家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

無垢家具の最近のブログ記事

粗木取りをしながら板の整理を進めています。【No.1959】

本格的に暑くなる前に土場の整理をしています。乾燥中の板はもちろんの事、屋根がついている部分には1度人工乾燥を終えた板を置いています。人工乾燥を終えた板は室内に保管するのがベストですが、室内に置けるスペースも限られているので、外に置いておくケースもあります。1度人工乾燥させた板を雨に濡らしてしまうのはもったいないので、屋根がある場所で保管しています。

天然乾燥中の板は雨に濡れても構いません。「乾燥させているのに雨に濡らして大丈夫なのですか?」と質問を受けることがあります。答えは「大丈夫です。」です。木材の中に存在している水分は2通りあります。自由水と結合水と呼ばれています。木材乾燥で重要なのは結合水を外に出すことです。結合水とは細胞の中にある水分でなんらかの成分と結合している水分のことです。雨に濡れた場合の水分は少し時間が経てば乾いてしまいます。なので、天然乾燥中に雨に濡れることはそれほど大きな問題ではありません。

乾燥させた板の中で使い易い板はすぐに使用してしまいます。でも、使いにくい板も存在している訳でそんな板が結構な数溜まってきてしまっています。それらの板を使用するために整理をしています。残ってしまっている板は割れが入ってしまっていたり、3枚ペアで仕入れて2枚を使って1枚余っているなんていうケースが多いです。これらの板をどう組み合わせてテーブル天板にするかを考えていきます。

真ん中で大きく割れてしまった板は、その割れに沿ってチェーンソーでカットしてしまいます。幅は狭くなりますが、はぎ枚数を多くすればテーブル天板に使用することができます。

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大きい板は機械に入らないのでチェーンソーでカットしています。家具を製作するのにチェーンソーを使うのはイメージしにくいと思いますが、粗木取りをするのには結構便利です。粗木取り用としてクロスカットやリッパーがありますが、大きい板は入れることができません。また、反っていたりすると上手く機械に入らないケースもあるのでそうした板はチェーンソーでカットした方が良いです。

チェーンソーの刃も当然使えば切れなくなります。切れなくなったら目立てをします。チェーンソーの刃は棒ヤスリで目立てをします。刃のひとつひとつを棒ヤスリでシュッシュッと研磨していきます。
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慣れている人は棒ヤスリだけで磨いていくそうですが、私は慣れていないのでジグを使って研磨しています。刃に対してヤスリを当てる角度が重要だそうです。私の使用しているチェーンソーは30度の角度でヤスリを当てのがベスト。ジグに書かれているラインを目安にして当てていきます。一つの刃に対してヤスリで3~5回ほど研磨すれば良いそうですが、これで本当に良いのかは?です。気持ち的にはもっとたくさん研磨したいのですが...

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目立てに使用しているのはこのような棒ヤスリです。刃の大きさや形によって使用する棒ヤスリの径も変わってきます。

鉋や鑿の刃を研ぐのには慣れているので、上手く研げているのかどうかを判断することは出来ます。でもチェーンソーの目立てはまだ自信がないです。

今日もチェーンソーの目立てをしました。その後に使ってみたところ、スッと刃が入っていく感じがしました。目立ての効果はある程度あるようです。切れる刃だと切り屑が大きくなると聞いたことがあります。今日切った際に出た屑を見てみると大きい屑が出ていたので、目立ても上手くいっているのかなと思っています。

とまあ、こんな感じでたまにはチェーンソーを使って粗木取りなんかもしています。明日は雨が降りそうなので、板の整理はできなそうです。

瑞木@相模湖

丁寧に作られた木の椅子。【No.1958】

無垢材にテーブルに合わせて使うならやっぱり無垢の木を使った椅子が1番フィットすると思います。椅子の場合、テーブルや棚と違って木質素材(合板)が使われる頻度は少なめです。安価な椅子でも構造部分は無垢の木を使用していることが多いです。人間が立ったり座ったりする際に使用する道具なので、強度が必要になってきます。そうなるとやっぱり無垢材を使用した方が強度は出ますからね。椅子で使用する部品はそれほど大きな部品にならないので無垢材を使用してもそれほどコストアップにはならないという面もあります。

でも、オイル仕上げで仕上げる場合は素地の色がそのまま出てしまうので使用する木材はどうしても綺麗なものになってきます。そうなると製造コストも上がってきます。ソリウッドで取り扱っている木の椅子は、国内で製造されています。量販店などで売られているリーズナブルな価格の椅子は海外製が多いですが、しっかりと組み立てられているのはやっぱり日本国内で製造されたものだと思います。

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発売以来、ソリウッドで全モデルを取り扱っているISU-WORKSブランドの椅子は北海道の木工所で製造されています。北海道のオホーツク地方にある津別町という場所に山上木工という木工所があります。ISU-WORKSの椅子はそこで製造されています。小さな町にある木工所ですが、機械設備はとても充実しています。最先端のNC工作機も導入されていてNC工作機での加工技術はとても高い木工所です。

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NC工作機はコンピュータ制御された機械で、木材の加工に限らず金属加工等にも多く使われています。AppleさんのiPhoneなどの製作工程の映像で出てくる機械もNC工作機です。コンピュータプログラムによって機械を動かすので、一旦プログラムを作成してしまうと同じ加工を繰り返し行うことができます。セッティングが終われば後は機械が自動的に動いて加工をするので、人件費の削減にも効果的です。プログラミングが上手ければ、超微細な加工もすることができます。

機械が自動的に加工してくれるから技術力は要らないと思われがちですが、こうしたNC機を効率的にかつ正確な加工をするためには別の技術力が必要です。誰がプログラミングしても同じ訳ではありません。やはり経験によって培われた技術力が必要になります。上手くNC機が扱えるようになると、人間の力では難しいような加工もとても高い精度で行うことが可能になります。NC工作機があるからこそ出来るカタチというのもあります。

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複雑なカタチをした部材にも正確な角度で穴をあけることも可能です。

そんなISU-WORKSブランドの椅子も14モデルが現在発売されています。さらに一つ新作椅子が加わります。YACという椅子です。ソリウッドでも取り扱うことが決定しています。しばらくすると見本が到着すると思いますのでその機会にじっくりと紹介させて頂きます。YACチェアがどんな椅子か気になる方はISU-WORKSのWebサイトに写真が掲載されていますので、そちらをご覧下さい。

Gシリーズの椅子はコンパクトに設計されていてダイニングチェアに最適な作りになっています。部材の面取りも少なく、キリッとした印象の椅子に仕上がっています。直線的なデザインが多いのでシャープなダンニング空間を演出することができます。

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TAGチェアです。シンプルな構成の椅子ですね。ダンニングテーブルでは食事をするだけという方は肘掛けもないこうしたシンプルな椅子で充分だと思います。TAGチェアはお尻にフィットする柔らかめの座面ですので快適に食事をすることができます。ソリウッドの吉祥寺ショップに見本が展示してあるのでぜひ試座してみてください。

瑞木@相模湖

無垢材ダイニングテーブルの選び方【No.1957】

今日は多くの方が悩むであろう無垢材テーブルの選び方について書こうと思います。無垢材テーブルを購入する前にいくつかのポイントを抑えておくことが失敗のないダイニングテーブルを選ぶことにつながると思います。けして安い買い物ではないですし、一度購入するとそう頻繁には買い替えないものだと思います。長く愛着をもって使うには、良いと思ったものを納得して手にいれることが必要になります。多くの方が悩むのは樹種・サイズ・仕上げの3点だと思います。まずはこの3つについて、ご自身の好みや譲れない点などを確認しておきます。実際にはいくつかの家具屋さんを見てまわることになると思いますが、この3つが絞りきれていれば選択肢をかなり狭めることが出来ます。その上で、それぞれの家具屋さんの特徴やアフターメンテナンスを確認して決定するのが良いと考えています。


まず樹種からみていきます。樹種を選ぶポイントは、ある程度の堅さがある材木から好みのものを選ぶことにあります。木材には針葉樹と広葉樹に分かれています。一般的に針葉樹より広葉樹のほうが構造が複雑で硬いとされています。実際に針葉樹の代表格であるスギやヒノキ、パイン材といった木材は傷をつけようと思うと簡単につけることができます。爪を立てて少し力を加えると比較的簡単に凹み傷がつきます。同じことを広葉樹でやってみると表面が針葉樹に比べて硬いことが簡単にわかります。もちろん、傷をつけようと思って思いっきり力を加えれば傷がつくことはつきます。ダイニングテーブルは食事をするだけでなく、そこでちょっとした書き物をしたり、お子様が宿題などの勉強をすることも多いと思います。できれば硬く丈夫なものを選びたいところです。そこで、まずは広葉樹であることを樹種を選ぶ条件にしてみることをオススメします。ある程度硬い木であることがわかれば、あとは見た目の問題で選んでしまって良いと思います。木は思っている以上に多少な色味を持っています。例えば、ブラックウォールナット材は私たちが一般的に頂く木の色味とは違い、かなり濃い茶褐色です。一見すると着色をしているようにも見えますが、元々、色が濃い樹種になります。その他、チェリー材は少し赤味のある茶褐色であったり、メープル材のようにかなり明るい色味のものをあります。


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2番目のポイントはサイズですが、ここはいくつかの指標を頭に入れておくとよいでしょう。椅子をひいて腰をかけるのに、壁からテーブルの端まで60cmが必要とされています。両側に椅子をおいて人が腰かける場合少なくとも、120cm+テーブルの奥行き寸法のスペースが必要になります。また、椅子に座っている人の後ろを人が歩いて通ろうとする場合、100から110cmが必要になります。


もう1つサイズを検討する上で覚えておきたいのが、人ひとりが食事をするのに60cm×40cmのスペースが必要になるということです。天板の最低限の大きさは普段座る人数×このスペースとなります。ただ、実際は天板の大きさだけでなく、椅子を脚と脚の間に納める必要があるので、脚と脚の寸法もしっかりと確認が必要です。


3つめのポイントは仕上げです。無垢材テーブルの場合、オイル仕上げとウレタン塗装のどちらかを選ぶことが出来るケースが多いです。ソリウッドでも、ご注文でテーブルを製作する際にはこの2つの仕上げからどちらかを選択して頂いてます。2つの仕上げ方法は全く質の異なる仕上げになりますので、塗装方法の違いと普段のメンテナンスの違いをしっかりと把握して、どちらが自分の好みなのか、ライフスタイルにあっているかで検討してみてください。それぞれの仕上げの違いについては続編にて紹介したいと思います。ちなみにソリウッドでご注文頂くお客様に限ると約90%の方がオイル仕上げを選択しています。


続く


賢木@吉祥寺

デッドスペースを活用するL字棚【No.1956】

ソリウッドではオーダーで無垢材で製作する棚を製作しています。多くご注文を頂くのは背板がなく、 オープンでシンプルな本棚です。もちろん、オーダーで製作するので扉がついた収納やテレビボードといった家具も製作出来ます。本棚もそうですが収納やテレビボードもご希望のサイズや仕様をお聞きし、見積りを算出します。見積りをご覧頂き、先に進めるようでしたら図面を描いて詳細寸法や仕様を相談させて頂き最終仕様を決めていきます。無垢材で本棚などの棚類を製作するメリットは大きく2つあると考えています。


1つ目のメリットは丈夫さです。本棚に主に納めるものに本があります。本は一冊ではさほど重みを感じませんが、数が多くなると非常に重くなります。そこで、頼りになるのが堅くて丈夫な素材の無垢材になります。ソリウッドでは木材の中でもより堅い部類になる広葉樹を使っています。さらには強度を保つために、棚板の長さにも注意をしていてあるルールを設けています。1つの棚板の幅が750mmを超える場合は仕切り板を設けるようにしています。例えばW1500の本棚を製作する場合は真ん中に縦の仕切り板を設けるようにしています。もし、この仕切り板がなかれば、使用しているうちに棚板が垂れてしまう可能性が非常に高いです。このような自体を避けるためにも設計段階で注意が必要になってきます。


また、無垢材には独特な自然の質感があります。触ってみればすぐにわかると思いますが。見ただけでもその雰囲気はわかって頂けると思います。人の目に触れることの多いリビングやこだわりのインテリアで揃えた書斎には、無垢材の本棚がピッタリとだと思います。


ソリウッドが製作する本棚のなかで特徴的なものがあります。それはL字棚です。L字棚はその名の通り、上からみるとアルファベットのL字のカタチをしています。なぜそんなカタチをしているかというと、お部屋の隅の壁2面を使った収納を使うことを前提にしているからです。L字型にすると、角のデッドスペースを上手く活用できる、地震などでも壁に金物などで固定する必要がなく、バタッと前に倒れる心配がありません。1つ目のデッドスペース活用については、ソリウッドのL字棚では棚の木口や木端に金具を埋め込むことで棚板同士をダイレクトに繋ぐことが出来ます。そのため、デッドスペースが産まれないということになります。耐震については先述した通り、棚板と棚板をダイレクトに結合させることができるため、L字棚の全体で1つの棚になります。地震などで揺れてもそのまま前に倒れるというのは考えににくいです。


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これがL字棚の棚の結合部分です。2つ別々に製作した棚を金具を使って繋いでいます。写真には写っていませんが、結合部分の棚板の裏面には小さな穴があいていて、そこに六角レンチをいれてカチッと回すと金具の爪部分がはずれ、2つの棚を離すことが出来ます。結合させる際も同じようにすることで2つの棚がくっつきます。この金具を使用することで分割して棚を製作することが出来るので搬入は別々に行い、その場で組立てをすることが可能になっています。


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こちらは以前納品させて頂いたL字棚です。高さが2メートルを超える大きなものですが、分割で製作して搬入後に組立てが出来るようになっています。


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こちらはチェリー材で製作したL字棚の事例になります。L字棚はタモ材、ナラ材、チェリー材、メープル材、ウォールナット材の5種類の樹種から選んで頂くことが出来ます。木の種類によって見積額は変わってきます。詳細は吉祥寺ショップのスタッフまで直接お声掛け頂くか電話・メールでも見積依頼の受付を行っています。お気軽にご相談ください。吉祥寺ショプには見本となるタモ材のL字棚が展示してありますので、そちらをご覧頂くとよりイメージが鮮明になると思います。


賢木@吉祥寺

材木市場で板を仕入れるには乾燥もしっかりやる必要があります。【No.1955】

ソリウッドで製作している耳つきテーブル天板に使用している板は私が材木市場に行って仕入れているものがほとんどです。材木屋さんから乾燥した板を仕入れる場合もありますが、多くは生材を市場で仕入れています。

乾燥材ならすぐに使用することができます。耳つきテーブルに使用する板は外国産の板であっても日本国内の製材所で製材されているものがほとんどです。外国から輸入されてくる板の多くは既に耳が裁ってある材です。よって耳つき板を手に入するためには丸太のまま日本に輸入して日本で製材する必要があります。材木屋さんは丸太を購入して製材し乾燥をして、我々のような家具工房に売る訳です。ソリウッドが材木屋さんから仕入れる材は人工乾燥がされている材です。現代の気密性の高い住宅では室内がとても乾燥しています。よってしっかりと水分が抜けていない材でないと割れや反りなどが生じ易くなってしまいます。ただ、どんなにしっかりと乾燥させておいても割れや反りが100%起こらないことはありません。木の構造上、どうしても割れたり、反ったりはしてしまいます。よく乾燥させることはそうした動きを最低限に止めるために必要な事なんです。

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乾燥庫による人工乾燥と対比されるのが天然乾燥です。天然乾燥とは、板を桟積みして風通しの良い場所に置いて乾燥させる方法です。桟積みすることで板と板の間に風が通って水分が抜けていきます。天然乾燥に必要な要素は気温、湿度、風になります。特に天然乾燥の場合は風がしっかりと抜けるように桟積みすることが重要です。よく天然乾燥OO年と聞くことがありますが、年数が長ければ長いほど良いというものでもありません。大切なのはその板がどのような場所にどのような状態で置かれていたかです。湿って風通しの悪い場所に板を置いておいても乾燥はそれほど進みませんからね。場所にも寄りますが、天然乾燥だけで充分に乾燥させることはなかなか難しいです。特に最近の気密性の高い住宅への適性を考えると天然乾燥だけでは不充分です。人工乾燥もしてしっかりと水分を抜く必要があります。

材木市場で仕入れた木材は基本的には乾いていません。製材されたばかりの板が多いです。こうした板は水分を多く含んでいます。なかには製材されてから既に時間が経っていてある程度水分が抜けている板もあります。でもそうした板はごく一部です。よって乾燥をさせる必要があります。

ソリウッドでは天然乾燥と人工乾燥を併用して乾燥させます。まず天然乾燥で含水率を落とします。急激に乾燥をさせると割れや反りの原因になるので、乾燥初期はなるべくゆっくりと水分を抜くのが望ましいです。半年から1年ほど天然乾燥をすれば、含水率は20~30%で落ち着きます。そうしたら木材乾燥庫に板を入れて乾燥を続けます。ソリウッドで採用している木材乾燥庫は低温で乾燥させるタイプですので、ある程度時間が掛かります。木材乾燥庫に入れて2週間~1ヶ月ほどで含水率は10%以下に下がり始めます。そこからもうしばらく様子をみて、乾燥庫から引き出します。

乾燥は時間が掛かる作業ですし、必ずしも上手くいくとは限りません。中にはパックリと割れてしまう板もあります。それなりの金額で仕入れた板がパックリと割れてしまった時はショックですが、これも木という自然素材を扱う上では避けては通れない事です。他の使用用途を考えます。それでも自社の乾燥庫で乾燥させるメリットはあります。それは自分の好きな板を仕入れることができるからです。材木市場には無数の板が並んでいます。その中から自分が気に入った板を選ぶことができます。材木屋さんもたくさんの在庫をもっていますが、市場ほどの量はありません。さらに材木屋さんの場合はすでにその材木屋さんの選択がされています。基本的に材木屋さんはより多くの人が買ってくれそうな板を揃えています。まあ、当たり前ですよね。節がなくて木目の綺麗な板は誰でも欲しい訳です。でも、それ以外の板は売れずに在庫になる可能性が高いので仕入れることはしません。でも市場ならそういう板も多く並んでいるんですね。だから自分の感性で様々な板、綺麗な板もあれば、欠点を多く含んでいるけど格好良さがある板を仕入れることができます。だから材木市場に行って仕入れをするんです。

瑞木@相模湖


安定感抜群のAwaza回転椅子、販売台数が着実に増えています。【No.1954】

昨日のブログエントリーでお知らせした通り、ソリウッドで販売している無垢材テーブルは関東への送料は無料にしています。椅子に関しては今までは送料をソリウッドが負担するかたちで送料無料としていましたが、配送料の値上がりがあり2017年7月1日受注分より1脚につき1,080円を頂くことになりました。大型の椅子であるISU-WORKSのMAYチェアとSAWINGチェアは1脚につき2,160円とさせて頂きます。送料について詳しくは昨日のブログエントリーをご覧下さい。

納品方法と送料について【No.1953】

椅子をご検討して頂いている方は6月末までの注文なら送料を頂きませんのでぜひこの機会に注文して頂ければと思います。

先日Awaza LDRチェア(回転椅子)の納品したお客様からもう1脚追加注文を頂きました。Awaza LDRチェアは木の椅子としては珍しい回転機能を持っています。回転する部分は金属製の金具が使用されていますが、それ以外は木が使用されています。大部分は無垢材で背の裏側に合板が使われています。

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回転椅子というとスチール製やブラスチック製の椅子を想像されると思います。木の回転椅子といったらアンティーク系の椅子を想像されるかもしれません。なかなか、木の回転椅子というのはイメージが湧きにくいものです。

でも回転機能がつくと椅子としての利便性は格段に向上します。まず第1に立ち座りが楽になります。わざわざ椅子を引く必要がなく立ったり座ったりをすることが可能になります。こうした機能は足腰に不安を抱えた方にとってはとても有難いものではないでしょうか。

第2に方向を簡単に変えることができるという点です。食事をする時はダイニングテーブルに正対して腰掛け、食事が終わったらクルッと回転させてリビングの方を向けてテレビを観るという使い方ができます。要するにダイニング用とリビング用と2つの用途をもった椅子として使用して頂けます。

便利な点がある一方で回転椅子のデメリットもあります。それは重さです。ナラ材だと9.8kg、ウォールナット材だと9.5kgになります。座面より上が回転するので脚の部分はある程度の重さがないと不安定になってしまいます。回転機構の金具もあるので重量は重くなっています。10kgちかくあるのでもって動かすのには少し苦労するかもしれません。回転機能がないAwaza LDチェアはナラ材6.7kg、ウォールナット材で6.1kgになります。回転機能のあるLDRチェアになると約3kg重くなっています。6kg越えのLDRチェアでも持つと結構重く感じます。Awaza LDRチェアは頻繁に場所を変えるのには適していません。ただ、脚裏にフェルトを貼ると少し引き摺っても床をキズつけることなくスムーズに動かすことが可能になります。(ただし、床がフローリングの場合に限ります。)

Awaza LDRチェアの回転機能を強調しましたが、座り心地そのものもとても優れています。Awazaブランドの椅子は"腰の椅子"として開発されていてデザインコンセプトそのものに腰への負担を減らすことが挙げられています。人間の身体はもともと椅子に座るようには出来ていないと思います。人類は何万年もの間、椅子に座るということをしていなかったはずです。そもそも身体がそのように設計されていません。なので、椅子に座るという行為自体が身体に負担が掛かります。その負担を少しでも減らそうと開発されているのがAwazaチェアです。広い座面と広い背がしっかりと腰を支えてくれて安定した座りを実現させてくれます。Awaza LDチェアやLDR(回転椅子)に深くしっかりと腰を掛ければ後はやさしく腰を支えてくれるので長時間座っていても疲れにくいと思います。長時間座る必要があるが、腰が痛くなるという方にはぜひ試してもらいたい椅子です。長時間の試座はしにくいですが、1度腰掛けてもらえば腰への負担が軽減されるそうだという感じは感じてもらえるはずです。

瑞木@相模湖


納品方法と送料について【No.1953】

今日は家具製作の最後の工程ともいえる納品について書いていこうと思います。納品はお客様宅へ家具を搬入して、ご希望の場所に設置することとなります。ソリウッドのメイン商品の1つである無垢材テーブルは天板と脚を取り外すことができる設計になっています。現在では、脚にボルトを通すことが出来る穴が6つ空いている金属製のプレートを取付け、天板の裏側にその金属製プレートが納まるように溝を設けています。溝の内側にはボルトの受けとなるメスのネジを埋め込んであります。その溝に金属製プレートを置き、ボルトを締めることで天板と脚を固定します。テーブルの場合、天板と脚を固定したままだと、納品の際に搬入することが難しくなります。玄関のドアからそのままリビングなどへ運ぶことは出来ないことはないと思いますが、例えばマンションの一室に納品する場合はエレベーターに載せることが必要になります。また、宅内の階段を使って2階、3階へと運ぶ必要も出てきます。このような場合は、天板と脚を固定したままだと運び入れることが出来ないケースがほとんどです。従って、多くの方のもとへテーブルを届くためには簡単に天板と脚を固定したり、外したりすることが必須になっています。先述した方法であれば、テーブルを製作した者でなくても簡単に組み立てることが可能になります。


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現在では、基本的にソリウッドとは別の宅配会社のサービスを使って納品させて頂いています。宅配会社のスタッフ2名で伺い、お客様宅内にテーブル天板と脚を別々に運び入れ、設置場所で組み立てます。組立ての際は、床に緩衝材を置き、そこに天板の裏を上にして置き、脚を溝においてボルトで固定します。天板と脚が固定された状態で、持ち上げひっくり返して組み立ては完成になります。宅配会社を利用するため、大きなサイズのテーブルをご検討されている場合、ご注文前に搬入経路を確認させて頂く場合があります。場合によっては製作をお断りすることや別途送料を見積りさせて頂くことがあります。


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これまでテーブルの送料について、大々的には明示してきていませんでしたが、通常のルートで搬入が可能なもので、納品場所が関東地方(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県)であれば搬入・設置料を含めた送料はサービス(無料)とさせて頂いています。もちろん、その他の地域にもお届けすることは可能ですが、その場合送料を別途頂くカタチになります。例えば、九州地方に送る場合は5400円(消費税込み)、近畿地方に送る場合は2160円(消費税込み)となります。その他の地域につきましてはスタッフまでお問い合わせください。


椅子の納品につきましては、原則的に宅配便(玄関渡し)で送付させて頂きます。椅子は2脚もしくは1脚を段ボールに入れた状態で送付致します。椅子は完成型でのお届けになりますので、届いたら段ボールからとりだせば、すぐにお使い頂けます。床がフローリングの場合は脚の裏にフェルトを貼ることで床に傷つけることなくご使用頂くことが出来ます。フェルトについては無料で同梱させて頂きます。フェルトはシール式になっていますので、設置する際に台紙からはがしてそのまま脚の裏にはりつけてください。これまで送料についてはソリウッドが負担するカタチで無料とさせて頂いておりました。最近は宅配会社のサービスの値上げもあり2017年7月1日以降にご注文頂くものから1脚1080円の送料を頂くことさせて頂きます。また、ISU-WORKSのMAYチェアとSWINGチェアにつきましては1脚2160円とさせて頂きます。


賢木@吉祥寺

耳つきテーブルとストレートカットテーブルの違いって何?【No.1952】

ソリウッドで製作・販売しているテーブルには、耳つきテーブルとストレートカットテーブルがあります。ストレートカットテーブルは皆さんがテーブルと言ったらイメージするであろう長方形の天板を持つテーブルです。4辺全てを直線にカットしてあります。長方形だけでなく正方形のテーブルを製作することは可能です。これに対して耳つきテーブルは、樹皮がついていた部分を残して製作するテーブルです。短辺は直線にカットしますが、長辺は自然が創り出したラインに従って仕上げてあります。直線ではないのでエッジが柔らかい印象になります。また、耳がついている事でより自然なワイルド感を醸し出されています。

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こちらがストレートカットテーブル。

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こちらが耳つきテーブル。

上の2枚の写真はどちもチェリー材のテーブルです。上がストレートカットテーブル、下が耳つきテーブルです。ストレートカットテーブルの方がエッジがシャープなので、キリッとした印象に仕上がります。耳つきテーブルの方がマイルドな印象です。ストレートカットテーブルの方は天板の厚みが30mm、耳つきテーブルの方は40mmになっています。天板厚に少し違いがあるので、耳つきテーブルの方がドッシリしているように感じるかもしれません。

チェリー材の場合、ストレートカットテーブルなら天板の厚みが30mmと40mmの2種類から選ぶことができます。テーブルの機能としては30mmあれば問題ありません。30mmと40mmで違うのは見た目と価格です。30mmだと少し薄く感じる方もいらっしゃると思います。40mmの方がしっかりとした丈夫なテーブルに見えます。10mm(1cmの違いですが、見た目は結構違って見えます。) 耳つきテーブルの場合は、使用する板によって厚みが異なります。おおよそ40mm~45mm程度に仕上がることが多いです。耳つきテーブルに使用する板は厚めに製材されることが多いので若干厚めになります。少し前までは天板厚50mm、60mmといったテーブルもありましたが、最近は厚くて重いテーブルは敬遠される方が多いので40mm~45mmが主流になりました。

耳つきテーブルとストレートカットテーブルでは形、厚みの他にもう1点違いがあります。それははぎ枚数です。ソリウッドで製作しているテーブルの多くは複数の板を幅方向ではぎ合わせています。はぎ合わせとは、複数の板を接着剤でつなげて幅を拡げることです。1枚の板で天板を製作するテーブルを1枚板テーブルと呼んでいます。1枚板テーブルを製作するためには幅が800mm以上ある板がなければいけません。でもこれだけの幅がある木はとても貴重で価格も当然高くなってしまいます。幅が狭い板をはぎ合わせてテーブル天板を作れば価格を抑えることができます。一般的に板の価格は幅の広さで決まります。幅が広い板は高く、幅が狭くなると価格は下がります。

ソリウッドで製作している耳つきテーブルは2枚はぎ天板が多いです。幅が400mmから450mm程度の板を2枚はぎ合わせて天板にしています。時々4枚、5枚はぎの耳つきテーブル天板も製作しています。ストレートカットテーブルの場合は5~8枚はぎくらいになるケースが多いです。ストレートカットテーブルには流通量の多い耳裁ち材を使用します。これらの板は幅がおおよそ100mm~200mm程度です。なのでテーブル天板にするには5枚から8枚ほどの枚数が必要になってきます。はぎ枚数は樹種によっても少し違ってきます。

はぎ枚数によるテーブル性能の違いはありません。2枚はぎと6枚はぎで天板の丈夫さが違うということはありません。同じ樹種であれば丈夫さは一緒です。違いは見た目ですね。2枚はぎだと木目がほぼ左右対称になるブックマッチ形式ではぎ合わせることも可能です。はぎ枚数が少ない方が見た目はスッキリした印象になります。はぎ枚数が多くなればそれだけ木目が複雑になるのでゴチャゴチャした印象になりますが、そっちの方がより自然ぽさを感じます。見た目の問題なので、好みが分かれると思います。

というわけで今日のブログではソリウッドで製作・販売している耳つきテーブルとストレートカットテーブルの違いについてまとめてみました。

瑞木@相模湖

明るい色をしたメープル材、テーブルと椅子の樹種を揃えることも可能です。【No.1951】

ソリウッドでテーブルと椅子を注文して頂いたお客様の多くはテーブルと椅子の樹種を同じにしています。テーブルの樹種によっては椅子が製作されていない樹種もあります。その場合は似たような色をしている樹種の椅子を選択されることが多いです。ソリウッドのストレートカットテーブルの定番樹種は、ウォールナット・チェリー・メープル・ナラ・タモ・クルミの6樹種です。この6樹種のうち、ウォールナット、チェリー、メープル、ナラの4樹種は選択できる椅子の数も多いです。タモとクルミはソリウッドで取り扱っている椅子メーカーでは設定がありません。

タモ材と同系の樹種にホワイトアッシュ材があります。ホワイトアッシュ材は宮崎椅子製作所さんの椅子では選択が可能です。ただし、タモ材とホワイトアッシュ材は見た目は結構違います。タモ材は茶褐色をしていますが、ホワイトアッシュ材はかなり色が白っぽいです。さらに木目も大胆でかなり目立ちます。

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こちらがホワイトアッシュ材のboチェアです。写真だとそんなに違いはありませんが...

白っぽい木材といったらメープル材です。明るい色の木材をお探しの方にはメープル材をオススメすることが多いです。メープル材は北米産の木材で日本にもそれなりの量が輸入されています。北米産の木材と言えばウォールナット材やチェリー材が有名ですが、メープル材も根強い人気がある樹種です。ソリウッドでもコンスタントに注文がある樹種です。安定して供給されている木材なので、椅子メーカーでの取り扱いも多くあります。

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こちらはISU-WORKSのメープル材HUGチェアです。ISU-WORKSブランドの椅子はGシリーズ、Nシリーズ、Aシリーズがありますが、Gシリーズの椅子ではメープル材を選択することができます。メープル材は白っぽい色をしている材です。白っぽい色をしている木材は珍しいです。メープル材は見た目は穏やかで、軽くて柔らかそうなイメージがします。でも、実際はやや重たくて硬い木です。丈夫な木なのでキズを付きにくく長持ちする樹種です。メープル材は手触り感もスベスベしていてとても気持ち良いです。

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こちらは宮崎椅子製作所さんのメープル材PePeチェアです。座面ファブリックはTweedネイビーという布生地です。メープル材はどんな座面ファブリックでも合いそうです。明るめの色を選択すれば北欧系家具のイメージにすることも可能です。PePeチェアは宮崎椅子製作所の椅子の中でも人気No.1の椅子です。全国の販売店で2万脚以上が販売されているロングセラー椅子です。ソリウッドでは昨年の10月末からの取り扱いですが、お客様からの注文をすでに多く頂いています。ゆったりと座ることができるサイズ感です。肘掛けも前方まで伸びているのでいろいろな座り方ができそうです。

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ISU-WORKSのMEGチェアです。グレーの生地との相性もグッドですね。

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ミラノシリーズという生地です。爽やかな印象がする布生地です。暑い時期でも快適に座ることができそうです。新に導入された布生地ですが、すでに選択される方が結構いらっしゃいます。

メープル材は他の樹種とは違った色味をしています。木目もそんなに目立たないので野暮ったい印象がありませんね。洗練された印象のダイニング空間を演出することが可能です。Appleストアにもメープル材が多く使われていますよね。いかにも木という印象がないのが特徴のひとつです。ダンニングテーブルと椅子とメープル材で合わせていかがでしょうか?

瑞木@相模湖

チェリー材をオススメする理由【No.1950】

チェリー材の人気が上昇している感じがあります。私自身もオススメの樹種は何ですか?と聞かれたら「個人的に好きなのはメープル材ですが、無垢材の魅力が詰まっている樹種であればチェリー材です」と答えることが多いです。ここでチェリー材と表記しているのはアメリカンブラックチェリー材を指しています。ソリウッドでは単にチェリー材ということが多いです。チェリー材は無垢材の中でも比較的流通されている材の量が多く、様々な家具メーカーや家具工房が使っています。さらに加工性もよく扱いやすい材料ともいえます。多くの家具メーカーが使用している材はそれだけテーブルと椅子などのコーディネートがしやすいということになります。例えばソリウッドで扱いのある椅子3つの椅子ブランドの椅子のうち、ほとんどの椅子がチェリー材で製作が出来ます。このような樹種は他にウォールナット材とナラ材ぐらいしかありません。もちろん、この3つの椅子ブランドだけでなく他の無垢材で椅子を製作しているメーカーでもチェリー材をラインナップしているところも多いです。


オススメできるもう1つの理由はチェリー材が持っている特徴にあると考えています。チェリー材の最大の特徴であり、最大の魅力といえるのが、経年変化による色味の変化です。削ったばかりのチェリー材は淡いピンク色といえる色味をしています。ところが時間が経つにつれ徐々に色が濃くなってきます。淡いピンク色がオレンジがかった茶褐色に変化していきます。おおよど半年ぐらい経つとパッとみて色が変わったなと感じることが出来る変化が現れます。その後は色の変化のスピードは遅くなりますが、使い込んできたような深みが材自体に出てきます。これを着色で表現することはかなり難しくなります。まさに自然素材のもつ魅力的な特徴になります。チェリー材の経年変化は以前に弊社工房スタッフである瑞木@相模湖が熟成感が半端ないと表現しましたが、まさにその通りだと思います。


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上の写真は、届いたばかりのチェリー材の画像です。そして下の画像が約1年経ったのちの同じ椅子です。


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ここまで色の変化が激しいのは無垢材のなかでも珍しいです。


また、チェリー材の木目は穏やかであまり木目が目立ちません。もちろん、よくみると木目がありますが、環孔材であるタモ材やナラ材といって樹種や同じ散孔材であるウォールナット材なんかと比べると随分とおとなしく見えます。


最後にコーディネートの観点でも比較的合わせやすいという点もオススメの理由です。明るい色味のフローリングとあわせると程よいコントラストがつき、温かみのあるコーディネートになります。また、ウォールナットやチークのように濃い色味の床でもいけます。濃い床に濃い色味のテーブルを合わせると色が濃すぎて暗くなってしまう懸念があります。実際、お客様と話をしていても暗くなりすぎることを避けたいという方がわりといらっしゃいます。そんな時はワントーン明るいチェリー材がオススメです。


現在、ソリウッドの吉祥寺ショップに展示があるチェリー材のテーブルは、ストレートカットタイプのテーブルで、W1500×D850のものになります。今現在で製作してから4年強が経っています。出来たばかりと比べるとやはり色は濃くなっています。経年変化後のテーブルの様子がわかって頂けると思います。また、耳つきテーブル用の天板も2セット展示があります。1つは2枚の板から製作する2枚はぎ天板になるもの、もう1つは、同じ丸太から採れた4枚の板を接ぎ合わせてつくる4枚はぎのものです。耳つきであってもストレートカットテーブル同様、経年変化が起こります。ひとつ違う点は耳つきの板の場合、樹皮に近い白太とよばれる数センチ幅の部分が他の部分に比べ色が薄い点です。この白太の部分は経年で色が激しく変化はしません。ですので、出来た当初も他の部分と色の差がありますが、時が経つとその違いがより鮮明になります。


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賢木@吉祥寺