで製作が可能です。注文の数的には四角いストレートカットテーブルや耳つきテーブルよりは少ないですが、根強い人気があるということができます。丸テーブルは見た目もよく、角が多くなりがちなお部屋に置くと良い感じのアクセントをつけることができ、人気の理由がわかります。丸テーブルをご注文頂いた方にお話を聞くと、「丸テーブルに憧れていた」、「丸テーブルの見た目の感じが好きなので」といったデザイン面での支持理由が聞かれます。機能面では、複数の人数で座るとお互いの顔が見やすくコミュニケーションがとりやすくなります。隣に座っている人の顔もあまり覗き込まず、自然とみることができます。また、隣と人と座っている角度も違うので食事中に肘がぶつかるなどのちょっとしたフラストレーションの要因になることの発生も確率的には低くすることができます。


反対に丸テーブルはスペース的なデメリットがいくつかあるのも事実です。丸テーブルを置くには、より広いスペースが必要になります。広く開けたリビングダイニングのような空間であれば、丸テーブルを置いても問題はありませんが、長方形の部屋に置くと壁に近い部分ができてしまい、そこはどうしても狭くなってしまいます。テーブルと一緒に椅子を使う場合、椅子に座るのに壁からテーブルまで少なくとも60cmの距離が必要になります。ですので、椅子に座る必要な壁から60cmの距離がどの場所でも確保することができるのかを事前に確認しておく必要があります。


また、1人分のスペースについても、四角いテーブルに比べると角の部分が丸くカットされているので、どうしてもスペースは狭くなってしまいます。食事をする分には、特に不自由はありませんが、モノを置いたりすることを考えると丸でないほうが使い勝手が良いというケースは多いかと思います。


ソリウッドでは丸テーブルも注文で製作することになりますので、サイズもご希望に応じて最大φ1200mmまで製作することが可能です。最大の大きさが決まっているのは、設備の問題でこれ以上大きいものははぎ合わせが困難となるので、最大の大きさを決めさせて頂いてます。ご注文が一番多いサイズは4人がけとしてちょうどよいφ1100mmになります。少し小さめの800〜1000mmの直径のものも問い合わせやオーダーを受けることもあります。丸テーブルは4本脚のデザインとなります。これは強度やバランス面を考えて4本脚が最適と判断しているからになります。脚のデザインは2種類からお選び頂けます。テーパーがついた丸脚か同じくテーパーがついた角脚になります。


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角テーパー脚の納品例になります。


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こちらが丸テーパー脚の丸テーブルになります。2018年5月現在、吉祥寺ショップではウォールナット材のφ1100とナラ材のφ1150の丸テーブルを展示しています。わずか50mmの違いになりますが、印象的にはだいぶ違う感じがします。


数年前は角脚のオーダーも何件かあったのですが、ここ最近はもっぱら丸テーパー脚のご注文となっています。中心に1本の柱のようなものがある脚については問い合わせ頂くことも少なくありませんが、木で製作する場合は強度の関係でかなりごつく作ることになってしまうため、現状では承っていません。


サイズと脚のデザインの他に樹種も選択頂けます。丸テーブルの場合は、メープル材、チェリー材、ウォールナット材、ナラ材、タモ材のいずれかでの製作となります。ストレートカットテーブル同様、樹種によって価格も変わってきます。天板の厚みは基本的にメープル材、チェリー材、ウォールナット材の場合は30mm、ナラ材、タモ材の場合は28mmになります。もう少し厚い天板がご希望であればメープル材、チェリー材、ウォールナット材の場合は40mmも可能ですので、ご希望の場合はスタッフまでお申し付けください。


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天板の厚みの違い【No.2289】

無垢材のテーブルというと、厚みのある1枚板でどどーんと存在感のあるものを想像する方も多いかと思います。実際は1枚の板でなく、複数枚の板を接ぎ合わせた天板のもののほうが数的には多いと思います。さらに最近では、あまり厚みのある天板ではなく、30〜40mmぐらいの厚みのものが主流になっています。ソリウッドの定番であるストレートカットテーブルは、樹種によって30mmと40mmの厚みが選択できるものがあります。お客様からは「厚みのあるほうが良いですか?」という質問を受けることがあります。答えは30(28)mmあれば強度は十分で、厚みは見た目の問題と思って頂ければよいということになります。機能的にも天板の厚みによっての違いはほとんどありません。少し気をつけるべきは、肘掛けのある椅子を検討している場合です。定番のサイズとなるテーブル高700mmの場合は、天板厚が40mmあっても床から天板の下まで760mmあるので、肘掛けがある椅子でもある程度天板の下に収納できるケースがほとんどです。ですが、最近はやや低めのダイニングテーブルを趣向している方も多く、その場合は肘掛けのある椅子のAH(アームハイ)の寸法をしっかりと確認しておく必要があります。


ストレートカットテーブルの場合は、ご注文の数的には30mm(28mm)のほうが多いです。要因としては、先ほど説明した通り、強度の面では全く問題がないのでそこまで厚みがなくても良いというように考える方が多いからだと思います。天板の厚みの違いで価格も変わります。また、重さにも影響してきます。例えば、天板厚が30mmのテーブル天板が30kgの重さあるとします。厚みが1cm変われば、重さも1/3の重量が加わることになります。そのため、例の天板だと10kg増える計算になります。ダイニングテーブルの場合、頻繁に動かしたり、ひっくり返したりして脚を外すということもないと思うので、実際の影響はあまりないかと思いますが、10kg違うとだいぶ変わる印象があります。


ということで、天板の厚みの違いは見た目の問題と多少重さに影響があるといった点をおさえて頂ければと思います。


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ちなみに30mmもしくは28mmの天板は、


・テーブルをスッキリとみせたい

・天板の厚みにこだわりはなく、強度が十分であればそれで良い

・なるべく価格をおさえたい

といった人にオススメです。反対に座面40mmの天板は、


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・重厚感のあるテーブルが欲しい

・大きめのサイズのテーブルを考えている

といった方にオススメです。


ソリウッドではストレートカットテーブルと他に、耳つきテーブルと呼ばれる樹皮のカタチが残ったテーブルがあります。こちらは在庫している板から製作することになりますが、材の厚みは板によって異なります。だいたい50〜60mmぐらいに製材された板がほとんどなどで、仕上がりとしては40mm程度になるものが多いです。天板の厚みが40mmあれば耳の部分がしっかりと見え、耳つきテーブルらしさが出ます、一方、30mmの板だと、耳の部分の主張がやや薄れ、耳感はあまり感じなくなります。これも好みの問題ではありますが、よっぽどの理由がなければ40mmで大丈夫でしょう。


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こちらは以前吉祥寺ショプに展示してあった厚みが60mm と分厚いトチ材天板です。最近では厚みのある板の入手が難しく、ソリウッドでもここで厚みのある天板は現状では製作できない感があります。厚みのある板が少ない点については、「厚みがあると乾燥が難しい(時間がかかる」)いった理由が考えられます。


伐採され製材された板はそのままですぐに使うということができません。十分に乾燥をさせ、木材の中にある水分が外の環境と同じになるくらいまで水分を蒸発させる必要があります。この乾燥が分厚い板であると難しく時間がかかってしまいます。ですので、効率も考慮して適度な厚みに製材することが多くなります。


ということで、重厚感のあるテーブルが欲しいという場合は、厚み40mmのストレートカットもしくは耳つき、そこまでこだわりはない、むしろスッキリと見せたいということであれば30mmの天板を選択すれば良いと思います。


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