家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

無垢家具の最近のブログ記事

Hakuチェア:個人的レビュー【No.2257】

ソリウッドの吉祥寺ショップでは、国内生産されている3つのブランドの椅子を扱っています。ソリウッドは家具工房ではありますが、椅子については現状ではほとんど製作はしていません。その理由は、工房のキャパシティと設備の問題が一番で、椅子を効率良く生産できる体制にはなっていないということです。反対に得意としているのは、耳つきテーブルをはじめとするダイニングテーブルです。ダイニングテーブルをご検討される方は、椅子も一緒に検討しているケースも大きく、ショップの展示には椅子も必要不可欠です。そのため、ソリウッドのテーブルと合わせても違和感のない椅子をセレクトして扱っています。おかげさまで椅子の種類も増え、椅子のみのご注文を頂くこともあります。


椅子をご検討されている方からよくどの椅子がオススメですか?と聞かれます。椅子の座り心地は人それぞれ感じるところが違います。また、椅子に腰掛ける目的も様々です。従って、万人が座り心地が良く感じ、どんなシチュエーションにも対応できるという椅子はないといっても間違えではないと思います。そこで、オススメするのは、たくさんの椅子に座ってみることです。そうすることで徐々に自分の好みが見えてくるはずです。また、好きな見た目と好きな座り心地が実は違うということもわかってきます。こうなると、さらに迷ってしまいますが、そんな状況でベストと思える椅子に出会うのが椅子選びの楽しみでもあるかもしれません。というものの、ある程度この椅子はこういう椅子だということは説明すべきとおもっています。そこで、このブログでは個人的レビューとして、取り扱っている椅子の中からひとつをピックアップしてブログエントリーにしています。今日は、宮崎椅子製作所のHakuチェアを取り上げます。


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シンプルでスリムなフォルム

このHakuチェアを一言でいうと、シンプルということです。一見すると椅子として目立った特徴がないように見えるほどシンプルで落ち着いた印象になります。木の椅子というと無骨な印象のものを数多くありますが、このHakuチェアは、使う部材を極限まで削り、スリムなフォルムに仕上がっています。見た目はスリムではありますが、座ってみるとしっかりと体を預けることができると実感できます。体を支える上で重要となってくるのが背の部分です。背の部分は細い部材のものは、場合によっては背中へのあたりがきつく感じることがあります。その点このHakuチェアは背中があたる背の部分が比較的広めになっているので、あたりがきついとは感じにくいでしょう。また、全体的に直線の部材で構成されている中でカーブを描いた背がデザイン的にもアクセントになっています。後ろからみると、柔らかい印象になります。


座は固め

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椅子の座り心地は先述した背の部分と座面の硬さで、印象が変わってくると思っています。座面の硬さは本当にいろいろあります。座るとやや沈みこむような柔らかさのものもありますし、板座のように硬いものもあります。Hakuチェアの座面は、布もしくは革張り仕様になっています。このタイプは中にウレタン素材のクッションが入っていることが多いです。ただ、Hakuチェアの座面にはクッション性はあまり感じません。そのため、座面の硬さはかなり硬め部類に入ると思います。椅子に座っている時間が長く、お尻への負担をできる限り少なくしたいといった場合は、他の椅子のほうが適しているかと思います。ただ、基本的には食事をする時間だけ座ることが多く、座面のクッション性は気にしないということであれば、座面の硬さはそこまで問題にならないと思います。


シンプルでもしっかりと座れる椅子、デザイン的にはそこまで主張のないものがお好みでしたら、ぜひHakuチェアも体験して頂きたいと思います。ソリウッドの吉祥寺ショップで展示されているのは、ウォールナット材で座面では宮崎椅子製作所の椅子でも比較的人気のファブリックであるHoLLY 1 Plainシリーズの張り地がついています。


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木材には色が薄い"白太"という部分があります。【No.2256】

昨日のブログでは白太が入っているウォールナット材のストレートカットテーブルを紹介しました。白太と書いて"しらた"と読みます。白という字が入っているので白っぽい部分というイメージがありますが、必ずしも白っぽい訳ではありません。ただ、色が薄い部分というのは間違いないです。ウォールナット材の場合は濃い色の部分と比較すると薄い色の部分が目立ちますね。

おおよそどんな木にも白太があります。白太は樹皮に近い部分で木が立っている時に水分や養分を伝える部分になります。木が成長をするために働くのが白太の部分です。また新たに新しい白太の部分ができてくると内側に入ってきた白太の部分は、役割を樹体維持へと変化させます。その過程で何らかの化学変化が起こり色が濃くなると共に硬さも出てきます。中心に近い色が濃い部分を赤太(あかた)と呼びます。心材(しんざい)とも言います。赤太は赤という字が入っていますが、赤い訳ではありません。ウォールナット材の色が濃い部分も赤太と呼びます。材木業界では赤=色が濃い部分ということになっています。「赤が張っていて良い材だ」とか「白が多いなあ」といったように使います。

白太のことを辺材とも言います。辺材の対義語として心材があります。辺材は字が表す通りに周辺部になります。心材は木の中心に近い部分です。辺材は水分や養分の伝達を行う部分で、心材は樹体維持を担う部分であります。その役割で分かるように心材の方が辺材よりも硬くなっています。そのため材料としては心材の方が硬くて使いやすくなります。心材は樹種によっては脆く、虫食いの被害にあったりすることもあります。特にナラ材の辺材(白太)は虫が喰うことが多いので使いません。できるだけ省くようにしています。脆さもあるのでナラ材は耳つきで使用することは稀になります。多くの木では樹皮から虫が入って白太の部分を食われることがありますが、赤太の部分まで食われることはあまりありません。虫は柔らかい部分を好むようです。硬い部分には歯が立たないのでしょう。

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こちらは吉祥寺ショップに展示中のウォールナット材の家族みんなのデスクです。耳つきの板は必然的に耳の近くは白太になります。このウォールナット材は色の差があまり明瞭ではありませんが、色の差は分かると思います。同じウォールナット材でも白太の色や幅などには違いがあります。色の差が明瞭でない場合もあるし、はっきりとしている場合もあります。また、白太の部分が多い材や少ない材というような個体差もあります。

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こちらは吉祥寺ショップに展示中のクリ材の耳つきテーブルです。上のウォールナット材と同様に耳の付近を撮影した写真ですが、明確に白太と呼べるような部分がありません。このように樹種が違えば、白太が有る無しも変わってきます。クリ材は白太部分が少なく、あまりはっきりとしません。しかし、クリ材の場合は赤太の部分も虫に食われています。これは木が立っている時にすでに虫に食われています。乾燥した板になれば虫に食われることはほとんどありません。

ざっくり言うと、クリ材やタモ材、ナラ材といった薄褐色をしている木は白太の部分が少ないです。逆にチェリー材やウォールナット材といった色の濃い材は白太の部分もはっきりとわかり大きさもそれなりにあります。

家具としては白太であろうと赤太であろうとそれほど違いはありません。でも見た目には大きく影響してきます。と言うわけで今日は木材が持つ白太(赤太)に焦点を当ててみました。木は知っているようで意外と知らないことも多いですからね。少しでも木に興味を持っていただければ嬉しいです。

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現品販売中のウォールナット材ストレートカットテーブル。【No.2255】

なんだかちょっと肌寒い日が続いているようです。今日も少し油断していましたが、自転車に乗っていると風が結構冷たいんですね。だいぶ暖かくなりましたが、通勤時にはまだまだ上着が必要そうです。快適な日がはやく来てくれるといいんですが...

さて、吉祥寺ショールームでは現品販売のテーブルが数台あります。ソリウッドではオーダーで製作するテーブルが多いですが、すぐに納品を希望される方や木目を見て選びたいというお客様のために現品販売のテーブルも用意しています。今のところ耳つきテーブルが多いですが、ストレートカットテーブルでも現品販売のテーブルを製作していきます。

現在吉祥寺ショールームに展示している現品販売のストレートカットテーブルはウォールナット材の1台です。

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こちらがそのウォールナット材のストレートカットテーブルです。大きさはW1600×D850×H700mmになっています。天板の厚みは30mmです。大きさ的には常時4人掛けでも余裕のある大きさです。通常食事をとる際に必要となるスペースは横で600mmと言われています。なので2人並んで食事をする場合は最低1200mmは必要になります。椅子を入れたり、脚の位置を考えるとテーブルの長さは1350mmくらいは欲しいものです。それから考えると1600mmあれば少しゆったりとしたスペースがあることが分かります。4人家族の場合でも置くスペースがあるのならこのぐらいの大きさはあった方が良いです。

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脚はソリウッドの定番型の斜めテーパー4本脚がついています。テーパーでカットしているのでスッキリとした印象で人気のある脚です。


こちらのウォールナット材テーブルは白太(しらた)と呼ばれる部分を含ませて製作しています。白太は色が薄くなっている部分です。多くの木にはこのような色が薄い白太の部分があります。樹種によってはそんなに色の差がなかったり、わずかな部分しか無いものもあります。ウォールナット材の場合は割とはっきりと色の違いがあります。

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通常、オーダーでウォールナット材のテーブルを製作する場合は白太の部分を省いて色の濃い部分だけが表面にくるようにしています。日本ではウォールナット材の色の濃い部分だけを使うのが慣習となっています。でも、アメリカなどでは白太の部分も合わせて使うのが一般的だそうです。

というわけで、このような白太入りのウォールナット材テーブルも気に入る方はいるだろうという考え方の元、製作したわけです。過去にもこのように白太を入れて製作したケースもあります。お客様のご要望で白太を入れてくれというのもなくは無いです。しかし、白太の入れ方で印象が大きく変わってしまうので、木取りが難しいです。なので実際に現品を見て気に入ってもらえるならということで現品販売なら白太入りのウォールナット材テーブルを作っていいかなと思っています。

相模湖工房には白太が多くて一度省いた板がまだ在庫として残っています。それらの板を使ってまた白太入りのウォールナット材テーブルを作ることも計画しています。

白太が入っていた方が見た目にも面白いと感じる方も多いようです。わたし的にも「これはこれでアリだな...」と感じています。

こちらのテーブルは183,600円(消費税8%込み)で販売しています。関東地方への送料は無料です。その他の地域へも配送することは可能ですが、別途送料は見積もりさせてもらいます。配送はヤマトホームコンビニエンスさんのサービスを利用して行います。2名の作業員がテーブルを運び入れて組み立てまで行います。梱包材なども持ち帰るのでお客様で捨てたりする必要がありません。こちらのテーブルは一点物ですので、気になる方はお早めにどうぞ。

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ダイニングテーブルだけじゃない学習机も製作します【No.2254】

ソリウッドの主力商品は無垢材のダイニングテーブルであることは間違いありません。数的にも最も多くご注文を頂いておりますし、吉祥寺ショップの展示をみてもそれは一目瞭然です。ただ、製作しているものはダイニングテーブルだけではなく、学習机や書斎デスクなんかも得意分野であります。


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こちらは先日納品させて頂いたナラ材の学習机になります。吉祥寺ショップに展示してあるものと同じサイズで2台ご注文頂きました。ご兄弟で同じ学習机をご使用頂けるとのことで、同じものを2台製作し、納品しました。当然学習机の高さも同じなので、並べて長い机としても使えますし、それぞれ別の方をむいて勉強するといったこともできます。ダイニングテーブルの影に隠れて地味な存在になってはしまっていますが、ソリウッドの学習机、個人的にはかなりオススメです。今日は少し無垢材学習机の良いところを書いてみます。


大人になっても使える

学習机というと、小学校入学と同時に買ってもらい使いはじめることが多いと思います。その時は、当然キャラクターがついていたりすると子供にとっては非常に魅力的です。ですが、いざ1回買ってしまうとなかなか買い換えることはなく、高校生ぐらいになるまでは使うといった方も多いのではないでしょうか?高校生ぐらいになると、キャラクターものはちょっとイヤだなという気持ちになってしまうのではないでしょうか?そうなると、買い替えを検討しなくてはなりません。その点、無垢材のシンプルな学習机にしておくと、デザイン的に飽きがくるということはあまりなく、大きくなっても違和感なく使うことができます。私も子供の頃、ブナ材の学習机を用意してもらいました。でも内心では、友達の家にあるキャラクターが描いてあり、そのほか色々な機能のある学習机に憧れていました。でも、今振り返ると長く使える丈夫な机であってよかったなと思います。結局、大学の受験勉強もその机でやり、長く使えるテーブルを用意してくれた両親には感謝しています。その机も今は自分では使っていませんが、親が作業する時などに使っていて、30年以上経ちますが、今でも使えます。量産されている学習机に比べると、価格的には高いですが30年使えると考えると、かなりお得な買い物になるのではと思います。


子供の時から良質なものに触れることができる

小学生ぐらいのお子さんでは当然、無垢材というものがどういうものでどういった価値のあるものかということは理解できないと思います。ただし、本物の木に小さい頃から触れることは、成長において少しはプラスになると思います。本物の木というものを知らなければ、プリントされた木目のシートを木でないことがわからなくなってしまいます。すぐにどうこうという話ではありませんが、後々、どうしてこの学習机が与えられていたのかということをお子様自身で気づくときがくるはずです。また、良質なものは長く使うことができます。メンテナンスをしながら長く使うことで愛着がわくということを身近なもので経験することが出来ます。


サイズ・引き出しのありなしなどカスタマイズ可能です。

ソリウッドの学習机は、オーダーでの製作となります。従ってサイズや仕様などはお客様のご要望に合わせて製作することができます。冒頭の納品事例では、W1100×D850の天板サイズで、天板の下に2杯の引き出しがつきます。天板のサイズや机の高さなどはもちろん変更が可能です。引き出しがなしというバージョンも製作できます。また、樹種もいくつかの選択肢があります。納品事例はナラ材になりますが、その他に ウォールナット材、チェリー材、メープル材、タモ材での製作も可能です。


サイズや仕様をお知らせ頂ければ見積りをしますのでお気軽にご相談ください。現在、吉祥寺ショップにはウォールナット材とオーク材の学習机が展示されていて、実物をご覧頂けます。


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ソリウッドではウォールナット材に並んで大変人気なチェリー材。【No.2253】

先日のブログでウォールナット材について書きました。一般的にはウォールナット材の人気がダントツのようですが、ソリウッドではチェリー材も同じくらい人気があります。時期によってはチェリー材の方が受注しているものが多い時もあります。それぐらいチェリー材も人気があるのです。なぜだかは分かりませんが...

材木屋さんとかと話をしていても「チェリー材はそんなに動きないです...」と言われます。「えっ、そうなの?」と思うのですが、結構大きな材木屋さんでもそう言われたのでそういう傾向であることは間違いありません。

もしかするとこのブログでもチェリー材の魅力を何度か書いているので、そうしたブログエントリーを読んだ方が来てくれているのかもしれません。

ソリウッドではチェリー材の耳つきテーブル、ストレートカットテーブル、棚やベンチなどを製作しています。取り扱っている椅子もチェリー材が選択できるものがほとんどです。

チェリー材は北米産の木材です。アメリカンチェリー材、ブラックチェリー材とも呼ばれています。ウォールナットと産地が近いのでコンテナに混載するのに便利なんて話も聞きます。ウォールナットで埋めきれなかった隙間をチェリーで埋めてコンテナを満杯にするそうです。産地が近いのでそういうことができるんですね。

チェリー材はその名の通り、サクラの仲間です。日本ではソメイヨシノという桜が有名ですが、ソメイヨシノは木材利用はされていません。日本のサクラで木材利用されるのはヤマザクラという桜です。チェリー材とヤマザクラ材は同じ桜 の仲間なので見た目の色は似ています。チェリー材とヤマザクラ材を比べるとチェリー材の方が穏やかな印象、ヤマザクラ材の方がワイルドな印象です。残念ながらヤマザクラ材は供給量が安定しないので、使用される機会は少ないです。

チェリー材の最大の特徴は経年による色変化です。無垢材はどんな樹種でも経年による色変化はあります。でも、チェリー材はその色変化が激しいのです。チェリー材は製作当初は少しピンク色かかったオレンジ色をしています。ところが時間が経つとだんだんと色が濃くなっていき、最終的には艶のある濃い茶色になります。

私は自宅でチェリー材のMAYチェア(ISU-WORKS)を使用しています。すでに3年ほどが経過しています。
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これが納品時に撮影したチェリー材のMAYチェアです。はじめはこんな色をしています。

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三年が経つとこんな色になります。同じ椅子?と思うくらい色が変わって来ていますよね。熟成されたような茶色へと変化しています。もちろん個体差はありますが、チェリー材であるならば確実に色は濃くなります。はじめは少し派手に感じるかもしれませんが、1年も経てば落ち着いた茶色へと変化します。

チェリー材は導管がそれほど太くないので、スベスベ系の肌触りです。カバ材やメープル材に比べるとスベスベ感は劣りますが、気持ち良い手触り感です。見た目もそれほど木目が主張することもなく、穏やかな雰囲気を感じます。広葉樹材としては平均的な硬さと重さです。家具としての強度も十分あります。重いことは重いですが、広葉樹材の中では特別重い訳ではなく、このぐらいの重さは必要かなという感じです。

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こちらは現在吉祥寺ショップで展示販売中のチェリー材の耳つきテーブルです。W1500×D850mmと4人掛けにピッタリなサイズです。耳つきでワイルド感があります。80mm角脚がついての販売となっています。価格も20万円を切っていますのでお買い得になっています。早い者勝ちですので気になる方はお早めに。

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徳島県で製作されている宮崎椅子製作所の椅子。【No.2252】

今月の29日に【無垢材テーブル選び方講座】を開催します。昨日のブログで紹介した通り、GWは家具選びをしたりするのにまとまった時間が取れるチャンスです。特にこれからマンションを購入したり、家を建てたりする予定のある方はぜひ参加してみてください。ソリウッドでは無垢材テーブルと合わせるのにぴったりな木の椅子を多数取り扱っています。具体的には国内で生産をしている3つのメーカーの商品を扱っています。どのメーカーも受注生産体制を取っているので、納期までは少しお時間を頂きます。しかし、その分樹種や座面生地(場合によっては塗装)などを選んで頂くことができます。講座では椅子の話はそんなに出てきませんが、講座が始まる前や終わった後の時間で店内に展示してある椅子に腰掛けてみることができます。椅子は座ってみないと自分の身体に合うかどうかは分かりません。もちろんデザインの好みもあると思いますが、まずは座ってみないと始まりません。試し座りしてみる際はヒール高い靴などは履いておかない方がいいです。できるだけ家の中にいる格好に近い状態で座ってみることをお勧めします。

木の椅子に詳しい方なら「宮崎椅子製作所」の名前は聞いたことがあるはずです。徳島県にある椅子メーカーで、デザイナーとコラボした木の椅子を多数製作しています。昔はOEMで椅子を製作していたようですが、オリジナルの椅子の製作を始めて有名になりました。ソリウッドは外部メーカーの椅子の取り扱いを拡張しようとした時にまず扱いを決めたのが宮崎椅子製作所の椅子でした。賢木@吉祥寺が徳島の工房を訪れて、取り扱う椅子を決めてきました。

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spikeチェアです。この椅子のデザインを気に入った賢木@吉祥寺。真っ先にこの椅子の取り扱いを決めました。残念ながら現在は廃番になってしまい受注することは出来なくなってしまいました。お客様からも好評でしたので、いずれ生産が再開されることを祈っています。見本として取り寄せたウォールナット材のspikeチェアは今でも賢木@吉祥寺が吉祥寺ショップで使用しています。

現在ソリウッドで取り扱いのある宮崎椅子製作所の椅子の中で一番人気があるのがPePeチェアです。ソリウッドだけでなく全国の販売店でも大変人気のある椅子です。宮崎椅子製作所を代表する椅子となっています。

人気椅子のためかバリエーションも豊富になっています。PePeチェアにはPePeアームチェアとPePeサイドチェアという二つがラインナップされています。違うのは肘掛けの角度。アームチェアは肘掛けが地面とほぼ水平、サイドチェアは斜めになっています。ただ単にPePeチェアと呼んだ時にはPePeアームチェアのことを指していると思います。サイドチェアの方は幕板があるテーブルなどで奥までしまえない場合などに役立つと思います。PePeサイドチェアに関しては私もレビューエントリーを書いているのでよかったら見てみてください。

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PePeサイドチェアの展示も開始します。【No.2206】

そのほかにも様々な椅子があります。宮崎椅子製作所はたくさんの椅子がラインナップされていますが、ソリウッドで取り扱っているのは8モデルです。PePeチェアの他にもUUチェアやboチェアが人気があります。シンプルでリーズナブルな椅子としてHakuチェアも人気です。

宮崎椅子製作所の椅子は選べる座面ファブリックが豊富にあります。多くの方は布座面を選択されますが、革座面も豊富に用意されています。最近になってまた新しい革座面も追加されました。座面ファブリックのサンプル帳を見るだけでも楽しいですよ。こちらも吉祥寺ショップに置いてあるので是非みてみてください。

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ソリウッド定番の4つの4本脚【No.2250】

ソリウッドで販売している無垢材テーブルは、天板と脚が取り外せるように設計されています。マンションなどの集合住宅が多くなったことでエレベーターや階段などあまり広くないところを通らなければ搬入出来ないケースがほとんどなので、はじめから天板と脚を外した状態で搬入するようにしています。また、脚の取り付け方にも工夫をしています。よくある市販の金具を使うのではなく、金属製のプレートに脚を固定し、そのプレートごとに天板裏に4〜6本のボルトで固定する方法を採用しています。たくさんのボルトで固定することで、天板と脚の接合部分の緩みを発生しづらく、テーブルが揺れないようにしています。この方法は無垢材テーブルを製作する上で、様々な経験を通してあみだした方法になります。金属製のプレートはオリジナルなもので、長年付き合いのある鉄工所に作って頂いています。


ソリウッドの定番の脚のデザインは4つのタイプがあります。通常値付けをしているテーブルは、4本脚込みの価格となり、定番の4つのタイプから選んで頂くことになります。定番以外のデザインで脚を製作することも可能です。その場合は別途見積りをさせて頂きます。引き合いが多いのはI字型の2本脚です。2本脚は製作実績もある程度あり、過去に製作したものを提示しその中で選んで頂くか、それをベースにお客様と相談して新しいデザインにするかといった具合になります。


それでは、定番の4タイプの脚をみていきます。


◆80mm角4本脚(Type ST)

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最もオーソドックスな角脚。安定感抜群でロングセラーな脚です。シンプルですが、見た目の安定感もあり、どっしろとした印象にもなります。


◆斜めテーパー4本脚(Type T)

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80mm角脚よりもスリムな脚を少し角度をつけて取り付けています。斜めに脚をつけることで、突っ張る様子も加わるので、揺れも気になりません。W1500程度までの天板であれば、脚がやわな印象には全くならず、最も相性の良いサイズになります。


◆3点ほぞ4本脚(Type X)

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ソリウッド以外では見ることはほとんどないデザインの脚です。2枚の板を3箇所のほぞ組みを使ったコマでつないでいます。脚の真ん中に隙間ができることにより角脚の野暮ったさをなくしています。また、脚の角度を45度ずらすことにより、脚が目立ちにくいようにしています。


◆幕板テーパー4本脚(Type MT)

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短手となる辺にのみ幕板がつくタイプの脚です。斜めテーパー脚と同じようなテーパー脚になりますが、こちらは斜めにはなっておらずまっすぐに脚をおりています。そのままだと脚が細い分、揺れてしまう恐れがおるので天板の付け根部分に幕板といわれる板をつけることで補強をしています。この幕板のおかげでテーブルに安定感がでて揺れることもありません。


また、この他に現品販売するテーブル用にデザインした八の字型の脚がついたテーブルも今後吉祥寺ショップに入荷する予定です。


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人気のウォールナット材とはどんな木材?【No.2249】

ソリウッドでは北米を代表する木材であるブラックウォールナット材とチェリー材が人気があります。世間一般には圧倒的にウォールナット材の人気が高いようですが、ソリウッドではチェリー材もウォールナット材に負けず劣らずの人気を誇っています。材木屋さんに「うちはチェリーもウォールナットと同じくらいの売れ行き」と話すと結構びっくりされます。「うちではチェリーはほとんど出ないです。」と言われる材木屋さんが結構多いです。なぜなのかは謎ではありますが、ソリウッドではチェリー材も人気があります。

もちろんウォールナット材の人気も高い訳です。ウォールナット材の人気の秘訣は何と言ってもウォールナット材が持っている色にあると思います。着色をしなくても濃い茶色をしているのはわずかな樹種しかありません。木は薄い茶褐色をしているイメージが強いと思います。タモ材やナラ材はいわゆる"木の色"のイメージに近いです。その他、クリ材やクルミ材なども"木の色"のイメージに近いと思います。

でもウォールナット材はブラックウォールナットとも呼ばれるように元々の色が濃い茶色な訳です。なぜこのような色をしているかは謎です。ウォールナットは日本語にすると"クルミ"です。日本に生えているクルミで木材に使用されるのはオニグルミという種類です。オニグルミは淡い茶褐色をしていて"木の色"イメージに近い色です。クルミ材はどことなく優しい雰囲気があるのでお気に入りの人も多くいるはずです。同じクルミの仲間であってもブラックウォールナット(北米産のクルミ)とオニグルミ(日本、中国、ロシア産のクルミ)では色が全然違います。

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こちらが北米産のウォールナット材(ブラックウォールナット材)を使用して製作したストレートカットテーブルと椅子です。着色はしていません。クリアーのオイルや蜜蝋ワックスを塗って仕上げられたものです。

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こちらがオニグルミ材のストレートカットテーブルです。こちらもクリアーのオイルを塗って仕上げています。色が全然違いますよね。でも、木目の様子を見ると同じクルミの仲間だと分かるくらい似ています。ぜひ、吉祥寺ショップでウォールナット材とクルミ材のテーブルを見比べてみてください。木目の様子は似ているのに気づくと思います。材質はクルミ材の方が少し軽くて柔らかいです。導管の太さや形状が似ているので木目の様子が似てきます。

ウォールナット材は濃い茶色をしていますが、全ての部分が濃い茶色をしている訳ではありません。丸太の外側の方は色が薄いです。この部分を白太(しらた)と呼んでいます。どんなウォールナット材の丸太にも必ず白太の部分はあります。でも、白太の色や白太の割合は木によって違います。日本ではウォールナット材の白太はなるべく使わないのが慣例になっています。色の濃い部分だけを使った方がまとまりがあって統一感のある製品に仕上がるからです。また色の濃い部分だけを使っているので、同じような製品を大量に作る場合はばらつきが少なく製造できるから濃い部分だけを使います。白太を入れると一台一台の印象が結構変わってきて、商品の見た目のバラツキが多くなります。お客様のイメージと違うものになる確率も高くなるのでリスク回避のために白太は入れないのが慣例になっています。

しかし、ウォールナット材の生産国であるアメリカやカナダでは白太を含めて使用するのか当たり前になっています。そのため、白太を含んで製材して出荷しています。日本ではそうした板の白太部分をカットして使っています。ところが、近年は白太が入っている割合の多いウォールナット材が増えています。片面が全部白太という板もあります。そうした板はなかなか使いづらいので、余して置いておくことも多いです。しかし使わないのは勿体無いので現品販売用のテーブルとして製作することにしました。

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こちらが現在吉祥寺ショップで現品販売中の白太込みのストレートカットテーブルです。白太を省いているテーブルとはまた違った雰囲気になります。しかし、これはこれでアリだと思っています。現品のみて気に入った方はぜひ。オーダーで製作するウォールナット材のストレートカットテーブルより若干お安くなっています。1点物なのでお見逃しのないように。

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便利な回転機能が備わった木の椅子。【No.2248】

椅子という家具はなかなか奥が深いものです。座り心地という私たちの身体に直結することもあり、関心が高い人も多いです。本屋さんに行くと椅子関連の書籍が並んでいます。大きな書店であれば棚1段2段くらいは椅子関連の書籍が置かれています。(テーブルに関する書籍はほとんどありません。)

ソリウッドでは国内生産されている椅子メーカー3社の椅子を取り扱っています。選んだ基準はソリウッドが製作する無垢材テーブルに合うかどうかです。ソリウッドでテーブルを注文される方の多くはオイル仕上げを選択されています。なので、オイル仕上げか同等の仕上げをしている椅子かどうかというのが重要になります。宮崎椅子製作所の椅子は蜜蝋ワックス仕上げ(オイル仕上げ同様に塗膜を作らないタイプの仕上げ方法)、ISU-WORKSの椅子はオイル仕上げ、Awazaチェアはオイル仕上げかウレタン塗装かを選択できます。

Awazaチェアは"腰に優しい"がデザインコンセプトになっている椅子です。Awazaと書いてアワザと読みます。Awazaチェアにいくつかのタイプがありますが、ソリウッドで取り扱っているのはAwaza LDチェアとAwaza LDRチェア、AwazaMA01チェアの3種類です。

この中で人気が高いのがAwaza LDRチェアです。このLDRチェアはなんと回転機能つきです。オフィスチェアでは当たり前の機能ですが、ダイニングチェアしかも木の椅子ではなかなかありません。他に類似品がないのも手伝ってか受注数はどんどん伸びています。Awazaチェアの開発者、井上昇さんから「Awaza回転椅子は売れ行きが好調です。」と聞いても少し疑っていました。「値段も高いのし、回転する必要あるかな...」と思っていました。ソリウッドで取り扱いを始めたばかりの頃は注文も入らず、「やっぱり...」と思っていました。でも、しばらく経ってから一度注文が入ると徐々に注文数も増えてきました。

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Awaza LDRチェアは回転するというのが特徴です。当たり前ですが... しかし回転するからと言って他の部分が妥協されている訳ではありません。実際の座りに関する部分はAwaza LDチェアと同様の作りになっています。

Awaza LDチェアとAwaza LDRチェアに共通している"座り"の部分ですが、座面と背が広いです。座面が広いとゆったりと座ることができて良いです。背が広いと支えてくれる部分が広くなるので、安定感が増します。背は点や線で支えてくれるより面でしかも広い面で支えてくれた方が安定します。しかし、座面や背を広くするとデザイン上の問題点や製造コストが高くなるといったデメリットもあります。Awazaチェアは"腰に優しい"がデザインコンセプトになっているので、そうしたデメリットも含めて、"座り"を重視した椅子に仕上がっています。

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ソリウッドで取り扱っている他の椅子と比べてもAwazaチェアは重いです。特にAwaza LDRチェアはとても重く感じます。回転する機能を持っているので、しっかりとした重量がないと回転に耐えられません。(回転機構の金具が重いというのもあります。) そのためAwaza LDRチェアは頻繁に持ち運んで使用するのには向いていません。

回転するので立ち座りが楽になります。椅子を動かさなくても立ったり、座ったりできるのが便利です。また、簡単に体の向きを変えられるのでダイニングテーブルに座りながらリビングのTVを見るといったこともできます。そもそも名前につけられているLDはリビングダイニングを表しています。設計自体はリビングでもダイニングでも使える椅子ということです。そこに回転機能が加わってさらに使い勝手がよくなっているという訳です。

Awaza LDRチェアはナラ材、ウォールナット材、チェリー材の3樹種から選択可能です。座面ファブリックも天然皮革、布、スウェード調の人工皮革と色々と揃っています。天然皮革で上品な雰囲気にするのも良いですし、デンマーク製の発色が綺麗な布座面にするのも良いでしょう。価格は、選択する樹種やファブリックで異なります。消費税8%込みで91,800円からとなっています。お値段は高いですが、しっかりとした作りと座り心地の良さから多くのお客様に満足して頂いています。

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新作耳つきテーブル クリ材4枚はぎを紹介します【No.2247】

先日のブログでは、ナラ材のようなナチュラルな樹種で耳つきテーブルを探しているなら、タモ材やクリ材が候補になるといった内容を書きました。詳しくはそちらをご覧ください。


ナラ材は耳つきが難しいけど、代わりにタモ・クリなどが・・【No.2244】

ナラ材は耳の部分がふけやすく耳がついた状態を保つのが難しいのが主な理由です。こちらのブログエントリーでは紹介できなかったのですが、短納期で発送ができる耳つきテーブルとして、先日クリ材の耳つき(一部)テーブルが吉祥寺ショップに入荷しています。今日までは天板を壁に立てかけた状態での展示でしたが、本日脚をつけて、テーブルとしてご覧いただけるようになりました。壁に立てかけた状態と脚がついてテーブルになった状態だと印象が異なることがあります。この天板もきっとテーブルにした方が見栄えが良いだろうと思ってそうしてみました。


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こちらが新作耳つきテーブルのD118クリ材耳つきテーブルです。


クリ材の板を4枚はぎ合わせて天板になっています。サイズはW1500×D810〜850で4人がけとしては最適なサイズだと思います。天板の厚みが26mmとやや薄いですが、強度としては全く問題がありません。今回は一部耳つきということで4つの角は耳がなくストレートカットと同様に90度の角になっています。これは使っている板の耳部分が湾曲になっていて、そのままのカタチで使うとテーブルとしては使いづらいサイズになってしまうので、あえて耳部分をカットしています。こうすることで、テーブルとしては使いやすいサイズを確保しています。また一部耳つきは耳の部分が一部なので、そこまでカタチにインパクトがあるわけではありません。耳つきテーブルが格好良くて欲しいけど、他のインテリアとの兼ね合いや家族の趣味を考慮するとちょっと存在感がありすぎるかなとお悩みの方にはぜひオススメしたいのが、一部耳つきのテーブルです。このD118の耳部分はワイルドで耳っぽさが全開ですが、全体としてはおちついた雰囲気のテーブルになっています。


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こちらが耳部分です。ストレートの部分と耳部分との境界部分が個人的には好きな部分です。


天板の木目はクリ材らしく、はっきりとした木目ですが、ギラギラした感じはあまりなくナチュラルな空間にはすっきりと溶け込んでくれるような気がしてなりません。脚の材はナラ材です。クリ材の場合、脚となる材料の確保が難しく、通常クリの天板を作るときはナラ材を使用しているようにしています。今回もナラ材を使って80mmの角脚にしています。現品販売となりますので、脚のデザインなどの変更は出来ませんのでご了承ください。テーブル高さは700mmになります。天板は薄いですが、重いナラ材のしっかりとした脚がついていますので、安定感は抜群です。


こちらのD118テーブルの価格は税込みで¥159,840となります。現品販売となりますので、通常ご注文を受けて製作する場合と比べるとリーズナブルな価格となっています。他のテーブルと同様に関東地方への納品ですと送料・設置料は無料となります。宅配会社のスタッフが2名で伺い搬入・設置まで行います。もちろん搬入設置込みで送料無料です。15万円代ではなかなか4人がけの耳つきテーブルは見つからないと思います。木目の状態もよく綺麗なテーブルに仕上がっていますので、多くの方に検討頂きたいテーブルです。


こちらのテーブルに椅子を合わせるとなるとナラ材の椅子だと、見た目の色味の違いはあまりなくコーディネートできます。天板も薄めですっきりとした印象なので、少しカーブの強いYACチェアなんかを組み合わせても面白いと思います。店頭にあるYACチェアを合わせて写真をとるとこんな感じになります。


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現品販売の耳つきテーブルは正真正銘の1点モノです。次にクリ材の現品販売の耳つきテーブルがいつ販売できるかは未定です。ぜひこの機会をお見逃しなく。


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