家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

無垢家具の最近のブログ記事

ダイニングテーブルのサイズを考える【No.1806】

このブログでも何回もテーマにしていますし、吉祥寺ショールームで行っているミニセミナーでも無垢材テーブルの選び方のアドバイスの1つとして「サイズ」についても話をしています。それだけ、ダイニングテーブルをご検討中の方の多くが悩んでいるもしくは、判断する基準や目安が欲しいということだと思います。既製品の場合、あまり気にせずに売っているサイズなのだから、問題ないと判断してしまうこともあるかと思いますが、置くスペースや使い方は人それぞれな部分がありますので、購入した後で「思ったより、部屋を占領してしまったな」、「家族全員がテーブルに揃うと狭いな」と不具合が出ないように、テーブルのサイズについてもしっかりと確認しておくとよいでしょう。


食事をするテーブルの最適なサイズを導きだす考え方は主に2つあります。「一度に座る人数から考える」「テーブルを置くスペース」です。


1人分のスペースの目安は、60×40cm

「一度に座る人数から考える」際には、テーブルの長手方向に何人座ることが出来るようにするのかを考えます。ここで、抑えておくべき指標が食事をする時に必要な1人分のスペースです。一般的に、1人あたり60×40cmが最低限必要とされています。


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もし、それぞれの長辺側に2人づつ座るとなると、長手側が60×2の120cm、短手側が40×2の80cmが必要となります。3人座るとなると、60×3の180cmが必要となります。ただし、これはあくまでも最低限の必要なスペースであるということで、実際に長手側に椅子2脚をいれると狭く感じることがあります。肘掛けのあるタイプの椅子だと脚と脚の間に納まらないこともあるので、注意が必要です。


ソリウッドの定番のストレートカットテーブルの場合、脚の端がテーブルの端から1.5cm奥まったところにくるように設計されています。最もオーソドックスな80mm角脚の場合、W120cmのテーブルだと、脚と脚の間の距離は、101cm、W135cmだと、脚と脚の間は、116cmとなります。肘掛けがあるタイプの椅子は大きいもので幅が50〜60cmぐらいあるものがあります。W135cm程度の長さだと、これらの大きめな椅子2脚を納めるには少し窮屈になります。この場合、テーブルの天板はW150cmほどあったほうが良いと思います。


壁からテーブルの端まで最低60cmは必要

続いて「テーブルを置くスペースから考える」をみていきます。


ここでもおさえておくべき指標があります。椅子をひいて腰かけるためには、テーブルの端から一番近い壁までの距離が60cm以上確保されていると良いとされています。テーブルの奥行きが85cmのテーブルの場合、左右に60cmのスペースを確保するとなると、60+60+85(テーブルの奥行き)の205cmのスペースが必要ということになります。また、人が椅子に座った状態でその後ろを人が歩いて通ろうとすると、壁からテーブルの端まで110cmは慣れていれば問題ないとされています。キッチンに近い場所にテーブルを置く場合は、配膳のルートなどを確認して、どちらか一方は壁から110cm離したところに置くとよいでしょう。


以上の指標に気をつけて頂ければ、最低なテーブル天板のサイズがみえてくると思います。


4人掛けであれば、W1350〜、肘掛けのある大きめの椅子を並べて置くことをお考えなら、W1500以上でお考え頂くのが良いと思います。ご購入時は家族2人でも将来的に家族が増えることもあると思うので、スペース的に余裕があればW1500程度のものをご検討頂くのが良いかなと個人的には思っています。


また、サイズが小さいテーブルもオーダー出来ますか?とお問い合わせ頂くことがございます。もちろん、80×80cmの正方形や100×60cmくらいのデスクサイズのテーブルなど、製作することが可能です。ご希望の樹種とサイズをお知らせ頂ければ見積りの算出が出来ますので、スタッフまでお問い合わせください。


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賢木@吉祥寺

シンプルデザインで肘掛けもある木の椅子、MAGチェアを紹介します。【No.1804】

なんだかんだ言って2017年最初の月も半分が過ぎてしまいました。ああ、これもやらなきゃ、あれもやらなきゃなんてことが多くて困っています。中には2016年中にやろうと心に決めたことがまだ終わって無かったりして... そんなこんなで体調不良などもあってまだペースを掴みきれていない2017年ですね。

年明けから椅子の注文をたくさん受けています。年明けに注文頂いた分の椅子はまだ納品されていませんが、2016年に注文頂いた分でまだ納品できていないものも随時出来上がってきます。そんな中、本日発送したのはこちらの椅子。できたてほやほやのMAGチェアです。

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ナラ材で製作されたMAGチェア。黒のレザーが張られています。このMAGチェアは北海道で製作されているISU-WORKSブランドの椅子です。ISU-WORKSはコンパクトなダイニングチェアからゆったりと寛げるロッキングチェアまで幅広いラインナップが展開されています。MAGチェアはコンパクトなダイニングチェアのGシリーズの椅子です。Gシリーズの椅子は名前にGがついています。他にはHUGチェアTAGチェアLOGチェアなどがあります。

MAGチェアはソリウッドで販売している椅子のなかでも販売台数は上位になります。地味な存在ではありますが、着実に販売台数を増やしています。その理由はシンプルなデザインでありながらショートタイプの肘掛けがついてダイニングチェアとしての機能性を充分に持っているからだと思います。それでいて価格もわりと抑えられています。背にファブリックが張ってあるMEGチェアも人気がある椅子です。でも、背にファブリックがある分MAGチェアよりも価格は高いです。

MAGチェアはナラ材で布張りだと¥55,944です。(消費税8%を含む・2017年1月20日現在) 1番高い樹種であるウォールナット材で布張りだと¥60,912になります。

MEGチェアはナラ材で布張りだと¥59,184、ウォールナット材の布張りで¥64,260になります。1脚で約4,000円の差があります。4脚分にすると16,000円。そこそこの差になってきます。確かに背にも布が張ってあるMEGチェアの方が多くの方にとって座り心地の良い椅子だと思います。やはり背中のホールド感が板背の椅子とは違ってきます。しっかりとホールドしてくれます。でも、よりシンプルに見えるのはMAGチェアの方です。見比べるとMEGチェアの方が少し重たい印象かなと思います。

さらにMAGチェアは板の座面を選択することもできます。板座は長時間座るとお尻が痛くなりやすいです。でも見た目のスッキリ感や格好良さは板座ならでは。ISU-WORKSの板座はいろいろと工夫されていて座り心地が良いように出来ています。通常板座の座面は1枚板、もしくははぎ合わせた板をお尻の形に合うように削って作られています。でもISU-WORKSの椅子ではそうではない形の板座になっています。幅が狭い板を隙間をあけて並べています。お尻の形に削る必要がないので、薄い板でいいんですね。これは軽量化にもなっています。座ると若干たわんでお尻に掛かる力を分散させてくれます。なので座り心地は良いですよ。とてもナチュラルな座り心地です。

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こちらがナラ材MAGチェアの板座面です。板と板の間に隙間が空いているのが分かると思います。隙間があるので通気性も良くお尻周辺が蒸れにくくなるでしょう。長時間座る場合はクッションや座布団をひくと良いですね。

というわけで今日のブログではISU-WORKSのMAGチェアを中心に紹介しました。ソリウッド吉祥寺ショールームでは国内生産をしている椅子メーカー3社の椅子を数多く取り扱っています。椅子をお探しの方はぜひお越し下さい。ISU-WORKSの椅子は関東近県で取り扱っている販売店はそんなに多くありません。東京で全ラインナップを揃えているのはソリウッドだけです。ISU-WORKSの椅子が気になった方はぜひ試座してみてください。

瑞木@相模湖

温かみを感じるのはチェリー材!?【NO.1803】

無垢材テーブルを検討されている方が悩むポイントとしては「樹種」「サイズ」「仕上げ」の3つが挙げられます。このポイントについては、毎月行っているミニセミナーで話をしている内容になりますが、それぞれの特徴と選び方のポイントがわかれば、ある程度候補はしぼられると思います。今日のブログでは、「樹種」の選び方にスポットをあててみます。


「樹種」を選ぶポイントとしては、ソリウッドで扱っている樹種は広葉樹がほとんどですので、ある程度の硬さがあります。木材は広葉樹と針葉樹の2種類い分類できます。この分類は、構造の違いによるものです。針葉樹はより原始的な構造であり、木部のほとんどが仮導管という組織で占められておりシンプルな構造をしています。一方、広葉樹は水分や養分を運ぶ導管や放射組織などが独立してあり、針葉樹より複雑な組織構成になっています。その分、広葉樹は針葉樹より硬いのが一般的です。英語では、広葉樹を"Hard wood"、針葉樹を"Soft wood"と呼んでいます。木材はそれぞれの樹種がもつ性質をしっかりと把握して、適材適所に使う必要があります。針葉樹は柔らかいので、テーブルなどの家具にはあまり向いていません。針葉樹の代表格は、杉、檜、松(パイン)などですが、日本では、主に家の構造材やフローリングに使われています。針葉樹は縦にまっすぐ伸びるので、表面の硬さはありませんが、長くまっすぐな材が多くとれるので、柱などには向いているといえます。


広葉樹の中でも、硬さについては違いがあります。ですが、テーブルとして使う上では程度問題なので、あまり大きく影響することはないと考えて頂いて良いと思います。例外として、桐材は広葉樹ですが、針葉樹並みに表面が柔らかく爪を立てて押すと、すぐに凹んでしまいます。ですので、桐材はテーブルなどある程度の硬さが必要な家具には使わないほうが無難です。


硬さ的にそこまで違いがないので、あればどういった基準でダイニングテーブルの樹種を選べばよいのでしょうか?私は普段、色味や肌触りの違いがあるので、その好みや周りのフローリングや壁、その他家具との相性で決めて頂くのがよいと話をしています。


15〜20年ぐらい前から、家具用のオイルというものが普及し始め、無垢材の家具の仕上げに使われることが増えてきました。それまでは、ウレタン塗装が主流で、ソリウッドでもクリアなウレタンや着色をした後でウレタンで仕上げる塗装を長い間やってきました。有害な化学物質が含まれていない、木の本来の質感を味わえるといったオイルの特徴が無垢材と非常にマッチするため、オイルを採用することが多くなりました。オイルとウレタンでは、それぞれメリットデメリットがあるので、その違いをしっかりと把握した上で、どのようにテーブルを使っていきたいか、何を重要視するのかで決めて頂きたいと思います。


オイル仕上げが普及したことで、木本来の色味の違いがそのまま家具の色味の違いになるようになりました。一般的には木材は黄色みがかった淡い褐色のイメージがありますが、それだけでなく、こげ茶色のもの、赤みが強くでるもの、白っぽいものなど様々です。色味が違うと受け取る印象も変わってきます。今日は「あたたかみ」「ぬくもり」を基準に色味の違いを考えてみます。


無垢材テーブルの場合、木のもつあたたかみやぬくもりを求める方が多いです。ですが、色味の違いによって少しそのあたりの感じ方が違うと思います。ここからは私の個人的な印象の違いを述べていきます。


温かみを感じるのは、経年変化後のチェリー材

ソリウッドで定番として扱っているのは、ウォールナット材、チェリー材、メープル材、タモ材、ナラ材、クルミ材などですが、このなかで一番ぬくもりや温かみがあるのは、チェリー材かなと思います。チェリー材は出来た当初は、薄いピンクがかった色味をしていますが、半年もすると色味が濃くなりオレンジがかった茶褐色になっていきます。色が変化することで、艶が出てきて温かみがますと思います。


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上の画像は、弊社スタッフが自宅で使っているチェリー材のMAYチェアの肘掛け部分です。数年経って、色が濃くなってきました。この画像でも温かみを感じて頂けると思います。


賢木@吉祥寺

ケヤキ材の新たな活用の道【No.1802】

ソリウッドでご注文を受けているストレートカットテーブル(四辺が四角い天板)は予め決められた6種類の樹種から選んで頂いてご注文頂くカタチになります。現在では、ウォールナット・チェリー・メープル・タモ・ナラ・クルミの6種類になります。多少、堅さや加工性の違いがありますが、テーブルとして使って頂く分には強度などは問題ないとお考え頂き、見た目の木目の出方や色味などで選んで頂ければと思います。


樹種が決まっている耳つきテーブルに対して、樹皮の部分のカタチを残して天板を製作する耳つきテーブルの場合は特に樹種が決まっているわけではありません。その時の在庫によって製作出来るものが異なってきます。比較的ご要望が多く、在庫していることが多いのは、ウォールナット材やチェリー材、カバ材やトチ材といった樹種になります。また、製作することが稀なものとしては、タブノキやチャンチン材といった普段はほとんど名前を聞かない樹種も過去には製作した実績があります。タブノキは他の樹種とは違う赤茶色の色味をしていて、非常に魅力的な天板になりました。チャンチンは、中国原産の木で、濃い赤茶色をしています。木目は非常にはっきりと出ています。現在吉祥寺ショールームに展示しているチャンチン材の耳つき天板はサイズW1650×D850で、厚みが40mmあります。独特な木目が出ていて、無垢材のテーブルらしい感じがします。


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このチャンチン材のテーブルを比較的無垢材テーブルなど木に詳しい方がみると「あれ?ケヤキみたいだね!?」といった感想をもたれる方も多いのではないでしょうか?確かにケヤキの木目の出方に似ています。そこで今日はケヤキ材について、書いてみようと思います。


木に詳しくない方でも「欅(ケヤキ)」という文字を見たり、聞いたりしたことがある人は多いでしょう。欅は街頭の街路樹として植えられていたり、公園や神社には幹の太い立派な欅を見ることが出来ます。


ケヤキは木材としては古くから、座卓やダイニングテーブルの天板、箪笥などの家具の材料として使われたり、意匠的に大黒柱などに使われてきた我々の暮らしに欠かせない木として親しまれてきました。材木の業界でも広葉樹の王様として良い板は非常に高値で取引されていた時代もありました。ところが、最近では大きな1枚板の天板の需要が少なくなってきたり、濃い色味やモダンな印象のインテリアデザインが好まれるようになったりで、人気的には低迷していると言わざるを得ません。ですが、なんともいえないオレンジ色の褐色やはっきりと堂々と現れる木目を見ているとほんとキレイな板だなと思うことが多い木です。また、ケヤキのようなはっきりとして木目が好きという方にはたまらない樹種だと思います。ソリウッドでも必ず在庫があるわけではありませんが、材木市場に2枚はぎ程度でキレイな天板になりそうなものや面白い表情をしている板があれば、競り落とすこともありますので、ケヤキをご希望の方はスタッフまでお尋ねください。


さきほど、テーブル天板としては人気が落ちてきたと書きましたが、新たなケヤキ材の活用例も出てきてます。ソリウッドでもいくつかの椅子を扱っている宮崎椅子製作所さんは少し前からケヤキ材を通常の樹種ラインナップに加えています。メイドインジャパンの椅子工房として、イタリアミラノの展示会などに出品するなど世界を視野に入れている同社ですが、日本ならではの樹種としてケヤキを選択しているのだと考えます。これまでは椅子に使うことはあまりなかった材ですが、椅子のような細かい部材にしてみるとはっきり大味な木目もあまり目立たなく、なんともいえないオレンジがかった褐色が良い味を出しています。


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現在、吉祥寺ショールームにケヤキ材のpepeチェアを展示していますが、この椅子を展示してからケヤキ材での椅子の注文が増えました。ブラックチェリーほどは濃くないけど、少し色味がある椅子を探している方にはピッタリの樹種かもしれません。


賢木@吉祥寺

長時間座ってもお尻が痛くなりにくい椅子、Awazaチェア。【No.1801】

数日前のブログで椅子について書きました。

2017年も良質な木の椅子を多くの方に味わって頂きたいです。【No.1797】

現在ソリウッドでは国内生産をしている3メーカーの椅子を取り扱っています。どのメーカーも受注生産という形をとっていて好みの樹種やファブリックを選択して作ることが可能になっています。選べる樹種やファブリックはメーカーによって違います。1番種類が多いのは宮崎椅子製作所です。樹種もファブリックも選択できるものが豊富にあります。その分納品までの時間は少し長くなっています。おおよそ納品まで2~3か月掛かります。

今日紹介するのはAwazaチェアです。数日前のブログエントリーでは字数の都合で紹介できなかったので今日はたっぷりとAwazauチェアを紹介したいと思います。ソリウッドでAwazaチェアを扱い始めたのは3社の中では1番最後でした。徐々にお客様にも浸透してきたようで、最近は受注数も増えてきました。

ソリウッドで扱っているAwazaシリーズの椅子は全部3モデルです。Awazaシリーズの中で1番オーソドックスな椅子がAwaza LDチェアです。LDとはリビングとダイニングを表します。リビングでもダイニングでもお使い頂けるモデルになっています。

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こちらがAwaza LDチェアです。全体的にゆったりとしたサイズ感です。座面が広いので様々なスタイルでゆったりと座ることができます。座面は硬すぎず柔らかすぎずでちょうど良い感じです。

Awazaチェアは"腰にやさしい"をデザインコンセプトにしている椅子です。"腰の椅子"とアピールしています。具体的には背が腰をしっかりと支えてくれます。背が他の椅子に比べると大きめです。この大きさが肝であって腰をしっかりサポートしてくれます。背にもファブリックが張られています。座面同様に背の具合も硬すぎず柔らかすぎずでちょうど良い具合です。座って見るとさすが"腰の椅子"と謳っているだけのことはあるなと感じます。

肘掛けはショートタイプです。前方まで伸びていないので幕板のあるテーブルでも奥までしまうことができます。肘掛けがあるタイプとないタイプは好みが分かれる所ではありますが、個人的にはショートタイプでも良いので肘掛けが付いている方が良いなと考えています。

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こちらはAwaza LDRチェアです。Awaza LDチェアの兄弟椅子とも言えるモデルで回転機能がついています。木の椅子で回転機能がついている椅子は珍しいですよね。回転機能の部分は金具が使用されていますが、それ以外の部分は木で出来ています。回転機能のある椅子の多くはアルミやプラスチックで出来ています。が、そうした素材だとどうしても冷たい雰囲気になってしまいます。またオフィス的な雰囲気にもなってしまいますよね。でも木であることで家でも温かく家的な雰囲気を作りだすことができます。回転機能があることで立ち座りが楽になります。椅子を動かさなくても座面を回転させることで立ち座りが出来るようになります。これは便利です。特に脚や腰に不安のあるお年寄りの方に最適な椅子だと思います。

また、お客様と対峙するような仕事をしている方の仕事椅子としてもオススメできます。具体的にはお医者さんやカウンセラーの方にオススメしたいです。やはりプラスチックやアルミなどの素材で出来た椅子よりも木の椅子の方が温かみがだせます。事務的で寒々しい雰囲気よりも家庭的で温かみがあった雰囲気の方が患者様もリラックスできるのではないかと考えています。どうでしょうかね?

3つ目のAwazaチェアはAwaza MA01チェアです。

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Awaza MA01チェアは肘掛けのないタイプの椅子です。他のAwazaシリーズの椅子よりもコンパクトに設計されています。コンパクトでありながら座面や背の大きさは確保されていて腰のサポートも劣っていません。テーブルサイズがあまり大きくなく大きな椅子が置けない場合にオススメです。

Awazaシリーズの椅子はウォールナット材とナラ材が選択できます。Awaza LDチェアとAwaza LDRチェアはチェリー材を選択することも可能です。チェリー材が選択出来るようになったのはチェリー材が人気のソリウッドにとっては嬉しいことです。座面ファブリックも本革、布、ラムースという人工皮革が選択できます。布生地も国内メーカーやヨーロッパのメーカーのものなど数種類から選択できます。発色がよい生地が用意されているのも嬉しいですね。

Awazaシリーズの椅子は他のメーカーの椅子に比べると少し価格が高めです。しかし、その座り心地の安定感はさすがと言えるものがあります。特に長時間座る可能性がある場合はぜひ検討して貰いたい椅子です。いくつかのモデルは最新のアップデートで座面の厚みが少し厚くなりました。そのおかげで長時間座った時でもお尻が痛くなりにくくなったそうです。細かいことではありますが、常にこうした見直しをしてくれるのも有難いことです。

家で仕事をする人、ダイニングで長時間座って作業をする人は一度Awazaチェアの座り心地を試してもらいたいです。吉祥寺ショールームではAwazaシリーズの3種の見本を用意しています。ぜひ座れ心地を比べてみてください。

瑞木@相模湖

ダイニングテーブルと椅子はセットで買う必要がある?【No.1799】

吉祥寺ショールームには、様々なお客様がいらっしゃいます。ダイニングテーブルとダイニングチェアを同時期に探しているかた、とりあえずダイニングテーブルを探している方、自分にあう長く座っていても疲れにくい椅子を探している方、目的は本当に人それぞれです。ソリウッドでは、創業以来中心商品としているオリジナルのダイニングテーブルを神奈川県相模湖にある自社工房で製作しています。工房は小さな工房ですので、最小限の機械、最小限の職人で日々製作をしています。以前は椅子についても自社の商品を製作していた時期もありましたが、現在は工房のキャパシティを超えてしまうため椅子の製作はほとんどしていません。その代わりに国内で製作している椅子メーカーの椅子を仕入れるカタチで吉祥寺ショールームで販売しています。現在では、徳島県にある宮崎椅子製作所、北海道津別町の山上木工が製作しているISU-WORKSブランドの椅子、腰の椅子をコンセプトにデザイン、製作されているいのうえアソシエイツのAWAZAチェアの3ブランドの20種類を超える椅子を扱っています。


お客様と話をさせて頂く中で、「テーブルと椅子はどのように組み合わせればいいのですか?」「このテーブルにはこの椅子というのはあるのですか?」といったテーブルと椅子の組み合わせに関する質問を頂くことが多々あります。


ソリウッドのテーブルはシンプルであり、見た目の主張は木のもつ木目であったり、耳のカタチで十分という考えでデザインしているので、基本的にはどのような椅子でも比較的合わせやすいようになっていると思います。ですので、ダイニングセットとか、このテーブルにはこの椅子といったことはなく、自由に好みの椅子を選んで頂ければと思います。


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では、椅子のデザイン以外の部分はどのように考えればいいのでしょうか?


一般的にはダイニングテーブルと樹種を合わせた椅子を選択するケースが多いように思います。ただ、これも絶対というルールは存在しませんので、テーブルも椅子も色が濃いウォールナットで合わせてしまうと暗くなりすぎてしまうということもありますので、その場合は少し色のトーンが明るめのチェリー材などの椅子を選ぶことも問題ないです。また、クルミ材やクリ材、トチ材のようにダイニングテーブルとしては選択することが出来るけど、椅子はあまり製作されていない樹種もあります。ソリウッドで扱っている3ブランドでもこれらの樹種の椅子はラインナップにありません。その場合は、似たような色味の樹種を選択することで統一感は出せますので、同じ樹種にこだわる必要はないと思います。例えば、クルミ材のテーブルの場合、椅子はナラ材と組み合わせるとあまり違和感はありません。トチ材の場合は、白っぽいトーンで合わせるならメープル材、少し落ち着いた組み合わせにしたいならナラ材の椅子を選ぶといいでしょう。


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デザインと色味の次ぎはテーブルの高さと座面の高さについてもチェックしてみてください。ソリウッドで扱っている椅子の中でも椅子の座面高は微妙に違います。だいたい410mm〜430mmのものが多いですがなかにも440mmといったものもあります。決まったセットである場合、テーブルと椅子の座面高はすでに合うようにセットされていることがほとんどだと思いますが、自由に選択出来る場合はお互いの高さがあっているかを確認してください。その際に目安となるのが差尺の値です。差尺とは、テーブルの天板の上の高さの数値から椅子の座面高の数値を引いた値をさします。テーブルの高さが700mmで椅子の座面高が420mmの場合、差尺は700から420を引いた280mmになります。一般的な日本人の体型の場合、人間工学的に差尺が280mm〜300mmが快適に使えるとされています。


ダイニングテーブルと椅子をご検討されている方は、参考にしてみてください。


賢木@吉祥寺

2017年も良質な木の椅子を多くの方に味わって頂きたいです。【No.1797】

1月に入ってすぐの連休、ソリウッドにも多くのお客様が来店して頂けました。2017年幸先の良いスタートを切ることができました。テーブルの注文を受けたのですが、なんといっても椅子の注文をたくさん受けたのにはビックリしました。今までもコンスタントに椅子の注文は受けていましたが、これほど立て続けに注文を受けたのははじめての気がします。まだ2017年始まったばかりですが、今年は椅子の年になるんですかねえ?

このブログでも再三取り扱っている椅子メーカーのことを書いてきました。でも、これからも書き続けます。ブログって意外と一期一会なんですよね。気に入ったブログはお気に入りに入れて、何度か読んで頂くこともゼロじゃないと思います。でももう一回同じブログエントリーを見たい時ってお気に入りから探すより、もう一度キーワード検索して探す事も多いと思います。私もそういうタイプです。なので1回書いただけでは多くの人に見てもらうことはできません。少し角度を変えて何度でも同じような事を書いて、はじめて多くの方に目に触れるチャンスを得られるのではないかと考えています。

さて、本題です。前置きの通り、今日は椅子の話題です。ソリウッドで取り扱いのある椅子メーカーは3社です。宮崎椅子製作所、ISU-WORKS(髙橋三太郎&山上木工)、いのうえアソシエーツ(Awaza)です。1月に入って3社の椅子とも注文を受けています。どんな椅子の注文を受けたかを軽く紹介してみます。

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まずはPePeチェアです。ソリウッドでは2016年の10月末から取り扱いをはじめたニューカマーですが、PePeチェア自体はすでに何年にも渡って多く製作されているロングセラー椅子です。2004年に発売されて以来、全国の販売店で2万脚以上が売れている超人気椅子なんです。宮崎椅子製作所を代表する椅子ですね。宮崎椅子製作所と言えばPePeチェア、PePeチェアと言えば宮崎椅子。そんな感じの椅子です。

ソリウッドで取り扱いを始めるにあたって注文した見本用のPePeチェアに座ってはじめに感じたのは、「座面の感じがとっても良い!」でした。硬すぎず柔らかすぎずちょうど良い感じです。一般的にはやや硬めなのかも知れませんが、長時間座ってもお尻が痛くなりにくそうだなと思えるほどの柔らかさとフィット感をお尻から感じることができました。こんな座り心地が良い椅子だったんだなと改めて感じました。(以前に座った時はここまで感動はしなかった記憶があったのですが...) 調べてみると途中から座面の使用が変更になったようです。なので現行バージョンにはじめて座ってそう感じたのかもしれません。とにかく私のお尻にはとっても合っている座面ですね。

同じ宮崎椅子さんのUUチェアも人気が高い椅子です。ソリウッドでは宮崎椅子製作所の椅子を取り扱いはじめた当初からこのUUチェアを販売しています。ソリウッドで取り扱う宮崎椅子さんの椅子の中では今までに1番多く受注を受けた椅子ですね。

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こちらがUUチェア。丸く弧を描いた背のフォルムが特徴的です。UUチェアの兄弟椅子でUチェアというモデルもあります。Uチェアが先に作られました。Uチェアに肘掛け機能を足したのがこのUUチェアになります。肘掛け部分が前方に掛けて斜めに下がっているので、比較的奥の方まで机の下にしまうことができます。

宮崎椅子製作所の椅子は樹種やファブリックの選択肢が豊富にあります。それも魅力のひとつです。樹種サンプル、ファブリックサンプルを用意していますので気になる方は一度ソリウッドの吉祥寺ショールームへお越しください。

ISU-WORKSブランドの椅子も良いスタートダッシュが切れました。人気なのはHUGチェアMAGチェアLENチェアです。

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こちらがウォールナット材のMAGチェアです。ISU-WORKSブランドの椅子の特徴は板座を選択できるモデルが多くあることです。板座はクッションが入った布や革張りの座面と比べると座り心地の面ではやや劣ります。が、見た目のスッキリ感や夏場の涼しさなどは板座ならではでしょう。長時間座るとお尻が痛くなってきますが、食事の時間など短い時間でお尻が痛くなることはまれです。丈夫さも板座のメリットです。布、革張りはどうしても最終的にはすり切れてしまいます。長く使うには途中で張り替える必要が生じてきます。その点板座は張り替える必要はありません。摩擦で磨り減るといったこともないのでずっと使って頂くことができます。

このようにソリウッドでは無垢材テーブルと合わせるのにぴったりな木の椅子を多数用意しています。もちろん椅子単独での注文を出来ます。椅子は座ってみないと自分に合うかどうか分かりません。見た目が気に入った椅子でも座ってみると自分には合わないなんてことも頻繁におきます。まずは座ってみて下さい。吉祥寺ショールームに展示中の椅子はすべて試座することが可能です。お気軽ご来店して座ってみてくださいね。

瑞木@相模湖

ISU-WORKSの椅子が津別町のふるさと納税のお礼として選ぶことができます 2017年版【No.1796】

「まだしてないの?」と言われるかもしれませんが、今年はふるさと納税にもチャレンジしてみようかなと思っています。家族はすでにふるさと納税をしているので、お礼の品を頂くことはあるのですが・・・


ふるさと納税はそのお礼の品がもらえるシステムでだいぶ普及してきています。テレビなどで特集を組まれることも多くなりました。最近では、お礼の品のラインナップも充実してきています。ふるさと納税のお礼の品としては、お肉や魚介類などの食べ物が人気のようですが、消耗品ではないそれぞれの町の特産品も選ぶことが出来るようになり、次第にそういったものを選択する方が増えているようです。


ソリウッドでふるさと納税といえば、ISU-WORKSの椅子です。ISU-WORKSは、ソリウッドで扱っている椅子ブランドの1つですが、ISU-WORKSの椅子は北海道津別町にある山上木工さんが製作しています。その津別町のふるさと納税のお礼の品としてISU-WORKSの椅子が選択出来るようになっています。


2015年にもこの話題を瑞木@相模湖がブログに書きましたが、現在では少し変更があった点もあるので、改めて整理したいと思います。


まずふるさと納税のお礼の品として選択出来るのは、ISU-WORKSのGシリーズにラインナップされている6種類のダイニングチェアとISU-WORKSの中では唯一のロッキングチェアとなるSWINGチェアです。寄付する金額によって選択できる椅子が異なります。


「PEG」と「TAG」は寄付金100,000円以上

最もお手頃な寄付金で選択できるのは、「PEG」と「TAG」です。いずれもシンプルで掛け心地の良い椅子です。


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こちらが「TAG」チェアです。そして、下の画像が「PEG」チェアです。


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一見すると同じ椅子に見えるような気もしますが、後ろ脚から伸びた板が背を支える部分に達する上部の角度が微妙に異なっています。「TAG」はそのまままっすぐに伸びていますが、「PEG」は途中で角度がよりたったカタチになっています。この角度の違いは、座った際の肩の当たりに影響が出てきます。中には、「TAG」チェアだと、肩の当たりが気になるという方がいらっしゃるかもしれません。その場合は、ぜひ「PEG」チェアも試してみてください。


「HUG」「LOG」「MAG」「MEG」は寄付金130,000円以上

こちらの椅子はGシリーズの中でも肘掛けがついているタイプの椅子になります。


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横からのシルエットがかっこいいLOGチェアです。あまり類のない背もたれが縦に板が2枚並んでいる椅子です。見ているだけだと、座り心地はどうなのかと思ってしまうかと思いますが、実際に座ってみると、非常にしっくりときます。ぜひ一度座って頂きたい椅子の1つです。


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最近、ソリウッドでの注文が多いMAGチェアです。ハーフサイズの肘掛けがついていて、座ったときに非常に落ち着きます。肘掛けが前までないので、出入りがしやすいのもポイントです。


「SWING」チェアは寄付金240,000円以上

以前に津別町のふるさと納税を紹介した時にはまだ世に出ていなかった「SWING」チェアもお礼の品のラインナップに加わっています。和室でも使えるロッキングチェアです。デザインもモダンな感じなので、いわゆる山小屋においてあるような雰囲気とは違い、リビングや和室で日常的に使って頂けると思います。販売価格も10万円を超える感じになるますので、さすがに寄付金の額もあがってしまいますが、ふるさと納税のお礼としては面白い存在だと思います。


ここで挙げた7種類の椅子はすべてソリウッドの吉祥寺ショールームに展示されています。津別町にふるさと納税をしたいけど、実際の椅子を見て、座って判断したいという方はぜひ吉祥寺ショールームにお越し下さい。ふるさと納税を検討されている方でも、遠慮なく自由に座って頂ければと思います。もちろん、商品のことに関するお問い合わせなども対応可能なので、ご不明な点などはスタッフに気軽に聞いてください。ただし、ふるさと納税の仕組みや申込についてはお答えできませんので、ご了承ください。


賢木@吉祥寺

オイル仕上げの棚について【No.1795】

ソリウッドではご注文を受けて、無垢材家具を製作していますが、その中心はストレートカットや耳つきテーブルといった無垢材テーブルと本棚やテレビボードなどの置き家具です。テーブルの場合は、オイル仕上げとウレタン塗装のどちらかを選んで頂いています。ダイニングテーブルの場合は、仕上げの違いによって、普段のお手入れやメンテナンス方法が変わってきます。オイル仕上げの場合は、水に対する対処がまるっきり変わるので、食事をすることが多いダイニングテーブルの場合、ウレタン塗装のほうがよいという方もいらっしゃいますので、基本的にはお客様のライフスタイルや価値観などによって、仕上げの方法を選んで頂いています。


本棚やテレビボードなどの首脳の場合、テーブルのように食べこぼしや水に濡れたものを置く可能性がテーブルに比べ極端に低いと思います。そのため、着色を希望でない以外はオイル仕上げを前提に見積りなどの提案をさせて頂いています。オイル仕上げに使うオイルは、植物性のオイルを中心として有害な化学物質を含まない原料で出来ています。オイル仕上げは、木材の表面に染み込ませて木部を保護する仕上げ方法なので、実際に手に触れる部分は木材ということになります。この点がウレタン塗装と最も違う点です。ウレタン塗装の場合は、プラスチック性の塗膜を木材の上にはって木部を保護する塗装方法です。そのため、ウレタン塗装で仕上げた家具は表面がプラスチックということになりますので、オイル仕上げと比べると肌触りがのっぺりとした感じをしています。ソリウッドでは、棚類も背板や引出しの底板などを除き、すべて無垢材で製作しています。せっかくの無垢材ですので、木本来の肌触りを堪能して頂きたいということもありオイル仕上げを前提としています。


ただし、さきほども少し触れたように着色をご希望の場合は、ウレタン塗装を施しています。オイルでも着色成分が含まれてオイルも販売されていますが、木の樹種によって色の出方が違ったり、木目によって色がつくところとつかないところがでてきて、それが色ムラになってしまうことが多々あります。また、オイル自体に着色成分がすでに入っていますので、細かい色の調合が出来ないので、細かい色をつくることが出来ません。そのため、今使っている家具の色味にあわせて新しいものを作るといったオーダーに対応することが難しいです。そういった理由もあり、着色オイルは原則的に使用していません。ウレタン塗装の場合は着色と塗膜をつくる作業が別になりますので、着色材の細かい調合が可能です。樹種によっては多少色ムラは生じますがオイルに比べると断然キレイに仕上がります。着色をご希望の場合は、


オイル仕上げの本棚やテレビボードの棚類のお手入れについては、乾いた布で表面の埃は払うように乾拭きするだけで十分です。拭いただけではとれない汚れなどがついた場合は、軽く濡らした布に台所用などの中性洗剤を数的垂らして汚れ部分にこするようにして拭き取ってください。こうすることで、通常使用で出来た汚れなどには対応が可能です。乾拭きをしていればオイルが抜けることもありませんので、ダイニングテーブルのように定期的にオイルを塗ったり、紙ヤスリで染みをとり、その上からオイルを塗るような補修作業をする必要はほとんどありません。


オイル仕上げの場合はクリアなオイルを浸透させるので、濡れ色にはなりますが、出来上がりの色味は元々の木の色味が仕上がりの色味となります。濃い色味だと、ウォールナット材、明るい色味だとメープル材、その間の色味でオレンジがかった茶褐色になるチェリー材、木材らしい黄色味が強い茶褐色のタモ材とナラ材といった樹種で製作することが出来ます。


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こちらはウォールナット材で製作した棚です。


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こちらは最も白っぽい樹種のメープル材で製作したテレビボードです。


お見積りを依頼する際は、ご希望のサイズや仕様、希望の樹種をご連絡ください。まずは、見積金額をお伝えして、先に進めるようでしたら図面を描いて詳細な寸法や仕様をご相談させて頂き、最終図面を描いていきます。


賢木@吉祥寺

定番樹種のチェリー材の紹介です。【No.1793】

一昨日のブログでソリウッドのストレートカットテーブルにおける定番樹種の話を書きました。その際に紹介したのは、ウォールナット材とクルミ材。この2樹種は同じクルミの仲間ですが、色が全然違います。面白いですね。今日は同じく定番樹種の中からチェリー材を紹介します。

チェリー材は北米産の木材です。アメリカンチェリー材やブラックチェリー材とも呼ばれています。ソリウッドでは単にチェリー材と呼んでいます。北米大陸の東側が主な産地となっています。チェリー材の産地としてはペンシルベニア州が有名です。その他の産地はだいたい北米大陸の東側です。先日紹介したウォールナット材の産地も北米大陸の東側です。ウォールナット材とチェリー材は産地が近いのでコンテナに混載することが多いそうです。ウォールナット材を仕入れて、コンテナに余裕がある場合にチェリー材も仕入れてコンテナの空間を埋めたりするそうです。なので、ウォールナットの丸太を仕入れている所はチェリーの丸太も仕入れていることが多いんですね。量的には圧倒的にウォールナットの丸太が多いと思いますが、そういった理由でチェリーの丸太も日本に入ってきています。(もちろんチェリーの丸太を目的にしている場合もあります。)

ストレートカットテーブルに使用する板はアメリカ現地で製材と乾燥を終えた板になります。バンドルという単位でひとまとめにされた板が日本に輸入されてきます。1つのバンドルに入っている板は厚みは一緒です。長さも同じであることが多いですが、たまに長さが2種類混在しているバンドルもあります。厚みが違う板が同じバンドルに入っていることはありません。なので注文する場合はまず厚みを指定します。現地で製材される板はインチ単位が使われます。4/4インチ、6/4インチ、8/4インチなどのサイズが一般的です。ストレートカットテーブルの天板にしているのは6/4インチと8/4インチの板です。6/4インチは30mm厚天板に使用して、8/4インチは40mm厚天板に使用します。

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こちらがチェリー材のバンドルです。CHと書かれています。CHはcherryの略称ですね。バンドル内の枚数は決まっていません。材積で1立米から2立米の間のバンドルが多いです。なのでバンドルによって枚数はまちまちです。バンドルに含まれる板の幅もまちまちです。あまり偏らないないように満遍なくまとめられています。でも幅広い板はごく僅かです。

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チェリー材のストレートカットテーブルです。完成直後のチェリー材はこのように少しピンク色がかったオレンジ色をしています。しかし、時間が経つにつれてだんだんと色が濃く変化していきます。最終的には艶のある濃い茶色になります。こうした色変化がチェリー材の特徴になります。かなり劇的に色が変わります。個体差はありますがチェリー材はすべてこのような色変化をします。

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これが1年半ほど経ったチェリー材のMAYチェアです。残念ながら時間が経過したテーブルの写真はないんですが、この写真でもなんとなく様子は分かってもらえると思います。このチェリー材も完成した当初は上のテーブルの写真と同じような色をしていました。特に何をしたわけでもなくこうした色に変化しました。

チェリー材は散孔材のひとつで、導管はやや細めです。導管は細めなので、手触りはスベスベしてとても触り心地が良いですよ。木目はそれほど目立たないので穏やかな印象がします。

ソリウッドではストレーカットテーブルに限らず、耳つきのチェリー材テーブルを製作しています。耳つき板は日本に丸太で輸入したものから製材して得ます。そうした耳つき板はソリウッドで乾燥させて使用しています。チェリー材の耳つきテーブルもこのブログでおいおい紹介させてもらいます。

瑞木@相模湖