家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具の選び方の最近のブログ記事

無垢材ダイニングテーブルの選び方【No.1957】

今日は多くの方が悩むであろう無垢材テーブルの選び方について書こうと思います。無垢材テーブルを購入する前にいくつかのポイントを抑えておくことが失敗のないダイニングテーブルを選ぶことにつながると思います。けして安い買い物ではないですし、一度購入するとそう頻繁には買い替えないものだと思います。長く愛着をもって使うには、良いと思ったものを納得して手にいれることが必要になります。多くの方が悩むのは樹種・サイズ・仕上げの3点だと思います。まずはこの3つについて、ご自身の好みや譲れない点などを確認しておきます。実際にはいくつかの家具屋さんを見てまわることになると思いますが、この3つが絞りきれていれば選択肢をかなり狭めることが出来ます。その上で、それぞれの家具屋さんの特徴やアフターメンテナンスを確認して決定するのが良いと考えています。


まず樹種からみていきます。樹種を選ぶポイントは、ある程度の堅さがある材木から好みのものを選ぶことにあります。木材には針葉樹と広葉樹に分かれています。一般的に針葉樹より広葉樹のほうが構造が複雑で硬いとされています。実際に針葉樹の代表格であるスギやヒノキ、パイン材といった木材は傷をつけようと思うと簡単につけることができます。爪を立てて少し力を加えると比較的簡単に凹み傷がつきます。同じことを広葉樹でやってみると表面が針葉樹に比べて硬いことが簡単にわかります。もちろん、傷をつけようと思って思いっきり力を加えれば傷がつくことはつきます。ダイニングテーブルは食事をするだけでなく、そこでちょっとした書き物をしたり、お子様が宿題などの勉強をすることも多いと思います。できれば硬く丈夫なものを選びたいところです。そこで、まずは広葉樹であることを樹種を選ぶ条件にしてみることをオススメします。ある程度硬い木であることがわかれば、あとは見た目の問題で選んでしまって良いと思います。木は思っている以上に多少な色味を持っています。例えば、ブラックウォールナット材は私たちが一般的に頂く木の色味とは違い、かなり濃い茶褐色です。一見すると着色をしているようにも見えますが、元々、色が濃い樹種になります。その他、チェリー材は少し赤味のある茶褐色であったり、メープル材のようにかなり明るい色味のものをあります。


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2番目のポイントはサイズですが、ここはいくつかの指標を頭に入れておくとよいでしょう。椅子をひいて腰をかけるのに、壁からテーブルの端まで60cmが必要とされています。両側に椅子をおいて人が腰かける場合少なくとも、120cm+テーブルの奥行き寸法のスペースが必要になります。また、椅子に座っている人の後ろを人が歩いて通ろうとする場合、100から110cmが必要になります。


もう1つサイズを検討する上で覚えておきたいのが、人ひとりが食事をするのに60cm×40cmのスペースが必要になるということです。天板の最低限の大きさは普段座る人数×このスペースとなります。ただ、実際は天板の大きさだけでなく、椅子を脚と脚の間に納める必要があるので、脚と脚の寸法もしっかりと確認が必要です。


3つめのポイントは仕上げです。無垢材テーブルの場合、オイル仕上げとウレタン塗装のどちらかを選ぶことが出来るケースが多いです。ソリウッドでも、ご注文でテーブルを製作する際にはこの2つの仕上げからどちらかを選択して頂いてます。2つの仕上げ方法は全く質の異なる仕上げになりますので、塗装方法の違いと普段のメンテナンスの違いをしっかりと把握して、どちらが自分の好みなのか、ライフスタイルにあっているかで検討してみてください。それぞれの仕上げの違いについては続編にて紹介したいと思います。ちなみにソリウッドでご注文頂くお客様に限ると約90%の方がオイル仕上げを選択しています。


続く


賢木@吉祥寺

おすすめのダイニングテーブルとは【No.1949】

吉祥寺ショップの店頭でお客様と話をしていると「オススメのテーブルはどれですか?」といった質問を受けることがあります。ここで求められているオススメは色々な観点があると思います。「オススメの樹種は?」「どういった構造のテーブルがオススメか?」「ここにあるテーブルの中ではどれがおオススメか?」といったものが例示することが出来ますが、今日は私自身が感じているオススメのテーブルについて書きたいと思います。


素材は無垢材がオススメ

テーブルの素材は様々なものがあります。代表的なものは無垢材や木質素材を使った木製のもの、ガラス製のものですが、質感や長い期間使用できるといった点で無垢材のテーブルがオススメです。特に持ち家や家族で住んでいるご家庭ではダイニングテーブルは家族が集まって食事をする場所です。そういった家族にとって生活の象徴となるものがテーブルだと思います。そこにどっしりとして、いつまでも触れていたい自然な質感のテーブルがあれば心豊かな生活が送れると考えるからです。もし、無垢材のテーブルを考えているのであれば、オイル仕上げのものを積極的に検討頂ければと思います。オイル仕上げとは植物性のオイルや他の天然素材のものを調合し家具用のオイルとしたものです。ドイツのメーカーで製作されているものが日本でも多く使われています。オイル仕上げの最大の特徴は木部に液体状のオイルが浸透して保護するという点です。これまで木製家具の仕上げの大半がウレタン塗装に代表されるようにプラスチック性の樹脂でコーティングする塗装が主流でした。コーティングする塗装では実際に触れているのがプラスチックになりますので、木本来の質感というものを味わうことが出来ませんでした。それが20年ほど前ぐらいから先述したオイルが開発され広く使われるようになりました。いわばオイルは木の質感を最大限に味わうことが出来る仕上げ方法だといえます。


無垢材のテーブルの樹種は広葉樹がオススメ

無垢材であればどんな木で良いというわけではありません。樹木はその構造から針葉樹と広葉樹に分類されます。一般的に比較的柔らかい木質とされる針葉樹は、爪で押したりすると簡単に凹み跡がついてしまいます。オイル仕上げなどコーティングをしていない仕上げですと、ダイニングテーブルの天板としては少し強度が足らないと考えます。反対に比較的硬いとされのが広葉樹です。一般的な硬さである広葉樹であれば、あとは見た目の印象や木目、色味などといった項目で好みで選んで頂くのがよいでしょう。樹種によって色味や木目の出方、同じように仕上げても表面の微妙な肌触りの違いなどがあります。これは、様々な樹種のテーブルをみて、実際に触って比較検討をすることをオススメします。


搬入や引っ越しのことを考えた構造のものがオススメ

意外と盲点かもしれませんが、ご検討中の家具がどのように搬入されるのかを確認しておいたほうがよいと思います。中には、工房で天板と脚をしっかりと組んではじめて成立するものがあります。これらは一度組み立てがされてしまうともう分解することが難しくなります。もちろん、ビスなどでとまっているものはそのビスを外せば、取り外すことは出来ると思いますが、ネジ穴が緩んでしまってもう一度組み立てようと思ったらビスがしっかり固定出来ないといったことが考えられます。


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ですので、何度でも組み立てと取り外しが出来るテーブルのほうが将来的な視点でもオススメです。ソリウッドでは金属製のプレートとメスのネジを天板裏にねじ込むことで、何度でも取り外し→組み立てが出来るテーブルになります。天板裏に金属製の部品があることに抵抗感を抱く方もいらっしゃるかもしれません。ですが、長い期間使うにはどうしても必要だと考えています。


賢木@吉祥寺

背にもクッション性のある木の椅子【No.1946】

木の椅子を検討される際は何を一番重視しますか?デザインですか?座り心地ですか?それとも両方ですか?


この答えは人によって違うと思いますが、個人的には両方の側面で気にいったものを選ぶのが良いと思います。いくら良いデザインでも長時間座ることによって腰が痛くなってしまったり、姿勢が悪くなってしまってはしょうがないですし、座り心地は満足しているけど、見た目は好きじゃないというのも愛着をもって長い間使うのもしんどいですしね。


ソリウッドでは国内に生産拠点がある3つの椅子ブランドの椅子をセレクトして吉祥寺ショップで展示しています。いずれもご注文を受けてから製作するオーダースタイルになっています。今日はその中からテーマをしぼっていくつかの椅子を紹介したいと思います。ソリウッドは無垢材家具の専門店なので、扱っている椅子も当然無垢材をメインに使っている椅子になります。ですが、椅子ですので柔らかな座り心地を実現するために、座面、背の部分にウレタン性のクッション材が入っていてその上から布もしくは革(ビニールレザー含む)で覆っているものも数多くあります。これの座面や背の部分はやはり板のものと比べるとあたりは柔らかく、長時間座っている前提だと、板の座面に比べ座り心地にはやや軍配があがると思います。座の部分が布・革張りのものでも、背は木というものもありますし。背にもクッション性があるものもあります。今日は背の部分にもクッション性のある木の椅子について書いてみます。


ソリウッドで扱いのある3つの椅子ブランドのうち、まずはいのうえアソシエーツのAWAZAシリーズの椅子を紹介します。ソリウッドの吉祥寺ショップにおいてあるいのうえアソシエーツの椅子は3種類です。AWAZA LDチェア、AWAZA LDR(回転椅子)チェア、AWAZA MA-01になりますが、この3つの椅子はいずれも背にもクッション性があります。中でも最近、引き合いの多いのがLDRチェアで無垢材の椅子には珍しい回転機構がついているものです。


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座面の下と脚の間の隙間に金属製のパーツが見えると思いますが、これが回転機構になります。座から上の部分が360度回転するようになっています。背の部分に注目してみると、少し広めの背がついているのがわかると思います。AWAZAシリーズの特徴でもあり、コンセプトである腰の椅子を体現しているパーツでもあります。背が広いので、腰をしっかりと支えてくれる上に、適度なクッション性があり長時間座っていても腰や背中が疲れにくくなっています。回転することで、ダイニングだけでなく、書斎用の椅子としても十分使える椅子です。


徳島県にある椅子のメーカーである宮崎椅子製作所は外部のデザイナーさんとタッグを組んだオリジナルの椅子を数多く製作しています。宮崎椅子の多くの椅子は座にファブリックがついているものが多いですが、椅子によってクッションの厚みなどは変わります。全体的にはやや硬めのクッションとなっているものが多い感じです。宮崎椅子の最大のヒット商品といわれているのが村澤一晃さんがデザインしたpepeチェアです。pepeチェアはいくつかバリエーションがあり、その中に背もファブリックがついているもんがあります。


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こちらがpepeアームチェアの背布張りバージョンのものです。通常のpepeアームチェアは背が木になります。布張りのものは背にクシッションが入っていますが、あまりクッション性のあるものではありません。座り心地は木のものと大差はないかもしれません。


最後に紹介するのが、GENチェアです。GENチェアは北海道津別町にある木工所山上木工が製作販売している椅子ブランドISU-WORKSのラインナップの1つです。


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ゆったりと座れる背もクッション性のある椅子になります。こちらの椅子も食事用のダイニングチェアとしてだけでなく書斎やワーキングチェアとしても使える椅子です。


今日紹介した椅子はソリウッドの吉祥寺ショップに展示品があります。ショップではご自由に座って頂くことが出来ますので長時間座っても背中が痛くならない椅子をお探しの方はぜひ座りにきてみてください。


賢木@吉祥寺

椅子はセットで使わなければいけないものではありません。【No.1944】

テーブルに欠かせないものと言えば椅子です。テーブルがあっても椅子がなければ使い勝手は相当悪いですよね。立って食事をしなければいけないのは辛いですよね。逆に椅子が必要ないローテーブルを選択するというのもひとつの手です。畳の部屋やカーペットや絨毯、大きなマットがあるお家ではローテーブルの方が使いやすいかもしれません。ソリウッドで注文を受けているテーブルの多くは椅子と共に使う高さのものです。もちろんローテーブルの注文もありますが、数は圧倒的に少ないです。

となるとやはり椅子が必要です。家具の量販店では、テーブルと椅子がセットになって売られているケースもあります。同じ樹種や塗装で揃ったテーブルと椅子がセットになっている感じです。セットだと色や形が揃っているので全体の統一感が得られますよね。多くの場合はセット購入だとお買い得になっています。また別々に選ぶのが面倒くさいという方もいるはずです。そうした方にはセットで購入するのが良いと思います。

ですが、ソリウッドではテーブルと椅子のセット販売は行っていません。理由はいくつかあります。第一は、出来れば1人1人が椅子を選んでもらいたいと思っているからです。椅子は座る人によって、快適かどうかの感じ方が違います。体型や骨格の違いで同じ椅子でも座った時の感じが異なるからです。Aさんにとっては最高の座り心地の椅子が、Bさんにとっても最高の座り心地だとは限りません。男性と女性でも感じ方は違います。同じくらいの身長と体重の方でもやはり感じる座り心地は違います。私は一卵性双生児なので、身体つきがそっくりなもう1人がいますが、やはり心地よいと感じる椅子には違いがあります。

なので、ご家族でご来店頂いてそれぞれが好みの椅子を探してもらった方が結果としてよい椅子を手に入れることができると思います。

第二は、テーブルはオリジナル商品ですが椅子は国内生産をしているメーカー品を販売しています。そういった意味でセット販売がなかなか難しいといった事情があります。ソリウッドでもオリジナルの椅子を販売していればセット販売も可能になると思いますが、現在はソリウッドのオリジナル椅子は販売していません。以前は椅子も製作していましたが、椅子をメインに製作しているメーカーには商品力も生産力も敵いません。ソリウッドで販売している椅子のメーカーは3次元のNC工作機を駆使して部品を作りだしています。ソリウッドにはそうした機械設備がないのでどうしてもコストが掛かってしまいます。

椅子を選んでいるお客様からよくきかれる質問に「4脚なら4脚同じ椅子を選んだ方が良いですか?」というものがあります。我々の回答としては「別に揃える必要はないです。むしろそれぞれが気に入った椅子を使えばよいと思います。」になります。セット販売をしない第一の理由が根拠になっています。

実際に4脚バラバラのモデルを選択されるお客様もいらっしゃいます。その他には2脚2脚という方も多いです。4脚バラバラだとどうしてもダイニング空間がガチャガチャしてしまいがちです。見た目的には揃っていた方がスッキリしますからね。

ISU-WORKSブランドのGシリーズは6モデルがラインナップされています。その6モデル全てが脚と座の枠が共通になっています。座面より上の部分の形を変えて6モデルが作られています。そのため、たとえバラバラのモデルを選んだ場合でもある程度の統一感を得ることができます。Gシリーズはコンパクトな椅子でダイニング用に最適です。木の椅子としては軽いのも嬉しいですよね。頻繁に動かしたりする方には軽い椅子はとっても便利です。

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トチ材の耳つきテーブルとMAGチェア2脚、MEGチェア2脚を納品した事例です。こちらの写真の手前側がMAGチェアです。
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こちらの写真の手前側がMEGチェア。どちらの椅子も多くの方が選んでいる人気椅子です。MEGチェアは背中にもファブリックが張られています。中にウレタンフォームというクッション性がある素材が入れてあるので背中への当たりがとてもマイルドです。MAGチェアはシンプルながらショートタイプの肘掛けがついています。肘掛けがある椅子はやはり便利です。肘掛けが短いのでテーブルの奥の方まで椅子をしまうことも可能です。

というわけで本日は椅子について書きました。

瑞木@相模湖

無垢ウォールナット材のダイニングテーブル【No.1943】

無垢材のダイニングテーブルをご検討されている方は、「ウォールナット材」という単語を見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?いまや、無垢材家具業界では、知らない人はいないであろう人気樹種で、ある樹種を専門に扱っている家具工房でなければほぼラインナップされているといっても過言ではないでしょう。もちろん、ソリウッドでもウォールナット材のテーブルや本棚を製作しています。ここ数年は不動の人気ナンバー1の座に君臨している樹種です。去年ぐらいからはこれまでの圧倒的な人気はややおさまりつつあり、月によってはチェリー材のほうがご注文数が多いといった傾向になりつつはあります。


今日はあらためてウォールナット材の特徴とソリウッドで製作しているウォールナット材のテーブルについてまとめてみようと思います。


ウォールナット材といわれているものはそのほとんどが北米で生産されているブラックウォールナットという樹種です。その名の通り、黒に近い茶褐色をしています。ウォールナット材の最大の特徴ともいえるこの濃い色味が、ウォールナット材が人気ある樹種の理由といっても良いと思います。また、近年無垢材家具の仕上げとしてオイル仕上げが人気になっていますが、オイルとの相性が良いともいえる材です。ウォールナット材は導管と呼ばれる水分や養分を運ぶ管が細く、規則的に並んでいるわけではないので、木の表面に細かい番手のペーパーをあててあげると非常に滑らかな肌触りになります。そこに、天然由来のオイルを染み込ませるとしっとりとしたスベスベの感触になります。導管が太い樹種だと、表面に導管があり、よくみると微妙な凹凸ができる樹種もあります。


ソリウッドでは、このウォールナット材を使って2種類の無垢材テーブルを製作販売しております。


1つは四角くカットされた板をつかった長方形もしくは正方形のテーブルです。ソリウッドではこれらをストレートカットテーブルと称して、お客様のご希望に応じてサイズオーダーで製作しています。おおよそ800mm〜2200mm程度の大きさでご要望のサイズで製作することが可能です。比較的数多くご注文頂くのがW1500程度の4人掛けテーブルです。ウォールナット材の場合、天板の厚みが30mmと40mmのどちらかを選ぶことが出来ます。天板の厚みは見た目の問題だと思ってください。薄い30mmでも強度的には十分です。よりどっしりと重厚感のあるテーブルがご希望でしたら40mmを、スッキリとしまった感じに見せたい場合は30mmを選択頂ければと思います。


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こちらは厚みのあるほうの40mmの天板がついたストレートカットテーブルです。


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そしてこちらが厚み30mmのほうのテーブルです。こうしてみるとスッキリとした印象になるのがわかって頂けると思います。


もう1つの耳つきテーブルは、木の樹皮の部分のカタチをそのまま残したタイプの天板になります。こちらはその都度、在庫状況により製作可能かどうか変わってきます。少し前は耳つきテーブル用のウォールナット材を入手するのに少し苦労しちょうどよいものが在庫出来ていない状況が少し続きましたが、現在ではいくつかのセットが提案可能です。ウォールナット材の耳つきの場合、ストレートカットテーブルと大きく違うのが天板の端に幅数センチの白っぽい部分が現れることです。これは白太といってどのウォールナット材にもある特徴で樹皮に近い部分がどうしても白くなります。見た目的には少し重厚感は薄れますが、黒と白のコントラストが効いてシャープな印象を与えます。


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こちらは現在吉祥寺ショップに展示中のウォールナット材耳つきテーブルで、私イチオシのW93テーブルです。木目がわかるようにサッと表面を削ってみると良質なウォールナット材にある独特のツヤというか色に深みがあります。なかなか写真では伝わらないので実物を見て頂ければなと思います。長さはW1500〜1650程度までとれますが、幅は若干狭めでD800mm程度になります。それでも4人掛けのダイニングテーブルとしては使って頂けるとサイズです。先述した通り、両端は色が薄めの部分があります。それと幅をとる為に中央部分にも若干白太が残る予定です。ですので、中央部分に少しアクセントのある天板になるかと思います。


賢木@吉祥寺

ウレタン塗装のメリットデメリット【No.1936】

無垢材家具はオーダーで製作される場合が多いです。無垢材以外の突き板やフラッシュ構造の家具でも樹種やサイズなどが選べるものは多いですが、無垢材の場合は、これらの樹種やサイズはもちろんですが、最後の仕上げも選べる場合があります。普段家具を使っている時や購入する際に検討している最中で、仕上げのことを気にされている方は少ないかもしれませんが、仕上げの違いによって普段のメンテナンスやある一定期間使った後の見栄えなどが変わってきます。


無垢材家具の場合、木部の表面に塗膜を作るか作らないかで大きく性格が変わってきます。今日は、そのうち塗膜を作るほうの仕上げ方法で最もポピュラーなウレタン塗装についてメリットでメリットを中心に紹介します。


ウレタン塗装とは家具の仕上げ方法として長く主流とされてきた塗装方法です。ソリウッドは35年以上前から無垢材家具を製作してきましたが、当初はウレタン塗装のみでした。ウレタン塗装は簡単に言ってしまうとプラスチック性の塗膜で木の表面をコーティングさせて木部を保護する塗装方法です。通常は、下塗り、中塗り、上塗りと塗料を変えながら3回ほど塗っていきます。表面がコーティングされているので、汚れなどには強いですし、汚れがついたとしても拭けばキレイになります。もちろん、水で拭いても大丈夫ですし、濡れたからといって染みになることもありません。以上のことと少し被りますが、ウレタン塗装のメリットは以下になります。


ウレタン塗装のメリット

・水に対して強い

・汚れや染みが付着しにくい

・割れや反りが発生しにくい

・定期的なメンテナンスが必要ない

上の2つにつきましては先述した通りです。木は湿気や水分表面から吸い、吐き出します。その際に、板に割れが生じたり、水分の均衡が保たれなくなり沿ったりします。ウレタン塗装は何度も言っていますが、表面をプラスチック性の塗膜で覆うので、木部の表面が外界と接しません。ですので、割れや反りの要因が軽減されます。


もう1つのオイル仕上げの場合は、それほど強くない仕上げ方法なので、水拭きをしたり、普段の使用によってオイルが抜けてくることがあります。そうなると保護も弱くなりますし、肌触りもスベスベからザラつきを感じるようになります。そうなると、染みが出来やすくなるので、定期的にオイルを塗るメンテナンスが必要になります。ですが、ウレタン塗装の場合はこのメンテナンスが必要ありません。オイルに比べると理想的な仕上げ方法に聞こえますが、デメリットももちろんあります。


ウレタン塗装のデメリット

・手で触れているのはプラスチック。

・15〜20年ぐらいすると表面が劣化し、樹脂が剥がれてくる

・自宅で補修ができない

無垢材家具は、本物の木を使った家具になります。木の魅力の1つに温かくぬくもりを感じる肌触りがありますが、ウレタン塗装の場合は実際に触っているのがプラスチック性の樹脂になります。木自体を触っているオイル仕上げに比べると、人工的な肌触りになります。また、長く使っていると樹脂が劣化し、塗膜が剥がれてきてしまいます。そうなると、見た目的にも劣化しますし、そのまま使い続けていると表面が粘り気がでてきて、新聞や紙がひっついてしまうこともあります。


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こうなると、ご自宅で補修ができないので、直すには工房に持ち帰り、機械をつかって一度塗装を全部剥がして再塗装する必要あります。テーブルを引取り、作業をする必要があるので往復の送料を含めるとそれなりの価格になります。


ソリウッドでは、オイル仕上げとウレタン塗装のどちらかを選ぶことが出来ます。せっかく無垢材を使った家具ですので、木のもつ魅力を堪能して頂ければと思い、オススメは聞かれればオイル仕上げと答えています。ですが、ウレタン塗装にもメリットはありますので、最終的にどの仕上げ方法を選ぶかは、何を最も重視するかとライフスタイルによって選ぶのが良いでしょう。


賢木@吉祥寺

椅子は座ってみないと分からないもの。【No.1930】

ソリウッドでは国内生産をしている3メーカーの椅子を取り扱っています。徐々に取り扱い商品の数も増えてきてダイニングチェアばかりではなくリラックスして座る椅子もあります。無垢材テーブルや無垢材家具に合わせやすい椅子を多数展示しているので、気になる方はぜひソリウッドの吉祥寺ショップにお越し下さい。展示品の椅子はすべて座って試すことができます。お気軽に触って座って試してみてください。椅子は見た目で選ぶと失敗すると言われています。座ってみないと分からないものです。見た目で気に入った椅子を試してみることはあると思いますが、見た目がイマイチかなと思った椅子にも一応腰掛けて試してみることをオススメします。意外と自分の身体にフィットしてとても快適と感じる椅子があるかもしれませんからね。

ソリウッドが扱う椅子で見た目にインパクトがある椅子と言ったらこれだと思います。

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ISU-WORKSのLOGチェアです。ISU-WORKSブランドの椅子は北海道の木工作家・高橋三太郎さんとNC加工を得意とする山上木工さんがタッグを組んではじめた椅子ブランドです。デザインを担当するのが高橋三太郎さんです。三太郎さんはこれまでに数多くの椅子を製作してきた方で、北海道の公共施設などに多数の椅子を納品している実績があります。ISU-WORKSは、知恵と技術力を駆使することで、手に取りやすい価格でかつ美しい椅子を目指して立ち上げられました。その第一作目となったのがこのLOGチェアです。ISU-WORKSの始まりはこのLOGチェアからでした。2009年に利尻礼文サロベツ国立公園ネイチャーセンターに納品したスタッキングチェアを元にブラッシュアップして開発されたのがLOGチェアです。木の椅子のデザインは丸みを帯びたものが多いですが、LOGチェアは多くの直線で構成されています。角張った肘掛けと背の2枚の板がとても個性的な椅子を象徴しています。

やはり少し変わったデザインなので、多くの方に受け入れられている訳ではありません。でも、この椅子の美しさは名作と言われている椅子に引けを取っていないと思います。ぜひ、ソリウッドの吉祥寺ショップで実際に座ってみてください。

このLOGチェアを素にして、座面より上の部分のデザインを変化させて出来たのがGシリーズの椅子です。パーツを共有することでコスト削減にも役だっています。デザイン的にもなんとなく統一感が取れているのでGシリーズの中から異なる種類の椅子を選んで同じテーブルで使用しても違和感を感じることは少ないでしょう。

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Gシリーズの中でよく売れているのがMEGチェアです。MEGチェアは背の部分にファブリックが張られています。内側にはクッション性のある素材が入れてあるので、背中の当たりがとてもマイルドになっています。背が柔らかいので長時間座るのにも適しています。またクッション性があることで背中をしっかりホールドしてくれて安定した座りを実現させてくれます。ソリウッドでだけでなく、全国の販売店でも人気の高いそうです。

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こちらはMAGチェアです。この椅子もコンスタントに注文を受けています。ハーフタイプの肘掛けがついているので、便利に使用することができます。私自身のファーストインプレッションはそれほど良くなかったのですが、座ってみるとコンパクトに自分の身体を収めることができて快適に座れました。ソリウッドでは板座のMAGチェアの注文が多いですね。

ISU-WORKSの椅子は座面に板座面を選択することができるモデルが豊富にあります。これも嬉しいですね。板座面の椅子ってそんなには存在していません。ISU-WORKSの板座面は板を隙間を空けて並べて固定したもの。重くなりがちな板座面の椅子ですが、この方法をとれば軽くすることができます。さらに見た目もスッキリした印象です。板座面の椅子を探している方はぜひチェックしてみてください。

瑞木@相模湖

小さめのダイニングテーブルについて【No.1928】

ダイニングテーブルのオーダーに関してよく頂く質問の1つに「小さめのダイニングテーブルが欲しいのですが、オーダーで作ってもらうことは出来ますか?」というものです。


答えは「出来ます」になります。ソリウッドの無垢材テーブルは基本的にオーダーを頂いてから製作するため、サイズなどの自由度が高めです。4〜7枚ほどの無垢材を接ぎ合わせ、四角く成形しているテーブルをソリウッドではストレートカットテーブルと呼んでいますが、ストレートカットテーブルは決められた数種類の樹種と脚のデザインを選んで頂き、サイズオーダーで製作します。オーダー可能な最も小さいサイズというのは特に決めていませんが、天板のサイズが600×600mmぐらいのサイズが食事をするのに適した最小サイズといった感じになります。ソリウッドでお配りしていたり、ウェブサイトに掲載しているストレートカットテーブルの料金表には1200×850mmの長方形のものが最小になっていますが、これより小さいサイズも製作が可能です。もちろん、長方形のみではなく、800×800mmなどの正方形でも製作が可能ですので、ご希望のサイズで見積りを問い合わせください。


反対に大きいサイズにつきましては、おおよそ2200mmぐらいになります。樹種によっては長い板の在庫がない場合がありますので、2200mmがとれない場合があります。2000mmを超える場合につきましては、お話を受けた際に、在庫の板などを調査して製作可否をお伝えしております。


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こちらは以前製作させて頂いたW1000×850の小さめのテーブルになります。


価格については、サイズが小さくなればなるほど安くはなりますが、ある程度の大きさからはほとんど価格が変わらなくなります。ストレートカットテーブルの価格につきましては、材料にかかる経費と加工に要する手間を元に計算しているためです。材料費はサイズが小さくなれば、安くなりますが、製作の手間については、800×800mmのテーブルでも1500×850mmのテーブルでもそう違いはありません。これが先ほど説明したある程度の大きさからは価格がさほど変わらない理由になります。


ここまでは、四角いストレートカットテーブルについて小さめのサイズについて書いてきました。ソリウッドではストレートカットテーブルの他に木の樹皮の部分のカタチを残した耳つきテーブルといったものがあります。耳つきテーブルもある程度ご希望のサイズで製作することは可能ですが、800〜1200mmぐらいの耳つきテーブルを製作するのはなかなか難しい現状にあります。


耳つきテーブルを製作する板は、1枚1枚サイズや節、割れの状態を確認しながら仕入れています。ソリウッドで在庫もしくは乾燥中の板のほとんどは2000〜2400mmぐらいの長さがあり、幅が450mm前後のものが多いです。板のほとんどが程度の差はあれど、端から数センチから数十センチほど割れています。この部分は避けて木取りをするので、テーブルのサイズとしては1500〜2000mmの天板が製作できるといった感じになります。そのため、小さいサイズのテーブルも製作することは可能ですが、耳つきテーブルを製作出来る板はストレートカットテーブルを製作するすでに耳をカットしている板に比べ、汎用性が低くなります。また、在庫している板もそこまで豊富ではありません。そのため、製作側としては1500mm製作できる板はなるべく1500mmに近いサイズで製作したいと考えています。そのため、小さめの耳つきテーブルが製作できるのは、そのサイズぐらいしかとれない板が在庫している場合に限るということになってしまいます。実際、1350mm以下の耳つきテーブルを製作できる板を在庫している状態というのは非常に少なく、お断りしているケースがほとんどです。


賢木@吉祥寺

実録 オイル仕上げのテーブルを自宅でメンテナンスしてみました【No.1921】

私が普段家で使っているダイニングテーブルのオイルメンテナンスを行ったので、その様子をレポートしたいと思います。


無垢材テーブルには大きく2つの仕上げ方法があります。オイル仕上げとウレタン塗装です。ソリウッドではこの2つからお客様のご要望に応じて選んで頂いてます。オイル仕上げは、亜麻仁油を主成分とした天然素材で作られた家具用オイルを木部の表面に浸透して保護する仕上げ方法です。ウレタン塗装のように表面に塗膜を作るわけではないので、木の本来の肌触りが楽しめるのが特徴です。


ですが、オイル仕上げのテーブルは水に対して強くないので、水拭きをしながら使っていると次第にオイルが抜けてきて表面が毛羽立つような肌触りになってきます。また、底が濡れたコップなどを長時間置いておくと、その跡が染みのように残ってしまうこともあります。家族で食事をするために使用するとなると、どうしても食べこぼしや水拭きをする場面が出てきます。ランチョンマットやコースターを使用すれば、これらはかなり防げますが、そうでないと結果的に、肌触りがツルツルでなくなったり、輪染みが出来ることは避けられません。とはいうものの、オイル仕上げの場合はご自宅でメンテナンスすることで、リフレッシュさせることが出来るのも特徴の1つで、メリットでもあります。


少し前置きが長くなってしまいましたが、自宅のテーブルのメンテナンスに話を移します。我が家では、7年前にメープル材のダイニングテーブルを使い始めました。もちろん、オイル仕上げです。家族2人で、毎日食事をそこでとり、時にはノートパソコンを置き仕事をしています。使い始めた当初は、輪染みを気にして食事のたびにランチョンマットを敷いて食事をしていましたが、1年経たないころから、ランチョンマットを敷かずに食事をするようになりました。ただし、食器やコップを置くときには、底が濡れていないかを確認して、濡れていた場合は布巾で拭き取ることはしていました。あとはそこまで気にせずに使ってきました。


そして、使い始めてからオイルを塗るなどのメンテナンスは一切していませんでした。ですので、テーブル全体的に肌触りが少しかさついた感じになっていました。


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これが7年間何もせずに使い続けたテーブルです。写真ではわかりづらいですが、全体的に艶がなく、ところどころに小さな染みやコップの跡が残っています。


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アップにしてみると、輪染みがいくつか出来ているのがわかるかと思います。


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こちらは油染みなどが集中的に出来ているエリアです。食事をする際によく使うエリアにはやはり染みが目立ちます。


今回は、全体的に肌触りも悪くなってきていますし、染みも多数あるためテーブル全体に紙やすりをかけ、そのあとでオイルを塗ることにしました。


1. 表面のゴミやほこりを払います

まずはテーブルの上にあるゴミや埃をはらいます。紙やすりをかける際にゴミなどがあると傷をつけてしまう要因にもなるので、目と手で触って大きなゴミがないかを確認します。


2. #320の紙やすりを全体的にかける

紙やすりを全体的にかけていきます。その際に気をつけて頂きたい点が2つあります。1つ目は紙やすりの番手です。紙やすりは目の粗さで番号が付けられています。テーブルのメンテナンスに使うのは320番がちょうど良いです。それ以上番手が低い粗いものを使うと傷が残りやすかったり、想定以上に表面がやすりとられてしまうといったことになるので、慣れていない方は320番のみの紙やすりを使ってください。


2つ目の注意点はやすりをかける方向です。木目方向に沿ってやすりをかけるようにしてください。木目に交わる方向でかけてしまうとこれも傷が残る要因となります。


紙やすりをかけると、その部分の色味が薄く白くなります。これはやすりで表面が削られたことを意味するので、焦らずにムラがないように全体的に白くなるようにしてください。


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メープル材の場合、やすりをかけたことによる色の変化はわかりづらいところもありますが、やすりをかけると細かい木屑がでてくると肌触りがスベスベになるのでその点を目安にしてみてください。


全体的にやすりをかけたら、輪染みやその他の染みが落ちているかを確認してください。まだうっすらと残っているようでしたら、その部分を周辺含め重点的にやすります。目でみて染みが残っていない状態になるまでやすりをかけてください。


このあと、いよいよオイルを塗っていきますが、この続きは明日のブログにします。続く。


賢木@吉祥寺

14日はオイルメンテナンス講座の日です。【No.1914】

まずは告知をさせて頂きます。今度の日曜日5月14日(日)はオイル仕上げのテーブルメンテナンス講座が開催される日です。こちらの講座はオイル仕上げのテーブルをお使いになっている方をメインの対象にして、オイルメンテナンスの実践をご覧頂き、いざお客様がご自宅でメンテナンスをする際に役に立てて頂ければと2ヶ月に1回開催しているミニセミナーです。費用は無料です。メインの対象はすでにオイル仕上げのテーブルをご使用の方、すでにご注文をされている方になりますが、まだそういったアクションを起こしていたない方でもご参加は可能です。ただし、無垢材テーブルを検討中で、樹種やサイズなど色々な悩みを抱えている場合は、開催しているもう1つの講座「テーブル選び方講座」の受講をオススメしています。こちらは、偶数月の第2日曜日と毎月最後の日曜日、いずれも14:00から開催しています。所要時間は50分ほどで、この講座の最後にはテーブルメンテナンスの簡単な実践も行っています。テーブルメンテナンス講座は、メンテナンスに特化した内容になっています。


オイル仕上げのテーブルが良いなと思っていたり、実際に使っている方でも、どういったオイルが使われているかはあまりご存知ないと思います。ただ、使っている分には、それで全く問題がありませんが、メンテナンスをする際には少し知っておいたほうがよいことがいくつか存在します。


まず、テーブルの仕上げ用のオイルとはどういったものでしょうか?


ソリウッドで製作している無垢材家具にオイルを塗る場合は、95%以上の割合でリボス社のアルドボスというオイルを塗っています。リボス社はドイツの塗料メーカーで、日本には輸入され流通がされています。ドイツは環境への対応に関心が高い層がある程度いるので、こうした健康塗料と呼ばれる天然オイルを中心に配合されている家具用オイルを製作している会社が多く存在します。リボス社もその中の1社になります。リボス社の他にもドイツメーカーの家具用オイルが日本に入ってきています。リボスの他には、オスモ、アウロ、プラネットカラーなどのブランドが日本にはいってきており、無垢材家具のほとんどはこのいずれかを使っている確率が高いです。リボス社の中でも数種類のオイルを製造販売していて、ソリウッドで使っているアルドボスは、着色成分が入っていないオイルで広葉樹に向いているとされています。これ以外にも、針葉樹向けのオイルや着色成分が入っている着色オイルなどがラインナップされています。ソリウッドでは、テーブルには着色オイルを塗ることはほとんどしていません。理由は、導管の太さなどで樹種によって色の着き具合が変わってしまうのと、購入後のメンテナンスが難しく、色ムラなく塗るのが難しいからです。それでも、あまりメンテナンスが必要のない棚類などには、以上のことを説明した上で注文を承ることもあります。


オイル仕上げのテーブルは染みがついたり、汚れたりするという印象が強いかもしれません。その印象は間違ってはいないと思います。確かに、底が濡れたコップをしばらく置いておくと、コップの跡が染みになってしまったり、油分を含んでいるものを落としたりすると染みがつくことがあります。でも、あまり落胆せずにしばらく使っていると目立たなくなることもありますし、意外と簡単に補修することが可能です。染みや細かい傷でしたら、320番の紙ヤスリで染みとその周りを紙ヤスリでやすっていきます。そうすると、染みが消えるのが目に見えます。その上から家具用のオイルを塗って、すぐにオイルのついていない布で拭き取ります。メンテナンスで重要なのはこの拭き取りです。オイルを塗った後そのままにしてしまうと、乾きが悪くなったり、色ムラの原因になります。しっかりと拭き取ることでこれらを防ぎます。


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はじめに紹介した講座に参加して頂いた方にアンケートをとると、メンテナンスは「意外と簡単そうで安心した」、「これなら自分でも出来そうだ」といった声を多く頂きます。ぜひ皆様にもチャレンジして頂きたいです。


賢木@吉祥寺