家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

無垢家具の最近のブログ記事

ウォールナット材、チェリー材、人気樹種の耳つきテーブル。【No.2127】

明日10日は【無垢材テーブル選び方講座】の開催日です。14:00からソリウッド吉祥寺ショップで開催します。時間までにお越しいただければどなたでも参加できます。事前に連絡をいただければお席を確保します。ですが、飛び入りの参加も大歓迎です。無垢材テーブルが欲しいと考えている方、検討中だけど樹種や塗装などをどうすれば良いか悩んでいる方、新居購入でインテリアをどうするか検討中の方などを対象に無垢材テーブルを選ぶ際にどのような観点で選べば良いかをアドバイスさせていただきます。樹種や塗装方法などこれが一番良いというものはありません。お客様のライフスタイルや価値観によって最適なテーブルは異なります。なので、お客様のライフスタイルや価値観などにピッタリと当てはまるテーブルを選択できるように話をさせていただきます。講座終了後に個別に相談に応じることも可能です。皆様のご参加をお待ちしています。

171128_kouza_Dec_640.jpg

ソリウッドで販売している椅子は国内生産をしている3メーカーの椅子です。それぞれのメーカーで選べる樹種が異なりますが、共通して選べる樹種は3種類あります。ウォールナット材とチェリー材とナラ材です。この3樹種は木材としての流通量が多く無垢材を扱っているメーカーであるならば使っていることが多い樹種です。2017年に受注した椅子でどの樹種が多かったかを集計したブログを書きましたが、一番受注件数が多かったのはウォールナット材でした。

2017年、受注件数の多かった椅子の樹種はこれだ! その1。【No.2122】
2017年、受注件数の多かった椅子の樹種はこれだ! その2。【No.2123】

ウォールナット材を使用したテーブルは耳つきテーブルとストレートカットテーブルがあります。ウォールナット材テーブルの概要についてまとめたブログエントリーもありますので、気になる方はこちらも御覧ください。
ウォールナット材の無垢テーブル。【No.2073】

現在ウォールナット材を使用した耳つき2枚はぎテーブル用板の在庫があります。吉祥寺ショップに何セットが展示してあります。大きいテーブルをお探しの方にオススメのなのがW96テーブルです。

171209_1.jpg
W1900mmと長く取ることが可能な板です。常時6人掛けをするご家庭ではW1900mmはあった方が良いです。使用する椅子や脚の位置にもよりますが、W1900mmあれば少し余裕を持って片側に椅子3脚を並べることができます。ウォールナット材は人気材のため近年は価格が高騰しています。そのため仕入れるのも一苦労でなかなか良材をで仕入れることができません。そんな中で長めに取れる板で節もない綺麗な板なのがW96テーブルです。この板でウォールナット材の4本脚つきで¥316,440-(消費税8%込み・関東への送料込み)となっています。他の材に比べるとウォールナット材のテーブルは価格が高くなっています。これはウォールナット材の価格が他の材に比べると高いためです。ウォールナット材でこの大きさで30万円ちょっとはかなりリーズナブルな価格設定だと思います。

チェリー材も人気がある樹種です。特にソリウッドではウォールナット材と並んで人気の高い樹種です。2017年に受注した椅子ではウォールナット材についで2番目でしたが、その差はわすが1件でした。チェリー材のテーブルに関してまとめたブログエントリーもありますので興味がある方はぜひ御覧ください。
チェリー材の無垢テーブル。【No.2080】

171209_2.jpg
現在吉祥寺ショップには現品販売のチェリー材の耳つきテーブルがあります。W1500×D860-900mmと使いやすい大きさのテーブルです。チェリー材の80mm角の4本脚がついて¥195,480-(消費税8%込み・関東への送料無料)と大変お買い得になっています。ぜひご検討ください。

瑞木@相模湖

ちょっと変わった樹種の耳つきテーブル【No.2125】

ソリウッドでは木の樹皮のカタチをそのまま残した耳つきテーブルの製作に力を入れています。これらの耳つきテーブルの材料となる木の板、工房スタッフが材木市場で直接仕入れています。材木市場で販売されている板のほとんどは伐採されたばかりのもので、家具に使うには乾燥が足りません。そこで、ソリウッドでは買い付けた板を工房に持ち帰り、しばらく置いておきます。外に置いておくだけで乾燥は進みますが、これだけでは十分ではありません。さらに乾燥させるには、人工乾燥といって庫内を暖かくして乾燥を促進させる人工乾燥庫にいれる必要があります。人工乾燥のやり方は様々ありませんが、ソリウッドでは数年前から低温で乾燥させる乾燥機を特別に作りそこで含水率が10%を割るぐらいまで乾燥をさせています。この手間を省いてしまうと、製品後に狂いが出たりといったことがありますので、じっくりと時間をかけて乾燥させることが重要です。樹種によって、乾燥の進み具合が違ったり、反ったりする率なども違うので、どのタイミングでどれだけ乾燥させるかの判断も必要になってきます。自社で乾燥させることでこうしたちょっとした違いなどにも柔軟に対応出来るメリットがあります。また、外部の材木店を遠さないので中間マージンの削減にもつながり、お求めやすいテーブル価格の実現にもつながっています。


こうして乾燥をさせた材を、どの大きさでどう配置させるかの木取りを行い、荒削りをします。荒削りをすると木目がどんな感じなのかを見ることが出来ます。こうして荒削りをした板を吉祥寺ショップで耳つきテーブル用の板として立て掛けて展示をします。


耳つきテーブルを製作する樹種は様々で、仕入れの段階では特に樹種を決めているわけではありません。最近の傾向としては、お客様からの引き合いも多くあるウォールナット材やチェリー材といった輸入材と工房スタッフがこれだと思った日本にも生育している樹種などを中心に買い付けています。反対に、最近ではアフリカから入ってくる材はほとんど買っていません。年間で大体10〜15樹種ぐらいの樹種で耳つきテーブルを製作している年が多いです。中にはタブノキといった数年に1回ぐらいしかお目にかからない樹種もあります。今日はタブノキほどではないけど、常に在庫があるわけでもないちょっと変わった樹種の耳つきテーブルを紹介します。


D91ミズメ材2枚はぎ耳つきテーブル

20171207 1

ミズメ材は一般的には知名度がありませんが、材木、家具業界では良く知られていてある程度の人気がある木です。分類的にはカバノキ科に属している落葉広葉樹です。カバノキ科の多くは○○カバといった名称がつけられていることが多いです。ですがこのミズメについてはカバという文字はついていません。ミズメはミズメザクラと呼ばれることがあります。ミズメザクラといっても桜とは違う木で、流通の過程でそう呼ばれているほうがメリットがあるためそうそうなっている面があります。色味は外側が白褐色をしていて、中央部分は淡い赤茶色になっています。D91テーブルも外側が白っぽく、中心部分は赤味のある材を利用しています。幅をだすために中央部分にも白い部分が少し出ていますので、全体的には白→赤→白→赤といった大味なストライプになります。


下の写真はD91と同じ丸太から採れた別の板2枚を使って製作した耳つきテーブルです。


20171207 2

仕上がりの色味は白い部分、赤い部分、それぞれこんな感じになると思って頂ければと思います。サイズ的には最大でW1500×D850程度のサイズになります。このサイズの天板に4本脚がついて価格は¥221,400(税込み)となります。他のテーブルと同様に関東エリアへの配達は送料が無料になります。それ以外の地域でもお届けは可能で送料が1,000〜5,000円ほど追加となります(ただし、沖縄県、島部への配達は除く)。


賢木@吉祥寺

まだ年内納品が可能なテーブルあります【No.2124】

あっという間に12月に入り、今年もあとわずかになりました。毎年思うことですが、時間が過ぎるのはあっと言う間です。ソリウッドではご注文を受けて製作することが多いのですが、今年は新たな試みとして吉祥寺ショップで既に完成した耳つきテーブルを現品販売するテーブルを積極的に製作しました。12月6日現在で4つのテーブルがこの現品販売の耳つきテーブルとして販売しています。これらテーブルは、ご注文があった際にはすぐに検品して1週間以内に発送することが出来ます。従って、まだ今年中の納品が可能になります。新しいテーブルを探していて年を越す前になんとかしたいといった方、ぜひご検討頂ければと思います。今日のブログではこの現品販売の耳つきテーブルの特徴と個々の商品について紹介します。


まずは現品販売する耳つきテーブルの特徴をみていきます。


仕上がりお木目が確認出来る

これまでの耳つきテーブルの製作はオーダー製作がほとんどであったため、仕上がった状態を確認頂いてから購入を判断するといったことが出来ません。ある程度、削った状態の板を吉祥寺のショップで見て頂くか、相模湖工房にある板の写真を撮影し、それを見てご注文頂くケースがほとんどだからです。これらのケースでも出来るだけ、仕上がりの状態がわかるよう、板を濡らして想定される色味の確認をしたりと仕上がった状態をイメージしやすい工夫をしてきました。ですが、現品販売の耳つきテーブルは、すでに完成していますので、木目や色味は実物を見て頂くことができます。ですので、イメージと違ったといったことは起こりません。これが現品販売の最大のメリットだと考えています。


常にセール状態のお買い得のお値段!

現品販売の耳つきテーブルは、サイズ、仕上げ、脚のデザインなど仕様はすでに決まっており変更は承っていません。そこはデメリットではあるのですが、その分、価格はお買い得感のある価格設定にしています。製品によって違いはありますが、同じ物をオーダーで製作した場合の価格に比べおおよそ2割程度、安い設定にしています。ですので、常にSALE状態といった感じになります。もちろん、同じ物は1台しかないので、早いもの勝ちにはなりますが、サイズなどがご希望のものと合致すれば、お買い得だと思います。


C108テーブル チェリー材5枚はぎテーブル

20171206 1

北米産のブラックチェリー材の耳つきテーブルです。5枚の板を使用していますが、全て同じ丸太から採れた板を使っています。そのため、板の色味の統一感がありますので、5枚はぎという多数の板を使用している感があまりありません。テーブルのサイズはW1500の4人掛けになりますが、特徴としては天板の厚みが挙げられます。こちらのテーブルは天板厚が45mmあります。耳のないストレートカットテーブルでは、ソリウッドの場合厚くても天板厚は40mmになりますが、それを上回る厚みがこのテーブル天板にはあります。45mmの厚みがあるとかなりどっしりとした印象になり、存在感も抜群です。価格も20万を割るチェリー材の耳つきテーブルとしては破格ともいえる価格です。


D111 クリ材の耳つきテーブル

20171206 2

これもオススメの1台です。クリ材は木目もはっきりしていて、色味も明るいほうの材になるので印象としてはナチュラルな印象です。こちらの板もそういった印象ですが、木目の出方から力強いパワーのようなものを感じます。クリ材は耳周辺部分と材の中心部分での色の違いがほとんどないので、耳つきテーブルにした場合でもワントーンの色味になるので、天板には統一感がでます。サイズはW1650と余裕のある4人掛けサイズです。同じクリ材で斜めテーパー4本脚を作っています。クリ材の場合、脚に適した材がないことも多く脚をナラ材で製作することがほとんどですが、こちらのテーブルに限っては脚もクリ材です。こちらのテーブルの価格は¥186,840となります。


この2台の他に、ブナ材とクルミ材の耳つきテーブルも吉祥寺ショップで展示しています。これらは岐阜県飛騨市産の国産広葉樹を使ったテーブルになります。いずれも味わい深い良い天板に仕上がっていますので,多くの方に見て頂きたいと思っています。


賢木@吉祥寺

2017年、受注件数の多かった椅子の樹種はこれだ! その2。【No.2123】

昨日のブログでは2017年に受注を受けた椅子の中でどの樹種が多かったかを書きました。今日はその続きです。2017年に受注した椅子の中で一番多かった樹種はウォールナット材でした。二番目に多かったのがチェリー材。ですか、その差はわずか1件。もしかしたら集計漏れがあるかもしれないので同率が逆転している可能性もゼロではありません。ほとんど差はないですね。ただし、椅子の受注数はウォールナット材が確実に一番多いです。ウォールナット材の椅子はまとめた脚数の注文が2件あったので。

171205_1.jpg
受注件数が2番目に多かったのはチェリー材の椅子です。こちらは納品時に撮影したチェリー材のMAYチェアです。チェリー材は完成当初はこのようなオレンジ色をしています。でも、時間が経つにつれて色がどんどんと濃くなります。最終的には艶のある濃い茶色になります。木は経年によって色が変化します。でも、変化の仕方は木によって違います。明るい色をした木は時間が経つと黄色っぽくなります。でもだんだんと変化するのてそれほど変化した感はないかと思います。でもチェリー材はかなり変化するのが特徴です。

このMAYチェアは私が購入したもので自宅で使用しています。購入してらか1年半が経過した時に撮影したのが下の写真です。撮影条件の違いはありますが、色がかなり濃くなったのが分かると思います。

171205_2.jpg
渋い感じになっていますね。チェリー材の場合は完成当初は結構明るい色で空間に馴染んでいる感じがあまりしませんが、時間が経てば空間に馴染む熟成した感じの色になります。

本体の色が劇的な変化をするのでファブリック選びは少し難しいですが、どんな色にもあうと思います。注文いただいているのは黒っぽい色のファブリックが多いですが、緑や赤系のファブリックを合わせても問題なさそうです。

171205_3.jpg
こちらは宮崎椅子製作所のribチェアです。ピンクっぽい色の布座面と合わせています。

171205_4.jpg
緑、青系のファブリックと合わせるとこんな感じになります。

チェリー材についで注文件数が多かったのがナラ材の椅子です。ナラ材はオーソドックスな色をしていて、どんなインテリアにも合います。広葉樹の無垢材フローリングの場合、オーク材が使われるケースが多いと思います。ナラ材を英語にするとオーク材なので、同じ仲間の木になります。厳密にいうとどの辺に生えていたのかによって違いますが、見た目の感じはほぼ同じです。フローリングがオーク材の場合はナラ材をテーブルや椅子を選べば統一感のあるインテリアになるはずです。

171205_5.jpg
ナラ材のMAGチェアです。ナラ材は近くでよく見ると結構荒々しい木目をしていますが、遠目で見ると落ち着いた雰囲気のある木目に見えます。全体的にあまり主張の強い木ではないので、シンプルなインテリアにマッチしますね。

171205_6.jpg
宮崎椅子製作所のナラ材PePeチェアHOLLY 1 PLAIN-02というグレーの布生地の組み合わせ。

171205_7.jpg
発色の綺麗なグレー色が映えます。ナラ材は色の主張が少ないのでファブリックを目立たせたい方にはうってつけの木材だと思います。ちなみにこのHOLLY 1 PLAINシリーズのファブリックは宮崎椅子製作所の椅子でしか選択できませんが、とても人気のあるファブリックです。楕円ドットが可愛らしいですよね。近くで見ると派手な印象ですが、座面に張って遠くから見ると意外と派手ではなくしっくりくる感じがします。生地に厚みもあって耐久性も悪くなさそうです。

第4位はメープル材です。メープル材を選べる椅子は少し絞られます。メープル材は白っぽい色をしています。経年による色変化でだんだんと黄色っぽく変化します。白からクリーム色への変化といった感じです。

171205_8.jpg
メープル材のMEGチェアです。遠目で見るとナラ材とそれほど違いは感じないかもしれませんが、実際に近くで見ると全然違います。メープル材は導管が狭く、木目がはっきり現れません。なので、ツルッとしています。ナラ材は導管が太くよく見ると導管の断面で凸凹しているのがわかります。なので、メープル材とは見た目も触り心地も違っています。メープル材も色を基調としたインテリアにマッチする木材です。見た目であまり木が主張しない方がいいなと考えている方はメープル材を選択するのが良いかもしれません。見た目もツルッとしていて、木目らいし木目がはっきりとは現れず、ぼやったしたマイルドな木目になります。

以上、2017年に受注した椅子の樹種を受注件数が多い順に紹介しました。

瑞木@相模湖


2017年、受注件数の多かった椅子の樹種はこれだ! その1。【No.2122】

2017年も残す所わずかとなり、2017年を振り返ってみようなんて企画がぼちぼちありますね。このブログでも『2017年で注文件数の多かった椅子。【No.2112】』と『2017年で注文件数の多かった椅子 その2。【No.2113】』と2回に渡って2017年に注文を受けた椅子の中で注文件数が多かった椅子を紹介しました。今日のブログでは、椅子の注文の中で多かった樹種についてまとめてみました。

ソリウッドで取り扱っている椅子のメーカーは3社。それぞれのメーカーで選択することができる樹種は決まっています。一番多いのが宮崎椅子製作所の椅子。ブナ、ホワイトアッシュ、メープル、レッドオーク、ケヤキ、チェリー、ナラ、ウォールナットの8樹種が用意されています。(椅子によっては選べる樹種が限られている場合もあります。) ISU-WORKSの椅子は、ウォールナット、チェリー、ナラ、メープルから選べます。(メープル材が選択できない椅子もあります。) Awazaチェアは、ウォールナット、ナラ、チェリー(AwazaMA01チェアはチェリー材選択できません。)から選択可能です。こうしてみてみると各社用意しているのはウォールナット材とナラ材とチェリー材となります。この3樹種は需要が多く、他のメーカーでも多く使われているのでコーディネートがしやすいと思います。ソリウッドでもウォールナット材、ナラ材、チェリー材はどれもテーブルや棚を製作することができる樹種になります。

で気になる2017年に注文件数が一番多かった椅子の樹種は何かと言うと、ウォールナット材でした。ですが、2番目のチェリー材との差はわずかに1件です。まだ12月何週間か営業日が残っているので逆転してしまう可能性もあります。とりあえず今日の時点ではウォールナット材の椅子の受注件数が一番でした。受注脚数になるとウォールナット材の方がちょっと多くなると思います。ウォールナット材の椅子をまとめて注文を受けた案件がありますので...

171204_1.jpg
ISU-WORKSのRINチェアです。ウォールナット材は黒の座面ファブリックとの相性がいいですね。ウォールナット材と黒の革やレザー(人工皮革)は他の椅子でもよく注文を受ける組み合わせです。ウォールナット材は暗めの色をしているので、インテリアも暗めの感じにしている人が多いかと思います。ウォールナット材のテーブルや椅子を購入した方は他の家具もウォールナット材合わせる方が多いです。

ただ、ウォールナット材のテーブルに同じくウォールナット材の椅子で暗めのファブリックを張ったものを合わせるとダイニングが暗くなるのがちょっと嫌という方は、ファブリックを明るめにするのも一つの手だと思います。

171204_2.jpg
こちらは宮崎椅子製作所のロングセラー椅子、PePeチェアにピンク色の布ファブリックを合わせた例です。こんな感じで明るめの色のファブリックにすれば暗くなりすぎるというのは解消できるのではないかと思います。

171204_3.jpg
真っ赤なファブリックを合わせると可愛らしい感じになります。こちらはAwazaMA01チェアです。コンパクトな設計になっている椅子です。赤い座面にするとウォールナット材であっても少し可愛らしい感じが出ます。シックよりはポップなテイストが好きな人にもオススメできる組み合わせですね。

わずか1件の差で2位に甘んじたチェリー材。ソリウッドではチェリー材の受注件数は多めです。色々な話を総合すると他の家具屋さんではウォールナット材の方が人気が高いみたいです。しかし、ソリウッドではウォールナット材と同等かそれ以上の人気があるのがチェリー材です。

171204_4.jpg
チェリー材のTACチェアです。座面もチェリー材のタイプです。チェリー材は経年による変化で色がだんだんと濃くなっていきます。写真はまだ色が浅い段階のものでオレンジ色をしていますが、時間が経つにつれて濃い茶色へと変化していきます。最終的には艶のある焦げ茶色っぽくなります。

長くなりそうなので、この続きはまた明日書くことにします。

瑞木@相模湖

乾燥済みの耳つきテーブル用板【No.2121】

ソリウッドの吉祥寺ショップでは、耳つきテーブルが製作できる板を展示しています。この中で気にいった板があった場合、オーダーでテーブルを製作します。これらの板の大半は、相模湖工房の仕入れ担当スタッフが材木市場で直接仕入れてきた板を相模湖工房にあるオリジナルの乾燥庫でじっくりと乾燥をさせてたものになります。乾燥は無垢材家具を製作する上では欠かすことの出来ない工程で、乾燥が不十分だと後々の不具合の原因になってしまいます。その重要な工程である乾燥を自社で取り組むことにより、より木の性質を知ることができ、より良い家具作りができると考えています。また、乾燥まで自社で行うことでコストを削減することも出来ます。


さて、現在吉祥寺ショップには9セットの耳つきテーブルが製作できる板を立て替えて展示しています。これらはソリウッドのウェブサイトにも情報が掲載されているので、ご興味のある方は是非ご覧頂きたいと思います。


これ以外にも相模湖工房で乾燥が終わり、木取りの準備をしている板がいくつかあります。今日は先行して2セットの天板を紹介します。


4人掛けテーブルが製作できるトチの2枚はぎ

170924 tochi 1

同じ丸太の隣あっていた板をパタンと広げたような感じになるブックマッチの2枚はぎです。少し薄いですが赤い線が入っているところでカットして1500程度の4人掛けテーブルにすることが出来ます。トチ材は国産の木で、板の中心部分が赤茶色に色がついていて、外側の部分は黄色味がかった乳白色をしています。板によっては赤身のない板もあり、価格的にはそちらの方が値が高くつく傾向にあります。ですが、トチといえばこの写真の板のように、赤味がかった部分と白い部分にわかれているのが一般的だと思います。上の写真の板には薄く赤い線が見えると思います。この線にそって材をカットして接ぎ合わせるということ表しています。外側の耳の部分にはそれぞれ1箇所コブのような出っ張りがあります。上の写真のように木取りを行うとこのコブのような部分が残り、それがデザイン的なアクセントになります。最終的な価格付けはこれからになりますが4本脚込みで25万円程度になる予定です。


20171203 2

こちらは以前製作納品したトチ材の2枚はぎテーブルですが、上の板で製作した場合もこのような色の違いがはっきりが出た天板になるのではないかと思っています。


チェリー材の2枚はぎブックマッチ

20171203 3

次に紹介するのは、チェリー材の2枚はぎテーブルが製作できる板です。こちらも同じ丸太から採れた板で左右対称に近い木目がでるブックマッチ天板です。写真の黒い線でカットして2枚を接ぎ合わせる予定です。サイズ的にはW1800×D850程度になります。W1800をとると端に小さめの節がはいります。節の部分で隙間が出来ている部分はウレタン樹脂で埋めるので平滑に仕上がります。写真の右の板は少し汚れで黒くみえますがこの汚れは削ってしまえば落ちます。吉祥寺ショップへ持っていく際には表面を少し削りもう少し木目が見える状態にします。


チェリー材は北米産の散孔材で、赤味の強い茶褐色になります。木目もそこまで目立つほうではなく、オイルで仕上げるとしっとりスベスベな肌触りになります。ここ最近ではウォールナット材とならぶ人気があります。今のところ、ウォールナットほど価格が高騰しておらず安定はしています。こちらの板でテーブルを製作するとなると、価格は28万円程度になります。


今日取りあげたトチとチェリーの天板につける脚はソリウッドの定番の4本脚もしくは2本脚を選択頂けます。2本脚の場合は25000円ほどプラスになりますが、製作は可能です。2セットの天板はいずれは吉祥寺ショップに持ってくる予定です。それまでは店頭で写真をお見せしてご説明することは可能です。吉祥寺ショップへの入荷見込みがたちましたら改めてお知らせ致します。


賢木@吉祥寺

オイルは塗ってすぐに拭き取るのが基本的な塗り方です。【No.2120】

塗りかえや修理などの際にお客様に使ってもらっている代替え用のテーブルのメンテナンスをしました。すでにこのメンテナンスの話題を2回にわたって書いていますが、今日は第3弾です

オイル仕上げのテーブルメンテナンスをしてみました。【No.2115】
テーブル天板を綺麗にするメンテナンスの鍵はサンドペーパーの掛け方。【No.2116】

ご自宅でできるメンテナンスには限度があります。道具や設備の関係で完璧なメンテナンスや修理をするのは無理ですよね。でも、手間もそれほどかけずにオイル仕上げのテーブルを綺麗、そして長持ちするようにすることは可能です。ちょっとしたコツがわかれば難しい作業ではないですので、ぜひオイル仕上げのテーブルを持っている方はメンテナンスをしてみてください。12月末には大掃除をする方も多いですよね。その機会にテーブルメンテナンスをするのも良いですね。毎年恒例イベントにしてしまえば継続も楽になります。1年でついたシミや汚れを落として清々しい気持ちで新年を迎えられそうですね。

オイル仕上げのテーブルを使用する上で注意するのはオイル成分を抜けている状態で使用しないことです。オイル成分が抜けている時はシミや汚れがつきやすくなってしまいます。水拭きの回数が頻繁にあるとオイル成分が抜けてしまいます。普段はから拭きか硬く絞った布巾での拭くようにしてください。水拭きの回数が多いとオイル成分が抜けるのが早くなるのでその分、オイルを塗る回数は増やした方がいいです。一概にこのくらいとは言いにくいですが、艶がなくなって色がグレーっぽくなっていたらオイル成分が抜けている状態です。上からオイルを塗って拭き取るだけでも効果はあります。ただし、すでについているシミや汚れはそのままです。シミや汚れを消すためにはサンドペーパーでサンディングする必要があります。サンディングに関しては第2弾のテーブル天板を綺麗にするメンテナンスの鍵はサンドペーパーの掛け方。【No.2116】をご覧ください。

今日はオイルを塗る手順についてです。家具用のオイルを塗るのがベストですが、食用のオイルでも代用可能です。食用オイルを使用する場合は必ず乾性油を使用してください。油には乾性と不乾性の2種類があります。要するに乾く油と乾かない油があるわけです。一般的に食用として広く使われているサラダ油やオリーブオイルは不乾性の油です。なのでテーブルメンテナンスには向いていません。カトラリーや食器に塗る程度ならよく拭き取れば大丈夫ですが、面積の大きいテーブルには使わない方が良いでしょう。食用の油で乾性なのは、エゴマ油や亜麻仁油です。

家具用のオイルは亜麻仁油を主原料にして作られているものが多いです。ソリウッドで使用しているドイツのリボス社のオイルも亜麻仁油を主原料にています。オイル仕上げはオイルを塗ってよく拭き取るのが鉄則です。拭き取りが甘いとそのまま油が固まってしまいベタベタした感じが残ってしまいます。なので綺麗に拭き取ることが重要です。

1712012_1.jpg
オイルをウエスにつけるか、テーブルの上にオイルを垂らすかして、オイルをテーブル表面全体に塗っていきます。刷毛を使っても平気ですが、ウエスの方が準備が楽ですね。使い古しのTシャツなどでも平気です。木目に沿ってウエスを動かして塗り残しがないようにテーブル表面全体にオイルが行き渡るように塗ります。

1712012_2.jpg
塗る量に特に決まりはありません。でも、拭き取ってしまうのであんまりたくさん塗っても無駄になってしまいます。満遍なく全体に行き渡るように塗れていればいいです。オイルを少量したつけないと塗り残しやすくなるので慣れないうちはタッブリとオイルを使った方が良いかもしれません。

満遍なくオイルが塗れたら綺麗なウエスで拭き取ります。余分なオイルは全て拭き取るようにしてください。拭き取ってしまうので塗っている時のムラは気にしなくて大丈夫です。オイルを塗ってしばらく放置しておくとオイルが固まって拭き取りにくくなるので、オイルを塗ったらすぐに拭き取るようにしましょう。オイルをすぐに拭き取っても問題はありませんので。用意できるなら拭き取り用のウエスは多めに用意してください。オイルを拭き取ってオイルがついたウエスで拭き取ろうしても拭き取れないですからね。

1712012_3.jpg
一心不乱にウエスを動かしてオイル拭き取るようにしてください。オイルを塗った直後の写真よりは艶が落ち着いてきているのがわかるはずです。とにかく余分なオイルを残さないように拭き取ってください。

1712012_4.jpg
オイルを拭き取れば、落ち着いた艶になります。

綺麗にオイルを拭き取ればメンテナンスは完了です。オイルが完全に乾くまでは時間が掛かります。メンテナンスをした後は一晩ほど使わずにそのまま乾かして置いてください。

オイル成分がついたウエスの処理には注意が必要です。ウエスに付着したオイルは熱を伴って乾きます。そのためオイルがついたウエスをそのまま放置しておくのは危険です。ウエス内に熱がこもって、最悪出火する可能性もあります。なので、オイルがついたウエスは放置せずに水でジャバジャバに濡らして燃えるゴミとしてお捨てください。

以上、本日はオイル仕上げのテーブルメンテナンスで最後の工程であるオイルを塗る作業について書きました。

瑞木@相模湖

『"つるはし"使ってみた』と『快適な椅子』の2本立て。【No.2119】

今日初めて"つるはし"という道具を使いました。整地する際に使用する道具ですが、今まで特に使う機会もなくよく知りませんでした。が、工房の一角の盛り上がっている部分を平らにしたく、スコップで掘ってみましたが全然掘れず調べてみたら"つるはし"を使うのが良いと書かれていました。で、"つるはし"の写真をネットで検索するとなんだか見たことある道具でした。工房のどこかで見たことあったので探したらありました。でも柄がなかったのでホームセンターへ。最寄りのホームセンターには工房にあった"つるはし"にあう柄が売っていなかったので、少し軽めの"つるはし"と柄を買いました。

171201_4.jpg
これがつるはし。先端が尖っている金属でできています。これを振りかぶって地面に下ろすとズボっと突き刺さり土や石が掘り起こせます。掘り起こしたものをスコップで取り除けば整地することができます。
写真の右側に白い部分があります。ここまでコンクリートになっていてその先には土が盛り上がっていました。そこをつるはしで整地したわけです。わずかなスペースですが、それなりに大変な作業でした。でもこれで工房の空きスペースが有効利用できそうです。

ズボっと地面に突き刺さる感じは結構快感です。石に直接当たると少し痛いですが、うまく石が掘り起こせた時は気持ちいいですね。皆さんも整地をする必要があったら"つるはし"を使ってみてくださいね。

さて前置きが長くなりましたが、今日は金曜日なので椅子の話題を。


ソリウッドで取り扱っている椅子メーカー3社のうちの一つ、いのうえアソシエーツの井上昇さんのツイッターで新作の"Awaza Lounge&Ottomanが新宿パークタワーOZONEのディスプレイに使われている書かれていました。クリスマスやお正月は赤がキーカラーになるので、赤い布が張られたこちらの椅子はピッタリですね。こちらのディスプレイの椅子には座ることはできなそうですが、OZONEの4FのAwazaチェアのショールームには実際に座ることのできる見本品が展示されているので、機会がありましたらぜひ座ってみてください。ソリウッドで取り扱うかどうかはまだ決まっていませんが、椅子としては最高です。先日のIFFTという展示会でこの椅子に座ってみましたが、とても快適でした。大きい椅子なので置くスペースとお値段の問題を無視できませんが、広いスペースとお金に余裕ができたら家に欲しいなと思いました。布貼りと革貼りで若干座り心地が違います。私は布張りの方がしっくりきました。背がミドルバックなので、座る人の身長によっても感じが違ってくるように思います。170cmの私が座ると背の一番上が頭の下を支えてくれる感じになります。少し上を向くようになりますが、とても楽でそのまま寝れますね。シアタールームには最適でしょうね。あとは小規模の映画館とかにあったら何度も通いたくなってしまうかもしれません。自宅への導入は色々と懸念がありハードルが高そうですが、椅子としての座り心地はとてもいいので、ぜひ新宿OZONEで試座してみてください。

Awaza Lounge&Ottomanは手が出ないけど、ダイニングやリビングで使える座り心地の良い椅子をお探しの方はAwaza LDチェアやLDRチェアをぜひ試してみてください。こちらの2脚はソリウッドの吉祥寺ショップに展示品があります。

171201_5.jpg
こちら木の椅子としては珍しい回転機能がある回転椅子です。座面がくるくる回転します。ダイニングで食事をしてクルッと回転してリビングのテレビを観るなんて使い方ができます。回転するので、立ち座りも楽です。そして1番のポイントは"腰の優しい"ということ。広い座面と背で体をしっかりと支えてくれます。硬すぎず柔らかすぎないちょうど良い塩梅で長時間座っても腰が痛くなりにくい設計になっています。2017年にソリウッドで2番目に受注件数が多かった椅子です。ぜひ、一度ソリウッドの吉祥寺ショップで座ってみてください。座るだけ、歓迎です。

瑞木@相模湖

飲食店やカフェにあったらいいなと思う木の椅子【No.2117】

しばらく前のことになりますが、鎌倉にあるスターバックスコーヒーのお店に立ち寄ったのですが、店内にある椅子を見てビックリしました。店内に置いてあるほとんどの椅子がpepeチェアだったのです。pepeチェアは村澤一晃さんデザインの1人掛けの椅子で徳島にある宮崎椅子製作所さんが製作しています。宮崎椅子製作所さんの数ある椅子の中でもベストセラーと言われている椅子で、様々なメディアにも取りあげられているので知名度もあります。ソリウッドでも昨年の10月末からと比較的最近からですが、取扱いをしています。


20171129 4

pepeチェアは丸みを帯びていて可愛らしい印象の椅子ですが、ゆったりと座れて、店番をしていると「座り心地が良い」というコメントも数多く聞かれます。私個人の感想としては、やや硬めの座面は私の好みに合い、体をしっかりと支えてくれる安心感がある椅子ということと、45,000円〜70,000円という日本国内で生産されている木の椅子では安めの価格設定になっているのでよく売れているのがわかるといった2点です。


上の写真にある肘掛けのあるアームチェアと肘掛け部分が斜め下に角度がついているサイドチェアとそれぞれの背にファブリックが張ってあるタイプの4タイプのバリエーションがpepeチェアにあります。


冒頭の鎌倉のスターバックスに話を戻しますが、カフェというくつろぎを求めている場所にはpepeチェアのようなゆったりとしていて座り心地もよい椅子はベストなチョイスだと思います。スターバックスの他の店舗にも行ったことはありますが、pepeチェアを見たことはないので鎌倉のお店の独特のセレクトだと推測されますが、pepeチェアの他にも、1人掛けのソファーには同じ宮崎椅子製作所のペーパーナイフソファが採用されていたので、かなり椅子とソファーにはこだわりをもって採用していることが伺えます。先ほどはpepeチェアが木の椅子としては、安めの価格帯と書きましたが、椅子全体の話でみると45,000円〜とは高い部類に入るはずです。店舗などのコントラクト系の椅子についてはさほど詳しくはないのですが、カフェに使われる椅子のほとんどの椅子はpepeチェアよりも安いと思われるからです。個人的には、座り心地の良い木の椅子がカフェや飲食店などにもっと多く採用されれば良いなと思っています。


そこで今日はソリウッドで扱いのある椅子でカフェや飲食店にオススメの椅子をピックアップします。


HUGチェア(ISU-WORKS)

20171129 1

背が丸くせり出していたるデザインが特徴の木の椅子です。幅もコンパクトで狭いスペースにも置くこと出来ます。前に出てくるような肘掛けはありませんが背の部分に少し肘をかけることは可能ですので、長い時間座っていてもリラックスすることが出来ます。価格は5万円代後半〜になりますが、座る人の満足感が非常に高いものになるでしょう。


YACチェア(ISU-WORKS)

20171129 2

こちらもISU-WORKSの椅子です。今年6月にISU-WORKSにラインナップされたばかりの新作ですが、雰囲気のある椅子です。円形の肘掛けの上に背もたれが乗っている形状をしています。この背がしっかりと体を支えてくれます。また、掃除の際に肘掛けをテーブルの上に載せることも可能でその辺の利便性も高い椅子です。価格帯は6万前半〜とHUGチェアより少し高めになります。


MAYチェア(ISU-WORKS)

20171129 3

こちらは上述した2つの椅子とはタイプの異なる1人掛けのソファーになります。見た目からもわかると思いますが、リラックスして座ることが出来る椅子です。読書にも最適ですし、この椅子に一度座ったたらしばらく立つのがいやになる感じがします。近所のカフェにMAYチェアがあれば、それを目当てに頻繁に通いたくなります。


賢木@吉祥寺

テーブル天板を綺麗にするメンテナンスの鍵はサンドペーパーの掛け方。【No.2116】

昨日のブログで代替え用テーブルのメンテナンスをした話を書きました。今日はその続きです。オイル仕上げのテーブルは使用しているうちにオイル成分が抜けてしまい、カサカサした状態になってしまいます。その状態で使い続けるとシミや汚れが付きやすくなってしまいます。綺麗に保つためには定期的にオイルを足してあげる必要があります。ざっくり言ってしまえば、革製品のメンテナンスに似ています。革製品も専用のクリームなどで油分を補うメンテナンスをしますよね。そのようなイメージを持っていただければ分かりやすいと思います。

まだ昨日のブログを読んでいない方は先にそちらを読んだ方が理解が進むはずですのでぜひどうぞ。

オイル仕上げのテーブルメンテナンスをしてみました。【No.2115】

オイル仕上げのテーブルメンテナンスをオイルを塗ってあげることがメインになります。ただ上からオイルを塗り足すのでもある程度の効果があります。でもそれだけでは付いてしまっているシミやキズが目立たなくなることはありません。オイルを塗る前にサンドペーパーで磨くとある程度のシミやキズは消えるか目立たなくなります。今日はこのサンドペーパーで磨く工程を紹介します。

大前提としてシミやキズが全く消えてなくなるというのは難しいと思ってください。確かに無垢材テーブルはサンディングや鉋掛けをして表面を削ればシミやキズが消えてなくなります。でも深いシミやキズはなかなか消えません。深いシミやキズを完全に消すまでサンディングや鉋掛けをするのには相当な覚悟を決めて行わなければいけません。なので、ご家庭でのメンテナンスでそこまでをやるのは難しいです。技術や道具、作業場所(粉塵まみれになっても平気なスペース)が必要になります。ご家庭でメンテナンスをする際には「キズやシミが目立たなくなればいいね」ぐらいの気持ちで行うことが大切です。

現に今回私が工房で行ったメンテナンスでは化学反応によって出来た黒いシミは消えていません。もちろん消そうと思えば消せますが今回はご家庭で出来るメンテナンスということでそこまでやっていません。

黒いシミを消すには#120程度の粗いサンドペーパーを使わないといけませんがそこの部分だけ掛けると艶や色が変わってしまい逆に目立つなんてことにもなります。完全に消すために手掛けではなくサンダーなどの電動工具を使ってサンディングする必要があります。

171128_2.jpg
お客様からシミを消して欲しいとの依頼があったテーブルです。ここまでハッキリと付いてしまうとお客様の所で作業して消すのは無理なので工房に引き取り作業しました。

粗いサンドペーパーをつけたサンダーで削ってシミを落としました。
171128_3.jpg
サンディングをしてオイルを塗り直した状態がこちらです。黒いシミは完全に消えています。なのでやろうと思えばここまですることも可能ではあります。でも引き取って工房での作業になってしまうので、運賃などを含めると結構な費用が掛かってしまいます。

さて実際のペーパー掛けの手順に入ります。

使用するサンドペーパーは#240と#320。まずは#240で研磨します。コツは満遍なくペーパー掛けをすることでキズやシミが落ちないからといってそこだけをゴシゴシ磨くと色や艶がそこだけ変わってしまうので注意が必要です。サンドペーパーを手に持って磨くのでもいいですが、効率よくサンディングするには少し柔らかいものにつけてした方がいいです。工房では木片にミラマットという梱包材を貼り付けたものを使ってサンディングしています。ホームセンターに行くと手で持って使うサンディングパッドが売られているのでそれを使うのもいいでしょう。

171128_4.jpg
手作りのサンディングパッドにサンドペーパーを貼っている様子です。少し高いですが、サンドペーパーの裏に糊がついているのが売られています。それを使うとサンディングパッドに簡単に貼り付けられます。

171128_5.jpg
サンディングは必ず木目に沿って行ってください。木目に直交する方向にペーパー掛けをするとキズになってしまいます。一度ついたキズはなかなか消すのが大変なので、ペーパー掛けする方向はくれぐれも気をつけてください。上の写真では矢印の方向にサンドペーパーを動かすます。

サンディングをするとすぐにサンドペーパーが目詰まりします。これはテーブル天板上の油汚れが主な原因になります。目詰まりしたペーパーは研磨機能が落ちますので交換します。

171128_6.jpg
楕円状の茶色の膜のようなものがペーパーに付着してしまいます。こうなると研磨できませんのでペーパーを交換します。油よごれがひどい場合はすぐにペーパーが目詰まりするのですぐペーパーを交換することになります。勿体無く感じると思いますが、目詰まりしたペーパーはすぐに交換した方がいいです。

171128_7.jpg
実際にW1500×D850のテーブル天板の表面に使用した#240のサンドペーパーです。この大きさを掛けるのに10枚のペーパーを使いました。目詰まりした状態で使用すると逆にキズになることもありますので注意してください。

#240で全体を研磨したら次に#320のペーパーで同じように全体を研磨します。サンディングの基本は粗い番手から順に細かい番手にするということです。段階を踏んで徐々に細かい番手にしていきます。オイル仕上げの家具の場合は#320まで掛ければ十分です。もし、深いキズを消したいなら粗い#120からはじめて、#180(なくてもいい)→#240→#320とサンディングしていきます。

またまた結構な長さになったので続きはまた今度書くことにします。

瑞木@相模湖