家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

家具の選び方の最近のブログ記事

宮崎椅子製作所の生地トラスに紺が追加されました【No.2377】

宮崎椅子製作所は徳島県にある家具工房です。椅子をメインに製作している工房ですが、大きなNC機械もあり効率よく椅子が製作できる環境にあります。外部のデザイナーさんがデザインした椅子を徳島の工房で製作するスタイルですが、種類も数多く、座面に選べる生地もバリエーション豊かなで選択肢がたくさんあります。今回、選択できる生地の一つ、「トラス」という生地で紺が新たにラインナップに組み込まれるようになりました。


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これまで、トラスは、黄緑、ベージュ、黒の3色でしたが、紺が追加されて4色から選べるようになりました。この「トラス」はその名の通り、△形の模様が縁取られるようになっています。こちら生地は今年になって追加された生地ですが、お客様の評判は上上です。今回もこれまでの3色が好評で新色追加の流れになったようです。ソリウッドの吉祥寺ショップには、トラスの95(黒)を張ったpepeサイドチェアが展示されています。凹凸が少しあるので、モコモコした感じはありますが、座ってみるとそんなことは感じず普通に座って頂けます。


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椅子の座面では、無地のものが多い印象ですが、こうした模様があるものも案外しっくりくると思います。見本では少し異質にみえてしまうこともありますが、実際に椅子の座面の大きさになってみると、そこまで目立つ感じはなくなります。これはあくまでも私観ですが、色や柄もそんな感じかと思います。宮崎椅子製作所の座面だと、人気があるHolly 1 plainシリーズも楕円のドット柄になります。


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ソリウッドで宮崎椅子製作所の椅子をご注文頂く方の人気No1の生地がこちらのHolly 1 Plainシリーズです。こちらも色違いの4色から選ぶことができます。少し毛羽立ちがあるように感じますが、構成要素に麻が含まれているのがその要因だと思います。生地の厚みもわりとあるので暖かい印象の座面になります。


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無垢材テーブルを発注する前に確認しておくべきこと【N0.2349】

無垢材のテーブルを検討されている方にお話を聞くと、「せっかく買うのだから長くつかえるものが欲しい」といった声をよく聞きます。ダイニングテーブルの素材は、木以外にもガラスやプラスチックなどたくさんありますが、木製とされるものにも無垢材の他にMDFといった木質系素材や合板を使ったものだといくつかあります。その中でも耐久性においては無垢材は評価される点だと思います。オイル仕上げにした場合、表面の汚れといった点では長年使うとどうしても染みなどはできてしまいます。とはいってもそれは表面だけの話なので、木自体が劣化しているという訳ではありません。表面を320番の紙やすりで磨いたのち、メンテナンス用オイルをぬればかなり見た目はリフレッシュされます。こうしたメンテナンスを2年に1回ぐらいして頂けると表面の汚れも蓄積したものではなくなっていき、メンテナンスしていないものと比べると10数年後の見た目はかなり違ってきます。


長く使うには無垢材というのはオススメできる点を述べましたが、素材以外でも発注する前に確認しておけば、後々後悔するケースが少なくなるよというポイントがいくつかあります。今日はその点について書いていきます。


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天板と脚が取り外せるようになっているか?

無垢材テーブルの場合、天板と脚を直接接合させることも可能です。ですが、搬入や購入後のお引越しなどを考えると天板と脚が取り外せるかいなかは重要になります。特に、内階段でテーブルを運ぶ際に天板と脚がくついた状態だと搬入することは難しいです。ですので、テーブルの発注の際には必ず取り外せるかは確認しておきましょう。


また、天板と脚が取り外せるようになっているものでも作り手(メーカー)によっても仕様は異なっています。ソリウッドでは金属製のプレートを介して天板と脚を固定します。プレート方式の場合、脚に脚の面積よりも大きい金属製の薄い板を木ネジで固定します。このプレートにはボルトを通す穴が6箇所空いています。天板の裏側にはこのプレートが入るような溝が掘られていてそこに乗せ、ボルトを固定していきます。天板の裏にはこのボルトを受ける金具が入っているので、木部をボルトによって傷つけないようになっています。この金具が入っていることにより、何度でも脚の着脱ができます。


天板と脚の固定の方法については、各メーカーによって様々です。何度でも着脱が可能かどうかとどういった方法で固定しているのか注文前に確認しておくとよいでしょう。


幕板があるかないか(長手方向)

無垢材のテーブルには、幕板と呼ばれる板が天板の下につけられていることがあります。幕板は天板の下で脚と脚の間につけられた5cm程度の幅がある板です。この板は、脚の細さなど強度部分を補ったり、下から天板を抑えることで天板の反りを防ぐ目的で付けられていることが多いです。ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。1つ目は、椅子に座った上で、脚を組もうとするとこの幕板が邪魔になり脚を組んでくつろぐことができなくなる点です。もう1つのデメリットは、肘掛けがついている椅子を天板の下に納めようとすると、幕板が邪魔になり椅子がテーブルの下に入らなくなる点です。二つ目についてはスペース的に余裕がある場合は良いですが、少しでも空間を広く使いたい場合にはやはり椅子は少しでも天板下に納めたいところです。


ソリウッドでは快適性や機能面を考えてテーブルの長手方向には幕板がないほうが良いと考えています。脚が細いデザインのものだと天板が重いので横方向の揺れが起きる可能性があります。そのため、まっすぐ下におりるテーパー脚の場合は短手方向にだけ幕板をつけるようにしています。それ以外は幕板がつかいない設計になっています。


さきほど、幕板は天板の反りを抑えるという目的があると書きましたが、ソリウッドでは反りに対する方策としては、幕板に頼らない方針で行っています。幕板の代わりに金属製の反り止めを入れることで幕板がなくても反り対策ができるように工夫をしています。


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デザインだけでみると、幕板のあるものもしっかりと丈夫な印象で無味乾燥になりがちなテーブルではあったほうがよく見えるかもしれません。ただ、これまで書いてきたように幕板があるデメリットもあるので、そのあたりはしっかりと確認しておくと良いでしょう。


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テーブルの高さと椅子の座面高【No.2345】

ソリウッドの無垢材テーブルは、オーダーで製作するためテーブルの高さもご希望に応じて製作することが可能です。テーブルの高さについては、使う人の身長によっても違ってきますが、ソリウッドでは、特にご希望がなければ高さ70cmで製作しています。適切な高さについては、椅子の座面高との兼ね合いも重要になります。人間工学的には、テーブルの一番上の高さから椅子の座面の高さをひいた数値が28〜30cmの範囲で収まっていれば問題ないとされています。この数値は、差尺と呼ばれます。テーブルもしくは椅子のご購入を考えている場合はこの差尺を意識すると、購入後に違和感を感じるなどの後悔はなくてすむはずです。高さ70cmのテーブルであれば、適切な椅子の座面は40〜42cmということになります。ソリウッドで扱いのある椅子の多くはこの範囲内になりますが、一部そうでないものもあります。椅子の座面にはクッション性のある布もしくは革張りのものがありますが、座ると幾分沈みこむことがありますので、カタログ上の座面高の寸法と実際に座ったときの感覚が違うということが多々あります。ですので、やはり椅子については実際に座ってみないとというところがあります。ソリウッドで扱っている椅子の一つで人気がある宮崎椅子製作所のpepeチェアは、カタログの寸法では435mmとなっています。身長170cmの私がこの椅子に座ってみると、高さ70cmのテーブルでもあまり違和感を感じることはありません。ただ、女性の方だと、床に足の裏がつかなく落ち着かないという印象をもたれる方がいらっしゃるかと思います。その場合は脚をカットして座面高の調整が可能です。もちろん、pepeチェア以外の椅子でも低くすることは可能です。メーカーによっては脚カット料金がかかる場合がございます。ご注文の際にスタッフまでお申し付けください。


ソリウッドでは3つの椅子ブランドの椅子を扱っていますが、椅子によってデフォルトで設定されている座面高が異なります。もっとも高く設定されているのが、Pocketチェアです(宮崎椅子製作所)。Pocketチェアの座面高は44cmです。これはやや高く感じる方も多くいらっしゃると思います。私の家でもPocketチェアを使用していますが、家族の身長にあわせ脚を2cmカットして座面高42cmにして使っています。テーブルの高さは70cmです。個人的にはテーブル高さ70cmと椅子の座面高42cmの差尺28cmの具合がちょうど良いと感じています。


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Pocketチェアは小泉誠さんがデザインしたコンパクトでありながら、しっかりと座ることできる椅子です。ダイニング用の椅子としてももちろん使えますし、デスクなどに合わせても使いやすい椅子です。肘掛けがありませんので、肘掛けがある椅子を2脚並べるとテーブルの長さが短いものだと脚と脚の間には入るけど、実際座ってみると少し窮屈な感じになってしまいます。その場合はやはりPocketチェアのように肘掛けのない幅の狭い椅子を1脚もしくは2脚とも取り入れるようにすると使い勝手はよくなるでしょう。


テーブル高と椅子の座面高については、国内で企画もしくは生産されている椅子については、あまり心配はありませんが、欧米で生産されて輸入されている椅子は注意が必要です。体型の差もありますし、靴をはいて食事をする文化もありますので、やはり座面もテーブル高も高く設定されていることがあります。ですので、何も考えずに購入してしまうと届いてからテーブルや椅子が高すぎるということになってしまう可能性があります。


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チェリーの色味は好きだけど、もう少し明るい感じのテーブルが欲しいという方には【No.2335】

ソリウッドでは、最近チェリー材での家具のご注文が増えています。数年前までは、数の上ではウォールナット材のご注文が圧倒的に多かったのですが、徐々にその差はつまり、今ではチェリー材のほうが上回ることが多いです。チェリー材の魅力はスベスベに仕上がる木目の細やかさと経年による色味の変化かなと思っています。チェリー材の経年変化は著しく、完成当時は淡いピンク色っぽい色味をしていますが、だんだんと濃くなりオレンジ色の強い茶褐色になります。同じ北米産の散孔材であるブラックウォールナットと比べると、赤みが強い印象です。数年経ったチェリー材は熟成感といった感じで使い込んだ感じがでます。


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こちらは現在吉祥寺ショップで完成品として販売しているチェリー材の耳つきテーブルです。5枚はぎと使用している板は多いですが、薄めですっきりとした印象の耳つきテーブルです。通常、注文で製作する場合W1350というサイズは作りにくいサイズで、2メートルくらいある板から製作することが多く、余ってしまう部分が多くなりその分コストパフォーマンスが悪くなってしまいがちです。今回は完成品ということで、サイズに見合ったお求めやすい価格(¥173,880(税込))になっています。


C120 小さめサイズのチェリー材耳つきテーブル

ただ、チェリー材の色味は好きだけど、全体的には赤色が目立つのは嫌だ、もう少し明るい印象のテーブルが良いといった意見もあるかと思います。そんな時は、カバ材なんてどうでしょう?


カバ材は、硬くて表面はスベスベに仕上がります。家具の材料としての知名度はあまり高くありませんが、フローリングなどにも使われていて、製作する上でも扱いやすい類の材です。ただ、着色しないでそのまま使う場合は、中心部分と外側の部分の色の違いが少しネックになります。カバ材は中心部分がやや赤味のはいった淡い茶褐色、辺材とよばれる外側の部分は淡いクリーム色をしています。カバ材はあまり太くなる木ではなく、製材されている材をみると白い部分が多くでてきます。色を統一するために赤味の部分だけを使うとなると歩留まりがかなり多くなってしまい、非効率です。そこで、家具に使う場合は赤と白の部分を混在して使うことになります。


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結果、ダイニングテーブルだとこんな感じのストライプちっくな柄のテーブルになります。チェリーやウォールナット材のテーブルに比べると可愛らしい感じになると思いませんか?赤味の部分はチェリー材に近い色味ですが、白い部分が入ることでマイルドになり、印象もだいぶ明るくなります。また、カバ材はそこまで経年変化はしないので、チェリー材のようにどんどん濃くなるといったことはありません。まさに冒頭でもいったように、チェリー材の色味は好きだけど、もう少し明るい感じのテーブルが欲しいといった場合には最適ではないかと考えます。


K121 ストライプ模様が綺麗な耳つきテーブル

上の写真も吉祥寺ショップで完成品販売している耳つきダイニングテーブルでこちらのサイズはW1500になります。W1500まであると肘掛けのある椅子2脚を並べることも可能で、少し余裕のある4人がけとして使い勝手は良い感じになります。こちらのテーブルも耳つきテーブルとしてはお求めやすい価格の¥166,320(税込)となります。脚は今のところ完成品販売専用の八の字型の脚がついています。材は天板と同じカバ材です。


今回ブログ中で紹介したチェリー材の耳つきテーブル(C120)とカバ材(K121)の耳つきテーブルはいずれもテーブルの状態で吉祥寺ショップに展示しています(7月5日現在)。いずれも綺麗な感じに仕上がっていますので、このぐらいのサイズで軽めな印象の耳つきテーブルを探しているという方にはオススメのテーブルです。関東地方への送料はサービス(無料)となりますので、ぜひご検討頂ければと思います。


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オイル仕上げのテーブルメンテナンス講座【No.2334】

ソリウッドの吉祥寺ショップでは、2ヶ月に1回オイル仕上げのテーブルのメンテナンス講座として、オイル仕上げのテーブルをリフレッシュさせる方法のレクチャーを行なっています。オイル仕上げのテーブルは植物性の家具用オイルを木部の表面に浸透させて仕上げたものです。オイルは水にはそこまで強くないので、水に濡らしてしぼった付近などで拭いているうちに表面のオイルが抜けてくる可能性があります。また、水に濡れると表面がけばだつような状態になってくることがあります。このけばだちはオイルが抜けてきた証拠でもあります。テーブル全体の肌さわりが少しガサガサについてきたら、オイルを塗るサインだと思って頂ければと思います。もちろん、テーブル表面のメンテナンスをしなくも強度面や機能面で何か劣るということはありませんが、リフレッシュ方法をやってみると効果がてきめんです。8日の講座は主にすでにオイル仕上げのテーブルをお使いの方を対象にしていますが、もちろんこれからオイル仕上げのテーブルの購入を検討したいという方もご参加頂けます。メンテナンス講座では、


紙やすりを使ったメンテナンス

簡単な凹みを回復させる方法

の二つをメインに実践を交えながら、方法を解説していきます。時間にして30〜40分程度になるかと思います。ご参加は無料で予約なしで当日お越し頂くことも可能ですが、事前にお名前と人数のみお知らせ頂ければ席の確保をします。メンテナンスの実践に使うのはナラ材のダイニングテーブルです。ナラ材は木の水分や養分を運ぶ管が表面に出てくるので、オイルで仕上げた直後の肌触りは微妙んい凹凸を感じることになります。ですが、使ってくるうちに明らかに始めの触感とは違うざらついたものになってきます。当日はあえてざらつかせているテーブルを用意していますので、ぜひビフォーの状態も把握しておいてもらえると、効果がどれほどかがわかっていただけるかと思います。


ソリウッドの場合、テーブルにはドイツのメーカーであるリボス社のアルドボスを使用しています。オイル仕上げを行なっている家具工房の多くはドイツ製の家具用オイルを使っているところが多いようです。リボス社のほかに、オスモ、アウロといったメーカーのものが日本でも流通しています。個人的な感覚ではオスモ社が一番日本では知名度があるかもしれません。大きめのホームセンターなどでは、店頭に在庫しているケースもあります。これらのメーカーによるオイルの違いは、配合している成分により、匂いや塗り心地ということになります。機能面ではほとんど差異はなく、このオイルだから輪染みがつきやすいつきにくいといったことはあまりないように感じます。これらのオイルは、有害な化学物質を使っていないので、ご家庭の室内でも塗ったりすることができるメリットがあります。独特の匂いは多少ありますが。塗って数日すれば気になることはないかと思います。また、オイルを塗った後は半日程度は上に物を置かない、むやみに触らないようにして放置してください。メンテナンス時にかんしては、そこまで大量に塗る必要はありません。綿100%の布にオイルをたらし、それを木部に刷り込むようにして塗ってください。講座の中でも毎回話はしていますが、オイルを塗る自体の作業よりは塗った後、オイルをしっかり拭き取るほうが重要です。


テーブルにできてしまったちょっとした凹みであれば、スチームアイロンで蒸気をあててあげることで、少しは回復します。凹み傷の具合で治り具合に差は出来ますが、しないよりはしたほうが少しは良くなる効果はあると思います。なかなか見ることもないやり方ですので、一度見ておくといざご自身がやるといった場面では役にたつと思います。


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凹み傷を治すにはこれが活躍します。


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ウォールナットとチェリーの違いと共通点【No.2331】

ソリウッドは無垢材を専門とした家具工房です。無垢材とは、丸太から製材された板をそのまま使って製作した家具のことを指します。薄い板を何枚か重ねあわせた合板や木材を細かく砕いたものを接着して板状ににしている木質系素材を使った家具との違いを表すために無垢材という表記をあえてすることがあります。無垢材家具は、塗装による着色も出来ますが、最近では木が本来持つ、色味をそのまま活かした仕上げも人気があります。それはオイル仕上げと呼ばれており植物性のオイルを調合したものを木材の表面に染み込ませて保護する仕上げです。このオイルにも着色成分が入っているものも販売されていますが、色ムラが出やすいためソリウッドでは使っておらず、着色成分のないクリアーなものを使っています。そのため、木の種類によって、仕上がりの色味が変わることになります。ですので、オイル仕上げの家具は色を選ぶというよりは、樹種を選ぶことでおおよその色が決まるということになります。


多くの家具屋さんで扱われているウォールナット材とチェリー材につきましては、近年人気があります。個人的にはその人気の秘訣は仕上げの色味に起因していると考えています。まずはこの2つの樹種の違いからみていきます。


ウォールナットはこげ茶、チェリーは赤みの強い茶褐色

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この二つの樹種で決定的に違うのが色味です。ウォールナットは濃い茶色、チェリーは赤みの強い茶褐色と表現することができます。またこの二つの樹種は経年変化での色味の変化も激しい部類の樹種です。ウォールナット材は出来た当初が一番濃い色味をしていて、黒紫っぽい茶褐色からやや色が抜けてくるような変化をしていきます。反対に色が濃くなっていくのがチェリー材です。出来た当初は薄いピンクがかった色味をしていますが、徐々に濃くなりオレンジ感が強い茶褐色になっていきます。出来た当初を比べると、色の差は激しく、徐々に差は縮まってくる感じです。最終的には同じところまでは当然いきませんが、似たような感じに落ち着きます。


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価格の違い

木材の価格は変動は起こりやすく、常に一定ということはありません。仕入れる時によって価格が違うことも珍しくありません。また、価格については木材の質というよりは流通量などで変化していきます。ウォールナット材とチェリー材では以前はチェリー材のほうが高いという時代もありましたが、今ではウォールナット材の価格は高騰し、チェリー材をひょいと上回ってしまいました。2018年7月の段階で、ソリウッド定番のストレートカットテーブルの4人がけW1500mmのものだと、天板厚30mmでチェリー材は、¥166、320(税込)、ウォールナット材は¥189,000と同じサイズで2万ちょっとの価格差があります。


ここまでウォールナットとチェリーの違いについてみてきましたが、この二つの材の共通点にも触れておきます。


北米産かつ散孔材

ウォールナット材は正式にはブラックウォールナット材といいます。北米産の木材です。日本でもサワグルミやオニグルミといったクルミの仲間の木がありますが、ブラックウォールナットほど色が濃くありません。チェリー材も正式にはブラックチェリー材でこちらも北米からの輸入材です。チェリーは桜の一種ではありますが、日本に多く存在しているソメイヨシノとは違った種類になります。ソメイヨシノは園芸種で材木として伐採、製材されることはほとんどありません。


産地のほかに2つは散孔材というものに分類されています。散孔材は、立木の状態で養分と水分を運ぶ導管とよばれる管が至るところに散らばっている材を指します。ウォールナットやチェリーはこの導管が細いので目視では確認できない程度です。オイル仕上げなど塗膜を作らない仕上げ方法だと、表面の導管の凹凸が出てこないのですべすべとした触感に仕上がります。この他に、導管が年輪にそって規則正しく並んでいる還孔材というものがありますが、これらは表面に導管がでてくるので微妙ではありますが触ると凹凸を感じます。スベスベの質感のほうが好きな場合は散孔材がおすすめです。


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私のダイニングチェア選び。【No.2329】

我が家は引っ越すことになりまして、それを機に椅子を購入しようと考えています。現在ダイニングチェアとして使用しているのは妻が独身時代に使っていたアンティークショップで買ったという椅子です。まだまだ使える状態ですが、座り心地の良い木の椅子に買い換えようとしています。

我が家は3人家族です。子供はまだ生まれたばかりなので、子供用の椅子を購入する予定です。ある程度大きくなるまで使える調整可能な椅子を検討しています。有名なものだとStokke社のトリップトラップですね。国産品ですと豊橋木工さんのアップライトも使い勝手は良さそうです。アップライトは良い姿勢で座れるように考えられています。椅子に腰掛けることは身体への負担にもなります。良い姿勢で座れれば身体への負担を軽減されます。子供のうちから良い姿勢で座れるようにアップライトは考えられています。ただ、デザインと価格を考えるとトリップトラップの方に軍配が上がります。アップライトは姿勢へのこだわりがあるのでどうしても背が大きくなってしまっています。これが結構目立つ。トリップトラップの方はシュッとしていて無駄がないように感じます。子供用の椅子も悩んでしまいます。(ソリウッドではここで取り上げたトリップトラップ、アップライトは取り扱っていません。)

少し話が脱線していまいましたが、ここからは大人の椅子についてです。ダイニングチェアとして使う椅子ですが、例えば4脚を全て同じにする必要はありません。よくセット販売で同じ椅子が4脚というケースがありますが、同じ椅子でなくてはいけない理由はないです。確かに見た目は揃っていてよく見えますが... そもそも子供用の椅子を使うのであれば同じに統一することはできませんからね。ということで使う人それぞれが使いたい椅子を選ぶというのもありです。

私の場合、ダイニングチェアは食事、ノートパソコンでの作業で使います。長時間座ることは稀です。やはり一番気にするのは座り心地です。姿勢よく座れる椅子が良いと考えています。そこで今まで試し座りした椅子の中から私が気にいっている椅子をリストアップします。

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ISU-WORKSのYACチェアです。丸い座面の椅子です。座面枠に直に脚が接合されています。今までのこの手の椅子は組んだ脚の上に座面をつけるタイプが多かったです。座面枠に直接脚をつける加工はとても精度が必要です。NC加工機によってこのような精度が高い加工ができるからこそのデザインです。この椅子を気に入っている点は背です。背が支えてくれる部分がちょうどいいんです。腰の部分をしっかりと支えてくれるのが良いです。

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こちらもISU-WORKSのMEGチェアです。この椅子も背の感じが気に入っています。背にもファブリックが張られています。ファブリックの下にはウレタンフォームという柔らかい素材が入っています。座面と同じようにクッション性があるので背中への当たりがとても良くなっています。コンパクトなサイズ感も良いです。ぴったりと身体に収まるのがいいんです。

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いのうえアソシエーツさんのAwaza LDチェアです。座り心地抜群の椅子。座面も背も広く、ゆったりと座ることができます。座面や背の硬さが絶妙でいい感じなのです。大きめなので若干重たさがあります。頻繁に動かす使い方には向いていないかもしれません。でも、私は動かすことはないのでその辺は問題ありません。

フローリングがナラ材(オーク材)なので、テーブルや椅子もナラかそれに似た色にする予定になっています。ナラ材を選択することができる椅子は多いのでその点は問題ありませんね。最終的にどの椅子にするかは妻と相談しないと駄目ですが、私の意見が通るなら上にあげた3つの椅子のどれかになる可能性が高いです。

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ウォールナット材の椅子に選ばれている生地【No.2327】

無垢材でできた椅子の多くは、樹種と座面の種類を選べるものが多いです。座面については、素材そのものが選べるものと、クッション性のあるウレタンフォームを覆う生地を選ぶことができるものの2つあります。ソリウッドで扱いのある宮崎椅子製作所、ISU-WORKS(山上木工)、いのうえアソシエイツの3つのブランドも椅子によって選択肢は異なりますが、選択することができます。


宮崎椅子製作所の椅子の多くは、座面の素材は一択で、選択肢がないものになります。座面は布もしくは革座になり、木の座面を選ぶことができるのは、ソリウッドで扱いのあるものであれば、boチェアとlunaチェアの2種類のみになります。後は、布もしくは革を選ぶことになりますが、生地の選択肢は非常に多く、多くの生地が選択肢として用意されているのが宮崎椅子の特徴ともいえます。生地を選ぶのは、楽しみではありますが、悩みどころでもあります。材の色味との相性などを考えて、最終的には好みの問題になるかと思います。今日のブログでは、木の種類としては人気のあるウォールナット材を例にどんな色の座面が選ばれているかを見ていこうと思います。


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こちらは、art.8104-254という赤色の布です。濃い茶色のウォールナット材に明るい赤の組み合わせは人気があります。ウォールナット材は色が濃いので、テーブルも椅子もウォールナット材となると全体的に暗い印象になってしまうことがあります。シックな印象にはなりますが、ご家庭となると少し暗い感じになることは否めません。そんな時は、椅子の座面を少し明るいものにすると、色が映えて全体の印象も変わります。白系のコントラストがついた色もウォールナット材との組み合わせでは定番ですが、赤、青、黄色といった鮮やかな色も案外しっくりきます。


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反対に、黒や茶色などを組み合わせて落ち着いた印象の組み合わせも人気があります。こちらは黒のレザーとの組み合わせです。かっこいい感じになります。ダイニングとしてももちろん大丈夫ですし、書斎などのデスクと椅子にこの組み合わせを選ぶ方もいらっしゃいます。


宮崎椅子製作所の椅子で選べる生地の中でもソリウッドで注文が多いのはHoLLY1 Plainというシリーズの布です。うまく表現するのが難しいですが、楕円形のドットが規則正しく並んでいる柄になります。いくつか色のバリエーションがありますが、下の写真はネイビー系のブルーのものになります。


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今日は納品事例から、ウォールナット材の椅子で選ばれている組み合わせを3つ紹介しました。これ以外でも相性の良い組み合わせはたくさんあります。吉祥寺ショップでは、生地のサンプルも置いていますのでぜひ足を運んでみてください。


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吉祥寺ショップに展示しているテーブルは参考展示と完成品【No.2324】

ソリウッドの吉祥寺ショールームに展示されているテーブルには販売形態がちがう2つのタイプがあります。一つは、サイズオーダーで製作するストレートカットテーブルや丸テーブルのサンプルとなるテーブルです。基本的には、そのものを販売するわけではなく、出来上がりのイメージを把握しやすくするために展示しています。現在の吉祥寺ショップですと、W1800のウォールナット材、W1500のチェリー材、W1500のメープル材、W1500のクルミ材、W1350のナラ材、φ1100のウォールナット材丸、のテーブルが展示されています。これらのテーブルはすでにオイルで仕上げをしている状態になります。こちらのテーブルが非常に気に入り、これが欲しいということであれば、状態をみて必要であればリフレッシュさせてお届けすることは可能です。


もうひとつは、完成品として現品販売することを目的として展示しているテーブルです。現品をそのままお届けしますので、木目や色味などは事前に確認の上、ご購入の検討をして頂けます。現品販売をしているテーブルにつきましては、お得な価格がついていることが多いので、無垢材のテーブルは良いけど、予算との兼ね合いでなかなか難しいといった悩みをお持ちの方にはぜひ見て検討して頂きたいテーブルが多いです。4人がけサイズのW1500のサイズで15万円ほどのものもあります。完成品でテーブルを購入することのメリットは以下の点が挙げられます。


仕上がった状態を確認できる

オーダーで製作する無垢材テーブルは、吉祥寺ショップに展示しているストレートカットテーブルのように参考になるテーブルを見て頂くことは可能ですが、ストレートカットテーブルの場合、実際に使用する板については製作するこちら側にお任せ頂くことになっています。これは材料となる無垢材が自然素材であるがため、一枚一枚表情や色味も異なります。なるべく統一感のある天板に仕上げるように心がけていますが、できた天板はやはり1点1点、印象も違うものになります。オーダーされる際には、どういったテーブルが届くのかを楽しみにして頂くのも無垢材テーブルの醍醐味と思って頂ければ幸いです。一方、完成品で販売する無垢材テーブルにつきましては、すでにオイルでの仕上げまで終わっていますので、木目や色味もその場で確認が可能です。どういったものが届くのか不安に過ごすということはありません。


最短1週間での納品が可能

オーダーで製作する場合は、2ヶ月、場合によっては3ヶ月ほどお時間を頂いております。無垢材の家具は材の状況が刻々と変化することもあり、慎重に作業を進めることが必要です。また、ソリウッドは小さな家具工房で大量生産が可能な最新型の工作機械の設備があるわけでもなく、職人による手作業も多くなります。そのため、どうしても時間がかかってしまいお待たせしてしまうことになります。その点、完成品の無垢材テーブルはそのまま吉祥寺ショップから発送ができます。手配を含めると1週間ほどは時間を頂きますが、納期はかなり短縮できます。


現在の吉祥寺ショップではウォールナット材ストレートカットテーブルの完成品が充実しています。W1600の一部白太が表面にきているもの、天板厚40mmのW1400、W1500、W1600とこちらは3つのサイズが揃っています。天板厚40mmのテーブルは、工房の在庫板を整理した際に発掘された板を主に使っています。ちょっとしたことで、奥に立てかけられていたりして、日の目をみていなかった板などになります。もちろん、質が悪いということではなく、単に機会に恵まれなかったということです。そのため、今回は通常オーダーで製作するよりも安い価格で販売しています。オーダーで製作した場合、20万円を超える価格のものが、10万円代で購入することができます。


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上の画像は、W1500の完成品テーブルです。


ウォールナット材のストレートカットテーブルを探している方はチェックしてみてください。


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今度の日曜24日はテーブル選び方講座の日

今度の日曜日、6月24日は6月最後の日曜日になります。恒例のテーブル選び方講座の開催日です。無垢材テーブルを選ぶ際に多くの方が悩むであろう樹種、サイズ、仕上げの3つのポイントについて、知っておくと役に立つであろうことを中心にお話ししています。すでに50回以上の開催を重ねてきていますが、お話しする内容も少し変えている部分もありますが、基本的には難しい専門用語は使わずになるべくわかりやすく話しをしているつもりです。また、普段の接客の中では深く踏み込めないことなども、サンプルを用意し実際に触って頂きながら、説明をしています。木のテーブルに興味はあるけど、どういったものを選んでよいかわからない、オイル仕上げのテーブルってメンテナンスが必要って聞くけど、実際のところどうなの?といった不安や疑問を持っている方、大歓迎です。ぜひ、今度の日曜日24日の14:00吉祥寺ショップにお越しください。テーブル選び方講座へのご参加は、もちろん無料です。当日、直接お越し頂いても構いませんが、事前にご連絡を頂ければ確実にお座りいただけるよう座席を確保させて頂きます。ご参加のご連絡はメールで頂ければ幸いです。


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これまでのテーブル選び方講座に参加頂いている方は、住宅の購入やリフォームを気にダイニングテーブルを探しているという方が多いです。やはり住宅環境が変わることを機に無垢材テーブルを検討されるという方が多いようです。特に新築の戸建を建てるという場合は、テーブル以外にも柱や床材など機に関する何かしらの選択を迫られることがあると思います。この講座では一般的な木材の話にも触れるので、そういった観点でも参考にして頂けることはあるかもしれません。


今回の講座では少し新しい試みをしてみようと思います。これまでは、テーブルを選ぶ際におさえておくべきポイントを話し、実際に家具屋さんに行った際にどういったところを比較検討するとよいのかをまとめ、オイル仕上げのテーブルのメンテナンスはどうするのかを実践を踏まえ説明してきました。今回もこの点については変わらず行います。特にテーブルメンテナンスについては、ご参加される方の興味も高いのでどういったものを用意して、どういった作業をするのかわかりやすく説明したいと思います。一度、こうやるのかというのを見れば、ご自身でいざやるといった時にもかなり役に立つと思います。特に紙やすりを使うメンテナンスは非常に勇気がいることだと思いますが、2つのポイントを注意すれば出来上がりも悪くないものになります。そして、今回は吉祥寺ショップに実際に展示しているウォールナット材のテーブルや立てかけてある耳つき用板を実際に見ながら、どういったテーブルなのかを具体的に説明したいと思います。同じウォールナット材といえども、2枚はぎの耳つきテーブルと5枚はぎのストレートカットテーブルでは印象も違います。また、実際にどういった違いがあるのかも解説したいと思います。


さらにご参加頂いた方には、ちょっとした特典も用意しています。24日、お時間合う方はぜひ吉祥寺までお越しください。


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