家具屋で働く双子のブログ | 無垢の家具工房 ソリウッド・プロダクツ株式会社

無垢の木にこだわる家具工房で働く双子の兄弟がつづるブログです。
兄が相模湖工房から、弟が吉祥寺ショールームから日々の様子、木や家具のことをお伝えします。

吉祥寺ショールームの最近のブログ記事

ISU-WORKS張り地サンプルが新しくなりました【No.2072】

ソリウッドではすっかりお馴染みとなったISU-WORKSの木の椅子。こちらの椅子を製作している北海道津別町にある山上木工さんから椅子の座面のサンプル集が届きました。これまでも張り地のサンプルはあったのですが、今回届いたのは、しっかりとじられたしっかりしたものです。


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こんな感じで布とレザー(人工皮革)に分けられてとじてあります。ISU-WORKSの椅子で選択できる布は、3種類でそれぞれ色は選ぶことができます。現在選ぶことができるのがNC、ミラノ、グラナダの3種類の布です。それぞれの特徴と色を少し紹介したいと思います。

NC(ウール&アクリル)

ウールが入ったしっかりとした布で、椅子やソファーの張り地としてはよく使われている布です。ソリウッドで扱っている他の椅子ブランド2社でも、このNCを張ることが出来ますので、椅子の種類は違っても布地は揃えたいというときには最適です。ウールが入っているので夏場は少し暑く感じるところもありますが、大きな問題にはならないでしょう。こちらの布はISU-WORKS発足当初からラインナップされている布で、これまでは選べる色が5色でしたが少し前から色が増え13色に増えています。


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ラインナップの中のひとつ、鮮やかなブルーです。メープルなど明るめの樹種に合います。


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こちらは新しくISU-WORKSのラインナップに加わったパープル(NC019)になります。濃い茶褐色のウォールナット材との相性が抜群だと思います。ウォールナットとの組み合わせはシックで落ち着いた大人の雰囲気を醸し出します。

グラナダ(アクリル・ポリエステル)

こちらの布は色の違った太い糸を使い、ザックリと編んである生地になります。使われている糸の太さが均一でなないので、よくみると表面に凹凸が出来ています。ただ、座ってみるとこの凹凸がゴツゴツ感じることはないので、座り心地には全く影響しないと思います。色としては、白系、黒系、黄色系、緑系、オレンジ系の全部で8種類から選択が出来るようになっています。


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吉祥寺ショップに展示してあるMAGチェアについているグラナダの座面です。黒と白の2系統の糸が使われていて表情豊かな印象になります。

ミラノ(ポリエステル)

こちらの布は3種の中では最も平らにみえる布かと思います。色は9色があり、少しくすんだ感じの色味が多いです。


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こちらはMI-8の布です。あえて表現するとなればうぐいす色ということになるのでしょうか?淡い緑をしています。このぐらい淡い色だとどの樹種でも違和感なく合わせることができると思います。個人的にはナラ材に合わせるとかなりしっくりくるのではないかと思っています。こちらのミラノシリーズは9色からお選び頂けます。

どの布でも、座り心地に関しては大きく変わることはありません。もちろん中に入っているウレタンフォームも同じものが入っています。最終的には見た目の好みと本体の樹種との組み合わせで選んで頂くのが良いと思います。

布だけで30種類から選ぶことになりますが、じっくりとあれこれ考えてしまうと泥沼にはまって抜け出せなくなってしまうこともあります。おそらくこれは絶対ないというのをまずは選択肢から外して、好みというか直感で選ぶことをオススメします。木との組み合わせとかあれこれ考えるよりは、好みを優先したほうが結果的には納得できる結果になるのではと思います。布地だと長く使うには座面部分の交換が必要になりますので、いつかは変えるんだと思えば選ぶ際の木も少しは軽くなるかもしれません。

ISU-WORKSの椅子は今日紹介した布以外にもレザー(人工皮革)が9色から選び、椅子によっては木の座面を選択することも可能です。

椅子の座面については過去にもブログに書いていますので、興味のある方はご参照ください。

ISU-WORKSの椅子で選択できる布生地が増えました【No.1664】

ウォールナット材の椅子にはこんな色の生地が選ばれている

板座 VS 布・革座【No.1428】

賢木@吉祥寺

ゆったり座れる椅子、揃ってます【No.2068】

ソリウッドの吉祥寺ショップでは、国内で製作された木の椅子を数多く展示しています。これらの椅子は、受注生産になりますので、気にいったデザインの椅子をお選び頂き、樹種、座面の種類、張り座の場合はファブリックを選択頂きご注文頂くカタチになります。3つの椅子ブランドで計26種の椅子を店頭展示していますが、多くがダイニング用のもので、いずれも無垢材のテーブルにはよく似合う椅子ばかりです。サイズ的に横幅が400〜450mm程度のコンパクトな椅子から、横幅500mmを超えるゆったりと座れる椅子まで様々ですが、ゆったりめに座れる椅子の人気がここ最近続いている気がしています。そこで今日はゆったりめに座れる椅子いくつかを紹介します。


GENチェア

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北海道津別町にある木工所山上木工さんで製作されているGENチェアです。前脚まで肘掛けがしっかりとあるタイプのダイニングチェアです。背にはクッションが入っていて背も布張りもしくはレザー張りを選んで頂けます。デザインの特徴としては、肘かけが後ろに向けてせりあがっていて、かっこいい印象をあたえるところでしょう。横幅は525mmとゆったりと座れて、男性の方でも窮屈な思いをしなくても座れるサイズ感です。お尻のクッション部分はやや柔らかめで座ると少し沈みこみますが、お尻をホールドしてくれる感覚も残ります。ダイニングチェアにはもちろん書斎でも使える椅子だと思います。木の種類は、ナラ、チェリー、ウォールナットの3種類から選択が出来ます。


ENNチェア

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同じく山上木工で製作されているENNチェアです。肘かけのないタイプも選べすっきりシンプルなデザインですが、座面の幅は広くゆったりと座れます。こちらの椅子は無垢材の座面も選択することが出来ます。木の座面の場合は複数の無垢材をすのこのように少し隙間をあけてはるデザインになっています。


AWAZA LDR(回転椅子)

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こちらは木の椅子では珍しく回転機構のついている回転椅子です。腰にやさしい椅子としてブランド展開しているAWAZAチェアのラインナップの1つです。幅もさることながら、背の部分も非常にゆったりめに設計されています。この大きな背がしっかりと腰を支えてくれます。回転機構のないAWAZA LDチェアもあります。回転する椅子は椅子をひいて出入りがおっくうな狭めのスペースに置かざるを得ないときや高齢の方でも簡単に出入りができる点がメリットです。ダイニングでちょっとした作業や仕事用にも使える木の椅子です。ソリウッドで扱いのある椅子の中では価格的には高めの価格帯になりますが、座ってみるとこの椅子にしかない心地良さがありご注文頂く数も多くなっている椅子の1つです。


UUチェア

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徳島県にある椅子メーカー宮崎椅子製作所の椅子です。W565とかなり大きめサイズの椅子です。背が大きく湾曲していて包みこんでくれます。座面は、布もしくは革の張り地の座面のみになります。やや硬めの座り心地になります。同じようなデザインになりがちな椅子のなかで、個性的なフォルムをしています。そのカタチから丸テーブルに4脚合わせると、ちょうどお花のようなシルエットになり、可愛らしく空間を演出することが出来ます。また、耳つきテーブルに合わせても意外としっくりきます。


賢木@吉祥寺

常にセール状態!?現品販売の耳つきテーブル【No.2055】

昨日のブログでは、ソリウッドの主力商品の1つである耳つきテーブルの販売形態の違いについて、説明しました。簡単にいってしまうと、オーダーを受けて製作するオーダーメイド方式と仕上げ済みの現品をそのままお届けする方式の2つです。いずれも構造など基本的な部分につきましては違いがありませんが、納期や価格には少し違いがあります。まず納期ですが、オーダーメイド方式の場合は、吉祥寺ショップに立て掛けてある板や相模湖工房に在庫がある板など、製作準備が整っている板で製作する場合は、2〜3ヶ月ほどお時間を頂いております。また、ご希望にそう板から探す場合はそれ以上の時間がかかる場合があります。一方、現品販売の耳つきテーブルは、すでに完成品となっていますので、最短で1週間でのお届けが可能になります。すでに、お引っ越しなどが済み、今すぐ耳つきテーブルが欲しいといったニーズにお応え出来ます。


金額につきましては、現品販売のものにはかなりお得な価格をつけています。同じものをオーダーメイドで製作する場合とは異なる価格になり、2〜3割程度安い価格のものが多いです。よくセールはやらないのかとご質問を受ける場合がありますが、基本的にセールをすることがありませんが、この現品販売の耳つきテーブルに限っては常にセールに近い金額での販売ということになります。少しでもお安くお求めになりたい方にはかなりオススメの耳つきテーブルです。


では、実際に現品販売の耳つきテーブルはどんなものがあるのか紹介していきます。はじめにお断りしておきますが、ここに紹介した現品販売の耳つきテーブルはいつ成約になるかはわかりません。予めご了承ください。


D106 岐阜県飛騨市産のブナ材を使用した耳つきテーブル

まずは、最も新しく先週吉祥寺ショップにきたばかりの現品販売耳つきテーブルを紹介します。


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こちらは、国産のブナ材を6枚を接ぎ合わせた耳つきテーブルです。厚みは28mmと薄いので、耳の部分に強烈な個性はありませんが、その分、どんな空間にも合わせやすい耳つきテーブルに仕上がっています。ブナ材は、比較的白い部分が多い材ではありますが、板によっては赤味がやや入っているものをあります。こちらのテーブルではあえて色味の違う板を接ぎ合わせてアクセントをつけた天板になっています。サイズはW1500なので4人掛けにちょうどよいサイズになっています。耳の部分のカタチもストレートに近くその点でも使いやすいテーブルだと思います。価格は税込みで¥149,040−となります。こちらのテーブルは関東地方へのお届けの場合は送料をサービス(無料)とさせて頂きます。それ以外の地域への配達ももちろん可能ですが、送料が別途発生します。詳細はお問い合わせください。


C108 現品販売のチェリー材耳つきはぎテーブル

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はっきりいってかなりオススメのテーブルです。北米からの輸入材となるブラックチェリー材の5枚はぎ耳つきテーブルになります。5枚はぎではありますが、実際には同じ丸太から製材された3枚の板からとれた板になります。乾燥中にぱっくりと割れてしまった板があったので、それを半分にわって2枚の板にして使用しています。乾燥中に割れた板ですが、その部分以外は問題なく使用することができるのでそのあたりは安心してご検討ください。このテーブルの特徴は、同じ丸太からとれた板のみを使っている全体の統一感と天板の厚みです。天板の写真をご覧頂くと木目が比較的揃っていて違和感をあまり感じないと思います。また、最近では40mmぐらいに仕上れば良いという板が多いなかで、こちらは45mmnの厚みがあります。これだけの厚みがあるとやはり重厚感があります。実際に持ってみるとずっしりとした重みを感じます。オーダーで製作すると、23〜25万程度の価格がつく板ですが、現品特別価格の¥195,480(税込み)価格になります。


この他にも9月28日現在で国産材クルミ材を使った現品販売の耳つきテーブルが2台、吉祥寺ショップで展示販売しています。こちらもキレイな木目がでていますでの是非とも現物をご覧頂きたいと思います。


賢木@吉祥寺

無垢材テーブルの樹種を選ぶ際のポイント【No.2051】

本日は、ソリウッド吉祥寺ショップで無垢材テーブル選び方講座を開催しました。こちらは、こじんまりとした少人数参加の無料講座になります。普段の接客では説明しきれない針葉樹と広葉樹の違い、木の構造による違いなど知っておくとテーブル選びには役に立つであろう情報をお話しています。無垢材選び方講座では、樹種、サイズ、仕上げ方法の3つの点について、選び方のポイントをお話をしています。今日のブログでは、そのポイントの1つである樹種の違いについて書きます。


皆さんは木というと、どのような木の種類を思い浮かべるでしょうか?


おそらく、「スギ」、「ヒノキ」、「パイン」「ケヤキ」「サクラ」といった樹種を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?


一方、無垢材テーブルの素材として求められるのは「丈夫さ」、「表面の硬さ」、「木目の出方」といったところでしょう。先ほど挙げた樹種のなかで、「スギ」から「パイン」までの3つは針葉樹です。針葉樹は仮導管と呼ばれる組織でほとんどが構成されていて、まっすぐ縦に成長するのが特徴です。伐採し、製材された板から心地よい香りがでて、リラックス効果があるとされています。ですが、板の表面の強度はあまり強くなく、爪などを立てて押すと、簡単に凹んで跡がついてしまいます。ウレタン塗装などプラスチック樹脂で塗膜コーティングをしてしまえば、少しは強化されるとは思いますが、木の柔らかさ的には針葉樹はダイニングテーブルには向いていないと考えています。そこで、無垢材テーブルの樹種を選ぶ第一のポイントは針葉樹より硬くて重い広葉樹の中から選ぶということです。


広葉樹は、養分や水分を運ぶ導管と呼ばれる管が独立した組織になっています。広葉樹は縦にも成長をしますが、日の光を求めて枝を横にも成長させていきます。製材した板は硬く、持つとずっしりとした重さを感じます。爪を立てて押してみても、針葉樹のように簡単には凹みません。先ほど挙げた中では「ケヤキ」と「サクラ」は広葉樹です。「ケヤキ」は古くから日本では重宝されてきた木で、家の建具や家具などにも使われるほかに、御神輿など強度と質が要求されるものにも使われていました。近年では、洋風なインテリアが好まれるようになり、主役の座からは降りてしまった感はありませんが、重厚感や木目のキレイさを求める方にはオススメの樹種です。少しオレンジがかった色味とはっきりとした木目が少し和の印象がありますが、黒く塗装をした脚などを付けると工夫をして挙げるとモダンなインテリアでも違和感なく使える場合があります。


少し脱線をしましたが、ここから広葉樹の中でも、よくテーブルに使われる樹種の特徴を紹介します。


ブラックウォールナット

ブラックウォールナットは非常に人気の樹種で、最近の無垢材家具屋さんであればラインナップに加えられていることが多い樹種です。北米からの輸入材になります。特徴としては濃い茶褐色の色味で、自然な色味でここまで濃いものはあまりありません。表面は滑らかに仕上げられるのでオイルを塗ると、しっとりしてスベスベの肌触りになります。椅子を製作するにもよく使われるので、ウォールナットのテーブルを選んでおけば、椅子の選択肢も多くある点もメリットです。日本語に訳すとクルミになりますが、日本で生育し、伐採製材されたクルミ材とは少し種類が違うものになります。クルミ材はブラックウォールナットほどは色が濃くなくて、どこか素朴で温かみのあるテーブルになる材です。


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ブラックチェリー

ウォールナットとともに人気のある樹種です。こちらも北米からの輸入材になります。日本でサクラといえばソメイヨシノの木を思い浮かべる方も多いと思いますが、それとは違う種類になります。色味は赤味がつよい茶褐色ですが、製材した当初の色と1年ほど経った板では色の濃さが全然違います。これは経年変化とも呼ばれ、チェリー材は経年変化が強い材の1つです。


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これ以外にも紹介したい材が沢山ありますが、ひとまず今回はここまでとさせて頂きます。


賢木@吉祥寺

座面がやや硬めの木の椅子【No.2047】

先日、よく質問される「木の座面ってどうですか?」というテーマについてブログを書きました。


木の座面ってどうですか?【No.2044】

このブログでは、木の椅子でさらに座面が木のものにスポットをあててメリット・デメリットを書きました。木の座面だと当然、クッション性のあるファブリックの座面に比べるとお尻との設置面はより硬く感じます。長時間座っていると少し苦痛になることもあるかもしれません。ですが、座面が硬い=座り心地が悪いというわけでもないというのが私個人の考えです。ソファーであればふかふかで体を預けると沈み込むほうがリラックスできるということがあるかもしれませんが、椅子では必ずしもふかふかの座面が心地よいとは言えないと思います。これは、木の座面だけでなく、ファブリックで覆われているものではいえます。それはファブリックで覆われている椅子でもなかにはいっている弾力性のあるウレタンフォームなどの量やそれを置く方法などで硬さが変わってくるからです。


一般的なファブリック、ベニヤ板のような薄い板にクッション材となるウレタンフォームをのせて、その上から布もしくは革をかぶせ、タッカーといわれるホッチキスのような道具で台座となる板とファブリックを留めます。このときにのせるウレタンフォームの厚みや量で座ったときに感じる硬さが変わってきます。座面の硬さは椅子それぞれの特徴があります。同じメーカーで製作しているものや同じデザイナーがデザインしているものでも椅子によって座面の硬さはそれぞれです。ソリウッドの吉祥寺ショップにある多数の椅子に腰をかけてみると、その違いがわかると思います。椅子の購入を検討する際は、デザインだけでなく座面の硬さにも注目をしてみてください。いくつかの椅子に座ってみると、座面が沈みこむような感じがなくても体がしっかりと支えられ無理なく座ることができるのがわかって頂けると思います。


今日はソリウッドのショップでご注文を受け付けている椅子のなかで、比較的座面が硬いものを紹介します。


Haku(宮崎椅子製作所)

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Hakuチェアは、千葉禎さんがデザインをして徳島にある椅子メーカーの宮崎椅子製作所さんが製作している椅子です。全体のフォルムはザ・椅子といった印象ですが、スリムで細かい点にまでこだわってデザイン&製作がされているのがわかる椅子です。こちらの椅子が椅子の枠組みに座面が乗っかっているという一般的な椅子の構造ではなく、座面も含めた一体構造になっています。全体のフォルムもスリムですが、座面スリムな印象で座ってみるとあまりクッション性は感じません。正面や裏からみると、分厚い座面に見えますが、前後は木の貫をそのままファブリックで包みこんでいるので、見える厚さ全てがウレタンフォームが入っているわけでなく、座面の上面に薄くはいっています。それでも背もたれの絶妙なカーブなどで心地よく体を支えてくれます。ご注文頂く方は、もとから肘掛けのないシンプルな椅子をお探しの方が多い印象ですが、座ってみてこれが1番しっくりくるとおっしゃる方もかなりいます。


UUチェア(宮崎椅子製作所)

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同じく宮崎椅子製作所さんのUUチェアです。こちらはデザイナーの小泉誠さんがデザインした椅子です。上からみると、Uの字型にカーブした背もたれと背もたれと一体化した肘掛け部分が2つあるのでUUチェアと名付けられいます。ソリウッドでは、宮崎椅子製作所さんの椅子全てを扱っているわけではないのですが、扱いのある椅子の中では注文数が多い椅子になります。斬新な見た目が目をひきますが、男性の方でもゆったりと心地よく体を預けることが出来ます。座面もHakuチェアほどではありませんが、やや硬めの印象が残ります。


やや硬めの座面のほうが好みという方もいらっしゃると思います。ぜひ木の座面の椅子とともにこれらの椅子も検討のリストに入れて頂ければと思います。


賢木@吉祥寺

木の座面ってどうですか?【No.2044】

「木の座面ってどうですか?」

吉祥寺ショップで接客をしている際によく聞かれる質問の1つです。椅子をご検討されている方からの質問ですが、おそらく木の座面の椅子は座り心地が悪そうに感じるけど、その辺どうですか?といった意味合いでご質問されている方が多いと思います。座り心地に関していえば、クッションが中に入っている布座や革(レザー)座に比べると、硬くは感じます。それを座り心地の優劣と捉えるかたは個人の感覚だと思います。私は長年木の座面の椅子で食事をしていたのもありますが、あまり硬い座面に抵抗がありません。食事をしている数十分の間では、お尻が痛く感じることもないので木の座面の椅子の座り心地が劣っているとは思いませ。ですが、ダイニングの椅子に長時間座ることがある方やそこで仕事やパソコン作業などをよくするといった生活スタイルの方だと、木の座面だと硬すぎるということが出てくると思います。そういったことが今後の生活で想定される場合は、クッション性のある座面を選んで頂くもしくは木の座面の上に市販のクッションを敷いて使うといったことをして頂ければと思います。


木の座面の椅子のメリットは以下の点だと考えます。


丈夫であり、張り替えの必要がない

・木の座面の最大のメリットだと思うのが、将来的に座の交換を考えなくて良いという点です。布の場合は、食べ物や飲み物をこぼした時に、場合によっては染みなってしまいます。丸洗いが出来れば良いのですが、そうもいきません。また、中に入っているウレタンフォームにもヘタリが出てきますので、当初のような座り心地が長い間継続するとも限りません。ですので、布座の場合は使用状況にもよりますが、5〜8年くらいで座面の交換が必要になってきます。その点、木の座面はへたることもありませんし、大体の汚れはすぐに拭いたり、濡れた布巾に中性洗剤をつけてこすると落ちます。ひどく汚れた際は、紙ヤスリで磨いて染みや汚れを落とすことも可能です(ただし、オイル仕上げに限る)。


色のコーディネートを悩まなくて済む

・少し消極的なメリットではありますが、布や革(レザー)の場合は選択できる種類や色が多くあり、どの組み合わせにすればよいのか悩んでしまうことがあります。センスを問われていると思い、プレッシャーに感じてしまう人もいるかもしれません。木の座面であれば本体と同じ樹種ということになるので、あれこれ悩むこともありません。


もちろん、その反対にデメリットもあります。


ファブリックのものに比べて、重い

・椅子の場合、無垢材の量が多くなればなるほど、重くなる傾向にあります。木の座面のものでも無垢材を接ぎ合わせて座面全体を1枚の板にしている椅子は持ってみるとやはり重く感じます。最近の椅子では軽量化が1つのテーマになっているので、木の座面の椅子でも、裏をギリギリまで削ってみたりと色々な工夫をしているものがありますので、持ってみると見た目より軽く感じるものもあります。


長い時間座っているとおしりが痛くなる

・先述したように、長時間木の座面の椅子に腰をかけているとお尻が痛くなっています。少し傾斜をつけたり、お尻のカタチにあうように掘り込んでいたりと工夫をしているものもあるので、少し座っただけでは、違和感を感じることもないですが、やはり長時間となるとなんかしらのクッションが欲しくなります。


ソリウッドで扱いのある3つの椅子ブランドのうち、ISU-WORKSの椅子は木の座面がラインナップされているものは多くあります。コンパクトでありながら、座り心地にも妥協をしていないGシリーズでは全ての椅子で木の座面が選択できます。少しゆったりと座れるNシリーズでは、LENチェアとENNチェアは木の座面を選択できます。


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写真はISU-WORKSのENNチェア(チェリー材)です。シンプルなデザインですが、ゆったりと気持ちよく座ることができます。木の座面はすのこ状に5枚の板を組んだものになります。通気性が良いので夏でも蒸れる心配がありません。


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こちらは宮崎椅子製作所のboチェアです。ウィンザー調の小振りな椅子です。ソリウッドで扱いのある椅子の中でも人気がある椅子です。丸い座面はデザイン的にも可愛いですし、お尻のカタチにもあいます。さらには裏側は掘り込みがされており、出来るだけ軽くしようという工夫が見られます。


賢木@吉祥寺

今度の日曜日はオイルメンテナンス講座!【No.2041】

今度の日曜日に、オイル仕上げのテーブルのメンテナンス講座が開催します。無垢材テーブルを注文しようと思っている方、すでにオイル仕上げのテーブルを使っている方にとってもオイルメンテナンスは不安要素の1つだと思います。「オイル仕上げのテーブルは汚くなってしまうのでは?」「メンテナンスが難しそう」と不安な方もいらっしゃると思います。オイル仕上げとは、植物性のオイルをメインに自然素材を調合した家具用オイルをヤスリで磨いた木部の表面に浸透させ、保護する仕上げ方法です。ウレタン塗装のように塗膜を張ってしっかりと保護するわけではないので、ウレタン塗装のものに比べると汚れや染み、細かい傷はついてしまいます。細かい桔については、ウレタン塗装のテーブルでも同じですが、オイル仕上げであればご自宅である程度の補修やリフレッシュをさせることが出来ます。これは、オイル仕上げのメリットの1つでもあると思います。オイルメンテナンスは1〜2年に1回ぐらいでも非常に効果があります。講座ではそのメンテナンス方法を実践します。いつもは小さめの丸テーブルを素材として、メンテナンスの実践をしていますが、今度の講座ではちょうどお客様宅で代替品としてしばらく使って頂いたテーブルが戻ってきていますので、そちらのテーブル天板をリフレッシュさせるところを実際にご覧頂く予定です。


以下、オイル仕上げのメンテナンス方法を簡単にご説明します。


1.テーブルの表面のほこりを払う

まずはテーブルの表面にあるゴミや埃をはらいます。紙ヤスリをかける際にゴミなどを巻き込んでしまうと傷ができる原因にもなってしまうので、目と手で触って大きなゴミがないかをチェックします。

2.#320の紙やすりを全体的にかける

紙やすりを全体にかけていきます。ここで注意するポイントが2つあります。それは紙ヤスリの番手とやすりをかける方向です。紙ヤスリは目の粗さで番号が付けられています。数値が小さいほど目が粗く、ヤスリをかけたさいにより多く削れます。家具のメンテナンスであれば320番がちょうど良いです。また、ヤスリをかける際は木目の方向にそってヤスリをかけるようにします。木目に交わる方向でかけてしまうと傷が残ることがあります。


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メープル材のテーブル天板を320番の紙ヤスリで削った後です。細かい木屑がでますが肌触りはスベスベになっています。


3.オイルを全体に塗る

紙ヤスリをかけ終えたら、オイルを塗っていきます。綿100%でパイル地などではない布にオイルをたらし、擦り込むように塗っていきます。オイルを塗ると表面の色が変わるのでテーブル天板の表面がすべて色が変わったらOKです。


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4.余分なオイルを拭き取る

全体にオイルを塗り終わったら、オイルが染みついていない布で浸透しきれなかったオイルを拭き取ります。少し力を入れる感じで乾拭きをするイメージで拭き取ります。これの作業はとても重要で、これをしないとムラが出てしまったり、乾きが悪くなるといった不具合がでてきます。


賢木@吉祥寺

現品販売第3弾!北海道産クルミ材の耳つきテーブル【No.2034】

これまでオーダーを受けてから製作をすることがほとんでしたが、仕上がったものをお店で見て頂き、そのテーブルをそのままお届けする現品販売にも少し力を入れていこうと思っています。すでにこのブログでも紹介しましたが、現在吉祥寺ショップには、


C108テーブル 現品販売のチェリー材耳つきはぎテーブル

D99テーブル  岐阜県飛騨市産クルミ材の耳つきはぎテーブル

の2台の5枚はぎの耳つきテーブルが現品販売として展示されています。実はもう1台とっておきのものがあるんです。今日はそのテーブルをご紹介します。


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こちらもクルミ材の5枚はぎの耳つきテーブルです。このテーブルに使われている木材は北海道下川町近辺で採れた正真正銘の国産クルミ材になります。今回は縁あって下川町を活動拠点にしている「NPO法人 森の生活」の協力を得て実現できた国産材耳つきテーブルになります。「森の生活」さんは下川町周辺で採れる広葉樹を上手く供給して地域材の活用を広める事業を進めています。木材活用事業のほかにも豊かな自然を楽しむ体験プログラムや宿泊施設の運営などを手がけ、森林を活かし、心豊かな暮らしと持続可能な地域作りの活動を日々行っていらっしゃいます。今回のテーブル製作にあたっては、木材の提供だけでなく、耳つきテーブルも下川町で製作するということに挑みました。もちろん、ソリウッドで提供している他のテーブルと違う質にするのでは意味がありませんので、下川町で生活する木工職人の方に、ソリウッド仕様で耳つきテーブルを製作してもらいました。ですので、同じ接着剤、同じ金具を使って製作されています。


北海道下川町は北海道の北部にある森に囲まれた町で東京からのアクセスだと飛行機で旭川まで行き、そこから車で約2時間といったロケーションになります。古くから豊かな自然と恵まれた森林資源を活用した産業が盛んな町です。


今回の北海道産クルミ材耳つきテーブルは5枚はぎでサイズがW1500×D825−840×H700と4人掛けテーブルとしては最適なサイズになっています。天板厚は28mmと耳つきテーブルにしてはやや薄めになりますが、その分スッキリしていてどんな雰囲気のお部屋にも合わせやすい感じに仕上がっています。表面の仕上げはオイル仕上げで脚は80mm角4本脚になります。現品販売のため、サイズ変更や脚のデザインの変更は出来ませんが、その分お得な価格になっています。本体価格は¥145,000で、消費税込みの価格になると、¥156,600と耳つきテーブルとは思えないお買い得価格になっています。さらに関東地方への配送であれば搬入・設置料含めた送料は無料とさせて頂きます。その他の地域につきましてもお届けすることは可能です。送料は別途見積りになりますので、詳細はお問い合わせください。


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こちらの耳つきテーブルはすでに吉祥寺ショップに展示しておりますので、実物をご覧頂くことが可能です。一点モノになるので、つぎに同じようなテーブルが入荷する見込みは今のところ、ありません。素朴な印象の木目と色味ですが、主張がない分、どんな部屋にもマッチするのではないかと考えています。木目の出方もキレイですし、価格もお買い得です。そう長くはショップにないテーブルになるんじゃないかと予測しています。


賢木@吉祥寺

9月も行います無垢材テーブルに関するミニセミナー【No.2033】

毎月ソリウッドの吉祥寺ショップで行っているミニセミナーについて書きます。今月は奇数月なので、オイル仕上げのメンテナンス講座と無垢材テーブル選び方講座を1回づつ開催する予定です。通常は第2週の日曜に開催することにしていますが、今月は吉祥寺秋まつりが開催されるため、第2週でなくて第3週の開催とさせて頂きます。ですので、オイル仕上げのメンテナンス講座は9月17日(日)14:00〜@ソリウッド吉祥寺ショップでの開催になります。オイル仕上げのメンテナンス講座はその名の通り、どういったメンテナンスをする必要があるのかを解説し、実際にオイルをどう塗っていくのかを実践をご覧頂きながら説明をしていきます。主な対象は、すでにオイル仕上げの無垢材テーブルをご注文した方、すでにそれを使われている方となりますが、ご検討中の方でもご参加頂くことは可能です。


オイル仕上げのテーブルは質感はいいけど、実際に使ってみるとどうなるかわからないし、メンテナンスを面倒くさそうで不安だという方も多いと思います。ですが、そこまで染みや汚れを溜め込まなければそこまで難しい作業ではなく、テーブルのリフレッシュをさせることが出来ます。講座に参加した方に話を聞くと、想像よりは簡単に出来そうだし、効果がすごいと感じたとコメントを頂くことが多いです。講座の時間は約40分程度です、堅苦しい内容ではありませんのでお気軽にお越し下さい。満席となりご覧頂けないということは考えにくいですが、事前にメールを頂ければ席を確保させて頂きます。また、お子様と一緒に参加頂くことも可能です。お問い合わせはinfo@soliwood-crafis.comまでご連絡ください。


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続いて9月24日(日)14:00から行う予定の無垢材テーブル選び方講座について書きます。こちらは日頃ショップで接客をしている際に多くの方が疑問や不安に感じていることを、接客の時よりも少し深堀りして説明し、よりお客様にあったテーブルを選んで頂く参考にして頂ければと思い、行っているミニセミナーです。無垢材テーブルを検討する際に、オーダーをすることが多いと思いますが、樹種、サイズ、仕上げについては選択できることが多いです。そのため、どういった観点で選べばいいのかは誰しもがぶちあたる壁だと思います。この講座ではこの3点について、選び方のポイントを解説しています。話す内容としては、


・木の種類はどのくらいあるのか?

・木によって、硬さなどの特徴は違うのか?

・針葉樹と広葉樹の違い

・広葉樹の中でも2つに分類され、質感が違う(オイル仕上げ)

・何を基準に樹種を選べばよいのか

・適したサイズを知るうえで、おさえておきたい指標

・椅子を使う際はテーブルの脚と脚の間の寸法も重要

・オイル仕上げとはなんなのか?

・ウレタン塗装とはなんなのか?

・オイルとウレタンのメリット、デメリット

・オイル仕上げのメンテナンス実践

といった内容について約50分で話をします。また、メンテナンス講座ほどじっくりとは出来ませんがオイル仕上げのテーブルのメンテナンスの実践をします。


さらにはメインテーマは上記のものですが、これは一般的な内容です。最後に自分の好きな樹種もわかった、サイズも目星がついた、仕上げも決まったといった段階で、では家具屋にいった際にどこがどう違うのかを見るポイントも少し話しをします。一見同じように見えるものでも、作り手の考え方が違ったり、価格の差がどういったところに出てくるのかといった点も話をします。このあたりの話は店頭での接客ではそこまで話せないこともありますので、ぜひこの機会にお越し頂ければと思います。


テーブル選び方講座もメンテナンス講座同様、事前にメールでご連絡を頂ければ座席を確保させて頂きます。もちろん、当日フラッと来て頂くことも歓迎です。


賢木@吉祥寺

ひじ掛けがなくても掛け心地の良い椅子ありますよ【No.2030】

肘掛けのある椅子とない椅子どちらがお好みでしょうか?椅子を選ぶ際に、肘掛けのあるなしは悩むポイントでもあるかと思います。イメージ的には肘かけのある椅子のほうが、座っていると楽だし、掛け心地も良いというところでしょう。ですが、普段肘掛けのない椅子をメインに使っている私としては、肘掛けなしでも掛け心地は良いし、メリットもあるよと言いたい気持ちもあります。そこで、今日は肘掛けのない椅子にスポットをあてて、メリットやデメリット、ソリウッドで扱いのある肘掛けのない椅子を少し紹介したいと思います。


まずは肘掛けのない椅子のメリットは、椅子のサイズがコンパクトに済む、そしてその分軽いという点とテーブルサイズをひと回り小さくしても脚と脚の間に収納できるといった点、出入りがしやすという点が挙げられます。私が普段家でダイニングチェアとして使っているPocketチェア(宮崎椅子製作所)は幅が400mmです。同じ宮崎椅子製作所の椅子で肘掛けのあるタイプであるpepeチェアの場合、幅が535mmあります。これは肘掛けのある椅子ではそこまで大きいと感じるものではありません。1脚で135mm、2脚並べると270mmと大きな違いになってきます。例えば、1350mmのテーブルを検討している場合、ソリウッドの定番である80mm角脚とすると脚と脚の間は1160mmとなります。先ほどのPocketチェアの場合、2脚並べても800mmでかなり余裕をもって使うことができます。pepeチェアの場合は2脚並べると1070mmとなり脚と脚の間に入れることは出来ますが余裕があまりない状態になってしまいます。幅が500mm以上ある椅子を2脚並べることをお考えになるならテーブルの天板は1350ではなく1500にしたほうが良いと考えます。


肘掛けのない椅子は機能面でもメリットになる点があります。それは出入りが楽という点です。肘掛けのある椅子だと肘掛けの前部分がでるまで引き出さないと腰掛けにくいですが、肘掛けがないと横からすっと座ることも出来ますし、椅子をひく距離が少なくて済みます。些細なことかもしれませんが、肘掛けのある椅子を引き座ることに対して、多少の面倒くささを感じている方は一定数いると日頃の接客を通して思うところです。


さて、ソリウッドでは3つの国内生産をしているブランドの椅子を取扱い、受注を受けていますがそのなかで個人的にオススメする肘掛けのない椅子を紹介します。


Pocketチェア(宮崎椅子製作所)

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先ほども登場しましたが、私が自宅で使っているPocketチェアです。コンパクトではありますが座り心地は他の椅子と全くひけをとらないというか肘かけの椅子より心地良いと感じることもあります。掛け心地は人によって違うので絶対ではありませんが、実際座ってみると、見た目の割にはゆったりと座れるなということに共感して頂ける人は多いと思います。


Hakuチェア(宮崎椅子製作所)

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スタイリッシュで激しい主張のない肘掛けなしの椅子です。見た目は非常にシンプルですが、背もたれも幅がありしっかりと体を支えてくれます。座面はあまりクッション性を感じない硬めに仕上がっています。沈み込むような座面が苦手という方にはぜひ座って頂きたい椅子です。


PEGチェア(ISU-WORKS)

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こちらは北海道津別町にある山上木工が製作するISU-WORKSにラインナップされている肘掛けのない椅子です。先ほど紹介したHakuチェアに比べると、座面は柔らかく、少し沈みこむ感覚があります。長時間座ることがあるという方にはこのぐらいの柔らかさが良いのではないでしょうか?座面は板座も選べます。


今回紹介した椅子はすべて吉祥寺ショップで実際に座って頂くことができます。


賢木@吉祥寺