家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具製作の最近のブログ記事

椅子脚とベンチの組み合わせ【No.2069】

ソリウッドで家具をご注文される方の購入スタイルは様々です。ダイニングテーブル単体をご注文頂く方もいらっしゃいますし、ダイニングテーブルと椅子をまとめてご注文される方もいらっしゃいます。もちろん、椅子1脚をご注文頂くことも可能ですし、実際にそういうご注文もよく頂きます。ダイニングテーブルは通常椅子とセット使うことが多いです。テーブルをご注文される方は、椅子は現在使っているものをそのまま使うという方もいらっしゃいますし、椅子も新しくするという方もいらっしゃいます。最近では、ダイニングセットで注文するということは少なくなっているかもしれません。ソリウッドでも、このテーブルにはこの椅子といったセットにしていることはありません。そもそもダイニングテーブルはソリウッドオリジナルのテーブルで、椅子は国内生産をしている3つの椅子ブランドの椅子を扱っているので、同じシリーズのダイニングセットというものは存在しません。


椅子とテーブルを一緒にご注文される方で、椅子2脚とベンチ1台という組み合わせも人気があります。


20171012 1

ナラ材のダイニングテーブルに同じナラ材のMAGチェア(ISU-WORKS)とベンチの組み合わせの納品事例です。ベンチを選択する方にお話を聞くと、普段は2人で使用するためベンチはお客様が来たときに使うといった方や小さいお子様がいるご家庭では、友達が遊びにきた時に一緒に座ることが出来るから使い勝手がよいというコメントを頂きました。また、椅子2脚を注文するよりベンチ1脚のほうが金額的に安く済むといったこともあります。


ソリウッドのオリジナルベンチは、3枚の無垢材を接ぎ合わせた座面に2枚の板脚がつくシンプルなデザインになっています。座面は両側の板が少し斜めにせりあがっているので、座った時に腿の裏側がしっかりと支えれるようになっています。そのため、座り心地に劣ると思われているベンチですが、このベンチは座り心地がよいという有り難いお言葉を頂くことが多いです。樹種はテーブルの樹種として定番になっているものの中でクルミ材を除く、ウォールナット、チェリー、メープル、ナラ、タモ材で製作することが出来ます。テーブルも同じですが、樹種によって価格変わってきます。サイズはテーブルに合わせてオーダーすることが可能です。ベンチの場合、テーブルの脚と脚の間に納まるほうが便利性が高いです。例えばW1500のテーブルの場合、80mm角の4本脚がついたテーブルだと脚が端から15mmのところにつきますので、脚と脚の間は1310mmになります。このサイズだとベンチはW1200mmが最適だと考えます。ソリウッドのテーブルと合わせる場合、テーブルの長さから300mmを引いたサイズが目安となります。現在、吉祥寺ショップにはW1200とW1050のベンチ2種類が展示されています。また、座面の仕上げも2種類あります。テーブルと同じようにツルッと平坦に磨いたものと座面の表面にあえてチェーンソーで傷をつけ、その上で触っても痛くないように磨きをかけたテクスチャー仕上げの2種類があります。テクスチャー仕上げは、表面が凸凹になっているので滑り止めにもなっています。価格はどちらの仕上げでも同じになります。


賢木@吉祥寺

肘掛けのある椅子を検討する際はAHの確認も忘れずに【No.2062】

ダイニングチェアの場合、大きくわけて肘掛けのある椅子と肘掛けのない椅子の2つに分けることが出来ます。椅子の場合、掛け心地が検討の優先順位の上のほうにくることが多いので、ゆったりと座れる肘掛けの椅子に軍配があがることも多いかと思います。ですが、肘掛けのない椅子=座り心地が悪いということは全くありませんし、肘掛けのある椅子に対してもメリットももちろあります。


出入りがしやすい

肘掛けのある椅子は椅子の横に肘掛け用の材がくることになりますので、座る際にはその肘掛けをよけて座る必要があります。肘掛けが椅子の前脚部分までくるデザインの場合、肘掛けが完全にテーブルからでるまで後ろにひいて座る必要があります。その点、肘掛けのない椅子の場合は、スッと横から座ることが出来ます。頻繁に立ったり座ったりするケースや椅子を引くスペースが十分にない場合は、肘掛けのない椅子のほうが快適に使えることがあります。


価格が安い

これは一般的な傾向ですが、肘掛けのない椅子のほうが値段は安く設定されていることがほとんどです。ソリウッドで扱いのある宮崎椅子製作所の肘掛けがないタイプの椅子であるHakuチェアやPocketチェアでは税抜き価格ではありますが、最も安い樹種とファブリックの組み合わせであれば3万円代の価格のものがあります。


ここまで、肘掛けのない椅子のメリットを見てきましたが、ご注文の数でいうとやはり肘掛けのあるタイプ(肘掛けがハーフタイプのものを含む)のほうが数は多い気がします。そこで、肘掛けの椅子をご注文する際に、必ず確認をして頂きたいことを書きます。


それは、AHです。

AHは、Arm High(アームハイ)の略となり、肘掛けの高さを表しています。なぜこのAHが重要かというと、テーブルの下に椅子がどこまで収納出来るかといった点に大きく関わってくるからです。単純な話ですが、このAHがテーブルの天板の下までの数値より大きいと椅子はテーブルの下に収納が出来ないということになります。例えば、テーブルの高さが700mmで天板厚が40mmの場合、床から天板したまでの距離は660mmになります。テーブルに幕板と呼ばれる脚と脚の間に板がない場合は、先ほどの660mmと椅子のAHの数値を比較して、AHのほうが低ければその椅子の肘掛けはテーブル下に収納できるということになります。もし、テーブルに幕板がある場合は、その幕板の長さをさらに引いて、AHと比較する必要があります。一般的に幕板があるテーブルは、幕板の下から床までの距離が620mmぐらいになっています。AHが620mmより低い椅子というのはあまり多くはないと思います。ですので、幕板があるテーブルをお使いの場合は、椅子が収納出来ない前提でスペースを考えテーブルのサイズを決める必要があります。


ここからは、ソリウッドで扱いのある椅子で肘掛けがある椅子の具体的なAHを紹介していきます。


20171005 2

ほぼ水平の肘掛けがついているISU-WORKSのMEGチェアです。コンパクトでありながら、背にもクッションがついていて長く座っていても疲れがこない椅子で、座り心地・デザインともに人気の高い椅子です。


こちらのMAGチェアのAHは650mmとなります。テーブルの高さが700mmで天板×が40mmまでのテーブルであれば肘掛けを奥まで収納することが出来ます。


20171005 1

こちらは宮崎椅子製作所のUUチェアです。後ろにかけてせりあがるような肘掛けのデザインが人気の椅子です。UUチェアのAHは、前脚のところで590mm、後ろ脚と肘掛けの接合部分で650mmになります。先ほど例にあげた天板下の距離が660mmのテーブルだと、後ろ脚と肘掛けの接合部分より、少し奥まで収納できることになります。


肘掛けはあると非常に心地よいので、あるほうが良いという方も多いと思いますが、肘掛けの高さを確認しないとかえって都合が悪くなる可能性があります。ですので、AHとテーブルの天板下の高さの関係はしっかりと確認をお願いします。


賢木@吉祥寺

ウォールナット材の経年変化【No.2061】

無垢材テーブルの樹種を選ぶ際に、気にしておいたほうが良いのが経年による色の変化です。材木業界や無垢材家具の世界では、時間が経って、材木や家具の色が変化することを型ね変化と表現しています。経年変化とは年月が経つにつれ、製品の品質や性能が変化すること定義できますが、木材では質が変化するということは、雨さらしの屋外で置いておくのは別として、室内の空間ではほとんどありません。ですので、木材に限っては表面の色味が時の経過とともに、変化していくということになります。


色が変化する要因については、様々あると考えられていますが、最も影響するとされているのが、光の中に含まれている紫外線です。木にはリグリンという成分があり、このリグリンが紫外線を吸収し、分解していきます。その過程で色が変化していくと言われています。無垢材家具でよく使われる木材の中で、最も経年変化が激しいとされているのが、ブラックチェリー材です。製材したてのブラックチェリー材は、淡いピンクがかった褐色をしていますが、時間が経つにつれ、オレンジの色味が強くなり濃いオレンジがかった茶褐色に変化していきます。段々、色が濃くなっていくので、熟成度が増すような感じがして、数年経ったチェリー材の家具は何ともいえない味のある色味になります。チェリー材の経年変化は濃くなるので、イメージがつきやすいですが、経年変化で注意が必要な樹種があります。それは、ブラックウォールナット材です。


ブラックウォールナット材は、木そのものが濃い茶褐色をしていて、オイル等で仕上げると黒紫がかったこげ茶色に仕上がります。この色味は、着色では決して表すことの出来ない複雑な色味で、ウォールナット材の人気を支えている要因の1つです。ですが、家具が出来上がった当初の色味がそのまま長く続くとは思わないほうが良いです。ウォールナット材は、時間が経つにつれ、色味が少し薄くなり黒っぽさが抜け、赤味のある茶褐色に変化していきます。変化した後の色味も、深みがあり、味のある色味ではありますが、黒っぽい色味が気にいった場合は少し期待とは違う色味かもしれません。


ですが、これも天然素材の無垢材ならではのことなので、この変化を楽しんで頂きたいと思っています。もちろん、テーブルだけがこの経年変化をするわけではないので、椅子やテレビボードも同じ時期に製作されたものであれば程度の差はあれど、同じような変化をしていきます。


20171004 2

上の写真は、製作したばかりのウォールナット材の家具をお客様宅にお届けした際に撮影したものです。ウォールナット材の色味が最も濃く黒っぽい色味をしている状態です。


下の写真は、しばらく吉祥寺ショップに展示していたウォールナット材のデスクです。


20171004 1

だいぶ黒っぽさが抜け、赤味がやや強くなっているのがわかって頂けると思います。


無垢材テーブルの樹種を検討する際に、ウォールナットとチェリーで悩む方も多いかと思います。その際にチェリー材は濃くなる、ウォールナット材は濃い色味が抜けるといった経年変化を起こるということを頭に入れて、検討してみることをオススメします。


ちなみに上述したチェリー材とウォールナット材は経年変化の激しい樹種の代表格ですが、そのほかにもメープル材も年月が経つと色の変化が目に見えてわかる樹種です。出来た当初はかなり白く明るい印象ですが、徐々に黄色みが強くなり最終的には飴色と表現されるような艶やかな黄褐色になります。メープル材の場合は、経年変化をしても明るい印象はそのままですが、色味自体は変化します。


賢木@吉祥寺

少し印象の違うチェリー材耳つきテーブル【No.2058】

オススメの木はなんですか?と聞かれることがあります。この質問に関する答えは少し迷ってしまうのですが、「どれもオススメですが、しいて言えばチェリー材です。」と答えるようにしています。そもそも、ソリウッドで扱いのある樹種は、ある程度硬さがあり、丈夫なので長年使って頂ける家具には適していますし、それぞれの違いは見た目の色味と肌触り、金額といったところになります。これらの客観的な優劣ではなく、お客様の好みで選ばれるのが良いと思っています。強いてと書いたのは、そういう意味で書いています。とはいうものの、チェリー材は素晴らしい材で、一生をともにするダイニングテーブルとしては非常に適しています。さらには、以下のようなメリット(特色)もあります。


価格が安定している

以前は、ブラックウォールナットと同等の原価であったりすることもありましたが、最近では価格も安定して、そこまで高いといった雰囲気ではなくなってきました。仕入れの原価と比べると、高騰したウォールナットとはかなり差が出てきています。ソリウッドで製作しているストレートカットテーブルの価格でいうと、W1500の4人掛けのテーブルで、チェリー材(天板厚30mm)では、¥166,320(消費税込み)のものが、ウォールナット材だと¥189,000(税込み)になります。その差は2万円を超えます。この価格差は木の質で生じているものではないと考えて頂いて問題ありません。価格は市場の状況などで変化するからです。


無垢材らしい経年変化が見られる

チェリー材の最大の特徴といえるのが、この経年変化です。経年変化は、時間の経過によって表面の色味が変化してくることをさします。チェリー材の場合、家具が出来た当初は淡いピンク色にちかい褐色をしていますが、徐々に濃くなっていきオレンジ味がつよい褐色に変化していきます。色の変化は比較的早く、半年もしてくると色が変わったのがわかるぐらいです。


さて、チェリー材をオススメする理由を書きましたが、現在ソリウッドの吉祥寺ショップに展示してある2つのチェリー材の耳つきテーブルを紹介したいと思います。同じチェリー材ですが、少し印象の違う天板で、その違いを解説します。


20171001 1


C108 現品販売のチェリー材耳つきはぎテーブル

こちらは現品販売をしてるチェリー材の耳つきテーブルです。5枚の板を接ぎ合わせていますがいずれも同じ丸太から採れた板を使用していますので、天板全体の統一感があります。幅をだすために少し色の薄い白太部分はありますが、特に気にならないと思います。こちらのテーブルはすでに仕上げまで完了していて、そのままお客様宅にお届けすることが出来ます。


20171001 2

C89 様子の違う木目を2種楽しめるチェリー材耳つき2枚はぎ天板

一方、こちらの天板は、違う丸太からとれた板を使って、2枚はぎの天板を製作します。写真をみてもらうとわかる通り、左右の板ですこし木目の模様が違います。右側の板は少しメラメラとした模様がみえます。これはチェリー材の樹皮に近い部分に見られることがある模様で、トチやカバといった樹種にも見られることが多い。一方、左側の板はメラメラした模様は出ていない、オーソドックスな木目の板といえます。節や入り皮など、一般的に欠点といわれる部分はなく、優等生的な板です。ですので、このC88テーブルは、個性的な木目の板と優等生的な板のコラボレーションを楽しむことができるテーブルというわけです。同じような板を並べると統一感はでますが、やりすぎるとどこか人工的な匂いのする天板になってしまいます。そこで、思いきって性格の違う板を並べてみると意外としっくりとくることが多いです。


同じチェリー材の耳つきテーブルでも使う板によって雰囲気は全然違います。どちらが良いとか悪いとかの問題でないので、感覚的にこれっと思ったものを選ぶのが無垢材テーブルを検討する上ではポイントとなる点かもしれません。


賢木@吉祥寺

常にセール状態!?現品販売の耳つきテーブル【No.2055】

昨日のブログでは、ソリウッドの主力商品の1つである耳つきテーブルの販売形態の違いについて、説明しました。簡単にいってしまうと、オーダーを受けて製作するオーダーメイド方式と仕上げ済みの現品をそのままお届けする方式の2つです。いずれも構造など基本的な部分につきましては違いがありませんが、納期や価格には少し違いがあります。まず納期ですが、オーダーメイド方式の場合は、吉祥寺ショップに立て掛けてある板や相模湖工房に在庫がある板など、製作準備が整っている板で製作する場合は、2〜3ヶ月ほどお時間を頂いております。また、ご希望にそう板から探す場合はそれ以上の時間がかかる場合があります。一方、現品販売の耳つきテーブルは、すでに完成品となっていますので、最短で1週間でのお届けが可能になります。すでに、お引っ越しなどが済み、今すぐ耳つきテーブルが欲しいといったニーズにお応え出来ます。


金額につきましては、現品販売のものにはかなりお得な価格をつけています。同じものをオーダーメイドで製作する場合とは異なる価格になり、2〜3割程度安い価格のものが多いです。よくセールはやらないのかとご質問を受ける場合がありますが、基本的にセールをすることがありませんが、この現品販売の耳つきテーブルに限っては常にセールに近い金額での販売ということになります。少しでもお安くお求めになりたい方にはかなりオススメの耳つきテーブルです。


では、実際に現品販売の耳つきテーブルはどんなものがあるのか紹介していきます。はじめにお断りしておきますが、ここに紹介した現品販売の耳つきテーブルはいつ成約になるかはわかりません。予めご了承ください。


D106 岐阜県飛騨市産のブナ材を使用した耳つきテーブル

まずは、最も新しく先週吉祥寺ショップにきたばかりの現品販売耳つきテーブルを紹介します。


20170928 1

こちらは、国産のブナ材を6枚を接ぎ合わせた耳つきテーブルです。厚みは28mmと薄いので、耳の部分に強烈な個性はありませんが、その分、どんな空間にも合わせやすい耳つきテーブルに仕上がっています。ブナ材は、比較的白い部分が多い材ではありますが、板によっては赤味がやや入っているものをあります。こちらのテーブルではあえて色味の違う板を接ぎ合わせてアクセントをつけた天板になっています。サイズはW1500なので4人掛けにちょうどよいサイズになっています。耳の部分のカタチもストレートに近くその点でも使いやすいテーブルだと思います。価格は税込みで¥149,040−となります。こちらのテーブルは関東地方へのお届けの場合は送料をサービス(無料)とさせて頂きます。それ以外の地域への配達ももちろん可能ですが、送料が別途発生します。詳細はお問い合わせください。


C108 現品販売のチェリー材耳つきはぎテーブル

20170928 2

はっきりいってかなりオススメのテーブルです。北米からの輸入材となるブラックチェリー材の5枚はぎ耳つきテーブルになります。5枚はぎではありますが、実際には同じ丸太から製材された3枚の板からとれた板になります。乾燥中にぱっくりと割れてしまった板があったので、それを半分にわって2枚の板にして使用しています。乾燥中に割れた板ですが、その部分以外は問題なく使用することができるのでそのあたりは安心してご検討ください。このテーブルの特徴は、同じ丸太からとれた板のみを使っている全体の統一感と天板の厚みです。天板の写真をご覧頂くと木目が比較的揃っていて違和感をあまり感じないと思います。また、最近では40mmぐらいに仕上れば良いという板が多いなかで、こちらは45mmnの厚みがあります。これだけの厚みがあるとやはり重厚感があります。実際に持ってみるとずっしりとした重みを感じます。オーダーで製作すると、23〜25万程度の価格がつく板ですが、現品特別価格の¥195,480(税込み)価格になります。


この他にも9月28日現在で国産材クルミ材を使った現品販売の耳つきテーブルが2台、吉祥寺ショップで展示販売しています。こちらもキレイな木目がでていますでの是非とも現物をご覧頂きたいと思います。


賢木@吉祥寺

木の座面ってどうですか?【No.2044】

「木の座面ってどうですか?」

吉祥寺ショップで接客をしている際によく聞かれる質問の1つです。椅子をご検討されている方からの質問ですが、おそらく木の座面の椅子は座り心地が悪そうに感じるけど、その辺どうですか?といった意味合いでご質問されている方が多いと思います。座り心地に関していえば、クッションが中に入っている布座や革(レザー)座に比べると、硬くは感じます。それを座り心地の優劣と捉えるかたは個人の感覚だと思います。私は長年木の座面の椅子で食事をしていたのもありますが、あまり硬い座面に抵抗がありません。食事をしている数十分の間では、お尻が痛く感じることもないので木の座面の椅子の座り心地が劣っているとは思いませ。ですが、ダイニングの椅子に長時間座ることがある方やそこで仕事やパソコン作業などをよくするといった生活スタイルの方だと、木の座面だと硬すぎるということが出てくると思います。そういったことが今後の生活で想定される場合は、クッション性のある座面を選んで頂くもしくは木の座面の上に市販のクッションを敷いて使うといったことをして頂ければと思います。


木の座面の椅子のメリットは以下の点だと考えます。


丈夫であり、張り替えの必要がない

・木の座面の最大のメリットだと思うのが、将来的に座の交換を考えなくて良いという点です。布の場合は、食べ物や飲み物をこぼした時に、場合によっては染みなってしまいます。丸洗いが出来れば良いのですが、そうもいきません。また、中に入っているウレタンフォームにもヘタリが出てきますので、当初のような座り心地が長い間継続するとも限りません。ですので、布座の場合は使用状況にもよりますが、5〜8年くらいで座面の交換が必要になってきます。その点、木の座面はへたることもありませんし、大体の汚れはすぐに拭いたり、濡れた布巾に中性洗剤をつけてこすると落ちます。ひどく汚れた際は、紙ヤスリで磨いて染みや汚れを落とすことも可能です(ただし、オイル仕上げに限る)。


色のコーディネートを悩まなくて済む

・少し消極的なメリットではありますが、布や革(レザー)の場合は選択できる種類や色が多くあり、どの組み合わせにすればよいのか悩んでしまうことがあります。センスを問われていると思い、プレッシャーに感じてしまう人もいるかもしれません。木の座面であれば本体と同じ樹種ということになるので、あれこれ悩むこともありません。


もちろん、その反対にデメリットもあります。


ファブリックのものに比べて、重い

・椅子の場合、無垢材の量が多くなればなるほど、重くなる傾向にあります。木の座面のものでも無垢材を接ぎ合わせて座面全体を1枚の板にしている椅子は持ってみるとやはり重く感じます。最近の椅子では軽量化が1つのテーマになっているので、木の座面の椅子でも、裏をギリギリまで削ってみたりと色々な工夫をしているものがありますので、持ってみると見た目より軽く感じるものもあります。


長い時間座っているとおしりが痛くなる

・先述したように、長時間木の座面の椅子に腰をかけているとお尻が痛くなっています。少し傾斜をつけたり、お尻のカタチにあうように掘り込んでいたりと工夫をしているものもあるので、少し座っただけでは、違和感を感じることもないですが、やはり長時間となるとなんかしらのクッションが欲しくなります。


ソリウッドで扱いのある3つの椅子ブランドのうち、ISU-WORKSの椅子は木の座面がラインナップされているものは多くあります。コンパクトでありながら、座り心地にも妥協をしていないGシリーズでは全ての椅子で木の座面が選択できます。少しゆったりと座れるNシリーズでは、LENチェアとENNチェアは木の座面を選択できます。


20170917 1

写真はISU-WORKSのENNチェア(チェリー材)です。シンプルなデザインですが、ゆったりと気持ちよく座ることができます。木の座面はすのこ状に5枚の板を組んだものになります。通気性が良いので夏でも蒸れる心配がありません。


20170917 2

こちらは宮崎椅子製作所のboチェアです。ウィンザー調の小振りな椅子です。ソリウッドで扱いのある椅子の中でも人気がある椅子です。丸い座面はデザイン的にも可愛いですし、お尻のカタチにもあいます。さらには裏側は掘り込みがされており、出来るだけ軽くしようという工夫が見られます。


賢木@吉祥寺

クルミのテーブルに合わせる椅子【No.2037】

ここのところ、いくつかのブログで国産クルミ材の耳つきテーブルを紹介させて頂きました。いずれも20万円をわる大変お買い得なテーブルとなっていますので、あまり重々しくないけれども、自然な感じが出ているテーブルが欲しいという方にはぜひご検討頂き、実際に見て触って頂きたいとおもっています。


クルミは、クルミ科の落葉広葉樹で、製材しオイルで仕上げると比較的滑らかに仕上がりますが、表にでる木目と色味は素朴で自然感がでます。色味は艶がありやや黄色味がある茶褐色です。クルミを英訳するとWalnutになりますが、無垢材家具でwalnut(ウォールナット)と呼ばれるものは、ほとんどが北米産のブラックウォールナット材です。ソリウッドの定番の樹種としてラインナップしており、人気もある材です。ですが、今日紹介しているクルミ材はブラックウォールナット材とは少し違う色味をしています。日本で採れるクルミはオニグルミやサワグルミといった日本やロシアでよく生育し、伐採・製材されている木になります。ブラックウォールナット材は元々の色味が濃く、オイルなどで仕上げると濃い茶褐色で深みのある色味をしています。また、少し色の濃淡がありそのせいで、木目がはっきり見えることがあります。一方、クルミ材はブラックウォールナットとほどは色味も濃くなく、淡い茶褐色をしています。とはいえ、ナラやタモほどは黄色味があるわけでもなく、ナラやタモの中間といった色合いをしています。木目は比較的はっきりとしていて、素朴でナチュラル感のある材です。


20170910 1

こちらが以前納品させて頂いたクルミ材のテーブルです。


さて、クルミ材はテーブルの天板として使うことは多々ありますし、クルミのテーブルを見掛けすることもあります。ですが、椅子に限ってはクルミ材のものはあまり見受けられません。ソリウッドで扱いのある3つの椅子ブランド(宮崎椅子製作所、ISU-WORKS、いのうえアソシエーツ)でもクルミ材のラインナップはありません。そこで、クルミ材のテーブルを購入した際に、椅子も木の椅子にしようと思った時に、どの椅子であれば似合うのだろうかといったことが気になります。ソリウッドで扱いのある3つのブランドでも多くの椅子野デザインで選ぶことができるナラ材は、ウォールナット材やチェリー材などのメジャー材種に比べ、色がついていないのでクルミ材には合います。実際にクルミ材のテーブルをご注文頂く方のほとんどが合わせる椅子はナラ材を選択頂いております。もちろん、よくみるとテーブルと椅子の材が違うことがわかりますが、一見しただけでは違和感なく使って頂けます。


20170910 2

賢木@吉祥寺

現品販売第3弾!北海道産クルミ材の耳つきテーブル【No.2034】

これまでオーダーを受けてから製作をすることがほとんでしたが、仕上がったものをお店で見て頂き、そのテーブルをそのままお届けする現品販売にも少し力を入れていこうと思っています。すでにこのブログでも紹介しましたが、現在吉祥寺ショップには、


C108テーブル 現品販売のチェリー材耳つきはぎテーブル

D99テーブル  岐阜県飛騨市産クルミ材の耳つきはぎテーブル

の2台の5枚はぎの耳つきテーブルが現品販売として展示されています。実はもう1台とっておきのものがあるんです。今日はそのテーブルをご紹介します。


20170907 1

こちらもクルミ材の5枚はぎの耳つきテーブルです。このテーブルに使われている木材は北海道下川町近辺で採れた正真正銘の国産クルミ材になります。今回は縁あって下川町を活動拠点にしている「NPO法人 森の生活」の協力を得て実現できた国産材耳つきテーブルになります。「森の生活」さんは下川町周辺で採れる広葉樹を上手く供給して地域材の活用を広める事業を進めています。木材活用事業のほかにも豊かな自然を楽しむ体験プログラムや宿泊施設の運営などを手がけ、森林を活かし、心豊かな暮らしと持続可能な地域作りの活動を日々行っていらっしゃいます。今回のテーブル製作にあたっては、木材の提供だけでなく、耳つきテーブルも下川町で製作するということに挑みました。もちろん、ソリウッドで提供している他のテーブルと違う質にするのでは意味がありませんので、下川町で生活する木工職人の方に、ソリウッド仕様で耳つきテーブルを製作してもらいました。ですので、同じ接着剤、同じ金具を使って製作されています。


北海道下川町は北海道の北部にある森に囲まれた町で東京からのアクセスだと飛行機で旭川まで行き、そこから車で約2時間といったロケーションになります。古くから豊かな自然と恵まれた森林資源を活用した産業が盛んな町です。


今回の北海道産クルミ材耳つきテーブルは5枚はぎでサイズがW1500×D825−840×H700と4人掛けテーブルとしては最適なサイズになっています。天板厚は28mmと耳つきテーブルにしてはやや薄めになりますが、その分スッキリしていてどんな雰囲気のお部屋にも合わせやすい感じに仕上がっています。表面の仕上げはオイル仕上げで脚は80mm角4本脚になります。現品販売のため、サイズ変更や脚のデザインの変更は出来ませんが、その分お得な価格になっています。本体価格は¥145,000で、消費税込みの価格になると、¥156,600と耳つきテーブルとは思えないお買い得価格になっています。さらに関東地方への配送であれば搬入・設置料含めた送料は無料とさせて頂きます。その他の地域につきましてもお届けすることは可能です。送料は別途見積りになりますので、詳細はお問い合わせください。


20170907 2

こちらの耳つきテーブルはすでに吉祥寺ショップに展示しておりますので、実物をご覧頂くことが可能です。一点モノになるので、つぎに同じようなテーブルが入荷する見込みは今のところ、ありません。素朴な印象の木目と色味ですが、主張がない分、どんな部屋にもマッチするのではないかと考えています。木目の出方もキレイですし、価格もお買い得です。そう長くはショップにないテーブルになるんじゃないかと予測しています。


賢木@吉祥寺

ひじ掛けがなくても掛け心地の良い椅子ありますよ【No.2030】

肘掛けのある椅子とない椅子どちらがお好みでしょうか?椅子を選ぶ際に、肘掛けのあるなしは悩むポイントでもあるかと思います。イメージ的には肘かけのある椅子のほうが、座っていると楽だし、掛け心地も良いというところでしょう。ですが、普段肘掛けのない椅子をメインに使っている私としては、肘掛けなしでも掛け心地は良いし、メリットもあるよと言いたい気持ちもあります。そこで、今日は肘掛けのない椅子にスポットをあてて、メリットやデメリット、ソリウッドで扱いのある肘掛けのない椅子を少し紹介したいと思います。


まずは肘掛けのない椅子のメリットは、椅子のサイズがコンパクトに済む、そしてその分軽いという点とテーブルサイズをひと回り小さくしても脚と脚の間に収納できるといった点、出入りがしやすという点が挙げられます。私が普段家でダイニングチェアとして使っているPocketチェア(宮崎椅子製作所)は幅が400mmです。同じ宮崎椅子製作所の椅子で肘掛けのあるタイプであるpepeチェアの場合、幅が535mmあります。これは肘掛けのある椅子ではそこまで大きいと感じるものではありません。1脚で135mm、2脚並べると270mmと大きな違いになってきます。例えば、1350mmのテーブルを検討している場合、ソリウッドの定番である80mm角脚とすると脚と脚の間は1160mmとなります。先ほどのPocketチェアの場合、2脚並べても800mmでかなり余裕をもって使うことができます。pepeチェアの場合は2脚並べると1070mmとなり脚と脚の間に入れることは出来ますが余裕があまりない状態になってしまいます。幅が500mm以上ある椅子を2脚並べることをお考えになるならテーブルの天板は1350ではなく1500にしたほうが良いと考えます。


肘掛けのない椅子は機能面でもメリットになる点があります。それは出入りが楽という点です。肘掛けのある椅子だと肘掛けの前部分がでるまで引き出さないと腰掛けにくいですが、肘掛けがないと横からすっと座ることも出来ますし、椅子をひく距離が少なくて済みます。些細なことかもしれませんが、肘掛けのある椅子を引き座ることに対して、多少の面倒くささを感じている方は一定数いると日頃の接客を通して思うところです。


さて、ソリウッドでは3つの国内生産をしているブランドの椅子を取扱い、受注を受けていますがそのなかで個人的にオススメする肘掛けのない椅子を紹介します。


Pocketチェア(宮崎椅子製作所)

20170903 1

先ほども登場しましたが、私が自宅で使っているPocketチェアです。コンパクトではありますが座り心地は他の椅子と全くひけをとらないというか肘かけの椅子より心地良いと感じることもあります。掛け心地は人によって違うので絶対ではありませんが、実際座ってみると、見た目の割にはゆったりと座れるなということに共感して頂ける人は多いと思います。


Hakuチェア(宮崎椅子製作所)

20170903 2

スタイリッシュで激しい主張のない肘掛けなしの椅子です。見た目は非常にシンプルですが、背もたれも幅がありしっかりと体を支えてくれます。座面はあまりクッション性を感じない硬めに仕上がっています。沈み込むような座面が苦手という方にはぜひ座って頂きたい椅子です。


PEGチェア(ISU-WORKS)

20170903 4

こちらは北海道津別町にある山上木工が製作するISU-WORKSにラインナップされている肘掛けのない椅子です。先ほど紹介したHakuチェアに比べると、座面は柔らかく、少し沈みこむ感覚があります。長時間座ることがあるという方にはこのぐらいの柔らかさが良いのではないでしょうか?座面は板座も選べます。


今回紹介した椅子はすべて吉祥寺ショップで実際に座って頂くことができます。


賢木@吉祥寺

岐阜県飛騨市産のクルミ材を使った耳つきテーブル【No.2027】

吉祥寺ショールームにこれまでとは少し違った特徴を持つ耳つきテーブルが入荷しました。


D99 岐阜県飛騨市産クルミ材を使用した耳つきはぎテーブル

20170831 1

産地がはっきりとした板を使っています

ソリウッドが普段使っている木材は輸入材のものが多いです。木材流通の全体に言えることですが、それぞれの木の産地がはっきりと明確になっているものはあまりありません。輸入材だとウォールナット材やチェリー材は北米、タモやナラなどはロシアからだろうといった程度がしかわかりません。このように樹種によっておおよその産地はわかりますが、細かいところは不明なことが多いです。これは日本国内で流通している材についてもいえます。トチやケヤキなどは日本特有の樹種ですので国産材ということはわかりますが具体的な産地が明確になっていることはあまりありません。我々のような木材の使い手が明確な産地を把握するには、伐採の現場に立会い、マークをつけることをしなければなりません。これは非現実的です。針葉樹などではブランドが確立しているものもありますが、広葉樹ではほとんど聞きません。通常の流通にのっている材はこんな感じになりますが、広葉樹の産地では産地を明確にしてブランド化を狙う動きが少しづつ出てきています。今回こちらのテーブルはそのような動きの中で、岐阜県飛騨市の森で伐採し、製材してということがわかっている材を使用しています。国産材が使われていることでエンドユーザは少し安心するかもしれませんが、できれば日本の森で成長した材を使いたいと思っている方もいらっしゃると思います。そういった方にはぜひオススメしたいテーブルです。


すでに完成した現品を展示販売します

こちらのクルミ材耳つきテーブルは、すでにオイル仕上げを施し完成品となっています。もしこちらのテーブルが欲しいということであれば、このテーブルをそのままお客様宅にお届けすることになります。完成しているので木目も耳の感じを実際にみて判断頂くことが可能です。サイズはW1500×D880〜1000×H700 天板厚は28mmとなります。脚はクルミ材で80mmの角脚がついています。今回は現品販売になりますので、サイズや脚のデザインを変更することは出来ません。


また、納期につきましても注文で製作する場合と比べるとかなり短縮が出来ます。天板に傷や汚れが確認出来ない場合はそのまま配送手配をすることが出来ますので、最短で3日後にはお届けが可能です。詳細につきましてはスタッフまでお問い合わせください。


脚込みで¥15万円代のお手頃価格

これまでのソリウッドでは耳つきテーブルの中心が2〜3枚はぎのテーブルが多く、4人掛けのサイズですと22万〜30万ぐらいの価格帯のものが多いです。また、このテーブル同様に5枚はぎ程度のはぎ枚数のもので20万〜25万程度です。今回のクルミ材耳つき5枚はぎテーブルの価格は、脚込みで¥153,360−(税込み)とこれまでの耳つきテーブルに比べるとかなりお手軽な価格になります。とはいえ、反り止めや脚の付け方などはこれまでのテーブルと全く同じで品質的にも問題ないと自負出来るものですので安心して使って頂けます。価格が安くなっているのは、天板が薄めで材料費が少し抑えられている点と現品販売という点を考慮してかなり戦略的な価格に設定しているためです。これと同じ程度のものを注文で製作するといった場合はここまでの価格をつけることが出来ません。さらに関東地域への納品でしたら、搬入・設置料含め、送料はサービス(無料)とさせて頂きますので、よりお得感があると思います。


このD99テーブルはすでに吉祥寺ショップに展示していありますので、ご興味のある方はぜひ実物をご覧頂ければと思います。天板が薄いためどーんとした迫力はありませんがクルミ材らしい素朴で自然感のあるテーブルに仕上がっています。また、後日詳細をお知らせしますが、同じようなサイズの国産クルミ材耳つきテーブルがもう1台展示販売しています。こちらは飛騨市産ではなく、北海道下川町周辺で伐採されたクルミ材を使用しています。さらには、国産材を使ったテーブルは今後も現品販売する予定があります。


賢木@吉祥寺