家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具製作の最近のブログ記事

耳つきテーブルとは【No.2380】

吉祥寺ショップで接客をするなかで、よく聞かれる質問が「耳つきテーブルって何ですか?」というものです。確かに普段の生活では全く耳にしない単語だと思うので、疑問に思うのも当然だと思います。耳つきテーブルとは、立木の状態で木の樹皮があった部分のカタチを残して製作するテーブルを指します。1枚テーブルの場合は、耳がそのままついていることが多いので、ほとんどの場合は耳つきテーブルということになります。樹皮があった部分のカタチが残っているのをなぜ耳つきというかについては、私自身も知らないのですが、この業界では古くからそう呼ばれているようです。イメージに近いのは、パンの耳ではないでしょうか?食パンの外側に茶色の部分を耳といいますが、木の樹皮もパンの耳に似ているといえなくはないと思います。


耳つきテーブルは端がカットされたテーブルに比べるとよりナチュラルな印象になりますが、やはり存在感というものはでてくると思います。それをどう評価するかで耳つきがいいかそうでないかがいいか、意見が分かれるところだと思います。基本的には耳つきだから、木の質が良いとかより丈夫なテーブルといったことがあるわけではありません。ですので、耳つきと耳つきでないテーブルでの違いは見た目の違いということが大半です。ソリウッドでは、現在は1枚でダイニングテーブルになるような板はほとんど在庫していません。現状ですと、一台のテーブルで50万〜といった価格帯にどうしてもなってしまいます。より多くの方に無垢材の良さを知って頂きたいという思いで、木のテーブルを製作していますが、この価格帯だと使える方がかなり限定されてしまいます。それよりは、板の枚数はあまり気にせず少しでもお求めやすい価格で提供できるものを製作したいという考えからそうしています。耳つきテーブルの場合だと、2枚〜3枚を接いで1枚の天板にすることが多いです。板の枚数が増えることで、価格帯も20万〜30万円台と抑えることができます。


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上の写真は以前に製作したチェリー材の2枚はぎテーブルです。一見すると、1枚板に見えますがよく見ると中央付近に線が見え、これが接着していることを表しています。


耳つきテーブルの耳の部分は、やはり1枚1枚の板の個性がでます。カタチも決して同じものはなく、それぞれが唯一無二のカタチをしています。中には、大きく湾曲しているものもありますし、見た目はほぼまっすぐなものもあります。また、使う向きによっても表情は変わってきます。板には表と裏があり、樹皮に近い面を表としています。耳つきの場合、表が天板の表面になるようにすると、耳部分の向きは天板下に向かって広がるようになります。この場合、樹皮があった部分が表にみえてきますので、耳がより目立つことになります。


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木表は上になったテーブルを横から見た様子です。板によってはかなり耳が寝ることになります。寝ている耳の場合は実際のテーブルのサイズとテーブルとして実際に機能する実効寸法が変わってくるので、その点は注意が必要になります。


反対に木の裏を天板の表面にくるようにすると、耳の部分はみえにくくなります。見た目の印象はシャープな感じになります。


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こちらは木裏が上の耳つきテーブルを小口から見た写真です。


この他にブックマッチと呼ばれる耳つきテーブルがあります。これは丸太の状態で上下で接している板をそのまま開いた状態にしてはぎ合わせるようにしている天板です。こうすることで、左右対称に近い木目が現れます。ちょうど本を開いた状態に似ているためブックマッチと言われています。このタイプの天板は片方が木表が上、片方が木裏が上になるので、横からみると平行四辺形となります。


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ナラ材の完成品テーブル、展示販売しています【No.2376】

ソリウッドでは、今年に入って吉祥寺ショップで展示販売を行う完成品テーブルを充実させる方向で日々の製作活動を行っています。これまでのようにオーダーで製作する場合はサイズなどや細かい面取りや脚の位置などご指定頂くことができるので、より一点モノに近いオリジナル感を出すことが出来ました。一方で小さな家具工房故に、製作には時間がかかります。無垢材は乾燥をしっかりとさせることはもちろんですが、製作途中で狂いが出てしまうことも少なくなく、注文が入ればすぐに製作に取りかかれるといったものではありません。新居へのご入居などある程度、日程に余裕がある場合は間に合うこともありますが、すでに住んでいる家にそのまま納品となると、すぐに調達できるようなスピード感は難しくなります。また、多くの方の関心ごとでもある木目の出方についても、オーダーで製作する場合はどんな模様になるかは製作側にお任せ頂いているケースがほとんどです。


このようなオーダー製作には、デメリットがありますがそのデメリットを極力軽減させることができるのが完成品テーブルです。完成品テーブルは天板の大きさから樹種、サイズ、脚のデザインまで全てこれっと決まっています。要するにカスタマイズができない無垢材テーブルということになります。ですが、その分、メリットもたくさんあります。まずは先ほど、オーダー製作のテーブルのデメリットで挙げた納品までに時間がかかると完成の木目が事前に確認できないという2点についてはクリア出きてしまいます。ソリウッドの完成品テーブルは吉祥寺ショップに展示しています。お店に来て頂ければ完成品リストやテーブルそのものを見て頂き選んで頂くことが可能です。その際に、木目なども細かくチェックすることができます。また、気にいって頂けたテーブルがあれば、その場で成約となり、吉祥寺ショップで梱包しそのまま配送手配がとれますので最短で1週間程度でお届けが可能です。また、すでにオイルが塗ってある仕上がった状態での展示になりますので、色味、木目も直接確認することができます。


ソリウッドでは、完成品テーブルのために新しく脚をデザインしています。


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このように漢字の八に似たカタチをしています。これまでの定番の脚の場合、金属製のプレートを介して天板と脚を固定する方法を採用していました。今回の八の字型の脚はプレートを介してではなく、天板と脚を直接ボルトで留める方式にしています。強度についても、試作を重ねて十分な強度が保つことができる板の幅と厚みを検討した結果、問題ないサイズにいきつきました。ですのでその辺はご心配なく使って頂けます。


すでにいくつかのテーブルは売約となってしまいましたが、3台ほど八の字型の脚がついた無垢材テーブルがあります。これまで店の壁に立てかけていた完成品販売のストレートカットテーブル2台をテーブルの状態にして展示しています。


そのうちの1台がナラ材のストレートカットテーブルです。サイズはW1400×D850mmになります。4人がけの食卓として使って頂けるサイズです。とくにW1500になるとスペース的に少し狭くなるけど、椅子の収納を考えるとなるべく長さはあったほうが良いなという方にはオススメのサイズです。6枚の板を使った1枚の天板に仕上げています。6枚の板を使っていますが、木目の感じや色味は揃っているので、その点違和感はあまり感じることはないと思います。木目も緻密で、ナラ材らしいキレイな木目をしています。ナチュラルな印象のお部屋にしたい場合は、このぐらいのナラ材が色味や木目的にもちょうどよいと思います。


価格は、税込で¥170,640となります。関東地方へのお届けの場合は送料がサービス(無料)となります。完成品のテーブルは売約となってしまうと同じものは入手できなくなります。ご興味のある方はお早めに吉祥寺ショップまでお越しください。


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北海道にある最新鋭の機械も備えている工房で製作されているISU-WORKSの椅子。【No.2371】

夏季休暇のお知らせ

ソリウッドの吉祥寺ショップは8月7日(火)〜15日(水)まで夏季休業とさせて頂きます。期間中に頂いたメールにつきましては、16日以降順次回答をさせて頂きます。相模湖工房は22日(火)〜29日(水)が夏季休業となります。また、11日(土)および12日(日)は木工教室は休みとなります。ご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願い致します。

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8月になったと思っていたらあっという間にもう10日でこれから1週間はお盆期間ですね。普段は混んでいない道路が混んでいたりと夏休みモードになってきています。ソリウッドの相模湖工房がある地域は一応観光地でもあるので休みになると少し人が増えます。相模湖やプレジャーフォレストなど観光スポットがあるのでいつもより車の量が増えています。と言っても工房周辺は特に変わったことはありませんが...

夏の観光地と言えば北海道ですかね。涼しいので多くの人が行きたい場所だと思います。特に今年はとてつもなく暑いので涼しさを求めて北海道に行く人は多いのではないでしょうか?

ソリウッドと北海道は少し繋がりがあります。北海道津別町にある山上木工さんが製作するISU-WORKSブランドの椅子を販売しています。津別町は道東エリアにあります。女満別空港から車で30分程度のところに位置しています。網走や知床といった有名観光地からもそれほど遠くありません。私も一度津別町を訪れた時は次の日に網走、知床まで足を伸ばしました。津別町には有名な観光スポットはありませんが、ミズナラの巨木が2本あります。その一つ、最上のミズナラは私も見に行きました。
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推定樹齢1200年にもなる巨木です。周囲に太い木がないことから奇跡的に残った木なのではないかと思います。(山火事かなんかがあったのかもしれません...) 幹周りは約6mです。静かな森の中にひっそりと佇む姿は圧巻でした。ずっと見ていたい気持ちはあるのですが、周りはいつ熊が出てもおかしくない雰囲気でビクビクしていました。津別町のホームページにあるこのミズナラへのルート図にも【注意:ミズナラ周辺は熊が出没する可能性があります。】と太字で書かれています。近くの木材工芸館(現在は改修工事で閉館中)には津別町で捕獲された熊の剥製が置いてあります。本当にいつ熊が出てもおかしくないんだと思います。このミズナラは全く観光地化されていなく狭い林道をズンズン進んで行かなくてはたどり着きません。途中に鹿よけゲートがあって自分で開けて通るなど結構な道ですが、ミズナラの前まで車で行くことは可能です。

津別町の山上木工さんは田舎町にある木工所ではありますが、最新鋭の機械が導入されていて技術力に優れている木工所です。そんな技術力を活かして取り組んでいるのがISU-WORKSの椅子になります。

コンピューター制御の機械を駆使することで、製作するスピードが上がり、また個体差を少なくすることができます。人による作業が多いと作業者の技術力で差が生じてしまいます。コンピューター制御の機械を効率よく使用することでコスト削減に繋がっている訳です。

山上木工さんは若手からベテランまでの職人さんが働く木工所です。木を扱うことと木工機械を駆使することにかける情熱はどの木工所よりもあると思います。木工というと手加工の技術が注目されがちですが、機械を動かす技術力もとても大切です。どんなにいい機械もそれを使用する人の技術力がないと何もできません。

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そんな山上木工さんが製作するISU-WORKSの椅子です。こちらはMEGチェアです。コンパクトな設計で程よく私たちの体を包み込んでくれます。背にもファブリックが張られているので長時間でも安定して座ることができます。そのほかにも様々なタイプの椅子がラインナップされています。ソリウッドにはISU-WORKSの全モデルを取り揃えています。全モデル見本も展示していますので、様々な椅子に座って色々と試してみてください。

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背がせり出しているデザインの木の椅子【No.2366】

夏季休暇のお知らせ


ソリウッドの吉祥寺ショップは8月7日(火)〜15日(水)まで夏季休業とさせて頂きます。期間中に頂いたメールにつきましては、16日以降順次回答をさせて頂きます。相模湖工房は22日(火)〜29日(水)が夏季休業となります。また、11日(土)および12日(日)は木工教室は休みとなります。ご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願い致します。


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多くの方が木の椅子を検討されている際に気にしていることは、「座り心地」と「デザイン」だと思います。見た目はかっこよくても、実際に座ってみると思ってた以上に座り心地がしっくりこないなんてことも経験されている方もいらしゃると思います。この二つをクリアする椅子を見つけるにはやはり多くの椅子に座ってみることだと思います。ソリウッドでは、国内で生産をしている3つの椅子ブランドの椅子を取り扱っています。ダイニングチェアだけで、25種類の椅子を展示しています。これらの椅子には、肘掛けがあったり、なかったり様々なデザインのものがあります。今日はその中で、背中を支える背の部分がせり出しているデザインとなっている椅子を紹介します。


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こちらは宮崎椅子製作所のUUチェアです。真横からみると背の部分が後ろにせりだすようなデザインになっています。横からみると美しいですよね。個人的にはこのように背が後ろにせりだしてある椅子のデザインが好みです。こちらのUUチェアはデザイナーの小泉誠氏のデザインで、製作は徳島にある椅子メーカー宮崎椅子製作所が担っています。ゆったりと座れるダイニングチェアです。背の部分がやや細めなので長く座っているとすこし背中のあたりが強く感じることがありますが、食事をするぐらいの時間であればなんら問題はないかなと思います。ソリウッドの吉祥寺ショップでは、ナラ材のUUチェアが展示されています。展示はナラ材ですが、宮崎椅子製作所の椅子は、この他に、ホワイトアッシュ、ブナ、レッドオーク、メープル、ケヤキ、チェリー、ウォールナットから選択することができます。木の樹種によって色味や木目が明瞭かどうかといった違いがあります。基本的には色味の好みによって樹種を選んで頂くかたちで良いと思います。細かいことをいうと、少し重量も変わってきます。ナラ、メープル、ケヤキなどは他に比べてやや重くなる傾向にあります。


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こちらはウォールナット材のUUチェアです。部材はそこまで太くありませんが、色味の濃いウォールナット材だと重厚感のあるダイニングチェアになります。


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こちらはISU-WORKSのHUGチェアです。UUチェアと同じように後ろ脚から背がせり出すように後ろに出ています。UUチェアやある程度の太さがありますが、HUGチェアは薄く幅が広い板をアーチ状に曲げたものが背としてついています。HUGチェアは幅が463mmとダイニングチェアとしてはコンパクトな部類に入りますが、その座り心地には妥協がありません。背の幅はしっかりととられていて、背中を包み込むように支えてくれます。その名の通り、抱き包まれているような感覚を覚えます。HUGチェアは座り心地とデザインの良さだけでなく、軽量である点も評価が高いです。最近のトレンドとして軽さが挙げられますが、吉祥寺ショップを訪れてこのHUGチェアを持った方はその軽さにまず驚くことが多いです。


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上の画像はウォールナット材にオレンジのレザーを張ったHUGチェアです。引き締まった印象の椅子になります。HUGチェアはウォールナットの他に、ナラ材、メープル材、チェリー材で製作が可能です。


ソリウッドが扱う椅子の中で、今日は背の部分がせり出している椅子2点を紹介しました。この他にも独特なデザインの椅子や腰をしっかりと支えてくれる椅子などバラエティ豊かなラインナップとなっています。丈夫で長く使える木の椅子を探しているという方はぜひ座り心地やデザインの細部を確認するためにソリウッドの吉祥寺ショップまでお越しください。


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オフィスの会議室に無垢材テーブルがあったらかっこいい【No.2352】

以前にもこのブログで「もっと世の中の会社の会議室や応接スペースに無垢材のテーブルがあっても良いのでは?」ということを普段から思っていると書きました。これは依然とそう思っているのですが、先日あるオフィスに無垢材テーブルをお届けしたので、そちらの様子を紹介したいと思います。


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ウォールナット材の耳つきテーブルです。こちらは3枚の板を横方向にはぎ合わせている3枚はぎ天板です。サイズはW2000×D1000で天板の厚みは40mmあります。耳の向きは片側が木裏が上で、耳は下方向に、もう片側は木表が上で耳が見える感じになっています。耳つきテーブルの場合、耳の向きでだいぶ印象は変わりますが、樹皮があった部分が表にくるとよりナチュラルな感じがします。反対に樹皮部分が下に向いているとよりシャープな印象になります。耳の向きはそれぞれの板の表面の状態によって使える使えないということがあるので、ケースバイケースになってしまいますが、オーダーで製作する場合は、なるべく樹皮部分を見せたいといったご要望をお聞かせ頂ければ条件にあった板を提案することも可能です。耳の向きについては見た目の違いということが大きく、上述したように印象もだいぶ変わってきます。それ以外に気をつけることというと、樹皮のあった部分が表にくる場合、テーブルの実際に横幅とテーブルとして機能する横幅の寸法が違うということです。耳の部分は斜めになっているので、当然そこには食器や物を置くことが出来ません。丸太の外側に近い部分の板だと耳がかなり寝ていて、実際の寸法と機能する寸法が10cm以上変わることもあります。ですので、樹皮があった方を上にする場合は耳がどのくらい寝ているかをチェックしてみると良いと思います。


さて、先ほどの納品事例ですが、とある会社の会議用テーブルとしてご注文頂きました。設置した場所は執務スペースの横に設けられた場所で社員の方のそれぞれのデスクからも見える場所となっていました。オフィスとしては珍しいかと思いますが、濃い褐色のフローリングとなっていて、これに合わせるなら色の濃いウォールナットだなということでウォールナットの板を色々と探していたとのことです。納品には私も立会いましたが、この空間に非常にマッチしていて、かっこいい空間になったなと素直に思いました。


写真ではわかりづらいですが、脚は黒く着色した木製脚となっています。ソリウッドの工房ではスチールの加工が出来ません。スチール製の脚のご要望はよく頂きますが、スチール脚での対応が難しく黒く塗りつぶしの着色した木製脚を提案させて頂いています。


無機質になりがちなオフィス空間に、無垢材のテーブルがあるとそれだけで少し違った気持ちになるのではないかと思っています。店で接客をしている際にも「ここに座るだけでも落ち着いた気分になれる」「こんな机で勉強したら、やる気が出て頭よくなりそう」といったコメントをよく聞きます。これらはあくまで気持ちの問題なので、科学的な根拠はないかもしれませんが、仕事や普段の生活において気持ちというのはかなり重要です。無垢材のテーブルがあるだけで、社員の方のやる気の気持ちが少しでも上がるかもしれません。経営者の方や設備を担当する方へぜひオススメしたいところです。


また、無垢材のテーブルを入れることで高級感がでる点も注目です。会議室や応接室は外部からの方も利用するスペースです。できればしっかりとおもてなし気持ちを表現したいところです。無垢材のテーブルが置いてあるとちょっとしたスペースでも少しパンチの効いた空間になるはずです。相手の方も少しリラックスした気持ちになるかもしれません。


オフィスの会議室や応接にふさわしい材となると、これと断定するのは難しいですが、落ち着いた雰囲気にしたいのであればウォールナット材、明るくスタイリッシュな空間にあわせるなメープル材、個性的な耳つきでインパクトを求めるならトチ材といった感じでしょうか?


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無垢材テーブルを発注する前に確認しておくべきこと【N0.2349】

無垢材のテーブルを検討されている方にお話を聞くと、「せっかく買うのだから長くつかえるものが欲しい」といった声をよく聞きます。ダイニングテーブルの素材は、木以外にもガラスやプラスチックなどたくさんありますが、木製とされるものにも無垢材の他にMDFといった木質系素材や合板を使ったものだといくつかあります。その中でも耐久性においては無垢材は評価される点だと思います。オイル仕上げにした場合、表面の汚れといった点では長年使うとどうしても染みなどはできてしまいます。とはいってもそれは表面だけの話なので、木自体が劣化しているという訳ではありません。表面を320番の紙やすりで磨いたのち、メンテナンス用オイルをぬればかなり見た目はリフレッシュされます。こうしたメンテナンスを2年に1回ぐらいして頂けると表面の汚れも蓄積したものではなくなっていき、メンテナンスしていないものと比べると10数年後の見た目はかなり違ってきます。


長く使うには無垢材というのはオススメできる点を述べましたが、素材以外でも発注する前に確認しておけば、後々後悔するケースが少なくなるよというポイントがいくつかあります。今日はその点について書いていきます。


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天板と脚が取り外せるようになっているか?

無垢材テーブルの場合、天板と脚を直接接合させることも可能です。ですが、搬入や購入後のお引越しなどを考えると天板と脚が取り外せるかいなかは重要になります。特に、内階段でテーブルを運ぶ際に天板と脚がくついた状態だと搬入することは難しいです。ですので、テーブルの発注の際には必ず取り外せるかは確認しておきましょう。


また、天板と脚が取り外せるようになっているものでも作り手(メーカー)によっても仕様は異なっています。ソリウッドでは金属製のプレートを介して天板と脚を固定します。プレート方式の場合、脚に脚の面積よりも大きい金属製の薄い板を木ネジで固定します。このプレートにはボルトを通す穴が6箇所空いています。天板の裏側にはこのプレートが入るような溝が掘られていてそこに乗せ、ボルトを固定していきます。天板の裏にはこのボルトを受ける金具が入っているので、木部をボルトによって傷つけないようになっています。この金具が入っていることにより、何度でも脚の着脱ができます。


天板と脚の固定の方法については、各メーカーによって様々です。何度でも着脱が可能かどうかとどういった方法で固定しているのか注文前に確認しておくとよいでしょう。


幕板があるかないか(長手方向)

無垢材のテーブルには、幕板と呼ばれる板が天板の下につけられていることがあります。幕板は天板の下で脚と脚の間につけられた5cm程度の幅がある板です。この板は、脚の細さなど強度部分を補ったり、下から天板を抑えることで天板の反りを防ぐ目的で付けられていることが多いです。ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。1つ目は、椅子に座った上で、脚を組もうとするとこの幕板が邪魔になり脚を組んでくつろぐことができなくなる点です。もう1つのデメリットは、肘掛けがついている椅子を天板の下に納めようとすると、幕板が邪魔になり椅子がテーブルの下に入らなくなる点です。二つ目についてはスペース的に余裕がある場合は良いですが、少しでも空間を広く使いたい場合にはやはり椅子は少しでも天板下に納めたいところです。


ソリウッドでは快適性や機能面を考えてテーブルの長手方向には幕板がないほうが良いと考えています。脚が細いデザインのものだと天板が重いので横方向の揺れが起きる可能性があります。そのため、まっすぐ下におりるテーパー脚の場合は短手方向にだけ幕板をつけるようにしています。それ以外は幕板がつかいない設計になっています。


さきほど、幕板は天板の反りを抑えるという目的があると書きましたが、ソリウッドでは反りに対する方策としては、幕板に頼らない方針で行っています。幕板の代わりに金属製の反り止めを入れることで幕板がなくても反り対策ができるように工夫をしています。


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デザインだけでみると、幕板のあるものもしっかりと丈夫な印象で無味乾燥になりがちなテーブルではあったほうがよく見えるかもしれません。ただ、これまで書いてきたように幕板があるデメリットもあるので、そのあたりはしっかりと確認しておくと良いでしょう。


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絶対お得な本棚【No.2342】

ソリウッドでは注文製作が中心ということもあり、定期的なSALEというものは実施していません。ですが、見本として展示していたテーブルや棚などを現品特価の価格をつけ販売することは不定期で行なっています。今回、展示すべき完成品テーブルの製品が増えたこともあり、展示していた小さめの本棚を絶対お得な価格で販売したいと思います。


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こちらがその本棚です。材はホワイトオーク材です。ホワイトオーク材は北米で産出される輸入材で、日本で古くから家具やフローリングに使われてきたナラ材の仲間です。かつては北海道を中心に日本国内でも多くのナラ材が流通してので、メジャーな無垢材として長く親しまれてきました。ところが近年は産出量が激減し、ある程度巾がある板はめっきり見かけなくなってしまいました。国内産のナラ材が激減するなかで、中国やロシアからの輸入ナラが主体となっていきました。最近では、ロシアや中国のナラ材も価格が急騰し、以前は丈夫で比較的手に入れやすい価格で製作できていたものが、そうではなくなってきてしまいました。ソリウッドでもストレートカットテーブルの定番樹種としてナラ材をラインナップしてきましたが、価格見直しの際には必ず値上げの検討をしなければいけない状況でした。その代わりに最近よく使われているのが、北米からの輸入材のホワイトオークです。従来のナラ材と比べてもすぐに違いには気づかないかもしれません。むしろ、初見の板では材に関わる仕事をしている者にとっても難問かもしれません。ホワイトオーク材は硬さもあり丈夫な棚製作には向いていると思います。ただ、奥行き250mm程度のものでも、天板や棚板は数枚のはぎ合わせで製作しています。強度的には1枚ものでも、複数枚のはぎ合わせでも決定的な違いはありません。


今回の主役でもあるホワイトオーク材本棚のサイズはW750×250×H930と本棚としてはコンパクトな部類ですが、リビングや書斎のちょっとしたスペースにも置くことができます。棚板は全て固定で組みあげるときに全て接着をしますので、頑強な作りとなっています。棚の高さの内寸は一番下がA4サイズの本が収納でき、2段目と3段目は単行本をいれ、取り出す際に指をいれて取り出すスペースがある高さになります。棚板は固定となっているので、ダボのような金具で高さを変更できる可動棚に比べると使い勝手は悪いかもしれません。ただ、比較的ご家庭に多いであろうサイズの本や雑誌は収納できるように内寸を設定しています。


今回はお求めやすい価格の設定ということで、色々考えてみましたが、あっと驚く価格を設定することにしました。その前にこれと同じ本棚を注文で製作する場合の見積り金額を抑えていこうと思います。こちらの本棚を注文で製作する場合の見積りはは¥100,440(税込)となります。それを1台限りの特価製品として¥43,200-(税込)で販売します。注文で作った場合の半額以下の価格です。絶対的にお得だということを断言できます。こちらの価格には送料は含まれておりませんので、送って欲しいという場合は別途送料を頂きます。送料の詳細はお問い合わせください。お車で取りにくる場合は、緩衝材での簡易的な包装は致します。欲しいという方はお早めにお問い合わせ頂きたいと思います。


本棚の背板【No.2341】

ソリウッドでは、無垢材を使った本棚を注文で製作しています。無垢材を使うと質感のよい立派な本棚にすることが可能です。リビングや壁一面に棚が欲しいという場合は無垢材を使うことをオススメします。また、合板などの板を使うより丈夫な棚にすることもできます。本棚はお客様の置きたいスペースに合わせて製作しますので、まずはおおよそでも構いませんので、幅と奥行き、高さ、棚板の数などを連絡頂ければ見積りすることができます。材によっても価格は変わりますが、価格を抑えたいということであればフィンランドバーチ、色味にこだわるのであればチェリーやウォールナット材も選択が可能です。フィンランドバーチ材はあまり聞きなれないかもしれませんが、フィンランドで製材されたカバ材です。バーチはカバ材の英語読みです。ソリウッドでもテーブルなどでカバ材を使いますが、それとの違いは色味です。フィンランドバーチは全体的に白く、そのほかのカバ材に見えられる中心部分が赤みのある茶褐色の部分がありません。全体的にクリーム色のような白っぽい感じで、見た感じはメープル材の色味に近いです。こちらの材は幅が広い板が少ないのではぎ枚数は少し多めになる場合もありますが、本棚の場合はそこまで目立ちませんし、市販されている集成材よりは1枚1枚の幅は広くとれます。


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本棚を製作する場合、仕様によって価格も幅で出てきますが、違いがでるところとしては、背板があるかなしか(背板も無垢にするかしないか)と棚を固定にするか可動にするかといった点です。


背板は、まさに本棚の背面にある板のことです。無垢材で製作するうえでは構造には関わらない部分なので、背板がなくても本棚としては成立します。ソリウッドで製作する本棚は無垢材で構成されますが、背板まで無垢材でやるには工夫が必要です。合板のように、背の開口部の寸法そのままの板を用意してはりつけるというわけにはいきません。無垢材は湿気の吸収などにより、多少の伸縮をします。その際に、反りなどの狂いが出てしまうこともあります。そのため、幅が広い板を使うには反りに対する対策を講じなければなりません。背板の部分まで無垢材でやる場合は、フローリングのように10cm前後の板をさね加工してお互いの板が一部重なるようにあわせて面の寸法をつくるやり方となります。見た目は合板のものより立派ですし、裏側からみてもそれなりの見栄えはします。ただ、加工の手間はかなりかかってしまうので費用面ではなかなか厳しいものがあります。そこで、背板をつける場合は、4mm厚の合板を背板部分だけつけることが多いです。背の部分は壁につけてしまうから見栄えは必要ないということがほとんどですので、そこに合板を使うことはさほど問題はないかと思います。


個人的には背板なしの本棚が好みです。合板を使うことも必要ありませんし、見た目的にはすっきりします。ただ、後ろに何もないと本を並べた際に凹凸ができてしまう、ものが落ちてしまうといったデメリットもあります。その点をしっかりとカバーしたいということであれば、「ストッパー」と我々が読んでいる高さ20mmほどの木片を棚の後ろ部分につける方法があります。


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こんな感じで背板までいかなくても本をしっかり受け止めることができます。厚みは10mmを標準としています。これであれば全て無垢材ということもコストの爆増なしで実現できますし、見た目も背板をつけることよりもかなりすっきり見せることができると思います。


テーブルに比べると、仕様の幅が多くありその点は難しい部分がありますが、「ここに棚が欲しい」といった場合、無垢材でつくる棚も選択肢として検討頂ければと思っています。


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オイル仕上げはご自宅でメンテナンスできる利点があります【No.2338】

本日はオイル仕上げのテーブルのメンテナンス講座を開催しました。暑い中、2組3名の方にお越し頂き、メンテナンスの実践を解説を交え行いました。今日の講座では、


ちょっとしたテーブルの凹みを修復する方法

染みがついたり、肌さわりが悪くなったテーブルをリフレッシュする方法

の2点を実践を交えて、こんな感じでやって頂くとうまくいくといったことをお話させて頂きました。オイル仕上げのテーブルは、水に対する扱いが難しい、染みができて汚くなる、定期的にメンテナンスする必要があるといった欠点と捉えらえる点もあることは確かです。今回はテーブル選び方講座やテーブルメンテナンス講座でメンテナンス実践を行う専用テーブルとして置いているナラ材のテーブルを事前に、使用感が出すためにわざと水をこぼし、しばらく放置していたり、底が濡れたガラスのコップを数日放置して輪染みを作っていたりしました。コップの輪染みについては、濡れたコップを置いてしまった直後は染みがついてしまったかなと思うほどに、濡れていますが乾くと意外と染みにはなっていないことがあります。これは自宅で使用しているメープル材テーブルでの実際に使用しているときにも感じます。また、染みがついても先ほど述べたようにやろうと思えば、さほど時間をかけずに染みを目立たなくすることができます。これは多少面倒で、勇気のいることではありますが、それぐらいのことは皆さん日常的に行なっている範疇かなと個人的には思っています。革靴を磨いたり、キッチンの五徳を洗ったり、換気扇の掃除をしたり、長く綺麗に使うには必要なメンテナンスはどのもにも存在します。ですので、ことダイニングテーブルだけメンテナンスが必要だからオイルじゃなくてウレタンにしようとは思わないで頂きたいなとは日頃思っています。


では、コップの跡のような輪染みがついてしまった、肌さわりが悪くなってしまったオイル仕上げのテーブルはどのようにメンテナンスすればよよいのかをみていきます。用意するのは、メンテナンス用の家具用オイル、#320の紙ヤスリ、ウエス(綿100%の布)の3点です。広い面を紙ヤスリをかける際は、手のひらサイズの木片があると平滑にヤスリをかけることができます。このような紙ヤスリを固定するホルダーは市販のものもあります。ご自宅にあるようでしたら、それを使って頂くのが良いと思います。


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まずは紙ヤスリをかけていきます。ここでの注意点は紙ヤスリをかける方向です。紙ヤスリをかける時は木目にそってかけるようにしてください。木目に垂直方向にかけてしまうと傷が残ってしまう場合があります。紙ヤスリをかけると、その部分はスベスベになります。全体がスベスベになるのを素手で触れて確認してください。この状態での肌さわりがオイルを塗った後の肌さわりとなりますので、ざらつきはこの時点でなくすようにしてください。また、染みなどの部分は少し重点的に紙ヤスリをかけて、染みを取り除いてください。紙ヤスリをかけると、表面に木屑が残りますので、さっとで構わないのでウエスなどで拭き取ってください。


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いよいよオイルを塗っていきますが、オイルは綿100%のウエスに適量を垂らし、そのままテーブル表面に擦り込むようにぬっていきます。オイルが木部の表面に浸透すると少し表面の色が濃く変わります。テーブル全体の色が変わるまでしっかりと塗ってください。オイルを塗るのは基本的にはテーブルの上面だけで構いません。側面がざらついているようであれば上面と同様に塗ってみてください。裏面は塗る必要はありません。オイルを塗ったら、直後で構いませんので、オイルがついていないウエスで表面に残ったオイルを拭きとってください。テーブル全体を乾拭きするイメージですが、少し力を入れるようにしてください。実はこの拭き取りが出来上がりの状態の出来を左右します。しっかり拭き取っていないと乾きが遅くなったり、ムラの原因になってしまいます。


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チェリーの色味は好きだけど、もう少し明るい感じのテーブルが欲しいという方には【No.2335】

ソリウッドでは、最近チェリー材での家具のご注文が増えています。数年前までは、数の上ではウォールナット材のご注文が圧倒的に多かったのですが、徐々にその差はつまり、今ではチェリー材のほうが上回ることが多いです。チェリー材の魅力はスベスベに仕上がる木目の細やかさと経年による色味の変化かなと思っています。チェリー材の経年変化は著しく、完成当時は淡いピンク色っぽい色味をしていますが、だんだんと濃くなりオレンジ色の強い茶褐色になります。同じ北米産の散孔材であるブラックウォールナットと比べると、赤みが強い印象です。数年経ったチェリー材は熟成感といった感じで使い込んだ感じがでます。


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こちらは現在吉祥寺ショップで完成品として販売しているチェリー材の耳つきテーブルです。5枚はぎと使用している板は多いですが、薄めですっきりとした印象の耳つきテーブルです。通常、注文で製作する場合W1350というサイズは作りにくいサイズで、2メートルくらいある板から製作することが多く、余ってしまう部分が多くなりその分コストパフォーマンスが悪くなってしまいがちです。今回は完成品ということで、サイズに見合ったお求めやすい価格(¥173,880(税込))になっています。


C120 小さめサイズのチェリー材耳つきテーブル

ただ、チェリー材の色味は好きだけど、全体的には赤色が目立つのは嫌だ、もう少し明るい印象のテーブルが良いといった意見もあるかと思います。そんな時は、カバ材なんてどうでしょう?


カバ材は、硬くて表面はスベスベに仕上がります。家具の材料としての知名度はあまり高くありませんが、フローリングなどにも使われていて、製作する上でも扱いやすい類の材です。ただ、着色しないでそのまま使う場合は、中心部分と外側の部分の色の違いが少しネックになります。カバ材は中心部分がやや赤味のはいった淡い茶褐色、辺材とよばれる外側の部分は淡いクリーム色をしています。カバ材はあまり太くなる木ではなく、製材されている材をみると白い部分が多くでてきます。色を統一するために赤味の部分だけを使うとなると歩留まりがかなり多くなってしまい、非効率です。そこで、家具に使う場合は赤と白の部分を混在して使うことになります。


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結果、ダイニングテーブルだとこんな感じのストライプちっくな柄のテーブルになります。チェリーやウォールナット材のテーブルに比べると可愛らしい感じになると思いませんか?赤味の部分はチェリー材に近い色味ですが、白い部分が入ることでマイルドになり、印象もだいぶ明るくなります。また、カバ材はそこまで経年変化はしないので、チェリー材のようにどんどん濃くなるといったことはありません。まさに冒頭でもいったように、チェリー材の色味は好きだけど、もう少し明るい感じのテーブルが欲しいといった場合には最適ではないかと考えます。


K121 ストライプ模様が綺麗な耳つきテーブル

上の写真も吉祥寺ショップで完成品販売している耳つきダイニングテーブルでこちらのサイズはW1500になります。W1500まであると肘掛けのある椅子2脚を並べることも可能で、少し余裕のある4人がけとして使い勝手は良い感じになります。こちらのテーブルも耳つきテーブルとしてはお求めやすい価格の¥166,320(税込)となります。脚は今のところ完成品販売専用の八の字型の脚がついています。材は天板と同じカバ材です。


今回ブログ中で紹介したチェリー材の耳つきテーブル(C120)とカバ材(K121)の耳つきテーブルはいずれもテーブルの状態で吉祥寺ショップに展示しています(7月5日現在)。いずれも綺麗な感じに仕上がっていますので、このぐらいのサイズで軽めな印象の耳つきテーブルを探しているという方にはオススメのテーブルです。関東地方への送料はサービス(無料)となりますので、ぜひご検討頂ければと思います。


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