家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具製作の最近のブログ記事

木材の利点を得るためには乾燥がとっても大事です。【No.1920】

日頃から木を扱う仕事をしているので、木に関する事にはやはり関心があります。最近は林業にも関心があります。日本の林業は斜陽産業と言われてから久しいですが、やはり頑張ってもらいたいと思っています。日本の林業は針葉樹を中心に発展した経緯があるので、広葉樹林業は産業として成り立っているのか微妙な感じであります。私自身は林業についてちゃんと勉強をしたわけではありませんが、自分なりに本を読んだり、ネットで検索したりはしています。先日、『森林業 ドイツの森と日本林業 スギ・ヒノキの木材栽培業から、森のめぐみをていねいに引き出す総合林業へ』村尾行一・著 築地書館 という本を見つけたので、読み進めています。まだ序盤しか読んでいませんが、至るところになるほどと思う記述があり勉強になります。林業に関する基礎知識がないので、読み進めるのはなかなか大変ですが全部読んだ所で感想をこのブログで書こうと考えています。

目次を見てみると第4章は「乾燥の重要性」となっています。第4章の冒頭には乾燥の重要性について貴重な記述がありました。

木材には極めて優れた長所が多々ある。例えば強度一つとっても鋼鉄やコンクリートよりも遙かに強い。さらに常識と違うが実は火事にも強い。熱伝導率が低いからである。しかしこうした諸長所は木材の含水率がいわゆる平衡含水率以下-昨今の木材使用態様からすれば含水率9%-になるまで充分乾燥させてはじめて発揮される利点なのである。

木材の長所を活かすのも乾燥がしっかりされていないといけません。ソリウッドで使用している木材は人工乾燥を施して含水率が10%以下になった木材を使用しています。特に未乾燥材を仕入れて製作している耳つきテーブル用の板はソリウッドに設置してある木材乾燥庫を使用して板の平均含水率が10%以下になるまでしっかりと乾燥させています。

木材が乾燥しているかどうかは見た目では判断しにくいです。見ただけでは乾燥しているのか乾燥していないのかを判断するのは困難です。なんとなく乾いているかなというのは経験で分かりますが、含水率までを把握するのは無理だと思います。木材の含水率を計測するには木材水分計という機器を使用します。

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これが木材水分計です。スイッチをオンにして比重による補正スイッチを動かして木材に当てると瞬時に含水率が表示されます。上の写真は乾燥庫に入れてあったウォールナット材に水分計を当てたときのに撮ったものです。13.2%なので、もう少し乾燥させる必要があります。ウォールナット材は板の中心部分と端の部分では水分の抜け進度が全然違います。板の端の方は比較的はやく水分が抜けていきます。含水率が10%以下になるのも早いです。しかし、板の中心部分はなかなか水分がぬけません。端の方が10%以下になっていても中心部分は含水率が20%以上ある場合も多くあります。なので、含水率を計測する場合はかならず複数箇所の含水率を計測しています。

乾燥の進度は樹種によって違います。ウォールナット材はかなり遅い部類に入ります。逆に水分が抜けやすい樹種もあります。カバ材は水分が抜けるのが早いです。また、水分が抜けるのにともなって木材は反ったり捻れたりしますが、その具合も樹種によって全然違います。動きの少ない樹種は材木を扱う者にとってはとても有難いので重宝されます。逆に動きの大きい樹種は敬遠されがちになります。動きの多い樹種の代表格はカエデ材です。ソリウッドの木材乾燥庫で何度もカエデの板を乾燥させていますが、多くは真ん中でV字に反ってネジました。そのままで平面をだそうとするととっても薄くなってしまいます。なので、真ん中で割ってから平面を出すようにしています。そのためカエデ材の2枚はぎテーブルは製作するのが難しく最近は4枚はぎテーブルにすることが多いです。

樹種によって乾燥進度や変化は異なりますが、乾燥をさせないといけないことには変わりはありません。木材は乾燥をしっかりすることによって魅力が増す素材なんです。

瑞木@相模湖


新緑の季節、緑系のファブリックはいかがですか?【No.1908】

5月になり、新緑がまばゆい季節になりました。毎年このブログに書いているような気がしますが、桜で有名な井の頭公園も個人的には新緑の5月頭のほうが、清々しくリフレッシュされる感覚になります。吉祥寺の店の前のケヤキの木も葉の緑が濃くなってきています。こんな時期にオススメなのが、緑色のファブリックです。椅子は四季問わず、一年中使うものなので季節感で選ぶことはあまりないかもしれませんが、迷った際はそういった視点でも選ぶのもありかなと思いますので、参考程度にご覧ください。


ソリウッドで扱う椅子ブランドは「ISU-WORKS」「宮崎椅子製作所」「いのうえアソシエーツ」の全部で3つになりますが、いずれも選択出来るファブリックが異なります。ここで紹介するものは全ての椅子に適用出来るものではないことをご了承ください。


まずは、椅子のファブリックとしてはいろんなところで採用されているリバコ社のNCシリーズの緑色の布を紹介します。NCシリーズはアクリル70%、ウール30%で組成されていて、少し厚みのある布地になります。


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こちらのNC116の緑は濃い緑になります。ウォールナット材やチェリー材など色味の濃い木材との組み合わせにすると、緑の濃さが負けず、バランスの良い組み合わせになります。実際、この布地を採用しているISU-WORKSの椅子では、ウォールナット材の椅子で布地の中では最も選ばれている色です。こちらのNCシリーズの緑の布地は先述した通り、ISU-WORKSの全ての椅子と宮崎椅子製作所の椅子で選択することが可能です。宮崎椅子製作所では、公式ウェブサイトではNCシリーズはラインナップに掲載されていませんが、ご希望があれば張ることは可能です。詳細についてはスタッフまでお問い合わせください。


続いて紹介するのは、ISU-WORKS(山上木工)の椅子で選択出来る緑系の布地を紹介します。


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こちらはミラノMI-8です。NC116よりはかなり淡い緑系の布地で、若草色っぽくグレーにも近く感じるの色味です。濃い色味の木材と合わせるとさわやかな印象に仕上がるでしょう。また、色味の薄いメープルやナラといった木材とも合わせやすい気がします。


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こちらはグラナダGR−7です。黄色と緑の間のような色になっています。張り地の見本だけみるとやや派手な印象ですが、実際に椅子の座面にはってみると、やや薄い感じに見えるので、座面だけが目立つといったことにはなりません。


ミラノやグラナダは昨年途中から選択できるようになった布地です。これまでのISU-WORKSではさきほど紹介したリバコ社のNCシリーズのみの展開でしたが、これらの布地が加わってラインナップが充実してきました。きっと好みの肌触りや色味の布地が見つかると思います。


最後に宮崎椅子製作所の椅子のみで選択が可能な緑系の布地を紹介します。


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水玉状のエンボス加工が施されている布地です。少しブルーがかった緑色になっています。綿が多く組成されているので、触り心地も自然な感じのする布地です。綿のほかにはアクリル、ポリエステルとウールが配合されています。


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こちらはこれまでのものに比べると緑色は弱いですが、全体的にミントグリーンのような淡い緑色をしています。写真はウォールナット材との組み合わせになりますが、なかなか個性的な椅子に仕上がっています。


宮崎椅子製作所では本革の張り地も選ぶことがありますが、革でも緑色のものがあります。


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写真はチェリー材のHandyチェアと組み合わせたものです。こちらはRIOというシリーズのもので、写真ではわかりづらいですが、よくみると細かいシワのような型押しがされています。こちらの緑色の革はチェリー材との相性バッチリですね。


吉祥寺ショールームには、張り地のサンプルを用意していますので、ご来店頂ければサンプルを見ながら検討頂けます。


賢木@吉祥寺

家庭用だけでない、レストランや待合室などにも適している椅子【No.1901】

今日ははじめにゴールデンウィークの営業情報を掲載させて頂きます。


◆吉祥寺ショールーム

5月2日(火)定休日


5月3日(水)12:30〜18:00


5月4日(木)〜8日(月)12:30〜18:00


5月2日(火)は定休日のため、お休みとさせて頂きます。3日は水曜日ですが営業致します。4日以降は通常通りの営業となります。


◆相模湖工房

5月2日(火)〜5月7日(日)までお休みとさせて頂きます。期間中は木工教室も開催されません。次週以降、1週づれての開催となります。


今日はソリウッドでも扱いのある椅子ブランド「ISU-WORKS」の全ての椅子のデザインを手がけているデザイナー兼木工家である高橋三太郎さんが来店してくださいました。高橋さんは普段、北海道の札幌を拠点として活動されているので、なかなか頻繁に会うことはできませんが、東京にいらっしゃる機会があるときは、近況報告などをさせて頂いています。高橋さんが今回東京にいらした理由がこちらです。


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4月29日(土)に新宿にあるOZONリビングデザインセンター内にあるショップ「にっぽんフォルム」で行われるトークイベント「木工家・高橋三太郎が語るISU-WORKSの椅子あれこれ」に参加されるためです。時間は12:00〜13:00と15:00〜16:00の2回行われるようです。いずれも参加費無料で、予約なしで自由に参加出来るスタイルになります。2011年に始まったISU-WORKSプロジェクトの誕生秘話や椅子についての話が聞けるようです。デザイナー自らの話を聞ける機会はあまりないと思いますので、お時間ある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?


今日は高橋三太郎さんが来店して頂いたので、このブログでもISU-WORKSの椅子を取りあげたいと思います。


「ISU-WORKS」は椅子のデザイナー兼木工家として活躍されている高橋三太郎さんと北海道津別町にある木工所・株式会社山上木工さんとの協同プロジェクトで全ての椅子のデザインを高橋さんが担当され、全ての椅子の製作を山上木工さんが行っています。「美しく豊かな暮らし」をテーマに上質な椅子が多数ラインナップされています。その裏には長年椅子の製作に携わってきた高橋さんの美学と座り心地と使いやすさを追求するマインドと山上木工さんの職人さんによる高い技術力があります。


「ISU-WORKS」の椅子は軽くてコンパクトなGシリーズ、ゆったりと座れるNシリーズ、リビングや畳でも使えるリラックスチェアのEシリーズ、美しさと座りやすさを追求したAシリーズの4つのシリーズ展開がされています。すでに15種類の椅子がラインナップされていますが、今回新たにAシリーズに新しい椅子が登場するようです。Aシリーズは、高橋三太郎さんが個人ブランドとして展開してきた名作椅子をISU-WORKS用にリ・デザインされて椅子になります。新たに登場する「YAC」チェアは丸い座面でこれまでの椅子とは少し違ったフォルムの椅子になっているようです。


「ISU-WORKS」の椅子はどれも座り心地がしっかりと計算されていて、これはないなというような椅子がないと私は思っています。サイズ的にもコンパクトなものもあれば、ゆったりどっしり座れるものもあり幅広いラインナップなので、きっとお気に入りの1脚が見つかると思います。


ソリウッドの吉祥寺ショールームにお越しのお客様はご自身でお使いになる自宅用の椅子を探しに来られる方が多いですが、「ISU-WORKS」の椅子はレストランや医療施設などコントラクト家具としても使えると思います。中でも、Gシリーズの椅子は丈夫であることは当然ですが、軽くて動かすのもラクです。さらにはスタッキングが出来るので、使わない椅子がある場合は端にまとめて置くことも出来るのでコントラクト家具としても優秀です。さらには、全体のデザインは決まったものですが、座面高など+3cmまではカスタマイズが可能です。使う方だけでなく設計をされる方にとっても使いやすい椅子だと思います。ソリウッドでも、ある会社の応接スペースに十数脚納めたり、写真スタジオとしても使う事務スペースに置く椅子であったり、医院の待合椅子などに使うなどの事例もあります。


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こちらはGシリーズのHUGチェア。建築士やインテリアデザイナーの方、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?


賢木@吉祥寺

椅子の樹種について【No.1900】

今日は椅子の樹種について書いてみようと思います。


椅子に使われる樹種については、やはり硬くて強靭な木材が向いていると思います。そのため、テーブル同様、スギやヒノキ、パイン材といった針葉樹より硬く粘り気のある広葉樹が適していると考えます。無垢材の椅子によく使われるのは、ナラ材、ウォールナット材、チェリー材といった材です。ソリウッドで扱いのある3つのブランドでもこの3つの樹種がラインナップされています(いのうえアソシエーツのAWAZA MA01チェアを除く。AWAZA MA01チェアはウォールナット材とナラ材の2種類から選んで頂けます。


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色が濃い樹種はウォールナット材です。はじめはこげ茶に近い色味をしていますが、徐々に色が抜けてくるような感じで変化をして、しばらく経つと赤い味のある茶色に変化していきます。落ち着いた色味であるので、ダイニングチェアだけでなく、書斎に置くデスクチェアやリビングにおくリラックスチェアなどでも人気があります。


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ナラ材はウォールナットと反対に明るい色味の樹種の代表格となります。ドングリのなる木として日本人の私たちには馴染みのある木だと思います。木材としても硬く丈夫な木なので、ダイニングテーブルだけでなく、椅子や収納といったありとあらゆる家具にも使われています。20年以上前では、無垢材の家具といったらナラ材というぐらい多くの家具に使われてきて、大衆的な存在の木という認識もあったかと思います。ところが、最近では国産の良質なナラ材と出会うことは少なく、ロシアやヨーロッパ諸国からの輸入材が中心となっています。価格的にも材自体の価格が高騰しているため、高く設定されることが多くなってきました。価格水準は椅子ブランドでも多少異なりますが、宮崎椅子製作所の椅子では、ウォールナットと並んで一番価格が高い樹種としてラインナップされています。色味的にもクセがなく、いわゆる木材といった淡い茶褐色をしているため、他の家具とも合わせやすい木だと思っています。また、ナラ材に合わせる座面のファブリックを選ぶ際も、どんな色味でも違和感ないものがほとんどです。ナラ材もラインナップされているISU-WORKSの椅子では、ナラ材×からし色(黄色)の組み合わせが最も選ばれており、続いて注文が多いのが緑色のファブリックとの組み合わせになります。


チェリー材は、色味的にはウォールナット材とナラ材の間といえる樹種です。ウォールナットほど濃くはなく、ナラ材ほど淡くはありません。チェリー材は、経年変化が著しい木材としてもよく知られています。経年変化することを第一の目当てとしてチェリー材を選択する方もいらっしゃるくらいです。削ったばかりのチェリー材は淡いピンク色をしていますが、徐々に濃いオレンジがかった茶褐色に変化をしていきます。半年ぐらい経つと、色が変わってきたなというのがわかるぐらい変化をしていきます。さらに数年してくると使い込んだ熟成感がでてくる感じがします。


以上が多くの椅子で選択できる樹種の簡単な説明でした。この3種以外にも選べる樹種がある椅子もあります。特に宮崎椅子製作所の椅子は樹種が豊富で、先述したウォールナット材、ナラ材、チェリー材の他に、ブナ材、メープル材、ホワイトアッシュ材、レッドオーク材、ケヤキ材といった樹種が選べます。中でもケヤキは他のメーカーの椅子でも中々お目にかかれないものです。吉祥寺ショールームにはケヤキ材のpepeチェアが展示されています。おかげさまで、ケヤキ材の椅子も注文がきています。


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逆にテーブルは製作することがあっても、椅子では製作が難しい材もあります。トチ材はテーブル天板としても人気はありますが、トチ材で製作した椅子は見たことがありません。トチ材は幅の広い板がとれる材で、細かく幅をカットするような製材はほとんどされません。トチ材のテーブルをご購入されたお客様には、トチ材の色味に合うようにメープル材やナラ材といった明るめの色味の樹種をオススメしています。


賢木@吉祥寺

家具の街 その1【No.1893】

吉祥寺ショールームにお越し頂いたお客様から「吉祥寺って家具屋さんが多いですよね!」とコメントを頂くことが多々あります。私もそう思います。吉祥寺では近年、新たにオープンする家具屋さんも増え、今では安めの家具やインテリア雑貨を置いている家具屋さんから、無垢材の家具や1枚板の大きな天板を扱う家具屋さんまで幅広いジャンルの家具屋さんが点在している家具の街といっても過言ではないといっていいくらい家具屋さんが存在します。


家具の街というと、大きくわけて2種類あると思っています。ひとつは家具の生産が盛んな地域です。もうひとつは、家具を販売する家具屋さんが多く集まっている地域になります。


日本国内には家具の産地として知られているもしくは街全体で家具の街を積極的にアピールしている都市がいくつかあります。中でも、北海道の旭川、岐阜県の飛騨高山地域、広島県の府中市、福岡県の大川氏が主要な家具の街として有名です。各地には数多くの家具メーカーが存在し、協同組合を組織し加盟事業者の発展に向けて日々活動をしています。協同組合の活動としては、協同での展示会の開催などどの地でも同じようなものが多いようですが、それぞれの都市によって、家具の製作に関する特徴があります。


北海道の旭川は、元々製材業者が材料を加工して家具作りをはじめたことがきっかけで広まっていたようです。そのため、北海道の豊富な木材を使った家具作りが特徴といえます。今では、北海道産の木材も供給量が減少していることもあり、全てが北海道産の木材を使っているわけではないと思いますが、他の地域に比べると無垢材を中心に製作しているところも少なくないようです。


岐阜県の飛騨は、ブナ材を曲げて曲線のフォルムの椅子をはじめとした脚物家具を得意としています。それ以外にも個人の作家さんが小さな家具工房を営んでいるところも多いイメージです。広島県の府中市では、婚礼家具のさきがけとして有名で収納家具を得意としています。福岡県の大川市では、木製の家具をまんべんなく生産しており、量産家具を得意として家具の生産量は全国1位とされています。


これらの家具の産地の他にも、伝統工芸に指定されている家具を製作する地域があります。比較的小さな棚類をケヤキ材などで製作する江戸指物や紀州桐箪笥などが有名です。


家具の産地として有名なのは以上の地域ですが、ソリウッドのような小さな家具工房を含めれば全国各地に様々な生産拠点があると思います。ソリウッドで扱っている椅子には3つのブランドがありますが、いずれも上に挙げた家具の産地とは違うと場所で製作されています。ISU-WORKSの椅子を製作している山上木工さんは、北海道の津別町にあります。同じ北海道の旭川には車で2〜3時間ほどかかるようなので旭川地域というには少し無理があると思います。とはいえ、札幌よりは近いので、旭川の家具組合が主催している展示会などには参加をしているようです。pepeチェアやUUチェア、pocketチェアを製作している宮崎椅子製作所は徳島県にあります。


20170419 1続いて家具を販売する家具屋さんが多く集まる家具の街をみていきます。

家具屋さんは全国どこにでもあると思いますが、特に有名なのが東京都目黒だと思います。目黒駅から5、6分ほど歩くと、目黒通りの両側に家具屋さんが目立つようになります。目黒通り沿いには約60の家具屋・インテリアショップが並んでいるといわれています。この目黒通りの家具屋街の特徴としては、様々な国や時代、新品から中古家具まで様々なジャンルの家具屋さんが集結していることにあると思います。アメリカンな家具、ミッドセンチュリーのデザイナーズ家具、イギリスのアンティーク家具、デンマークなどの北欧家具など既製品を扱うお店もありますし、オーダー家具やオーダーキッチンを注文で製作する家具屋など多岐に渡ります。ブラブラしながら家具を探すには最適な街だと思います。


そして、もう一箇所東京で家具屋が集中しているエリアを紹介したいと思います。その場所が吉祥寺です。吉祥寺については明日のブログに続きとして書きたいと思います。


賢木@吉祥寺

実は少ない国産材を使った無垢材テーブル【No.1890】

職業柄、林業に関するニュースというのはわりとアンテナを伸ばして積極的に情報を入手したいと思っています。林業関連のニュースをインターネットでみていると、○○県産材で公共施設を作ったとか○○県産材利用促進の取り組みといった見出しに出会います。日本には森林が沢山あるので、出来れば日本国内で取れた材を使って家や家具を作り、そこに住んだり、家具を使いたいと思っている人も多いと思います。日本国内でも○○県産材認証制度といったものを行っているところが割と多いです。ですが、あまり知られてなかったり、これらの認証制度の対象がスギやヒノキといった針葉樹に限られているものがほとんどだと思います。ソリウッドでは比較的硬いとされる広葉樹を専門に扱っていますが、○○県産材と認証され、明確にそれが示されている広葉樹の板や丸太はほとんど見たことがありません。


このあたりのトレーサビリティは野菜や肉といった食品に比べ、木材とくに広葉樹は遅れているといわざるを得ませんが、流通量で輸入材で圧倒的に負けている現状では、消費者へのアピール力はどうしても少なくなってしまうと思います。とはいえ、出来る限り日本の木を使いたいと思いますし、出来れば日本の木で家具を作りたいと思っている方もいらっしゃいます。沢山の家具を同じ品質で納期も短く生産しなければいけない家具では国産材の使用はハードルが高いですが、オーダーによって製作するようなものであれば、認証制度がしっかりしていれば使い安いのではと思います。


現状では、樹種によって国産材であろうと推測できるというのが限界の状態です。比較的国産材が多い樹種は、ケヤキ、トチ、ヤマザクラ、カバ、イタヤカエデといった樹種です。これらのうち、耳つきテーブルを製作できるような耳がついた状態の板は国産材である可能性が高くなります。ソリウッドでもこれらの板は出来るだけ在庫として用意したいと考えていますが、材木市場にいっても常に同じようなものが出品されているわけでもないので、良いものが、あなり高くない価格で手に入れられれば仕入れている状態です。今日現在の吉祥寺ショールームに展示されている耳つき2枚はぎもしくは3枚はぎテーブル用の板でいうと、クリ材が2セット、トチ材が1セット、ヤマザクラ材が1セット、イタヤカエデ材が1セットといった状況になります。


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こちらがヤマザクラ材の3枚はぎ用の板になります。日本ではサクラといえばソメイヨシノですが、ソメイヨシノは観賞用に交配されたもので、木材として利用されることはほとんどありません。家具に使われるのは、山に自生するヤマザクラという種類になります。流通量が少なく常に在庫することは難しいですが、展示しているとわりとすぐ成約になる隠れた人気樹種です。今回はW1500と4人掛けとして使えるサイズの天板になります。


D98 日本人にはお馴染みの桜。国産ヤマザクラ材で製作する耳つきテーブル

また、それとは別に飛騨市でとれたクリ材とクルミ材の耳つき板も置いてあります。これは通常の木材市場でセリ落として入手するルートとは全く違い、岐阜県飛騨市に拠点をおく株式会社飛騨の森でクマは踊る(ヒダクマ)さんの協力を得て、入手させて頂いた板になります。ヒダクマさんは、飛騨市が行う官民協同事業体で、飛騨市の広葉樹や昔から引き継がれてきた伝統技術を利用して、継続的木材利用に取り組んでいらっしゃいます。


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無垢材のテーブルは長く使うことを前提に検討・ご注文されている方がほとんどです。材の産地がわかればそれだけでご自身のテーブルに関する情報が増え、思入れも深まると思います。さらに、そういったことがきっかけで日本の林業や国産材の利用状況に目を向ける方が増えてくれると良いなと思っています。


賢木@吉祥寺

オーダーで製作する無垢材ダイニングテーブル【No.1879】

ソリウッドの吉祥寺ショールームは、JR中央線と京王井の頭線の吉祥寺駅から歩いて7分ほどのところにあります。吉祥寺駅はお花見の季節になると井の頭公園への花見客などで沢山の人が訪れます。井の頭公園は吉祥寺駅の南口から徒歩5分ほどで、ソリウッドのショールームとは反対側にあります。無垢材のダイニングテーブルを探している方はお花見がてらソリウッドの吉祥寺ショールームにも寄って頂けると有り難いです。


吉祥寺ショールームにはすでにオイルを塗って仕上げまで終わっている展示品のテーブルと荒削りの状態で立て掛けて展示している注文後に製作を開始する耳つきテーブルを製作する板があります。すでに完成している展示品をそのままお届けすることもありますが、基本的にはお客様のご要望をお聞きしてオーダーで製作することが大半です。つまりオーダーで製作する無垢材ダイニングテーブルになります。


四角く成形されているテーブルをソリウッドではストレートカットテーブルと呼んでいます。ストレートカットテーブルは複数の無垢板を接ぎ合わせて製作します。接ぎ合わせとは、奥行き方向に板を接着して指定の寸法をとる方法です。D850mm程度の奥行きのテーブルの場合、5〜7枚の無垢板を使用します。似たようなもので集成材と呼ばれているものがあります。集成材も基本的には板を接着させているので、同じような感じですが、集成材と呼ばれる物は長さ方向にも継いでいるものが多いです。また、奥行き方向も10cm未満の細い板を接ぎ合わせることが多いです。ソリウッドのストレートカットテーブルの場合は、平均的に10cmを超える幅の板を使う計算になりますの、集成材のものより使う板はだいぶ少なくなります。


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W1500×D850のチェリー材のダイニングテーブルです。少し幅の広い椅子を2脚並べても少し余裕があるサイズです。オーダー頂く場合は、長さ×奥行き×高さを指定して頂くことになります。長さはW2200mm程度は製作することが可能ですが、樹種によっては長い板が暫く入手出来ない場合もありますので、W1900mmを超える大きなテーブルの場合は、在庫の板の長さを確認してから、もしくは材木屋さんに長さのある板が在庫しているかを確認してから、製作可否を出させて頂いています。また、小さいサイズのテーブルも製作が可能です。最近ではW800×D800mm程度の2人で使えるようなダイニングテーブルの問い合わせやご注文を受けるケースが相次ぎました。


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こちらはW1000×D1000mmの正方形のダイニングテーブルです。既製品ではあまりないサイズだと思います。オーダーで製作する場合はこのようなサイズのテーブルも作ることが出来ます。


サイズについては原則的に1cm単位で指定頂くことは可能ですので、置くスペースによってサイズを決めて頂きます。


自由に選んで頂けるのは、長さと奥行きだけではありません。高さもご希望に応じて製作します。ダイニングテーブルの標準的な高さはH700mmとしています。700mmだと日本で設計され、製作されている椅子の平均的な高さである400〜420mmの座面高にはちょうどよいサイズかなと思います。もちろん、このあたりの感覚は人それぞれなので、違った座面高の椅子に座って感覚を掴んでおくのもよいでしょう。高さについては、70cmプラスマイナス5cmにつきましては追加料金なく製作することが可能です。また、座卓やローテーブルといった高さが低いテーブルにすることももちろん可能です。


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ローテーブルにした納品事例です。床に直接座って食事をする場合は高さを360mm程度にすることが多いです。ソファーに座って使う場合はもう少し高くして400〜420mmぐらいが使いやすいと思います。


オーダーで製作するダイニングテーブルについての問い合わせ・見積依頼・ご注文は店頭ではもちろん、メールや電話でも可能です。お気軽にご連絡ください。


賢木@吉祥寺

低めの棚も製作できます【No.1876】

「この場所に本や子どものおもちゃや絵本を収納する棚が欲しいなぁ」なんて思っていませんか?


そんな時は、オーダーで作る無垢材棚なんていかがでしょうか?いざ棚が欲しいと思って、家具屋さんに行ったり、インターネットで検索してみても欲しい大きさの既製品を見つけることはわりと難しいことだと思います。例えば、幅も奥行きを大丈夫そうだけど、窓枠の下に納まる高さではないとか、カウンター下に納める高さだけど、奥行きがあり過ぎてカウンターから出っ張ってしまうなど、惜しいものは見つかるのになんてこともあるでしょう。オーダーで製作する場合には好きなサイズで作れるというメリットがあります。


これまでも吉祥寺ショールームにはいくつかオーダー製作する本棚やL字棚、リビングラックなどを展示していましたが、新たに背の低い棚を製作してみました。


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こちらの棚は、窓の位置よりも下になるようなイメージで全体の高さを690mmにおさえて設計してあります。全体の幅は2200mm、奥行きが250mmになります。今回展示品を作成したのは、フィンランドバーチという材で、フィンランドで採れたバーチ(カバ)材になります。こちらのフィンランドバーチは普段お世話になっている材木屋さんから紹介を受け、試しに少量を購入し、今回の棚を作ってみました。色みはメープル材に似ていてかなり明るい印象の材です。これまで使用してきたバーチ材は中央に赤身とよばれる赤茶褐色の部分と外側の白っぽい部分の色味の違いがはっきりとしていましたが、こちらのものは全体的に白く、赤茶褐色部分はありません。こちらのフィンランドバーチは今すぐにご注文を受けれるかというと、そうではなく材木屋さんでも次回の入荷を待っている状態です。そのため、現在は試作品として展示しており、フィンランドバーチで受注はうまくいっても、製作開始が2ヶ月ぐらい後になると思います。従って、現在では試作品としての扱いにしています。この棚は実は3つのパートに分けられて製作してます。


ひとつは、W2200×D250mmの天板部分です。本体部分は2分割にしています。写真ではわかりづらいかもしれませんが、向かって左側の仕切り板が少し厚くみえます。これは2つ棚を金具で固定しているためにそうなっています。2つの棚は1つの棚の側板にボルトを通す穴をあげてもう一方の棚にはメスのネジを埋め込んでいます。こうしてボルトで固定をしています。このように分割して製作することで、大きな棚でも搬入出来ないという事態を避けることが出来ます。


こうした棚は、もちろん他の材でも製作することが出来ます。ウォールナット材、チェリー材、メープル材、タモ材、ナラ材の中から選択頂けます。どの材もある程度の硬さがあり丈夫な木なので、頑丈さといった意味ではほとんど違いはありません。見た目の色味や木目の出方などの好みで選んで頂ければと思います。ですが、樹種によって価格は異なってきます。現状ですと、ウォールナット材、ナラ材、タモ材の価格が高騰しており、比較的販売価格も高くなっています。上の写真の棚と同じサイズのものを製作した場合、価格はウォールナット材の場合で¥191,160-、タモ材の場合で¥187,920-、メープル材の場合で¥172,800-となります。いずれも消費税込みの価格になります。


こうした棚類はお客様のご要望を聞いて製作することになるので、まずはご希望のサイズ・樹種・仕様などをお聞かせください。見積りは店頭以外にも、メール・電話でも受け付けておりますので、気軽にお申し付けください。ご希望の仕様における見積価格を算出して提示します。価格感を見て頂き、先に進めるようでしたら図面を描いて詳細をご相談させて頂きながら最終図面を決定させていきます。


賢木@吉祥寺

無垢材の丸テーブルも製作します【No.1873】

製作する数としては四角いストレートカットテーブルや耳つきテーブルのほうが多いですが、丸いテーブルも根強い人気があり、問い合わせやご注文も断続的に頂きます。吉祥寺ショールームには現在1台のウォールナット材の丸テーブルを展示しています。今日のブログエントリーでは、丸テーブルの選び方や丸テーブルを検討する際に気をつけていただきたい点を書いていきます。


丸テーブルの人気の理由は、丸いというカタチにあると思います。見た目も柔らかく可愛らしい印象があります。四角く角があるものが多くなりがちなお部屋のアクセントをつけるアイテムとしても利用できます。印象としては丸いテーブルがある空間のほうが、柔らかく優しい雰囲気になります。


機能面でも四角いテーブルに比べ、メリットがある点もあります。丸いテーブルだと複数の人が座ったときに、お互いの顔が見やすくコミュニケーションがとりやすくなります。四角のテーブルだと、対面に座った人とは顔をみての会話はしやすいですが、隣の人とは顔を見て話をするのは、やりづらくなります。この点、丸テーブルでは隣の人とも角度がついて座ることになるので、お互いの顔はみやすくなります。


一方、四角いテーブルや耳つきテーブルに比べてのデメリットもあります。それは


・丸テーブルを置くには、より広いスペースが必要


・食事をする際に、1人分のスペースが少なくなる


といった点です。


置くスペースについては、広く開けたリビングダイニングのような空間であれば、丸テーブルでも問題がありませんが、長方形の部屋に置くと壁に近い部分が出来てしまし、そこの部分は狭く感じやすくなります。もちろん、広めの長方形の空間であれば、全く問題がありませんが、少なくとも椅子をひいて椅子に座る際に必要な60cmがどこに座っても壁と空いているようにする必要があります。


また、1人分のスペースについては、四角に比べると角の部分がカットされているのと同じようなカタチになるのでその部分スペースが削られるということになります。


次に丸テーブルのサイズの決め方をみていきます。丸テーブルの大きさを決めるポイントは、座る人数です。4人掛けの場合、直径110cmが標準といえます。4人掛けを考えている場合はテーブルを置くスペースに問題がなければ直径110cmをオススメします。難しいのは、5人、6人と座る場合です。直径120cm程度にすると大きさ的には十分になりますので、座卓のように床に座る場合はそれでも問題ありません。ですが、椅子と合わせてダイニングテーブルで使う際には、脚の位置が悩みどころとなり、上手い解決策が思いつきません。脚を4本でなく、真ん中に支柱があり、上下にバランスを整えるように板をいくつかつける方法がありますが、木製の場合、こちらも脚を大きくしないと支えきれないので解決策になりにくいです。従って、常に5、6人が椅子に座るのであれば、長方形を基本としたテーブルを選ぶほうが良いと考えています。


ソリウッドの丸テーブルは、サイズと樹種、脚のデザインを選んで頂きご注文頂くカタチになります。サイズは直径800〜1200の間でお好きなサイズを指定頂くことが出来ます。樹種は定番のタモ材・ナラ材・メープル材・チェリー材・ウォールナット材の5つから選んで頂けます。メープル材・チェリー材・ウォールナット材の場合は天板厚を30mmか40mmからお選び頂けます。タモ材とナラ材の場合は天板厚は28mmになります。


脚のデザインは先が細くなっているテーパー脚が基本で、角のテーパー脚と丸テーパー脚のどちらかで製作することが多いです。テーパーのない脚でも製作することは可能なので、ご希望の場合はスタッフにお問い合わせください。


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こちらはメープル材で製作した丸テーブルの納品事例です。脚は丸テーパー脚がついています。


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こちらはチェリー材で角テーパー脚がついた納品事例になります。


賢木@吉祥寺

デザインがよくて、座り心地も抜群なTACチェア【No.1872】

椅子のデザインは様々なです。用途や好みによって選ぶのが良いでしょう。今日は「ゆったりと座れて、掛け心地も良い」椅子を紹介したいと思います。


まず、真っ先に浮かびオススメしたいのが、「TAC」チェア(ISU-WORKS)です。この椅子は北海道在住のデザイナー兼木工家である高橋三太郎さんがデザインしたダイニングチェアです。長い間、三太郎さんの個人ブランド「santaro works」のラインナップとして製作・販売されてきました。ソリウッドでも私が入社する前から扱いがあり、吉祥寺ショールームで展示販売していました。まだ、この仕事を始める前に一度「TAC」チェアに座ったことがあります。その時に、今まで座ってきた木の椅子とは違った座り心地が抜群だと思ったことを今でも忘れません。その時座ったのは、ナラ材で板座の「TAC」チェアでした。木の座面の椅子は座面が硬く、長く座るには向かないと思い込んでいましたが、この椅子に座ってからは座り心地は座面の硬さで決まるものではないというのが良くわかりました。


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こちらが板座の「TAC」チェアです。「TAC」チェアの板座は無垢材を接ぎ合わせて作った板を丸みを帯びたカタチにカットして、座りやすくなるよう削り、絶妙な座り心地を体現しています。また、座った際にお尻が滑らないように刃物であえて傷をつけるように細かい凹凸をつけています。その上でヤスリをかけるので、座った際にひっかかる感じはありませんが、ツルっと滑ることを防いでいます。


「TAC」チェアの座面は板座の他に、ウレタンクッションが入った布座とレザー座も選ぶことが可能です。


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こちらがレザー座の「TAC」チェアです。布地やレザーの座の場合は、ウレタンクッションが入っているため、横からみると盛り上がっているデザインになります。もちろん、板座に比べるとおしり部分はソフトに感じます。より柔らかい座り心地が好みの方、長く座ることを前提に椅子を探している方にはこちらのタイプのほうがフィットするかと思います。


「TAC」チェアの抜群の座り心地は座面だけでは作られたものではありません。背をしっかりと支える背の部分とゆったりと手をおける肘掛けも欠かすことが出来ないパーツです。「TAC」チェアの背はやや高い椅子にあり背にそうようにカーブをしています。さらに横からみると、段々と薄くなっています。細かいところですが、無骨な感じがありながらも美しいと感じるデザインにはこの背のような細かいところにも行き届いたデザインとそれを忠実に再現する加工技術が詰まっていると感じます。現在では、「TAC」チェアは高橋三太郎さんと北海道津別町にある山上木工さんの協同プロジェクトであるISU-WORKSのラインナップとして製作販売されています。山上木工さんは沢山の木工機械を所有して効率よく精度の高い部品加工ができる木工所です。ですが、それだけでは「TAC」チェアのような高品質な椅子は出来ません。加工された部品を緻密に組み立て磨きあげるのは人の力が必ず必要になります。山上木工さんは機械加工と熟練した職人の仕上げによって質の高い椅子を作り上げています。


「TAC」チェアは幅500mm以上あり、椅子としては横幅のあるタイプの椅子です。このサイズのものを2脚並べて置こうとするとテーブルのサイズはW1500は少なくとあったほうが良いと思います。また、肘掛けがついているので、天板の下に幕板といわれる板がついているタイプのダイニングテーブルだと肘掛けをテーブル天板の下に納めることが出来ません。省スペースにもなるので、「TAC」チェアをお考えの場合は、幕板のないタイプのダイニングテーブルと合わせるとよいでしょう。


「TAC」チェアは、現在、ナラ材、ウォールナット材、チェリー材で製作することが可能です。価格は、材種や座の種類によって異なりますが、税込みで8万円代〜10万円代の価格帯になります。木の椅子の中でも高めの価格帯だと思いますが、座って頂き、細かい部分まで見て頂ければ納得して頂けると思います。


賢木@吉祥寺