家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具の選び方の最近のブログ記事

テーブルの裏側もしっかりチェックしましょう【No.2075】

無垢材テーブルを検討していると、それぞれのメーカーによってどう違いがあるのかということは気になると思います。そんな方に1つアドバイスをするとすると、無垢材テーブルの違いをみるには「テーブルは天板の裏側を見る」ことをオススメします。


実は、天板の裏側が作り手の違いが最もよくでるとところであるからです。天板の裏なんて脚がついているだけじゃないの?と思うかもしれませんが、無垢材のテーブルに限ってはそうとは言い切れません。作り手の思いや長く使うための工夫が施されている場合が多いです。ですので、無垢材テーブルを選ぶ際にはデザインや価格、樹種や仕上げといったポイントに加え、天板の裏側がどうなっているかもチェックをして頂くのが良いと思います。


では、天板の裏側を見る際のポイントはどういったところでしょうか?以下の3つを主に見て頂くのが良いと思います。


天板と脚がどのようについているか?

天板と脚をつける最も単純な方法はほぞ組といわれる木工の伝統的な方法を用いて天板と脚を直接つけるものです。ほぞとは木工の基本的な接続方法で、片方に穴をあけ、もう一方に穴にはいるような突起をつくりはめ込みます。ですが、ダイニングテーブルではこの方法を使うことはほとんどありません。ほそでの接続は、一度接着をしてしまうと外すことができません。そのために、ほぞ組をするには現場での施工が必要になり、現実的ではありません。もし、引っ越しなどで外に出さなければいけないといった場合にも対応が出来ないなどの状況になってしまうこともあります。また、無垢材の場合、外部の環境によって伸縮する性質があるために、徐々にほぞ部分に隙間ができてきて、ぐらつきの原因になることも考えられます。


近年のダイニングテーブルは搬入などを考慮して、天板と脚を何度でも付けたり外したりすることが出来るようにしておくことがほとんどです。ソリウッドでは、プレート付けという方法で脚と天板をつけています。脚には、隅にボルトを通すための穴があいた金属製のプレートをつけます。天板の裏には、そのプレートが納まるサイズの溝を掘り込み、鬼目ナットといわれるメスのネジを埋め込みます。あとは、このプレートをボルトで固定します。この方法を採用しているメーカーは多くないとお見ます。ひと目すると、せっかくの無垢材なのに、金属製のプレートや金具を使うのはもったいないと思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、何度も取り外しが出来る、4箇所以上のボルド留めが出来る、様々なデザインの脚に対応ができるといった観点から金属を用いることが大きなプラスになると考えこの方式を採用しています。


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反りに対する対策がどのようにされているか?

まずは、反るということについて解説します。木が生きている状態では木部の中に多くの水分が含まれています。木を伐採し、丸太を何枚かの板に製材します。製材した状態で放置しておくと、木部の水分が板の表面から蒸発し、水分が抜けていきます。水分がなくなった分、木部が収縮していきます。板は一般的に樹皮に近い部分のほうが水分が多く含まれているとされ、木の裏表で収縮する比率が異なります。そのまま、収縮が続くと水分が少ないほうに木部が反っていくことになります。つまり、木を乾燥することで反りがでてきます。ですが、木部の水分が少なくなり木部の含水率が15%以下程度のなると、平衡状態になり、反りをとまってきます。従って、家具に使用する無垢材はよく乾燥させ、含水率が平衡状態になるまで、下がったものを使うことになります。ですが、含水率が低くなった板でも全く反りなどの動きがなくなるわけではありません。無垢材は自然なものなので、絶対ということはありません。万が一、外部の環境の違いによって、反る動きが出て場合、反りが起きないように反りを防ぐ工夫が必要になります。


長くなってしまいますので、この続きは明日書きます。


賢木@吉祥寺

無垢材テーブルによく使われる材は4つの色味に分類できる【No.2065】

無垢材テーブルを検討する際に、樹種はどれがよいのか?ということは誰も悩むことだと思います。樹種を選ぶポイントは2つあると思います。それはある程度の硬さがあること、もう1つは、好みの色味で選ぶことだと思います。無垢材のダイニングテーブルをご検討中の方は、ある程度長い期間使用することを前提として考えていると思います。そのため、表面の強度は重要になってきます。自然な質感が好まれているオイル仕上げの場合、表面に塗膜をつくって保護する塗装方法ではないので、木材そのものが持ち表面の硬さが天板の表面の硬さになります。一般的には、針葉樹よりも広葉樹のほうが硬いとされています。針葉樹として代表的なものはスギ、ヒノキ、パインといった材ですが、これらの表面は比較的柔らかく、少し力をいれて爪で押すと簡単に凹んでしまいます。


一方、広葉樹は木部の組織が針葉樹より進化しており導管と呼ばれる水分や養分を運ぶ管が独立している構造をしています。針葉樹に比べ、重く表面も硬いです。多くの広葉樹は針葉樹のように爪で押しても簡単には凹みません。以上のことから特にオイル仕上げのテーブルを考えている場合は、硬さで勝る広葉樹から選択するのが良いと思います。


ただ、広葉樹といっても色々な種類があり、無垢材家具の専門店に行っても覚えきれないほどの樹種の家具が展示されている場合もあります。広葉樹の中ではどういった基準で選べば良いのでしょうか?


個人的にはある程度の硬さがある木の中では、後は色味で選んでも良いと思います。それが一番わかりやすいです。ですので、今日のブログでは、無垢材家具によく使われる広葉樹の樹種を色味で4つに分類して紹介してみます。


淡い黄土色・薄い茶色系

木の家具といって多くの方が思いつくのが、この黄色味がかった色だと思います。淡い茶色ですので、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。ここに分類される代表的な木は、タモ材とナラ材です。どちらも言葉で表現すると淡い黄土色といったところです。どちらも強度があり、古くから家具に使われていますので、無垢材家具ではポピュラーな存在ともいえます。日本や中国でも生育しますが、近年ではロシアからの輸入材が中心になっています。以前では、価格も比較的安い部類の時期もありましたが、ここ数年の価格の上昇が著しく安定的に良材を確保するのが難しくなってきています。さきほどはポピュラーと書きましたが、このままの状況が続くとそういえない存在になってしまうかもしれません。


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写真はナラ材のダイニングセット。


白系

タモやナラよりも白い色味をしている木もあります。代表的なものは、メープル、カエデ、ブナ、トチといった樹種です。これらは、白っぽい色味ではありますが、メープルやカエデはクリーム色に近い黄色みがある白、ブナは赤味がかった白、トチは中央部分には明るめの茶色をしている部分がある板もよく見受けられます。これらの樹種でつくったテーブルは、明るくて軽くポップな印象の家具になります。メープルやブナといった木は、北欧系の家具にもよく使われています。これらの木に鮮やかな色味のファブリックなどをあわせるとメリハリの効いたオシャレな感じになります。


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ソリウッドでは最近、フィンランドバーチという樹種を少し仕入れ、本棚などの棚類で選択できるようにしています。バーチは日本語にするとカバ材ですが、かなり白い色味をしていてメープル材に似ていますが、木目もおとなしく価格も安くなっています。本棚など、丈夫な無垢材を使いたいけど、予算がそこまでないといった方にはオススメの樹種といえます。


赤味が強い茶色系

3つめのグループは赤味がはいった色味をしている木材です。ブラックチェリー材、ケヤキ材、マホガニー材、ブビンガ材といったものが代表格です。このなかで良く使われるのがブラックチェリー材です(ソリウッドではチェリー材と表記しています)。ブラックチェリーは、製材した当初は薄くピンクがかった色味をしていますが、日にあたることで徐々に色が濃くなっていき最終的には濃いオレンジ気味の茶褐色になります。ケヤキは日本を代表する広葉樹ですが、現在では以前のスター的な存在ではなくなってきてしまいました。ソリウッドでは耳つきテーブル用の板を木材市場で仕入れることがありますが、数はそう多くありません。最近では宮崎椅子製作所がケヤキ材を常時選択できるようラインナップされています。吉祥寺ショップにもケヤキ材で製作したpepeチェアが展示してありますが、お客様の評判は上々で、それをみてケヤキ材を選択している方もいらっしゃいます。


こげ茶系

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最後のグループは、濃い茶色の色味をしている木材になります。代表格はなんといってもブラックウォールナット材です。深みのある色味は独特の雰囲気を醸し出し、落ち着いた空間をつくるのに最適です。ですが、ウォールナットの色味については注意して頂きたいことがあります。出来た当初は黒紫っぽい色味をしているウォールナット材ですが、徐々に色が抜けてきて赤味がつよい茶色に変化します。変化後の色味も味があり、個人的には好きですが、濃い色味がずっと続くと思っていると思っていたのと違うということになりますので、その点は頭にいれておいてもらいたいと思います。最近では濃い色の家具の人気がありますが、木自体が濃い色をしている樹種はそれほど多くありません。ウォールナットの他には、モンキーポッドやローズウッド、黒檀といった木もあります。モンキーポッドは大きな板がとれる樹種なので、1枚板の耳つきテーブルの天板としてよく使われています。


賢木@吉祥寺

肘掛けのある椅子を検討する際はAHの確認も忘れずに【No.2062】

ダイニングチェアの場合、大きくわけて肘掛けのある椅子と肘掛けのない椅子の2つに分けることが出来ます。椅子の場合、掛け心地が検討の優先順位の上のほうにくることが多いので、ゆったりと座れる肘掛けの椅子に軍配があがることも多いかと思います。ですが、肘掛けのない椅子=座り心地が悪いということは全くありませんし、肘掛けのある椅子に対してもメリットももちろあります。


出入りがしやすい

肘掛けのある椅子は椅子の横に肘掛け用の材がくることになりますので、座る際にはその肘掛けをよけて座る必要があります。肘掛けが椅子の前脚部分までくるデザインの場合、肘掛けが完全にテーブルからでるまで後ろにひいて座る必要があります。その点、肘掛けのない椅子の場合は、スッと横から座ることが出来ます。頻繁に立ったり座ったりするケースや椅子を引くスペースが十分にない場合は、肘掛けのない椅子のほうが快適に使えることがあります。


価格が安い

これは一般的な傾向ですが、肘掛けのない椅子のほうが値段は安く設定されていることがほとんどです。ソリウッドで扱いのある宮崎椅子製作所の肘掛けがないタイプの椅子であるHakuチェアやPocketチェアでは税抜き価格ではありますが、最も安い樹種とファブリックの組み合わせであれば3万円代の価格のものがあります。


ここまで、肘掛けのない椅子のメリットを見てきましたが、ご注文の数でいうとやはり肘掛けのあるタイプ(肘掛けがハーフタイプのものを含む)のほうが数は多い気がします。そこで、肘掛けの椅子をご注文する際に、必ず確認をして頂きたいことを書きます。


それは、AHです。

AHは、Arm High(アームハイ)の略となり、肘掛けの高さを表しています。なぜこのAHが重要かというと、テーブルの下に椅子がどこまで収納出来るかといった点に大きく関わってくるからです。単純な話ですが、このAHがテーブルの天板の下までの数値より大きいと椅子はテーブルの下に収納が出来ないということになります。例えば、テーブルの高さが700mmで天板厚が40mmの場合、床から天板したまでの距離は660mmになります。テーブルに幕板と呼ばれる脚と脚の間に板がない場合は、先ほどの660mmと椅子のAHの数値を比較して、AHのほうが低ければその椅子の肘掛けはテーブル下に収納できるということになります。もし、テーブルに幕板がある場合は、その幕板の長さをさらに引いて、AHと比較する必要があります。一般的に幕板があるテーブルは、幕板の下から床までの距離が620mmぐらいになっています。AHが620mmより低い椅子というのはあまり多くはないと思います。ですので、幕板があるテーブルをお使いの場合は、椅子が収納出来ない前提でスペースを考えテーブルのサイズを決める必要があります。


ここからは、ソリウッドで扱いのある椅子で肘掛けがある椅子の具体的なAHを紹介していきます。


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ほぼ水平の肘掛けがついているISU-WORKSのMEGチェアです。コンパクトでありながら、背にもクッションがついていて長く座っていても疲れがこない椅子で、座り心地・デザインともに人気の高い椅子です。


こちらのMAGチェアのAHは650mmとなります。テーブルの高さが700mmで天板×が40mmまでのテーブルであれば肘掛けを奥まで収納することが出来ます。


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こちらは宮崎椅子製作所のUUチェアです。後ろにかけてせりあがるような肘掛けのデザインが人気の椅子です。UUチェアのAHは、前脚のところで590mm、後ろ脚と肘掛けの接合部分で650mmになります。先ほど例にあげた天板下の距離が660mmのテーブルだと、後ろ脚と肘掛けの接合部分より、少し奥まで収納できることになります。


肘掛けはあると非常に心地よいので、あるほうが良いという方も多いと思いますが、肘掛けの高さを確認しないとかえって都合が悪くなる可能性があります。ですので、AHとテーブルの天板下の高さの関係はしっかりと確認をお願いします。


賢木@吉祥寺

ウォールナット材の経年変化【No.2061】

無垢材テーブルの樹種を選ぶ際に、気にしておいたほうが良いのが経年による色の変化です。材木業界や無垢材家具の世界では、時間が経って、材木や家具の色が変化することを型ね変化と表現しています。経年変化とは年月が経つにつれ、製品の品質や性能が変化すること定義できますが、木材では質が変化するということは、雨さらしの屋外で置いておくのは別として、室内の空間ではほとんどありません。ですので、木材に限っては表面の色味が時の経過とともに、変化していくということになります。


色が変化する要因については、様々あると考えられていますが、最も影響するとされているのが、光の中に含まれている紫外線です。木にはリグリンという成分があり、このリグリンが紫外線を吸収し、分解していきます。その過程で色が変化していくと言われています。無垢材家具でよく使われる木材の中で、最も経年変化が激しいとされているのが、ブラックチェリー材です。製材したてのブラックチェリー材は、淡いピンクがかった褐色をしていますが、時間が経つにつれ、オレンジの色味が強くなり濃いオレンジがかった茶褐色に変化していきます。段々、色が濃くなっていくので、熟成度が増すような感じがして、数年経ったチェリー材の家具は何ともいえない味のある色味になります。チェリー材の経年変化は濃くなるので、イメージがつきやすいですが、経年変化で注意が必要な樹種があります。それは、ブラックウォールナット材です。


ブラックウォールナット材は、木そのものが濃い茶褐色をしていて、オイル等で仕上げると黒紫がかったこげ茶色に仕上がります。この色味は、着色では決して表すことの出来ない複雑な色味で、ウォールナット材の人気を支えている要因の1つです。ですが、家具が出来上がった当初の色味がそのまま長く続くとは思わないほうが良いです。ウォールナット材は、時間が経つにつれ、色味が少し薄くなり黒っぽさが抜け、赤味のある茶褐色に変化していきます。変化した後の色味も、深みがあり、味のある色味ではありますが、黒っぽい色味が気にいった場合は少し期待とは違う色味かもしれません。


ですが、これも天然素材の無垢材ならではのことなので、この変化を楽しんで頂きたいと思っています。もちろん、テーブルだけがこの経年変化をするわけではないので、椅子やテレビボードも同じ時期に製作されたものであれば程度の差はあれど、同じような変化をしていきます。


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上の写真は、製作したばかりのウォールナット材の家具をお客様宅にお届けした際に撮影したものです。ウォールナット材の色味が最も濃く黒っぽい色味をしている状態です。


下の写真は、しばらく吉祥寺ショップに展示していたウォールナット材のデスクです。


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だいぶ黒っぽさが抜け、赤味がやや強くなっているのがわかって頂けると思います。


無垢材テーブルの樹種を検討する際に、ウォールナットとチェリーで悩む方も多いかと思います。その際にチェリー材は濃くなる、ウォールナット材は濃い色味が抜けるといった経年変化を起こるということを頭に入れて、検討してみることをオススメします。


ちなみに上述したチェリー材とウォールナット材は経年変化の激しい樹種の代表格ですが、そのほかにもメープル材も年月が経つと色の変化が目に見えてわかる樹種です。出来た当初はかなり白く明るい印象ですが、徐々に黄色みが強くなり最終的には飴色と表現されるような艶やかな黄褐色になります。メープル材の場合は、経年変化をしても明るい印象はそのままですが、色味自体は変化します。


賢木@吉祥寺

無垢材テーブルの樹種を選ぶ際のポイント【No.2051】

本日は、ソリウッド吉祥寺ショップで無垢材テーブル選び方講座を開催しました。こちらは、こじんまりとした少人数参加の無料講座になります。普段の接客では説明しきれない針葉樹と広葉樹の違い、木の構造による違いなど知っておくとテーブル選びには役に立つであろう情報をお話しています。無垢材選び方講座では、樹種、サイズ、仕上げ方法の3つの点について、選び方のポイントをお話をしています。今日のブログでは、そのポイントの1つである樹種の違いについて書きます。


皆さんは木というと、どのような木の種類を思い浮かべるでしょうか?


おそらく、「スギ」、「ヒノキ」、「パイン」「ケヤキ」「サクラ」といった樹種を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?


一方、無垢材テーブルの素材として求められるのは「丈夫さ」、「表面の硬さ」、「木目の出方」といったところでしょう。先ほど挙げた樹種のなかで、「スギ」から「パイン」までの3つは針葉樹です。針葉樹は仮導管と呼ばれる組織でほとんどが構成されていて、まっすぐ縦に成長するのが特徴です。伐採し、製材された板から心地よい香りがでて、リラックス効果があるとされています。ですが、板の表面の強度はあまり強くなく、爪などを立てて押すと、簡単に凹んで跡がついてしまいます。ウレタン塗装などプラスチック樹脂で塗膜コーティングをしてしまえば、少しは強化されるとは思いますが、木の柔らかさ的には針葉樹はダイニングテーブルには向いていないと考えています。そこで、無垢材テーブルの樹種を選ぶ第一のポイントは針葉樹より硬くて重い広葉樹の中から選ぶということです。


広葉樹は、養分や水分を運ぶ導管と呼ばれる管が独立した組織になっています。広葉樹は縦にも成長をしますが、日の光を求めて枝を横にも成長させていきます。製材した板は硬く、持つとずっしりとした重さを感じます。爪を立てて押してみても、針葉樹のように簡単には凹みません。先ほど挙げた中では「ケヤキ」と「サクラ」は広葉樹です。「ケヤキ」は古くから日本では重宝されてきた木で、家の建具や家具などにも使われるほかに、御神輿など強度と質が要求されるものにも使われていました。近年では、洋風なインテリアが好まれるようになり、主役の座からは降りてしまった感はありませんが、重厚感や木目のキレイさを求める方にはオススメの樹種です。少しオレンジがかった色味とはっきりとした木目が少し和の印象がありますが、黒く塗装をした脚などを付けると工夫をして挙げるとモダンなインテリアでも違和感なく使える場合があります。


少し脱線をしましたが、ここから広葉樹の中でも、よくテーブルに使われる樹種の特徴を紹介します。


ブラックウォールナット

ブラックウォールナットは非常に人気の樹種で、最近の無垢材家具屋さんであればラインナップに加えられていることが多い樹種です。北米からの輸入材になります。特徴としては濃い茶褐色の色味で、自然な色味でここまで濃いものはあまりありません。表面は滑らかに仕上げられるのでオイルを塗ると、しっとりしてスベスベの肌触りになります。椅子を製作するにもよく使われるので、ウォールナットのテーブルを選んでおけば、椅子の選択肢も多くある点もメリットです。日本語に訳すとクルミになりますが、日本で生育し、伐採製材されたクルミ材とは少し種類が違うものになります。クルミ材はブラックウォールナットほどは色が濃くなくて、どこか素朴で温かみのあるテーブルになる材です。


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ブラックチェリー

ウォールナットとともに人気のある樹種です。こちらも北米からの輸入材になります。日本でサクラといえばソメイヨシノの木を思い浮かべる方も多いと思いますが、それとは違う種類になります。色味は赤味がつよい茶褐色ですが、製材した当初の色と1年ほど経った板では色の濃さが全然違います。これは経年変化とも呼ばれ、チェリー材は経年変化が強い材の1つです。


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これ以外にも紹介したい材が沢山ありますが、ひとまず今回はここまでとさせて頂きます。


賢木@吉祥寺

オイル仕上げの無垢テーブルと合わせる椅子は同等の仕上げ方法のものが良い。【No.2049】

今日は吉祥寺ショップに現品販売する耳つきテーブルを届けました。今回運んだテーブルは2台。どちらも岐阜県飛騨市産の木材を天板に使用しています。一つはクリ材の耳つき3枚はぎテーブル、もう一つはブナ材の耳つき6枚はぎテーブルです。すでに脚も付いています。現品で販売するので短納期で納めることが可能です。これらについてはまた明日にでもブログで紹介しようと思います。

ダイニング空間を演出するアイテムのメインはダイニングテーブルと椅子です。どちらに重きを置くかは人それぞれだと思います。ソリウッドのお客様の中でも、テーブルを重視される方と椅子を重視される方がいらっしゃいます。テーブルがオイル仕上げの無垢材なら椅子もやはり同等の自然な仕上がりをしている椅子を選んで頂くのが良いです。

宮崎椅子製作所の椅子は基本的には蜜蝋ワックス仕上げです。オプションで他の塗装・仕上げ方法を選択することもできますが、基本は蜜蝋ワックス仕上げです。蜜蝋ワックスは蜜蝋とえごま油をブレンドして作られています。オイル仕上げ同様に塗膜を作らないタイプの塗装方法になります。木製家具には長らくウレタン塗装を施すのが当たり前の時期がありました。そのような塗装方法しかなかったので仕方ありませんが、ウレタン塗装は硬い塗膜を作るので木部の質感を味わうことができないデメリットがありました。その後様々な木部塗装方法が開発されて、オイル仕上げという方法がかなり普及してきました。オイル仕上げは木部の表面に塗膜を作らずに、オイルが導管内に染み込んで固まって木部を保護します。塗膜を作らない分、保護能力はそれほど高くありませんが直接木部に触れることが可能で、木が持っている質感を直に味わうことができます。オイル仕上げや蜜蝋ワックス仕上げの無垢材家具は艶がそれほどでないので自然な仕上がりを楽しむこともできます。

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人気のPePeチェアです。このPePeチェアも蜜蝋ワックス仕上げです。見た目はオイル仕上げのテーブルと差はありません。なのでオイル仕上げの無垢テーブルと合わせて使用しても違和感はゼロです。椅子の場合はテーブルに比べると汚れや染みが着く機会が少ないです。でも使用しているうちにザラツキや黒ずみができる場合があります。特に肌と直に触れる肘掛けの部分にザラツキや黒ずみができやすいです。汗の水分や汚れがその原因になります。そうなってしまった場合も紙ヤスリ(#320程度)で木目にそって磨き、蜜蝋ワックスや家具用オイルを塗ればほぼ目立たなくなります。(無垢材テーブルと同様のメンテナンスをすれば大丈夫です。)

ISU-WORKSとAwazaチェアはオイル仕上げになります。ソリウッドで製作している無垢材テーブルと同等の家具用オイルが塗られています。こちらもソリウッドの無垢材テーブルと合わせてももちろん違和感ゼロです。

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お手入れの仕方は蜜蝋ワックスと同じです。テーブルほどメンテナンスをする頻度は多くないと思います。実際私もISU-WORKSのMAYチェアをリビングに置いてほぼ毎日腰掛けていますが、木部のメンテナンスをする必要性は今の所感じていません。購入してから2年を過ぎています。肘掛け部分が若干ザラついていますが、気になるほどではありません。もう少しザラツキが出てきたらメンテナンスをしようと思いますが、あと1年くらいは平気そうです。

椅子の場合はテーブルほど仕上げ・塗装方法にはこだわらない方が多いと思います。実際にはテーブルと同等の仕上げ・塗装の椅子を選べば見た目の違和感はほぼゼロになるはずです。敢えてテーブルと違う塗装方法を選ぶ必要もないかと思います。ソリウッドの吉祥寺ショップには蜜蝋ワックス仕上げの宮崎椅子製作所の椅子、オイル仕上げのISU-WORKSの椅子とAwazaチェアを展示しています。質感、手触り感などをじかに味わってみてください。

瑞木@相模湖

座面がやや硬めの木の椅子【No.2047】

先日、よく質問される「木の座面ってどうですか?」というテーマについてブログを書きました。


木の座面ってどうですか?【No.2044】

このブログでは、木の椅子でさらに座面が木のものにスポットをあててメリット・デメリットを書きました。木の座面だと当然、クッション性のあるファブリックの座面に比べるとお尻との設置面はより硬く感じます。長時間座っていると少し苦痛になることもあるかもしれません。ですが、座面が硬い=座り心地が悪いというわけでもないというのが私個人の考えです。ソファーであればふかふかで体を預けると沈み込むほうがリラックスできるということがあるかもしれませんが、椅子では必ずしもふかふかの座面が心地よいとは言えないと思います。これは、木の座面だけでなく、ファブリックで覆われているものではいえます。それはファブリックで覆われている椅子でもなかにはいっている弾力性のあるウレタンフォームなどの量やそれを置く方法などで硬さが変わってくるからです。


一般的なファブリック、ベニヤ板のような薄い板にクッション材となるウレタンフォームをのせて、その上から布もしくは革をかぶせ、タッカーといわれるホッチキスのような道具で台座となる板とファブリックを留めます。このときにのせるウレタンフォームの厚みや量で座ったときに感じる硬さが変わってきます。座面の硬さは椅子それぞれの特徴があります。同じメーカーで製作しているものや同じデザイナーがデザインしているものでも椅子によって座面の硬さはそれぞれです。ソリウッドの吉祥寺ショップにある多数の椅子に腰をかけてみると、その違いがわかると思います。椅子の購入を検討する際は、デザインだけでなく座面の硬さにも注目をしてみてください。いくつかの椅子に座ってみると、座面が沈みこむような感じがなくても体がしっかりと支えられ無理なく座ることができるのがわかって頂けると思います。


今日はソリウッドのショップでご注文を受け付けている椅子のなかで、比較的座面が硬いものを紹介します。


Haku(宮崎椅子製作所)

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Hakuチェアは、千葉禎さんがデザインをして徳島にある椅子メーカーの宮崎椅子製作所さんが製作している椅子です。全体のフォルムはザ・椅子といった印象ですが、スリムで細かい点にまでこだわってデザイン&製作がされているのがわかる椅子です。こちらの椅子が椅子の枠組みに座面が乗っかっているという一般的な椅子の構造ではなく、座面も含めた一体構造になっています。全体のフォルムもスリムですが、座面スリムな印象で座ってみるとあまりクッション性は感じません。正面や裏からみると、分厚い座面に見えますが、前後は木の貫をそのままファブリックで包みこんでいるので、見える厚さ全てがウレタンフォームが入っているわけでなく、座面の上面に薄くはいっています。それでも背もたれの絶妙なカーブなどで心地よく体を支えてくれます。ご注文頂く方は、もとから肘掛けのないシンプルな椅子をお探しの方が多い印象ですが、座ってみてこれが1番しっくりくるとおっしゃる方もかなりいます。


UUチェア(宮崎椅子製作所)

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同じく宮崎椅子製作所さんのUUチェアです。こちらはデザイナーの小泉誠さんがデザインした椅子です。上からみると、Uの字型にカーブした背もたれと背もたれと一体化した肘掛け部分が2つあるのでUUチェアと名付けられいます。ソリウッドでは、宮崎椅子製作所さんの椅子全てを扱っているわけではないのですが、扱いのある椅子の中では注文数が多い椅子になります。斬新な見た目が目をひきますが、男性の方でもゆったりと心地よく体を預けることが出来ます。座面もHakuチェアほどではありませんが、やや硬めの印象が残ります。


やや硬めの座面のほうが好みという方もいらっしゃると思います。ぜひ木の座面の椅子とともにこれらの椅子も検討のリストに入れて頂ければと思います。


賢木@吉祥寺

遠方へのテーブル発送について【No.2013】

大変有り難いことに、遠方にお住まいの方からのお問い合わせおよびご注文も頂いております。ソリウッドのテーブルや椅子、小さめの棚につきましては日本国内なら送ることが可能です。ただし、全てのお客様に弊社スタッフでお届けすることは出来ないので、通常、運送会社の宅配サービスを利用して納品させて頂くことになります。


ダイニングテーブルを遠方に発送する場合

1人で持ち上げることが難しいテーブルにつきましては、組立てまで運送会社のスタッフが行うサービスを利用してお届けします。テーブルも梱包して玄関渡しといったことも可能ではありますが、作るだけ作ってあとはお客様で組立ててくださいというのは抵抗があります。6人掛けて程度の大きさであれば、大人2人で組立て設置も可能ですが、重量もかなりありますし、作業に慣れていないと思わぬ怪我にもつながってしまいます。そのため、きちんとサービスとサービスとして組立てまでしてもらえる運送会社にお願いをしています。基本的にはヤマトホームコンビニエンス社の家財らくらく宅急便を利用してお届けします。こちらのサービスはヤマトホームコンビニエンス社のスタッフが2名でお客様宅に伺い、家具の搬入・設置まで行うサービスです。また、梱包資材なども組立て後、持ち帰るので、お客様で後片付けをして頂く必要がないのもサービスの特徴です。


送料につきましては、なるべくお客様の負担を少なくしたいと考え、関東地方(島部を除く)への発送につきましては、搬入・設置費も含め送料はサービス(無料)とさせて頂いています。関東地方以外の地域への配送につきましては、別途以下の送料(消費税別)がかかります。


北海道:5,000円、東北:¥2,000円、東海・信越:¥1,000円、北陸:¥2,000円、近畿:¥2,000円、中国・四国:¥3,000円、九州:¥5,000円、沖縄:¥20,000円となります。一部地域につきましては、配達が出来ないエリアもありますので、詳細はスタッフにお問い合わせください。


テーブルの搬入は、天板と脚を別々にして搬入して、設置場所で組立てをすることになります。これまでの経験上、室内のらせん階段でなければW1800ぐらいの天板は問題なく搬入が出来ます。W2000を超えるものにつきましては、エレベーターに乗らなかったり、室内の角を曲がりきらなかったりする場合が出てきますので、搬入経路によっては承ることができない場合がありますのでご了承ください。


椅子を遠方に発送する場合

椅子は原則的に、玄関渡しの宅配便でのお届けになります。椅子1脚もしくは2脚を箱に入った状態で発送致します。椅子については、完成品を送ることになるので、お客様で組立てなどの作業をする必要はありません。届いたら、箱から出して頂き、設置場所に運んでください。フローリングでお使いの場合は床に傷がつかないようのフェルトを同梱します。こちらのフェルトはシール式になっているので、台紙をはがして頂き、脚の裏に貼り付けてください。


テーブルと椅子ともに遠方からのご注文はメールで承ります。ご注文に至るまでもメールでのやりとりが中心になります。ご希望のサイズ・樹種・仕上げ方法・脚のデザインなどをご連絡頂ければ、メールにて見積りを連絡致します。その他不明な点があれば些細なことでも構いませんので、ご連絡ください。場合によっては気になる部分の写真を撮影して送付することなども可能です。


賢木@吉祥寺

ウォールナット材無垢材テーブルと椅子で予算はこのぐらい必要。【No.2011】

本当にスッキリしないお天気が続いています。相模湖工房付近は今日も雨。曇りの天気予報でしたが、蓋を開けてみたら雨。止みそうで止まないです。相模湖工房がある地区は今日明日とお祭りが開催されるのですが,ちょっと残念な天気です。明日も雨の可能性が高そうです。この時期にこれだけ雨が続くことは珍しいですよね。夏らしい日は来るのでしょうか?

続けて書いた無垢材テーブルと椅子に関する予算シリーズブログですが、色々と書くことがあるので今日も続けます。今日は樹種を絞ってどのぐらい予算が必要なのかについて書いていこうと思います。無垢材テーブルや椅子が欲しいという方の中には、無垢材という素材にこだわる方と特定の樹種にこだわる方の2通りの方がいるようです。無垢材であれば樹種はとくにこだわらないという人もいれば、絶対ウォールナット材という方もいるのです。というわけで、今日は後者の絶対この樹種じゃなきゃ嫌だという方向けの内容になります。

ソリウッドに限らず無垢材家具業界で絶大な支持を受けているウォールナット材。その人気は無垢材家具業界に止まらず化粧合板の家具でもウォールナット材の人気は高いようです。一般的に高級家具材として知られているウォールナット材ですが、やはり価格は高く、高級家具材と言われるのは仕方ないように思われます。多くの家具メーカーさんの価格を見てもウォールナット材の場合が1番高く設定されています。ソリウッドでも同じ傾向です。これは人気があるから高くしている訳ではなく、材料が高いから必然的に高くなってしまっていると捉えて頂いた方が良いでしょう。さらに言うとウォールナット材は極めて歩留まりが悪いんですね。歩留まりが悪いというのは、1枚の板で使える部分が少ないということです。ウォールナット材の歩留まりを悪くしている1番の要因は白太です。ウォールナット材は濃い茶色をしているのが人気の秘訣ですが、全て濃い茶色をしているわけではありません。白太と呼ばれる丸太の周辺部分は白っぽい色をしています。どのウォールナットの丸太にも白太は存在しています。白太が多い少ないと違いはありますが、どちらにしろ全てのウォールナットの丸太には白太があります。よって、そのまま製材していくと白太が含まれた板が生まれます。表裏全て白太という板は滅多にありませんが、白太を多く含んだ板は多数存在します。白太部分を省くとほとんど使用する部分がない板もあります。なので、歩留まりが悪くなるんですね。

歩留まりがあまり関係ないのはウォールナット材の耳つきテーブル。耳を使うということは必然的に白太もついているわけです。

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両端の色が薄い部分が白太になります。ウォールナット材は丸太のままでも日本に数多く輸入されているので耳つきで製材された板も手にすることができます。耳つきテーブル用の板は太い丸太からしか採れませんので必然的に板の価格も高くなってしまいます。耳つきテーブルの価格は使用する板の価格に依存するのでこのサイズだからいくらと設定することはできません。ソリウッドで多く製作しているのは2枚はぎテーブルです。現在吉祥寺ショップに展示中の板を見てみると、W1800×D850mmサイズのW94テーブルが、301,320円(4本脚付き・消費税8%込み・関東地方への送料込み)となっています。

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こちらがW94テーブルになります。まだ2枚の板をはぎ合わせる前の状態で吉祥寺ショップに展示してあります。幅も少し余裕を取ってあるので真ん中部分にある白太はもう少し少なくなるか、製作する幅によってはなくなることもあると思います。

ソリウッドで製作しているウォールナット材耳つき2枚はぎテーブルは大きさによって違いはありますがおおよそ20万円台後半から30万台後半ぐらいですね。仕入れたときの値段によるので、大きさによっても高い安いはあります。ウォールナット材耳つき2枚はぎテーブルで10万円台というのは予算的には難しいです。

では耳つきではないストレートカットテーブルも検討してみましょう。ウォールナット材のストレートカットテーブルは厚みが2種類あります。30mm厚と40mm厚です。30mm厚であってもテーブルとしての機能は十分に持っています。違いは見た目が大きいです。30mmだと大きさによっては華奢に見えます。どっしりとした印象を得たいなら天板厚40mmを選択した方が良いですね。

ウォールナット材ストレートカットテーブル 天板30mm厚
W1500×D850×H700 189,000円(4本脚つき、消費税8%、関東地方への配送料込み)
W1800×D850×H700 227,880円(4本脚つき、消費税8%、関東地方への配送料込み)

ウォールナット材ストレートカットテーブル 天板厚40mm厚
W1500×D850×H700 219,240円(4本脚つき、消費税8%、関東地方への配送料込み)
W1800×D850×H700 263,520円(4本脚つき、消費税8%、関東地方への配送料込み)

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30mm天板と40mm天板の見た目の差は写真だと分かりにくいです。実際に見てもらえれば違いは分かってもらえるはずです。吉祥寺ショップには30mmと40mmのテーブルが展示してあるので見た目の違いを確かめてもらうことができます。

では椅子の方もみてみましょう。ISU-WORKSの椅子で人気が高いのがMEGチェア。座面と背にファブリックが張られているタイプの椅子で長時間でも安定して腰掛けることができます。布張りのMEGチェアはウォールナット材で1脚64,260円となります。プラス送料が1脚につき1,080円かかります。4脚送料込みだと261,360円になります。30mm厚W1500mmのウォールナット材ストレートカットテーブルと合わせると合計450,360円です。

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MEGチェアはソリウッドで取り扱っている椅子では中間ぐらいの価格帯ですのでW1500mmの無垢ウォールナット材テーブル+椅子4脚なら45万程度の予算を確保する必要があると言えるでしょう。肘掛けがない椅子と合わせるなら40万円以内に収めることも可能です。宮崎椅子製作所のウォールナット材HakuチェアでランクCのファブリックを選択すると4脚送料込みで203,040円になります。W1500×D850の30mm天板のストレートカットテーブルと合わせると消費税8%、送料(関東地方)込みで392,040となって40万円以内に収めることができます。

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ウォールナット材Hakuチェア。写真の椅子は天然皮革貼りなので1脚56,376円になります。なので革張り4脚だとテーブルと合わせると40万を少しオーバーします。

というわけでウォールナット材の無垢材テーブルや椅子を購入する場合にどのぐらい予算が必要なのかをみてみました。どうですか?なんとなくイメージ持てましたか?

瑞木@相模湖


白くて清潔感のあるメープル材の家具【No.2002】

ソリウッドの無垢材テーブルでは、四角くカットされた板のみを使うストレートカットテーブルでは、クルミ材、タモ材、ナラ材、メープル材、チェリー材、ウォールナット材の6種の木材を定番としてラインナップしています。樹皮の部分のカタチを残した耳つきテーブルは定番という樹種は特に用意していません。木材市場で良い板があれば仕入れて、自社の低温乾燥機で乾燥をさせた板を使っています。製作するのが多いのはウォールナット材、チェリー材といった北米産の広葉樹やトチ材、カバ材、イタヤカエデ材といった国産の樹種でも製作します。年間でいうと10〜13種ぐらいの樹種を使っています。広葉樹であればある程度の硬さがありますので、樹種によってはさほど違いはないと考えていいと思います。ですので、あとは見た目の色味や肌触りといった観点で気に入った樹種を選んで頂ければと思います。


今日はストレートカットの定番にもなっているメープル材にスポットをあててみようと思います。


メープル材は北米産の広葉樹で表面が比較的硬く、重いのが特徴です。見た目の色味は明るく白っぽい印象になります。導管が細く分散されているので、やすりで磨くとスベスベに仕上がります。特にオイルで仕上げる場合は素地の仕上げがそのまま表面の手触りにでてきます。メープル材は表面のスベスベ度でいえば、トップクラスに位置すると思います。色味ははじめは白っぽく淡い褐色としていますが、時が経つにつれ、黄色味が徐々に強くなってきます。最終的には飴色のようなツヤのある感じになっていきます。厳密にいうとメープル材はハードメープルとソフトメープルに分けられています。ソリウッドで使用しているのは、硬いほうであるハードメープルです。明るい色味から印象てきには清潔感がある空間に仕上がります。幼稚園や保育園などの床材や家具などにも使われているのはそういった理由があるからだと思います。


ここ数年は、無垢材の価格が高騰する事態になっています。特に人気のあるウォールナット材は価格が上昇しそのまま高止まりしている感があります。ナラ材やタモ材も同じような状況になってきています。そのなかで、メープル材は価格が安定していて、同じ北米産のウォールナット材に比べると、割安な価格になっています原材料の価格はそのまま、テーブルやその他の家具の価格に直結してしまいます。もちろん、価格が安いからといって質もよくないといったことはありません。コストを重視して樹種を選択したい場合、メープル材は最有力の候補となるかもしれません。


ソリウッドの吉祥寺ショップでは外部のメーカーの椅子を取り扱っています。現在扱っているのが宮崎椅子製作所、ISU-WORKS(山上木工)、いのうえアソシエーツの3ブランドです。このうち、いのうえアソシエーツの椅子ではメープル材はラインナップされていません。宮崎椅子製作所の椅子では、扱いのあるなかでLUNAチェアだけはメープル材で製作できませんが、それ以外の椅子ではメープル材はラインナップされています。


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宮崎椅子製作所のなかでも人気があるpepeチェアのメープル材での製作例になります。材が明るいですが、ネイビーのように少し濃い色の座面を組み合わせると程よいコントラストがついて落ち着いた感じになります。


ISU-WORKSは3つのシリーズがありますが、コンパクトで同じ椅子なら積み重ねることができるGシリーズはメープル材がラインナップされています。


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背にもクッションがついたISU-WORKSのMEGチェアです。背のクッションが程よく体にフィットします。長く座っていても背中が痛くなることはありません。


賢木@吉祥寺