家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

その他の最近のブログ記事

家具にはならない木のお話。【No.1941】

木が気になってこんな本を買いました。『荻野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ』X-Knowlege という本。造園家・荻野寿也さんが手掛けた庭を紹介しながらどんな風に緑を取り入れたらよいかが書かれています。写真やイラストがたくさん掲載されているので文字が苦手な人でも楽しむことが出来る本に仕上がっています。トイレでパラパラめくるのにも適している本ですね。

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我々も木を扱う仕事をしていますが、生きている木(立木)については知識はそれほどありません。板になっていれば樹種が分かりますが、立っている状態だと何の木か分からない事がほとんどです。(普段使用している樹種なら分かりますが、それ以外の膨大な種類の木についてはほとんど分かりません。)ハイキングや庭いじりが趣味の人の方が我々よりも立木に関する知識を持っていると思います。

でもって、この本の冒頭に書かれている文章を読んでハッとしました。

"家庭という言葉にもあるように、暮らしの中に庭をつくるということは、安心できる自然を身近に手に入れるということであり、家族や友人と気持ちの良い時間を過ごすことができる居場所を、住宅とともに築くということです。"

家庭という言葉は"家"と"庭"から成り立っているんですね。最近は庭のない家が増えてきていますから、なんだかハッとしてしまいました。庭なんてないのが当たり前と思ってしまっている自分がいました。もしかしたら庭って結構重要なのかもと考えました。庭のある家と言うと庭師の手入れが行き届いた日本家屋を思い出してしまいますが、そうではなく小さなスペースで自分たちで手入れが出来る庭を作っていくのも重要なんだなと。

家具に使用するような大きく成長する木は庭木としては向いていないかもしれません。昔からある街道沿いには立派に成長したケヤキの木が立っていることが多いです。でも、現代の住宅のように狭い敷地にケヤキを植えたら住宅を崩壊させてしまうでしょう。なので建物に近くに植えるならなるべく成長の遅い木がいいそうです。成長の遅い木として挙げられている樹種の一つに"アオダモ"がありました。野球のバットに使われる材として有名なアオダモです。バットの素材になるからとよく植樹されいるのをニュースで見たりします。バットが出来るほどに成長するまでにはかなりの時間が掛かりそうです。が確かに成長が遅いなら狭い敷地に植えてもそんなに大きくならずに良いなと思います。やはり木は適材適所に使うのが大事と改めて思いました。

この本の後ろの方には「美しい住まいの植物図鑑140」というのが掲載されています。ここに出てくる植物は我々にとっては馴染みのないものばかり。家具に使われるような木はほとんどありませんでした。改めて木ってたくさん種類があるんだなと思いました。その中で気になった樹種は"コバンモチ"。細長い小判のような葉を持っていることが特徴らしいです。そのまんまの名前がついているのがナイスです。ホルトノキ科の常緑広葉樹で温かい地方でよく生えているそうです。樹高が20mにもなるのもあるそうです。結構高く成長しますね。全然聞いたことがない木でしたが、ちょっと気になります。今度街中を小判のような葉がある木を探してみます。

という訳で今日のブログでは家具にはならないけど私たちの生活を美しく彩ってくれる木について書かれている本を紹介しました。木って家具にするだけでなく私たちの暮らしをいろいろな面で支えてくれています。木に感謝です。そんな気持ちを改めて感じさせてくれたこの本にも感謝です。木が好きな方、お家に庭が欲しいなと考えている方などにオススメです。

瑞木@相模湖

木の器という選択もありです。【No.1878】

久しぶりに木工旋盤を使った木のお皿つくりをしてみました。売り物にする訳ではなく趣味の範疇でやっています。木工旋盤という機械は木をセットをして回して、そこに刃物を当てて削るという機械です。英語だとウッドターニングと呼ばれています。最近では家庭における小型の木工旋盤も発売されていて趣味としてウッドターニングを楽しむ人も増えています。日本には木工轆轤という機械でお椀をつくる仕事があります。漆器のお椀などはこうした仕事をしている人が轆轤で挽いています。そうした仕事をしている人を木地師と呼んでいます。木地師が使う木工轆轤や刃物は自作のものが多く、なかなか趣味として行うのは難しかったんです。でも西洋型の旋盤が日本でも入手できるようになって趣味で木の器などのウッドターニングを楽しめるようになりました。また、木地師として修行をしていない人でも木の器をつくる仕事が出来るようになりました。

私が使用しているのは小型の木工旋盤でもう20年くらい前のモデルです。木工教室の生徒さんが所有していたのを譲り受けました。今のモデルは同じくらいの大きさでももう少し馬力の強いモーターがついています。ちょっと非力感を感じることもありますが、直径20cmくらいの器は制作することができます。

木工旋盤の魅力はなんと言っても木を削る感触の快感さでしょう。シュルシュルと木が削れてカタチになっていく過程がとても楽しいです。もちろん熟練するために数をこなさなければいけませんが、趣味として楽しむ程度ならすぐに使える器を作ることが出来きます。

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こんな風に木材をセットします。木工機械の多くは刃物が回転してそこに木材を当てるものが多いんです。でも、木工旋盤はその逆です。木が回転している所に刃物を当てます。なので、カタチの自由度が高いです。

シュルシュルと削れると気持ち良いのですが、調子にのっているとキャッチと呼ばれる現象にあいます。キャッチとは木材に刃物が引っかかることでゴンと衝撃を受けます。キャッチはとても危険で、下手をすると怪我をしてしまいます。キャッチによる衝撃で木材が旋盤から外れることもあります。

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キャッチによる衝撃で木工旋盤でくわえていた部分が割れてしまいました。こういうことが起きてしまいます。キャッチは刃物の当て方がいけないことが多いです。あとは切れない刃物を使い続けていると起きるように感じます。刃物はすぐに切れなくなってしまうのでこまめに研ぐことが重要です。ちょっと油断するとキャッチが起きてしまうのが木工旋盤の難しさなのかもしれません。海外のDVDなどを見ててもキャッチが起きてしまったシーンがあったりするのでレベルの高い人でも時々キャッチを引き起こしてしまうんだと思います。

普段やっている木工とはちょっと違う分野なので新鮮です。鉋や鑿も刃物の切れ味が重要です。それは木工旋盤でも変わらないですね。研ぐのを面倒くさがってそのまま刃物を使い続けると失敗します。失敗してから「ああ、研いでおけば良かった」と思います。そういうのが分かってきたので、最近は旋盤で使う刃物を研ぐ頻度も増えてきています。

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器を作る場合はまず外側を削ります。外側の形を決めてサンディングまでしてから内側を削っていきます。外側と内側なら内側を削る方が難しいです。外側が上手くいっても内側で失敗することも多いです。この写真に写っている部材も結局内側を削る際に失敗して割れが入ってしまいました。そういう悔しい思いをするのも木工旋盤の作業の内なんですかね?

こうして作った器はオイル仕上げをして使用しています。木の器と言えば漆が塗られていることが多いですね。でも漆を塗るはとても大変です。拭き漆という比較的簡単な塗り方もありますが、温度や湿度の管理、かぶれないように注意するなどハードルは高いです。なので、漆にはまだ挑戦していません。

オイル仕上げは水に弱いので定期的にメンテナンスが必要になりますが、木の質感を存分に味わうことができるので気に入っています。オイル仕上げの器でも何度かサラダとうに使用すると油が染み込んで油にも馴染んでいきます。それから油っぽいものや汁物に使うとシミが付きにくくなります。

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ある日の晩ご飯です。最近は土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』という本を読んで、ご飯と具だくさんの味噌汁とお漬け物というスタイルの食事を摂っています。ご飯茶碗と味噌汁椀は自作のものです。ご飯茶碗はカバ材、お椀はミズメ材で制作したものです。どちらもオイル仕上げです。ブッチャーブロックコンディショナーという耐水性のあるメンテナンスワックスを塗ってあるので多少は水にも強いです。もう何度も使用しているのですぐにシミになることはありません。漬け物をのせている豆皿は前田洋工作室さんのハナミズキ材の豆皿です。ハナミズキのお皿は珍しいので展示会に行った時に購入したものです。ハナミズキの豆皿を購入した際にブログを書いたので興味がある方はそちらもご覧下さい。

想像以上に木目が格好いいぞ、ハナミズキ。木の豆皿購入したよ。【No.1531】

木のお皿は想像以上に軽いです。木って思いたいイメージがあるかもしれませんが、素材としてはそれほど重くないのかもしれません。陶器のお皿に比べると確実に軽いです。カバ材のご飯茶碗はギリギリまで薄くしたので紙みたいに感じます。もちろん陶器のご飯茶碗に比べても断然軽いです。もし、陶器のテーブルがあったら相当重くて全然動かないものになりそうです。そして、木のご飯茶碗はご飯つぶがくっついて食べにくいと思う方もいるでしょう。私もそう思っていたんです。でも、実際はそんなことありません。最後の一粒までちゃんとお箸でつかめます。(もちろんご飯の炊き方による違いはあるかもしれませんが...)

というわけで気になる方は木の器も試してみて下さいね。新たな木の魅力を知ることができます。いろいろな作家さんがいろいろな木の器を作っています。残念ながらソリウッドでは木の器は扱っていません。でも、最近では作家さんがWebサイトなど通信販売をしています。全国のギャラリーでも木の器をつくる作家さんの展示会が開かれていますので気になる方は調べてみてください。

瑞木@相模湖

SNSを利用して製作風景や商品情報、お買い得情報をお知らせしています。【No.1836】

もう必要ないなと思った本を売りに行きました。買い取りをしてくれる店舗に持っていくのは初めての経験だったのですが、意外とあっさりとしていて想定していたよりも時間が掛からないものなんですね。値段は期待していなかったですが、中には想定以上の査定がつく本や漫画がありました。合計100冊ほどの本を売りましたが、査定額が高いものはたいてい新しい本でした。発売時期が最近のものは高い値段がついていました。経験してそのシステムがなんとなく分かりましたので、新刊本で手元に置いておく必要がないなと思った本はどんどん手放していった方がお得なのかと...今後はそうしていきましょう。

さて、今日はソリウッドが活用しているSNSについて改めて書こうと思っています。いまやこうしたツールを活かした営業活動は必須の時代になっています。ソリウッドでも細々とこうしたSNSを利用しています。フォロワー数などはほんと大したことないですが、やらないよりはマシだと思って更新を続けています。

まずはInstagramから。これは比較的最近はじめました。ソリウッドのInstagramのアカウントは2つあります。1つめはこちら。

私が更新しているアカウントになります。営業日にはほぼ新しい情報を更新するようにしています。木工教室が開催されている日は教室の様子を更新しています。それ以外の日は製作の様子などなるべくその日の工房の様子を更新するようにしています。私たちの日々を公開していくことでソリウッドに親近感を感じてくれればよいかなと思っています。

もう一つはこちら。

吉祥寺ショールームのスタッフが更新しています。主に吉祥寺ショールームの情報がアップされています。お得になっている商品の情報なども知る事ができます。こちらの更新頻度は不定期ですね...... 時々思い出したかのように更新されます!
いまやスマートフォンのカメラ機能もかなり充実していて簡単に綺麗な写真が撮れます。気軽に更新できるのですが、いざやるとなると写真撮るのを忘れてしまいがち。私もなるべくその日の出来事を写真におさえておこうとしていますが、その瞬間にスマホがポケットに入っていなかったりするんですよね。それでもInstagramの更新は今後もちゃんと続けていきます。

Twitterアカウントもあります。こちらは結構古くから運用しています。2010年12月に登録と記録が残っています。と言ってもほとんど活用していない時期もありましたが。初期は賢木@吉祥寺が更新していましたが、更新がとまったので最近は私が更新していることが多いです。朝に1回前の日に書いたブログ記事の紹介ツイートをしています。それと営業日の夕方になにかひとつ情報を更新するようにしています。(忙しいと忘れてしまうことがありますが...) 一応自分の中の決めごととして営業日は朝と夕に更新するとしています。


夕方に更新する内容は椅子の紹介が多くなっています。納品した際に写真が撮れた場合はテーブルや棚の写真もアップしています。またInstagramと連携させているので私が更新している方のアカウントでInstagramを更新するとTwitterでも更新が知れるようになっています。

FacebookもTwitterと同じような使い方をしています。朝には前の日のブログエントリーの紹介をしています。Twitterのように文字数制限がないのでより詳しい内容で紹介しています。夕方の更新は17:30にアップするように設定しています。内容はTwitterのと同じです。こちらも字数制限がないのでTwitterより詳しく説明していますし、写真点数も多いです。なのでTwitterより若干お得になっています......

このように同じ内容でもTwitterより写真が多いです。

最後はPinterestです。こちらは椅子の写真をメインにアップしています。たまに納品事例の写真も挙げています。


皆さんはどんなSNSを活用していますかね?情報収集のためのツールとして活用している場合ははぜひソリウッドのアカウントもフォローしてくれるようお願いします。

瑞木@相模湖

ひと目みて気に入った木の器、樹種は... 【No.1807】

先日、青山にある「うつわ 楓」さんに行ってきました。たまたま近くに行く予定があったので行ったのですが、ちょうど臼田健二さんと平厚志さんの2人展が開催されていました。臼田健二さんは北海道で木の器を製作している作家さんです。昨年に開催されたグループ展も見に行きました。平さんは白い可愛らしい陶器を製作する作家さんです。平さんの方は今回初めて知りました。その2人展で見つけて購入したのがこちら。

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臼田さんの木の器ですが、何の木だか分かりますか?

はじめ見た時に私は何の樹種だか分かりませんでした。でも特別珍しい木でもないです。

正解は


カツラです。聞いたことある人は多いと思います。日本全国どこにでも生えている木ですね。ソリウッドではほとんど扱いのない材です。私がソリウッドに入ってから使ったことがありません。なので、カツラって分からなかったんです。正直に言うと「あっ、カツラってこんな木目と色だったんだ」と思いました。色は結構赤味がかっています。ヤマザクラ材やチェリー材と似たような色をしていますね。散孔材なので木目はハッキリと現れず、淡い木目です。よく見ると、水に墨を流したような模様も出ていますね。導管が細いので、手触りはスベスベしていて気持ち良いです。

カツラは彫刻用によく使われていると聞きます。広葉樹の中では柔らかく彫りやすいそうです。大きく生長する木なので、昔は結構大きな丸太が存在したようです。が、今はカツラの大径木はほとんど手に入らなくなったみたいです。材木市場でもほとんど見たことがないので全国的にそういう状況になっているのだと思います。そんな中で、今回の臼田さんの作品の中には直径が50cmくらいありそうなカツラの大皿が出品されていました。本当はそれが欲しかったんですが、やはりお値段も高めでちょっと手が出なかったです。50cmの大皿が作れるカツラ材なんてそう簡単には手に入らないはずです。とても貴重なものだと思います。ちなみに私が購入した器は、直径が13.5cmで深さが3.5cmのものです。小皿ですね。アーモンドとかピーナッツを食べる時に使うのにちょうど良い大きさですね。

というわけでこのお皿を使いながらカツラ材がどんなものなのか知ろうと思います。色はもっと濃くなるのかが1番興味がある点です。木は多かれ少なかれ時間が経つと変色していきます。カツラはどのような色の変化をするのか楽しみです。同じような色をしたヤマザクラ材やチェリー材はドンドンと濃くなっていきます。果たしてカツラ材はどうなのか...

今回手に入れたカツラの器は100%天然成分の植物油と蜜蝋で仕上げてあります。蜜蝋とオイルは違いはありますが、似たようなものです。表面に塗膜を作らずに導管の中に入って固まるタイプの仕上げ剤です。水には強くないので、洗ったあとはよく拭く必要があります。油系のものもシミがつく可能性はあります。油系のものに使う時は植物油を事前に塗ってからとか少しケアをするとシミが付きにくくなります。何度かサラダなど軽めのもので使って、油分を染み込ませてから脂っこいものに使用するのも良いでしょう。私自身はそれほど気にせずに何でも木の器にのせています。パスタとか餃子とかにも使用したことあります。若干シミが付いていますがそれほど気になるものではありません。使い込んでいくうちにあんまり目立たなくもなります。木の器は軽くいのが最大のメリットですね。陶器に比べるととにかく軽く感じます。最近は陶器も軽さを求める方が多いそうです。なので薄く作る場合が多く、ちょっとぶつけると割れ易いケースもあるようです。木の器は薄くても意外と丈夫で落としても割れない事もあります。ちょっとぶつけたくらい欠けるケースはまずないと思います。気になる方はぜひ1つオイル仕上げの木の器を購入して試してみて下さい。木の素材感を活かした器は本当に気持ちよく使用できますよ。

瑞木@相模湖

ISU-WORKSの椅子が津別町のふるさと納税のお礼として選ぶことができます 2017年版【No.1796】

「まだしてないの?」と言われるかもしれませんが、今年はふるさと納税にもチャレンジしてみようかなと思っています。家族はすでにふるさと納税をしているので、お礼の品を頂くことはあるのですが・・・


ふるさと納税はそのお礼の品がもらえるシステムでだいぶ普及してきています。テレビなどで特集を組まれることも多くなりました。最近では、お礼の品のラインナップも充実してきています。ふるさと納税のお礼の品としては、お肉や魚介類などの食べ物が人気のようですが、消耗品ではないそれぞれの町の特産品も選ぶことが出来るようになり、次第にそういったものを選択する方が増えているようです。


ソリウッドでふるさと納税といえば、ISU-WORKSの椅子です。ISU-WORKSは、ソリウッドで扱っている椅子ブランドの1つですが、ISU-WORKSの椅子は北海道津別町にある山上木工さんが製作しています。その津別町のふるさと納税のお礼の品としてISU-WORKSの椅子が選択出来るようになっています。


2015年にもこの話題を瑞木@相模湖がブログに書きましたが、現在では少し変更があった点もあるので、改めて整理したいと思います。


まずふるさと納税のお礼の品として選択出来るのは、ISU-WORKSのGシリーズにラインナップされている6種類のダイニングチェアとISU-WORKSの中では唯一のロッキングチェアとなるSWINGチェアです。寄付する金額によって選択できる椅子が異なります。


「PEG」と「TAG」は寄付金100,000円以上

最もお手頃な寄付金で選択できるのは、「PEG」と「TAG」です。いずれもシンプルで掛け心地の良い椅子です。


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こちらが「TAG」チェアです。そして、下の画像が「PEG」チェアです。


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一見すると同じ椅子に見えるような気もしますが、後ろ脚から伸びた板が背を支える部分に達する上部の角度が微妙に異なっています。「TAG」はそのまままっすぐに伸びていますが、「PEG」は途中で角度がよりたったカタチになっています。この角度の違いは、座った際の肩の当たりに影響が出てきます。中には、「TAG」チェアだと、肩の当たりが気になるという方がいらっしゃるかもしれません。その場合は、ぜひ「PEG」チェアも試してみてください。


「HUG」「LOG」「MAG」「MEG」は寄付金130,000円以上

こちらの椅子はGシリーズの中でも肘掛けがついているタイプの椅子になります。


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横からのシルエットがかっこいいLOGチェアです。あまり類のない背もたれが縦に板が2枚並んでいる椅子です。見ているだけだと、座り心地はどうなのかと思ってしまうかと思いますが、実際に座ってみると、非常にしっくりときます。ぜひ一度座って頂きたい椅子の1つです。


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最近、ソリウッドでの注文が多いMAGチェアです。ハーフサイズの肘掛けがついていて、座ったときに非常に落ち着きます。肘掛けが前までないので、出入りがしやすいのもポイントです。


「SWING」チェアは寄付金240,000円以上

以前に津別町のふるさと納税を紹介した時にはまだ世に出ていなかった「SWING」チェアもお礼の品のラインナップに加わっています。和室でも使えるロッキングチェアです。デザインもモダンな感じなので、いわゆる山小屋においてあるような雰囲気とは違い、リビングや和室で日常的に使って頂けると思います。販売価格も10万円を超える感じになるますので、さすがに寄付金の額もあがってしまいますが、ふるさと納税のお礼としては面白い存在だと思います。


ここで挙げた7種類の椅子はすべてソリウッドの吉祥寺ショールームに展示されています。津別町にふるさと納税をしたいけど、実際の椅子を見て、座って判断したいという方はぜひ吉祥寺ショールームにお越し下さい。ふるさと納税を検討されている方でも、遠慮なく自由に座って頂ければと思います。もちろん、商品のことに関するお問い合わせなども対応可能なので、ご不明な点などはスタッフに気軽に聞いてください。ただし、ふるさと納税の仕組みや申込についてはお答えできませんので、ご了承ください。


賢木@吉祥寺

2016年に多く読まれたブログエントリーはこれだ!【No.1784】

2016年も残りわずかになりました。皆さんはどのように大晦日をお過ごしですかね?私は実家に帰って、紅白歌合戦を観ながら過ごしています。本日のブログでは今年1年で多く読まれたブログエントリーを紹介していきます。

はじめに今年(2016年)に最も多く読まれたブログエントリーはこちらでした。

さあ、オイル塗装の無垢テーブルをメンテナンスしよう!

こちらのブログエントリーは2013年9月に書かれたエントリーですが、未だに多くの方に読まれています。2016年に限らずこれまでのブログエントリーで1番読まれています。やはり皆さん、オイル仕上げのメンテナンスに興味があるようです。このエントリーでは写真つきでオイル仕上げのメンテナンス方法を紹介しています。このページの人気がテーブルメンテナンス講座を始めるきっかけになっています。皆さんの関心がオイルメンテナンスにあることが分かったのでオイルメンテナンス講座を開催することになりました。オイル仕上げのテーブルは使用しているうちにオイル成分が抜けてきます。特に水拭きをするとオイル成分が抜けてしまいます。オイル成分が抜けた状態で使用しているとシミや汚れが付きやすくなってしまいます。なので、常にオイル成分が残っている状態を保ちたいんですね。そのため定期的にオイルを塗っておく必要があります。

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ソリウッドのテーブルには家具用のオイルが塗られています。メンテナンスには家具用のオイルを塗るのがベストですが、無い場合は食用の油でも代用ができます。サラダ油やオリーブオイルは不乾性の油なのでたくさん塗るとベタつく要因になります。テーブルほどの面積を塗るとなかなか乾かなくなるのでオススメしません。食用油を塗る場合は荏胡麻油や亜麻仁油など乾性の油を使うのが良いです。

2番目に多くの方に読まれたブログエントリーはこちらです。

無垢家具を注文する際にタモとナラで悩んだら

タモ材もナラ材も昔からよく使用されている木材です。タモ材は無垢材の基本的な木材として多くの所に使われてきたスタンダードな木材でした。使う方からみても癖がなくとっても使いやすい木材です。しかし、ここ数年はロシアからの丸太輸入量が激減しているため供給量が減り、価格が高騰したために無垢材スタンダードの地位が危うくなっています。ナラ材も状況は同じです。ロシアのタモ材やナラ材は目が詰まっていてとても質が良いのですが、そうした材が手に入りにくくなってしまったのはとても残念です。

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こちらがナラ材です。落ち着いた木目でありながら存在感はある、そんな感じの樹種です。タモ材とナラ材は色が似ているので見分けるのが少し難しいですが、慣れてくれば間違えることはないでしょう。タモ材の方がやや明るめの色をしています。木目もタモ材の方がクッキリと現れてきます。タモ材とナラ材を比べると、ナラ材の方が若干硬めで重く、丈夫さがあります。ただ、どちらもテーブルや家具としては問題のない強度を持っています。

3番目に多く読まれたのがこちらです。

ウォールナットとチェリーで悩んだら

こちらは2014年の6月に書かれたブログエントリーです。ウォールナット材とチェリー材はソリウッドで受注する樹種の2大人気樹種です。実際に多くの方がこの2つの樹種で悩まれているようです。ウォールナット材とチェリー材は共に北米産の広葉樹材です。似ている面もありますが、似ていない部分もあります。(当たり前ですが...)

決定的に違うのは材の色です。ウォールナット材は濃い茶色をしています。チェリー材はピンクがかったオレンジ色をしています。どちらも経年によって色が変化していきます。ウォールナット材は少し明るい色になっていく感じがしています。チェリー材はだんだんと濃くなっていきます。その辺が違いますね。詳しくはこのブログエントリーをお読み下さい。

瑞木@相模湖

ソリウッドのブログを訪れる方が検索しているワードについて その2。【No.1780】

昨日のブログではソリウッドのWebサイトを訪れる方がどんな検索ワードで検索しているかについて書きました。定期的にどんな検索ワードで検索されているかを調査してみましたが、今後はこれが出来なくなりそうです。月2回一緒にミーティングをしている株式会社ECマーケティング人財育成さんのブログに取り上げられていました。

Yahoo!検索のキーワード→(not provided)化が意外と早く進んでいる?【no.1192】

今日のブログでは昨日の続きを書くことにします。まず取り上げる単語は"リューベ単価"です。聞き慣れない言葉だと思いますが、業界内では当たり前に使われている言葉です。"リューベ単価"で検索するとヒットするのがこちらのブログです。

木材の金額はリューベ単価で計算する

"リューベ単価"は木材の価格を計算するときに使う単位です。木材の価格は材積×リューベ単価で計算することが多いです。リューベは1立方メートルのことです。漢字にすると1立方米。これを略して「りゅうべい」と言っています。で、「りゅうべい」がさらに略されて「リューベ」と発音されるようになったようです。リューベ単価は1m×1m×1m当たりの単価です。これに板の大きさをかけて金額を計算します。

例えば、長さ2mで幅が20cmで厚みが27mmの板がリューベ単価30万円だとすると1枚の金額は

2×0.2×0.027×300,000=3,240

となります。丸太の金額を計算するときも同様に計算します。リューベ単価の計算方法を知っていないと木材を購入するときに困ってしまいます。なので検索する方がいるのでしょう...

次に取り上げる検索ワードは"殻付きアーモンド"です。「殻付きアーモンドが美味しい」という話を聞いて早速買ってみてハマったので書いてみたブログエントリーです。通常アーモンドは殻がない状態でローストされているものが売られていますよね。でも、殻がついたままローストされているものも売られています。殻がついたままローストされているので、殻なしローストのものよりも生に近い感じがします。

殻付きアーモンドが止まらない!アーモンドの木ってどんなんだ?

2014年の1月に書いたエントリーですが、いまだに殻付きアーモンドは好きでちょくちょく買いに行っています。売っているお店が全然ないのが残念です。本当に美味しいんですよ。殻を剥く作業をしないといけないのですが、パリパリとめくれるのでそんなに大変な作業ではありません。

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アーモンドはバラ科サクラ属に分類されている木です。サクラの仲間なんですね。桃、杏、梅に近い植物で春には桜に似たピンク色の花を咲かせるようです。大きく成長する木ではないので、残念ながら製材して木材として利用することはできなそうです。サクラの仲間なので良い木目が出そうな気がしますが、ネットで検索しても木目が分かるような写真は出てきませんでした。

アーモンドの日本名は扁桃(へんとう)だそうです。全然聞かない名前ですね。日本ではあまり栽培されていません。気候が合わないようです。アーモンドは乾燥した気候が好みのようで、高温多湿の日本には向いていないのでしょう。

というわけでソリウッドのブログを訪れる方が検索しているワードでちょっと変わったものを紹介してみました。

今日で年内の営業を終了とさせて頂きました。ソリウッドの吉祥寺ショールームと相模湖工房は12月28(水)〜1月4日(水)まで休業とさせて頂きます。ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願い致し ます。また、相模湖工房の休業中は木工教室も開催されません。 7日(土)が新年初の教室日となります。休業期間に頂いたメールに関しましては1月5日以降に返信を致します。ご了承ください。

瑞木@相模湖

ソリウッドのブログを訪れる方が検索しているワードについて。【No.1779】

ソリウッドのホームページを訪れる方の多くはブログページをご覧になっています。おそらく検索エンジンで検索してヒットしたページに飛んでいると思われます。検索ワードは多岐にわたっていて「こんな言葉でも調べているの?」と思うものも結構あります。ソリウッドのページを訪れる方の多くは樹種名で検索しています。検索ワードの一覧を見てみると"ウォールナット""タモ材""タモ材とは""オーク材"などといった言葉が上位に来ています。やはり皆さん樹種のちがいについて関心があるのかと推測しています。

"世界三大銘木"リューベ単価"といった検索ワードからソリウッドのページに来ている方も一定数います。どこかで聞いた言葉を改めて検索しているのでしょうか?"リューベ単価"なんかは木に関して学んでいる学生さんとかが検索している可能性もありますね。今日のブログではこうした検索ワードについてヒットするブログエントリーの紹介とその内容のダイジェスト版にしてみます。

"ウォールナット"で検索すると上位でヒットするページはこちらの2つです。

ウォールナットとチェリーで悩んだら
"クルミ"材と"ウォールナット"材の違いは?【No.1511】

『ウォールナットとチェリーで悩んだら』は2014年6月にアップしたブログエントリーです。人気の2樹種で迷う方がいるので、そうした方向けに書いたエントリーです。ウォールナット材とチェリー材の共通点と異なっている点を紹介しています。ウォールナット材とチェリー材は共に北米産の散孔材。アメリカ、カナダの東側が主な産地なのは一緒です。産地が近いので日本に輸入する際にコンテナに混載されることが多いと聞きます。ウォールナットの丸太だけでコンテナが埋まらない時にチェリー材の丸太も積んで空間を埋めるそうです。産地が近いからこのような対応ができるようですよ。散孔材は導管が狭く規則的に並んでいないものを指します。導管が狭いので表面の凹凸が少なく手触りがスベスベしています。また導管が規則的に並んでいないので木目が比較的曖昧に見えます。

『"クルミ"材と"ウォールナット"材の違いは?【No.1511】』は2016年4月に書いたブログです。タイトルの後に番号が記載されているエントリーは比較的最近に書かれたものです。このエントリーでは国産・中国産・ロシア産のクルミ材(オニグルミ)と北米産のウォールナット材の違いについて書いています。単に日本語か英語かの違いだけではなく、業界内では指している材が違います。クルミ材はオニグルミという木を指しています。ウォールナット材は北米産のブラックウォールナットを指しています。同じクルミの仲間ですが、材の色が全然違います。本当に同じクルミの仲間なの?と疑いたくなるぐらい色が違います。違いが気になる方はぜひこのエントリーをご覧下さい。

"世界三大銘木"で検索すると『世界三大銘木のうちのひとつと言われるウォールナット材とはどんな材なのか。』が上位でヒットします。常にそこそこ検索されているようでソリウッドのブログ内で多く読まれているエントリーの上位15位以内にランクインされるエントリーです。世界三大銘木と呼ばれている木はウォールナット・マホガニー・チークです。この3つの樹種を紹介する際には必ずといって世界三大銘木のひとつと記されています。なので、多くの方が目にする言葉なので検索数も多いのでしょう。ただし、世界三大銘木という言葉には注意が必要です。なぜなら調べてみても、いつ・どこで・だれが使い始めたのかが分かりません。なぜこの3樹種なのかを記した記事なども見当たりません。個人的な印象としては"世界三大銘木"という言葉が1人歩きしている感があります。数は少ないですが、英語で書かれた樹種図鑑で調べてみると、Walnut・Teak・Mahoganyの項目に世界三大銘木について触れられていることはありませんでした。推測するに日本国内だけで通用する"世界三大銘木"なのではないでしょうか。

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今回は2つの項目を取り上げてみましたが、もう少し取り上げてみたい項目があるので続きはまた今度書く事にします。

瑞木@相模湖


オイル仕上げのテーブルのメンテナンスについての質問とその答え【No.1771】

先日は12月にはいったこともあり、大掃除のついでにオイル仕上げのダイニングテーブルのメンテナンスもしてみてはいかがでしょうということでこちらのブログエントリーを書きました。


年末の大掃除のついでにオイル仕上げのテーブルメンテナンスガイド

今日はその補足ということで、オイル仕上げのメンテナンスに関するQ&Aをお送りします。


オイルを塗るのはどれくらいの頻度でするのが良いのですか?

 →これは普段テーブルをどの程度水拭きをしているかや使い方によってタイミングは違ってきます。目安としては、1年〜2年に一回くらいはオイルを塗ってあげるとテーブルの表面は保護されていると考えられます。オイル仕上げのテーブルは水には強くなく、水をこぼしたり、水拭きを頻繁にしているとオイルが抜けてきて、ツルツルだった肌触りが少しカサカサやガサガサしてきます。こうなると、オイルが抜けてきた証拠にもなりますので、全体的に肌触りが変わってきたら、オイルの塗り時と思って頂ければと思います。


少し注意して頂きたいのが、オイルを頻繁に塗り過ぎることです。ある程度オイルで保護されている状態でオイルを塗ってもさほど意味をなさない場合がありますし、オイルの乾きが悪くなったりすることもあります。


輪染みが出来てしまったら、紙ヤスリでやすらないとダメですか?

 →水に濡れたコップなどをしばらく置いて出来てしまったような輪染みを完全にキレイにしようと思ったら、やはり#320の紙ヤスリで輪染みを落としてからオイルを塗る方法がベストです。輪染みが出来ているところは肌触りも悪くなっている場合がありますので、オイルを塗ってあげると多少肌触りは和らぎますし、輪染みを薄くなったりもします。が、上からオイルを塗っただけでは完全に消すことまでは出来ないとお考えください。


テーブルをメンテナンスするときは、天板の裏や横、脚なども同様に紙ヤスリをかける必要がありますか?

 →天板の表面以外は、紙ヤスリをかけたりオイルを塗ったりする必要はありません。基本的には表面だけしていただければ十分です。テーブルの脚などに汚れがあって、固く絞ったふきんで拭いてもとれない場合は、少し濡れたふきんに台所用の中性洗剤をちょっと垂らし、汚れた部分を拭いてください。それである程度は落ちると思います。それでも落ちない場合は紙ヤスリでやすってオイルを塗るのが有効的です。


また、椅子についてもよく質問を受けます。椅子についても通常はオイルを塗って頂くメンテナンスをしなくても大丈夫です。テーブル同様、乾いた布で表面の埃をとってあげるだけで十分です。ですが、肘掛けの部分が段々肌触りが悪くなってきたと感じる場合はサッと紙ヤスリをかけオイルを塗るだけで、肌触りが断然変わります。このときも紙ヤスリは#320で大丈夫です。


椅子の場合、濡れたタオルなどを少し乾かそうと思って背もたれにかけたりすることがあると思います。濡れた状態で木部に触れているとその部分がガサガサになってしまうことがあるので、ご注意ください。もし、ガサガサになってしまった場合、テーブルと同様のメンテナンスをしてあげれば肌触りは戻ります。


テーブルに紙ヤスリをかけるのは不安です。初めてやる場合も大丈夫ですか?

 →オイル仕上げのテーブルに紙ヤスリをかけると、その部分の色味が薄くなります。ですが、これはオイルを塗ってしまえば元に戻るので、その辺は気にせず思いきってチャレンジしてみてください。#320番の紙ヤスリを木の木目に沿ってかけてがれば、目立つ傷がつくようなこともないと思います。一度、やってしまえばコツもつかめると思います。不安な場合は、テーブルの裏や脚などの目立たない部分で少し試してから、テーブルの表面をやってみることをオススメします。また、ソリウッドの吉祥寺ショールームでは原則2ヶ月に1回、オイル仕上げのテーブルメンテナンス講座というものを行っています。


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ここでは、実際にオイル仕上げのテーブルや木片を使ったメンテナンスの実践を見て頂くことが出来ます。やり方やこんな感じでいいんだということが把握頂けると思いますので、一度足を運んでみてください。


賢木@吉祥寺

木のお皿やカトラリーのメンテナンスにサラダ油やオリーブ油は使ってはダメなの?【No.1734】

以前にも何度か紹介していますが、木工旋盤を使って木の器を作っています。売り物としてではなく、私の趣味として制作しています。売り物にするにはまだまだ練習が必要です。それなりに数はこなしてきましたが、まだまだ自分が思い描くようなものが出来ません。

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その辺にあったものを集めて写真を撮ってみました。こうすると結構ありますね。その他にも工房で使用しているものもあります。趣味ではありますが、木を知るという意味も含めて作ったり、使用したりしています。

仕上げはオイル仕上げにしています。オイル仕上げに使用するオイルはいろいろとあります。通常の家具に使用するのは、亜麻仁油をベースにして各社が独自の配合をした家具用のオイルです。それを塗ってもよいのですが、食器なので食用の油を塗るのもひとつの手です。ひとまとめに食用の油といってもいろいろとあります。1番使用されているのは、サラダ油と言われているものですね。多くのサラダ油は菜種を原料にしています。カナダ産のキャノーラ種を使用しているものをキャノーラ油とも呼んでいますね。どこの家庭にもかならず1本は常備しているであろう油です。

菜種油は空気中で固まらない不乾性の油です。固まらないので塗料としてはあまり向いていません。乾かないのでいつまでもベタツキが残ってしまいます。菜種油のつぎに多くの家庭にあるであろうオリーブ油も不乾性の油です。要するにどの家庭にも常備してありそうな油は仕上げの塗料としては向いていないものなんですね。

では、食用の油で仕上げ塗料として向いているのはどんな油かというと、荏胡麻油や亜麻仁油、クルミ油などの乾性油です。こうした油は最近ではスーパーなどで購入できるようになりましたが、菜種油やオリーブ油に比べると価格が高いです。なので、常備しているご家庭は少ないと思います。普段使いでたくさんは使えませんからね。私は食用の荏胡麻油と亜麻仁油を購入して木のお皿やカトラリー用のメンテナンスオイルとして置いています。使用してかさついてきた木のお皿やカトラリーにこれらの油を塗って、キッチンペーパーで綺麗に拭き取ってメンテナンスをしています。綺麗に拭き取ればベタツキもなくすぐに使えるようになります。時々こうしたメンテナンスをすれば、シミや汚れなどを防ぐことができます。

サラダ油やオリーブ油はこうしたメンテナンスに本当に向いていないのかと言われると少し疑問です。乾かないということを理解して少量を塗り込むように塗ってすぐに拭き取ればそれほど大きな問題がないように感じています。試しに制作した器にサラダ油を塗ってみました。キッチンペーパーに油を染み込ませてそれで塗って、すぐに新しいキッチンペーパーで拭き取りました。乾性の油に比べるとすこしベタつくようにも感じましたが、触って不快な感じはしませんでした。ただし、少し匂いが気になりました。少し胃がもたれそうなあの匂いですね。しばらく置いておけばそれほど気にならなくはなりましたが、鼻に近づけるとやはり少し匂います。ただ、使ったり、洗ったりをしたら気にならない程度だと思います。木の器を製作して販売している作家さんの中には仕上げにサラダ油を塗っている方もいらっしゃいます。その方はずっとサラダ油を塗っているそうですが、特に問題はないと言っておられます。器やカトラリーぐらいの大きさであればこうした不乾性の油でも問題はないのではないかと思っています。家具とかフローリングなど広い面積になってくれば話は別ですが...

オイル仕上げの器やカトラリーも油っぽいものに使用できないと思っている方も多いでしょう。別に使用出来ない訳ではありません。使うとシミが出来てしまうのです。ただ、ガンガン使っていくうちにそうしたシミも目立たなくなってきます。料理に含まれている油もだんだんと染み込んで馴染んで行きますので... ただこのあたりは個人の感覚の差が大きいと思います。私は全然気になりません。

兄弟や友達に私が作ったオイル仕上げのお皿をあげていますのが、なかなかガシガシと使ってくれる人がいません。意見を聞きたいから気にせず使ってみてと言って渡しているのですが、「なんか勿体なくて...」と答える人が多いです。普段、オイル仕上げのテーブルや家具を販売している賢木@吉祥寺や私の姉でもそうなので、木に馴染みのない方はなおさらだと思います。

少し前にウォールナット材で制作したお皿を姉に再び、ガシガシ使ってみてとリクエストしたところ早速、油っぽいものにも使用してくれました。その写真をFacebookにアップしてたので、借用しました。

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夕食なのにわざわざ朝食のメニューなようなウインナー炒めです。手前に油シミている部分がありますね。おそらくちょっとシミになるとは思いますが... しばらく経ったらまた様子を聞いてみようと思います。

というわけで、木のお皿やカトラリーのメンテナンスには食用の荏胡麻油や亜麻仁油を使用するのが1番良いですが、乾かないという点を理解した上で少量を塗ってよく拭き取って使用すれば大きな問題はないと思います。わざわざ、荏胡麻油や亜麻仁油を用意するのは面倒だと感じる方はサラダ油やオリーブ油を使用してみるのも良いと思います。

瑞木@相模湖