家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具の選び方の最近のブログ記事

無垢材オープンラックの可能性【No.1865】

ソリウッドでは、無垢材の代表的な家具とされるダイニングテーブルの他にも本棚やリビングラックもオーダーで製作しています。その多くは背板、つまり後ろに板がないタイプのオープン棚になります。もちろん、背板や扉、引出しをつけたタイプの収納も製作することもありますが、全て無垢材で製作するとなると、オープンなモノに比べると、製作時の手間がより多くかかることになるので、価格的にもアップしてしまいます。


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無垢材で棚類を製作する際には、素材が頑丈であるということに利点があります。素材によっては背板を入れることで構造的に強くして、棚として成立させている場合もあると思います。ですが、比較的堅い広葉樹の無垢材を素材に使うことで、背板なしでも成立させる棚を作ることが出来ます。続いてオープン棚にすることのメリット・デメリットをみていきます。


インターネットでも気軽に閲覧することが出来るgooの辞書で「背板」を調べてみると、


1. 腰掛けなどの、人の背が当たる部分に取り付けられた板。

2. 材木から角材や板をとった残りの、片面に丸みのある板。

3. 「背負子」(荷物をくくりつけて背負うための木製や金属製の長方形の枠)に同じ。

4. 鎧の腹巻きの背中の引き合わせの隙間をふせぐために当てるもの。

とあります。先ほどから棚の背板といっていますが、この辞書には私が普段の接客でも使っている意味が出てきません。1,2は家具や木材に関する意味ですが、普段の会話ではあまり使われてはいないと思います。もしかすると、棚類の後ろ側につけている板について、「背板」とは言わないのかもしれませんが、簡単に意味合いを想像出来るので、一番しっくりくる言い回しになると思います。


少し脱線しましたが、棚類のメリット・デメリットに戻します。


・見た目がスッキリする

・部屋や空間の中に置き、仕切りとしても使える

・籠や箱などを利用して収納することも出来、汎用性の高いものが出来る

といったあたりがメリットでしょう。1つ1つ少し詳しくみていきます。背板がないことで余分なものがありませんので見た目がスッキリします。また、向こうの景色が見えますので軽やかな印象を与えます。また、背のあまり高くないオープンラックを置くことで、部屋の仕切りとしても使うことが出来ます。両側から使うことも出来ますので、飾り棚や衣服をたたんでおいておくなどすると、両側から使いやすくできます。最後にあげるメリットは収納するものによって、他のアイテムを追加することで汎用性が高くすることが出来ます。例えば、本を収納する場合はそのままの状態で本棚として使って、他の棚は市販の籠や箱に小物やお子様のおもちゃなどをまとめていれ、それをラックにしまうことが出来ます。こうすることで片付けにくいものやあまり見せたくないものも収納出来ます。さらには、気分や収納するものが変わった場合にも場所を入れ替えたりすることが可能です。引出しや扉をはじめからつけてしまうと、後から場所を変えたりするのは難しくなります。


デメリットですが、壁と隙間ができ、それが見えてしまう点がぱっと思いつきます。これは見た目の問題が大きいですが、同じサイズの本を収納する際はぴたっと奥まで収納することが出来ないので、きっちり揃わないといったことが生じます。これは細かなことではありますが、気にする場合は、背板もしくは高さ20mmほどのストッパーをつけるほうが良いでしょう。


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ソリウッドが製作するオープンラックは決まったサイズというものがありませんので、置きたい場所に合わせたサイズで製作することが出来ます。また、棚板の位置なども強度を保つために多少の制約はありますが、希望をお聞きすることは可能です。オープンラックをご希望の場合は、まずは外側のサイズと棚板の数などの仕様・樹種をお教えください。それをもとに見積りを算出します。見積りをご覧頂き先に進めるようでしたら、図面を描いて最終仕様をご相談させて頂きます。樹種などがわからない場合はお気軽にスタッフまでお申し付けください。もちろん、メールやお電話でも見積依頼をして頂くことは可能です。


賢木@吉祥寺

節も樹脂で埋めて平滑に仕上げます【No.1862】

節を樹脂で埋めたサンプルを瑞木@相模湖に作ってもらいました。これまでは口頭での説明と過去の製作実例の写真をお見せしながら説明をしてきましたが、実物を見てもらうのが一番だと思い、ウォールナット材とチェリー材で1枚づつサンプルを作りました。


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サンプルの板はこんな感じです。丸くて魚の目みたいなカタチをしている部分が節にあたります。節の部分が抜け落ちてしまっているので、その穴を埋めるためにウレタン樹脂を充填して平滑に仕上げています。


と突然節について話を進めましたが、改めて節とは何かを説明したいと思います。


節とは、木が伐採される前に枝があった部分になります。通常、伐採された丸太は、製材する前に枝をおとして、何枚かの板に分解されます。製材された板に木目の途中に丸い模様のように出てきます。節には、「生節」と「死節」があります。枝が生きた状態で成長して包み込んだものを「生節」といいます。この場合、まわりの木目部分と節の部分が一体化されているので、節の部分が抜け落ちることはありません。ですが、乾燥の工程で、節のなかで割れが生じて、少し隙間が出来ることはあります。一方、死節は枝が枯れてから包みこんだ状態のものを指します。節の部分が枯れて周りの木部と関わりがなくなってしまっているので、製材した際に節ごとボロっと抜け落ちてしまいます。


節は一般的に製材された板の欠点といわれることがあります。これは主に見た目への影響を考えた際に指摘されている点だと思います。他の大部分を占める木部と部分と違って明らかに異質な見た目をしていて、またどこに現れるかに規則性がないため、見た目を揃えるには節がないほうが統一感があって良いという考えに基づいての節に対する欠点のイメージがついてしまったと思われます。ですが、枝がない木は無いわけであって、節があるのがむしろ自然といえます。死節でも、節の中が割れて隙間が出来てしまっている場合でも樹脂で埋めてしまえば、テーブルとして機能に差はありません。ですが、見た目の問題で「目玉みたいで苦手」という方はいらっしゃいます。


次にソリウッドでの節の扱いについて説明します。


ソリウッドの無垢材テーブルには、4辺が直線にカットされたストレートカットテーブルと樹皮があった部分のカタチをそのまま残した耳つきテーブルの2種類があります。ストレートカットテーブルは、樹種・サイズ・仕上げを決めて頂きオーダーで製作する方式で受注生産をしています。実際に使う板の組み合わせにつきましてはこちらにお任せ頂くkとになります。先ほども少し説明しましたが、節の部分は明らかに他とことなる見た目をしているので、節があるとガラッと表情が変わってしまいます。そのため、天板の個体差が激しくなり、サンプルで展示しているものと大きく違うものになってしまう可能性が高くなります。そこで、ストレートカットテーブルについては、大きな節などは表に出ないようにするよう木取りをしています。こうすることで、ある程度の見た目の品質を保つようにしています。天板の裏面には節などが入っている場合があります。


一方、耳つきテーブルは耳のカタチだけでも同じ物はなく、個体差が激しいテーブルといえます。そのため、製作前に一度、板の写真や現物を一度見てもらうようにしています。節が天板の表にきてしまう場合でも、写真や実物で説明がしやすくなり、節がでることを納得して頂くようにしています。こうすることで完成品とのギャップを少なくすることが可能です。節の部分の周りは独特の木目が出ることが多く、それがあるからこそ素敵に見えるテーブルが出来ることも多々あります。


テーブル以外の棚についても、大まかな製作ルールを設けています。棚の外側や天板の上など、目立つ部分については節のない板を使うようにしています。ですが、側板の内側や棚板につきましては、本などを置いてしまえば目立つこともないと考え、小さめの節や入り皮などが入った板も使うことがあります。


このように、製作するものについて少しづつルールを変えて製作をしています。


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こちらはチェリー材の節部分を埋めたサンプル板になります。


賢木@吉祥寺

テーブルと椅子のサイズの関係性 その2【No.1859】

昨日は、ダイニングテーブルを検討する際に一緒に使う椅子との関係性について、脚と脚の間に椅子がしっかり納まるかどうかの確認が重要という話を書きました。今日は、もうひとつ重要な関係性である椅子の肘掛けが天板の下に納まるかどうかについてみていきます。


ダイニングに使う椅子は大きくわけて肘掛けがあるものとないものに分けられます。その他に背もたれがないスツールやベンチを使う方も多いと思いますが、今日のブログエントリーではこれらを除いた背もたれがない椅子を前提に話をします。肘掛けとはその名の通り、腰をかけた際に肘を置くための場所をさします。ダイニングチェアの場合、背もたれと前脚を結ぶような肘掛けと背もたれかから肘掛けがでているデザインまたは背もたれから後ろ脚にかけてのラインが背もたれになっているタイプがあります。


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もっともオーソドックスなタイプの背もたれから前脚を結ぶ部分が背もたれになっているタイプの例が宮崎椅子製作所のpepeチェアです。肘掛けも大きく面取りが施されているので肌へのあたりも柔らかく仕上がっています。多くの種類の椅子を製造している宮崎椅子製作所さんの中でも人気のある椅子と聞いています。座ってみるとそれも納得の座り心地です。


背もたれから肘掛けがでているタイプの例は、いのうえアソシエイツのAWAZA LDチェアです。


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横からの角度だと、背もたれとは別のパーツである肘掛け部分が飛び出すように出ています。肘掛けは小さめではありますが、地面と並行が保たれているので肘をのせた時の安定感が抜群です。


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3つめのタイプの例はISU-WORKSのMAGチェアです。背もたれを支える部分がそのまま後ろ脚につながるようにデザインされ、その途中で少し前方向に向かっているので、そこが肘掛けにもなっているデザインです。前2つのタイプと比べると肘掛け感は少し薄いですが、肘掛けのないものに比べるとやはり心地よく座れる感じがします。このタイプの肘掛けは出入りの際に、邪魔になることがなく椅子をひくスペースも少なくて済みます。ややテーブルと椅子を置くスペースが狭めだけど、肘掛けも欲しいといった場合はこういったタイプを選ぶと良いでしょう。また、椅子の上であぐらをかきたいという方もいらっしゃると思います。その場合もやはり前側に空きスペースが多いこちらのタイプが重宝されます。


ここまで肘掛けのタイプをみてきましたが、テーブルとの関係性をみる場合重要なのは肘掛けのデザインというよりは肘掛けの高さです。この肘掛けをテーブル天板の下に納めたいと考えると、当然ですが、床から天板下までの距離より、椅子の肘掛けの高さが短くある必要があります。肘掛けの高さはアームハイ(AH)とカタログなどに表記されることが多いです。ですが、このAHがカタログに記載されていないケースも多々あるので、実際に店員に聞いてみることをオススメします。


日本で生産されているダイニングテーブルの高さは70〜72cm程度のものが主流です。ですが、肘掛けのある椅子との関係性を考えるにはテーブル高だけでなく、天板の厚みも重要になります。当たり前のことですが、同じ70cmのテーブルでも天板厚が40mmのものは、床から天板の下までが66cmになり、天板厚30mmのものだと67cmとなります。60mmを超える厚みのテーブルは最近ではあまり見かけなくなりましたが、天板の厚みがあればあるほど、肘掛けのある椅子を納めるのは難しくなります。天板の高さを高くしてしまうのも1つの手ではありますが、今度はテーブルを使用する際にテーブル高が高く感じてしまうことがあります。


特に最近ではテーブルの高さを65〜68cmほどに低くしたいという方もいらっしゃいます。この場合、肘掛けのある椅子だと全く中に入らないといったケースも出てきますので、注意が必要です。


賢木@吉祥寺

テーブルと椅子のサイズの関係性【No.1858】

ダイニングテーブルを検討する際には一緒に使う椅子との関係性も大事になります。まずは、検討しているダイニングテーブルに椅子がしっかり納まるのかを確認する必要があります。確認する事項は主に、脚と脚の間に椅子が納まるかと肘掛けのある椅子が天板の下に納まるかの2点です。


脚と脚の間に椅子が納まるかを確認する

長辺の片側に2つずつ椅子を並べて4人掛けのテーブルの場合、W1350もしくは1500というサイズが候補に挙ってくると思います。食事をするテーブルの場合、1人あたりに必要なスペースは60×40cmといわれています。それを考えるとW1350でも十分な広さに感じますが、肘掛けのあるゆったりめの椅子を検討されている場合はしっかりと脚と脚の距離も確認しておかないとあとで椅子が2脚納まらないといったことになりかねません。


ソリウッドで製作するダイニングテーブルでは、脚の外側が天板より最低15mmはいったところにくるようにデザインしています。最もオーソドックスなデザインの80mm角脚の場合、両端の15mmずつと脚の太さの80mm×2の160mmを足した190mmを天板の長さから引いた数値が脚と脚の間の距離になります。W1350のテーブルだと1160mmが脚と脚の間の距離になります。単純に二等分すると580mmの幅の椅子が置ける計算になりますが、これだとテーブルの脚と椅子の端が接していることになってしまいます。これだと椅子を引くにも大変ですし、隣との距離もない状態なので、非常に窮屈に感じてしまい現実的ではありません。少なくともそれぞれ50mm以上はあけて置けるようにしたほうがよいです。


ソリウッドでは3つの国内生産ブランドの椅子を扱っていますが、その幅は椅子それぞれで違います。例えば、コンパクトなサイズかつ途中までですが肘掛けがついているMAGチェア(ISU-WORKS)は最大幅が462mmになります。このサイズですと、先ほどのW1350のテーブルに2脚納めても少し余裕がある感じに出来ます。


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上の写真はW1350のテーブルにMAGチェアと同じ幅のTAGチェアを2脚並べて納めた事例になります。見た目的にも無理のない納まりになっているのがわかって頂けると思います。


肘掛けのないタイプでもよければ、宮崎椅子製作所のPocketチェアもW1350のテーブルにはオススメです。コンパクトで見た目も可愛らしい椅子ですが、見た目以上にしっかりと座れて、座り心地も安定感があります。その理由は、幅のある背もたれにあると考えています。背もたれの幅はあると、長時間座っていても背中があまり痛くなりません。W400mmなので、W1350のテーブルでも余裕をもってゆったりと使えます。


ゆったりめで肘掛けのある椅子を2脚並べたい場合、W1500以上のテーブルが良いと考えています。W1500になると80mm角の脚でも脚と脚の距離が1310mmになります。


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こちらはW1500のテーブルに肘掛けのあるRINチェアを納めた納品事例になります。RINチェアは北海道津別町にある山上木工が製作する椅子ブランドであるISU-WORKSのラインナップにある肘掛けがあるタイプの椅子です。W525mmとゆったりと座れるサイズになっていますが、W1500のテーブルであればしっかりと納めることが可能です。


少し余談になりますが、椅子ではなくベンチを置きたいという方もいらっしゃると思います。その場合も脚と脚の間に納まったほうがスペース的にもよいと思います。ベンチの場合は、テーブルの長さから300mm短いサイズを提案することが多いです。W1500のテーブルですと、ベンチはW1200といった具合です。このサイズですと、ソリウッドの定番の脚であれば脚と脚の間に納まります。


続く


賢木@吉祥寺

読書好きや仕事で長時間座る椅子を探している方はAwazaチェアも選択肢に入れてみてください。【No.1853】

2月は椅子の受注をたくさん頂きました。特に目立ったのが宮崎椅子製作所さんのPePeチェアといのうえアソシエーツさんのAwaza LDチェアLDRチェアです。ISU-WORKSブランドの椅子の中では、HUGチェア、MAGチェア、PEGチェアなどシンプルな椅子の受注がありました。PePeチェアは既に多くの方が利用しているロングセラー商品ですが、ソリウッドで取り扱いが始まったのは、昨年の10月末からです。昨年の間には全然動きが無かったのですが、今年に入ってから受注を受ける機会が増えました。このタイムラグの原因は恐らくソリウッドでPePeチェアを扱えるようになったということが知られるまでの期間がそれだけ掛かったということでしょう。

Awaza LDチェアやLDR(回転椅子)も受注を頂くようになるまで結構な期間が掛かりました。取り扱いを始めてからしばらくは注文なく心配はしていましたが、ここにきて多くの注文を受けるようになりました。これも情報が皆さんに行き届くまでに時間が掛かったということなのかもしれません。そういう意味では、情報発信はしつこいくらいに時間を掛けて何度もやる必要があるのかなと考えています。なので、もう知っている方にとってはまた同じような内容のブログだよと思われるかもしれませんが、こちらとしては皆さんに良い商品を知ってもらうためには何度か紹介しなければいけないんですね。お許しを。

さて、今日の話題は読書用の椅子です。この話題についても何度か書いています。今回は少し変わった視点を加えて書いてみます。読書用の椅子を求める人は恐らく読書時間が相当多い人だと思います。本が読まれなくなったと言われるようになってからもう随分経ちますが、根強い読書ファンはまだ多くいるはずです。読書以外の娯楽が増えている中で、それ用の椅子を求める人は、長時間読書をする人です。たまに本や雑誌をパラパラめくる程度の人が読書用の椅子を買い求めるはずがありませんから。となると、長時間座っていても快適な椅子が求められます。

長時間座る前提となると、やはりある程は柔らかさがある座面の方が良いです。板座の椅子はクッションがないので、長時間座るのには向いていません。もちろん、お尻の筋肉量や姿勢など個人差があって一概には言えませんが、長時間板座の椅子に座るためにお尻の筋肉を鍛えている人はさすがにいないでしょう。一般的な人のお尻では硬い板の座面で長時間座るのはキツイはずです。

布張りや革張りの椅子はウレタンフォームという柔らかい素材が座面に使われています。ウレタンフォームの厚さや硬さは椅子によって違います。例えば宮崎椅子製作所さんの椅子は椅子によって座面の硬さが違います。ウレタンフォームが薄くて硬い椅子もあれば、少し厚く身体が若干沈み込むような座面もあります。また張り生地の硬さによっても感じ方は変わります。生地が柔らかければ座面も柔らかく感じますし、硬めの生地や革ではすこし硬く感じます。

長時間座るならばウレタンフォームは厚い方がお尻が痛くなりにくいです。Awaza LDチェアLDRチェアは最近になってこのウレタンフォームの厚みが5mm厚くなりました。たった5mmと思われるかもしれませんが、この5mmは結構違ってきます。展示会の時に、Awazaチェアの設計をしているいのうえアソシエーツの井上正人さんから、ウレタンを5mm厚くすることで長時間座った時のお尻の痛みに違いがでてくるという話を聞きました。実際に仕事する場面でAwazaチェアに長時間座っている人が言っている話なので、確かなことなんだろうと思います。というわけで、Awaza LDチェアやLDRチェアは読書用の椅子としても優れているはずです。

そもそもAwazaシリーズは"腰にやさしい"をコンセプトにデザインされた椅子です。座面や背が大きくしっかりと身体を支えてくれます。また、背の角度も立ち気味なので良い姿勢を保つことがしやすい椅子に仕上がっています。長時間快適に座るために良い姿勢を保つことも重要です。Awaza LDチェアやLDRチェアは大きい背が背中をしっかりとホールドしてくれて姿勢が崩れにくく感じます。姿勢が崩れにければ、良い姿勢を保つことができますよね。

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Awaza LDチェアに座る私。撮影用に姿勢を意識して座っていますが背中が伸びて良い姿勢が取れていますね。Awaza LDチェアは奥までしっかりと腰掛ければこのような良い姿勢が保ちやすくなります。さすがに読書中にずっとこの姿勢を保つの難しいですが、よい姿勢が取れる椅子ということが大事です。

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Awaza LDRチェア(回転椅子)で本を読む私。多少姿勢が崩れていますが、極端に変な姿勢にはなっていません。回転機能があることで、少し椅子を揺らしたり、身体をひねったりして自分の好きな姿勢も取りやすいです。

というわけで、読書好きで長時間座る椅子をお探しの方はぜひAwazaチェアに座ってみてください。さすがに試座で何時間も座るのは無理かもしれませんが、5分10分座ってその感触を確かめてもらえば気に入ってもらえると思います。

瑞木@相模湖

検討する際にはおさえておくべき無垢材テーブルの仕様【No.1844】

無垢材テーブルを製作している家具工房は沢山あります。それぞれの作り手が様々なテーブルを製作しているので、その特徴も様々です。ソリウッドも最も数多く製作しているのが無垢材のテーブルです。設立以来メイン商品として35年以上製作し続けています。その間に試行錯誤を繰り返し、現在の仕様はここ最近しばらく定着しているものです。パッとみただけではわからない特徴もありますので、ソリウッドの標準仕様のテーブルの特徴を改めて解説したいと思います。


天板と脚が取り外せる

 天板と脚を直接取り付けることも出来ますが、ダイニングテーブルの場合、搬入を考えると天板と脚が取り外しができて個々に搬入出来ることが重要です。天板と脚が取り外せるようにするにはいくつかの方法がありますが、ソリウッドではプレート方式を採用しています。脚に脚の面積より大きい金属製の薄い板を取り付けます。この金属製の板と脚は木ネジで外れないようにしっかりと固定します。金属製のプレートには天板と固定するための穴があいています。天板の裏側に鬼目ナットといわれるメスのねじが埋め込まれています。プレートに空いている穴にボルトを通して天板と脚がついているプレートを固定します。鬼目ナットが埋め込まれているので、ボルトを何度でも取り外しが出来ます。ご購入後に引っ越しをする際には、ボルトを六角レンチで緩めれば簡単に外すことが出来ます。脚の取り外しや取付はお客様でも簡単にすることが可能ですが、引っ越しの際は引っ越し業者の方にやって頂くことも可能な作業です。


天板と脚が別々に搬入ができて、組立ても簡単な仕様にしておくと、近隣のお客様だけでなく遠方のお客様でも安心してご注文頂けるとかなと考えています。配達には宅配会社が提供している2人のスタッフが搬入し、組立て設置まで行うサービスを利用することになりますが、細かい調整をしなくても組立てが出来ます。


幕板がない(長手方向)

無垢材のテーブルにはデザイン的に幕板があるものとないものがあります。幕板とは、天板の下にある5cm程度の幅がある板です。これは強度を補ったり、天板の反りを防ぐ目的で付けられていることが多いです。ではありますが、デメリットもあります。1つ目は椅子に座ったうえで、脚を組もうとするとこの幕板が邪魔になりくつろぐことが出来なくなる点です。もう1つのデメリットは、肘掛けがついている椅子を天板の下に納めようとすると、この幕板が邪魔になる点です。肘掛けが天板の下に納まらないと余計にスペースが必要になります。


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肘掛けのあるタイプの椅子でも、しっかりと収納できるため省スペース効果があります。こちらの納品事例はチェリー材の耳つきテーブルとISU-WORKSのRINチェア(レザー)とLENチェア(板座)になります。


ソリウッドでは快適性や機能面を考えてテーブルの長手方向には幕板はないほうが良いと考えてテーブルの設計をしています。脚のデザインでは細い脚の強度を補うために短手方向のみ幕板をつけているタイプがありますが、基本的には幕板なしのデザインを実現させています。さきほど、幕板をつける目的のひとつに反りを防ぐということを書きました。気になるのは、幕板がないと反りへの対策が甘くなるんじゃないの?ということです。もちろん、幕板とは違う方法で無垢材独特の反りへの対策をしています。それは、金属製の反り止めを天板に埋め込む方法です。


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画像の黒い板状のものが金属製の反り止めになります。天板に埋め込むことで反ろうとする木をおさえる役目をしています。この反り止めには木の特性でもある伸縮に対応できるよう長円の穴があいていて、ビスで留めても木の伸縮を時邪魔しないようにしています。ソリウッドのテーブルにはデフォルトでこの反り止めが入ります。


賢木@吉祥寺

無垢材テーブルの脚の位置について【No.1841】

ソリウッドでは、お客様のオーダーによって無垢材テーブルを製作しています。ですので、サイズや仕様についてカスタマイズ化をすることも可能です。ショールームにお越しのお客様からよく頂く質問の中に脚の位置についての質問があります。そこで今日はテーブルの脚の位置についてまとめてみようと思います。


ソリウッドでは定番の脚のデザインとしてType ST(80mm角4本脚)、Type T(斜めテーパー4本脚)、Type MT(幕板テーパー4本脚)、Type X(3点ほぞ4本脚)の4つのタイプを用意しています。それぞれのデザインの特徴など詳細については以下のリンクのブログエントリーをご覧ください。


ソリウッドの無垢テーブルの脚は選べる4デザイン+α

これら定番の脚については、デフォルトの脚の位置がそれぞれ決まっています。最もシンプルな80mm角脚のType STの場合、脚の端がテーブル天板の端から15mm内側に入ったところにきます。ですので、Type STですと、脚と脚の距離は、天板の長さから脚の太さである80×2=160mmと端から脚までの距離15mm×2=30mmを引くと算出されます。1500mmのテーブルの場合、脚と脚の間は1310mmとなります。


幕板がつくテーパー脚であるType MTは、幕板がつく関係でテーブルの端から25mmのところに脚の端がきます。脚の一番上が60mmで一番下が40mmになります。


Type Tは、脚が斜めになっているので、付け根の部分は長さ方向で50mm内側にはいっています。床との設置面では、天板から15mm内側に脚の端がきます。


少し変わったデザインのType Xは、脚の端は長さ方向で15mmはいったところにきます。角度が45度づれてついています。1500のテーブルの場合、脚と脚の間の距離は約1244mmとなります。


脚の位置について、一番聞かれるのが「天板の端と面合わせにすることが出来ますか?」というものです。


Type STの80mm角脚であれば、面合わせでも製作が可能です。ただし、1つ条件がつくことになります。それは、脚の付け根部分に5mmの溝を設けるということです。


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上の写真は実際に、面合わせで脚をつけたものです。5mm の溝はこのような感じになります。この溝(スリット)は無垢材の特性を考慮してつけることにしています。もし、溝なしで天板と脚を面合わせにしておくと、天板が伸縮した際にずれが生じてしまいます。ぴったりとくっついているものが少しづれてしまうとそれが数ミリでもわりと目立ってしまいます。また、天板の伸縮によって脚が出っ張ってしまうのも避けたいところです。そこで、予め溝を設けてぴったりついている感を緩和させているというわけです。


天板と脚を面合わせにしたいと考えるのは、見た目の問題と脚と脚の距離を少しでも長くしたいという機能面の2つの理由が考えられます。後者の場合、溝を設けて面合わせにすることで、脚と脚の間の距離がデフォルトのものより30mm広くなります。


見た目の問題については、賛否両論あると思います。個人的には、面合わせにするよりは少し中に入っていたほうが見た目のバランスはよいのかなと感じています。ですが、溝を設ける見た目のデメリットはあまりなく、むしろ無味乾燥な印象をうけるのを避け、よいアクセントになっているのではないかと考えています。


また、天板と脚を面合わせに出来るのは、長さ1800mmぐらいのテーブルと考えています。それ以上の長さだと強度的に少し中にもってくるほうがよいと思います。


スペース的にあまり大きいテーブルは置けないけど、椅子との兼ね合いもあり脚と脚の距離を広くとりたいといったケースではこの面合わせも有効な手段となります。脚の位置についてご要望がある場合はスタッフまでお問い合わせください。


賢木@吉祥寺

テーブルと椅子どちらを先に決めるべきか?【No.1834】

今年もまた花粉症の季節がやってきました。個人的にはやってきてしまった・・・という感じです。三日前あたりからのどの奥に違和感を感じるようになり、徐々に鼻水がでるようになってきてしまいました。こういった仕事柄、木についてはものすごく好きなんですが、この季節だけは「スギ」や「ヒノキ」は勘弁してほしいという気持ちになります。ソリウッドでは、広葉樹を専門にしているので、普段は「スギ」や「ヒノキ」を目にすることはほとんどありません。長く使う家具に使うには、やはり硬い木が適していると考えています。その点、「スギ」「ヒノキ」に代表される針葉樹は広葉樹に比べ、柔らかく、爪を立てて押してみると簡単に爪の跡がついてしまいます。ですので、普段の接客やテーブル選び方講座では、ダイニングテーブルを考えているのであれば、ある程度の硬さがある広葉樹から樹種を選ぶことをオススメしています。


ですが、こんなネットの記事を見つけてしまいました。


針葉樹材が広葉樹材に化ける!これは林業イノベーションだ

針葉樹材にサトウキビなどから抽出して物質を針葉樹材に含浸させると広葉樹材のように硬くなるという驚きの技術があるそうです。すでにノルウェーで製造・販売されていて日本でもわずかながら導入事例があるそうです。この技術が普及すると、針葉樹でも強度でひけをとらないダイニングテーブルなど家具が作れることになるかもしれません。ちょっと気になったので、紹介してみました。


さて、今日の本題はダイニングテーブルと椅子の購入を検討している際、テーブルと椅子どちらを先に決めるのがよいのかという点です。先日お客様から「テーブルを決めてから椅子を探すのがよいのか?その逆がよいのか?」と質問を受けました。最近ではダイニングセットといった決まったテーブルに決まった椅子という買い方ではなく、それぞれ別々に検討される方が増えています。ソリウッドの店も後者の考え方で提案をしています。テーブルはソリウッドオリジナルのストレートカットテーブルや自社で板の買付から乾燥・製作まで行っている耳つきテーブルを展示して、椅子については、国内で生産されている3つのブランドの椅子を取り扱っています。扱う椅子を決める際には、ソリウッドで製作しているテーブルに合うか合わないかについては考慮していますが、出来るだけ選択肢は多くあったほうがよいと考えます。椅子は座る人の体型によって座り心地も違いますし、見た目の好みも人それぞれです。家族だからといって全員同じものを一番気に入るといったことは少ないでしょう。


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ソリウッドのダイニングテーブルにISU-WORKSのHUGチェア・RINチェア・LENチェアを合わせた納品事例になります。


少し話がそれましたが、テーブルと椅子を違うメーカーのもので検討する場合、それぞれの寸法があっているかを確認することが重要になります。ですので、どちらかを一方的に先に決める必要なないと思います。もし、どちらか気にいったものがあれば、それにあうサイズを確認し、もう一方を検討しても良いと思います。また、どちらがサイズの調整がきくのかも確認するとよいでしょう。テーブルと椅子の関係については、このブログでもなんども取りあげていますが、「差尺」という指標がポイントになります。差尺はテーブルの高さから椅子の座面高をひいた数値で、これは28〜30cmであれば、違和感なく食事が出来るとされています。気を付けて頂きたいのは海外からの輸入ものと日本国内で企画生産されたものを一緒に使おうとする場合です。海外製のテーブルではテーブル高750mmといったものもあります。これに日本で作られている座面高420mmぐらいの椅子を合わせようとするとやはり、テーブルが高く感じてしまう人が多いと思います。この場合は、テーブルの脚をカットして調整することが出来るか、もしくは椅子を少し高く製作出来るかを確認してみるとよいでしょう。


賢木@吉祥寺

木製ダイニングチェアの選び方 その3【No.1831】

今日は木製ダイニングチェアの選び方第3弾です。これまでの2回については以下リンクからどうぞ。


木製ダイニングチェアの選び方

木製ダイニングチェアの選び方 その2

第3弾はまずサイズ特に座面高とアーム高について書いていきます。


椅子はデザインによって座面の高さが異なります。座面の高さは「座面高」といわれ、床から椅子の座面の一番上までの高さを表した数値になります。カタログや店頭での寸法表記ではSH(Sheet High)で表します。椅子を選ぶ際に座面高を考える必要があるのは、以下2つの理由によります。


足が床につくかどうか?

椅子は様々なデザインがあり、ダイニングチェアとして販売されているものでは座面高が400〜450mmぐらいのものが多いように思います。ですが、身長によっては座面高が450mmの椅子に腰を深くかけると足の裏が床につかないということがあります。ゆったりと座るには、足がブラブラと空中にあるよりは、足の裏がしっかりと床についているほうが好ましいと考えます。ですので、まずは椅子に腰をかけてみて、足の裏がつくかどうか、自分の体型だと座面高が何ミリであれば足の裏がつくかをチェックしていみてください。ここで気をつけて頂きたいのは、家具屋の店内で椅子に座る場合、靴をはいていることが多いという点です。特にヒールやブーツなどをはいている場合は、家の中で裸足でいるのとはだいぶ感覚が変わります。できれば、靴を脱いだ状態で腰かけてみてください。


テーブルの高さとの兼ね合い

もうひとつ座面高を意識する理由としてテーブルの高さとの兼ね合いがあります。こちらは「差尺」という指標を使ってテーブルの高さと椅子の座面高の適正な関係を把握します。「差尺」とは、テーブルの一番上の面から床の面までの距離から椅子の座面の高さを引いた数値で表します。例えば、高さ700mmのテーブルと座面高が420mmの椅子があるとします。この場合、700−420=280となり、差尺は280mmになります。人間工学的には、この差尺が280〜300mmの間に納まると食事をする際に違和感なく使うことが出来るとされています。ですが、テーブルの高さや座面高の高さ10mm違うと座ったときの感覚も少し違ってきます。最終的にはご自身で差尺がどのくらいあると、一番しっくりくるかという感覚を持っておくとよいかと思います。


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こちらの宮崎椅子製作所のPocketチェアは座面高が440mmが基本となっています。実際に座ってみると、他の椅子に比べると少し高い位置に座面があることがわかって頂けると思います。ですが、先ほども書いたように、女性が座ると足がブラブラしてしまう高さでもあります。木製のダイニングチェアの場合、脚をカットして座面高を低くするということは可能です。デザインも座り心地(腰のあたり)などが気に入っているながらも、座面の高さに違和感を感じる場合は思い切って椅子の脚をカットすることもひとつの手段となります。私が家で使っているPocketチェアも家族の身長にあわせて20mm脚をカットした状態で使用しています。私も身長が高いほうでもありませんので、420mmの座面高でも問題なく座ることが出来ています。


AHにも注意

もう1つ椅子を選ぶ際に注目して頂きたいのがAH(Arm High)です。このAHは肘掛けの高さとなります。椅子をテーブルの下にしっかりと納めるには床からテーブル天板の下までの距離よりAHが低くなっているかの確認が必要になります。テーブルに幕板がついている場合は、幕板の幅も確認が必要です。肘掛けには、水平になっているものや椅子の前脚から背もたれにかけて斜めになっているものがあります。特に斜めになっているものは、肘掛けのどこまでが入るのか購入前にチェックしておくとよいでしょう。


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賢木@吉祥寺

木製ダイニングチェアの選び方 その2【No.1830】

今日のブログエントリーは先日書いた木製ダイニングチェアの選び方の続きになります。前回のブログは下のリンクからどうぞ。


木製ダイニングチェアの選び方

前半では「座り心地で選ぶ」「肘掛けがあるかないか」の2つのポイントについて書きました。今日はその続きで「素材で選ぶ」から書いていきます。


素材で選ぶ

木製ダイニングチェアの選び方と題しているので、このエントリーでは本体の素材は木製を前提としています。ですが、木製のダイニングチェアでも座面の素材を選ぶことが出来るものが多いです。その多くは「無垢材」「布地」「革(天然皮革・人工皮革)」「テープやペーパーコードの編み地」になります。


座面が無垢材

座面に無垢材が使われているものもそのデザインは様々です。何枚かの無垢材を接ぎ合わせて1枚の板を作成しそれを座面として使います。このようなタイプの板座の場合、お尻の形状に合わせて削られているものもあります。また、あえて刃物で表面を傷つけて滑り止めとしているものもあります。


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こちらは、ISU-WORKSのTACチェアです。もともとは、デザイナー兼木工作家で北海道札幌市に在住の高橋三太郎さんが個人ブランドの椅子として販売していた椅子ですが、数年前に同じく北海道の津別町にある木工所山上木工さんとダッグ組んで取り組んでいるISU-WORKSのラインナップに組み込まれています。ゆったりと座れる本格的なダイニングチェアです。無垢材の座面の場合は、写真のように接ぎ板をデザインにあったカタチに加工しています。写真ではわかりづらいですが、表面には刃物で細かな凹凸がついています。凹凸はありますが、その上からヤスリをかけていますので、触って痛いとかささくれがささるといったことはありません。TACチェアは無垢材の座面だけでなく、ウレタンフォームのクッションを布やレザー(人工皮革)で覆った座面も選択することができます。


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こちらは同じISU-WORKSのGシリーズという比較的コンパクトでありながら、座り心地もしっかりと追求されているラインナップの板座の写真です。こちらの板座は数枚の無垢材をすのこ状にならべて下側に渡した板にビス留めするかたちで固定した座面です。すのこ状にすることで板と板の間に隙間ができ、無垢材特有の伸縮がおきても構造に響かないようになっています。こちらのGシリーズも板座の他に布座・レザー座・テープ座が選べます。


座面が布 or 革

布や革座の場合は、ウレタンフォームなどのクッション性があるものを布や革(天然皮革や人工皮革)で覆った比較的柔らかめの座り心地の座面になります。布や革によって質感や色味など様々なバリエーションがあります。ソリウッドで扱っている椅子のほとんどがこのタイプの座面を選択することができます。先述した板座に比べると、お尻へのあたりが柔らかくなるので長い時間腰かけたりする場合は快適性で布座・革座に軍配があがります。


ですが、長い期間使うとなると座面の張り替えや付け替えの必要が出てきます。毎日使っていると、やはりクッションのへたりや布や革が汚れてきたりします。張り替え・付け替えの目安としては、布座の場合で5〜6年、革座の場合で7〜8年くらいに一度といった感じになります。


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明るいネイビーの布座のUUチェアです。木と座面の組み合わせを選ぶのもこうした椅子選びの楽しみの1つかもしれません。ただし、あまりコーディネートを考え過ぎると収集がつかないことがありますので、ご自身の直感を信じてみるのもよいかもしれません。ソリウッドで扱いのある宮崎椅子製作所さんの椅子は特に選択できる布や革の種類が豊富で60種類以上の中から選ぶことが出来ます。


テープやペーパコードなどで編んである座面

最後に紹介するのは、布状や糸状のものを編んで座面にしているものです。有名なところでは、ハンス・ウェグナー氏デザインのYチェアです。Yチェアはペーパーコードといわれる紙ひもを数本よったものを編んで座面にしています。


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ISU-WORKSのGシリーズにはテープ座があります。上の画像はHUGチェアのテープ座です。ナイロン製のテープ(鞄の肩ひもなどに使われているものと同等)を編んで座面にしています。座った時に少し沈み込む感じの座り心地になります。


賢木@吉祥寺