2018.11.21

【No.2472】4万円台の木の椅子

世の中にはたくさんの椅子が販売されています。ソリウッドの範疇である木の椅子に限定しても数は把握できないくらいの椅子が存在します。最近では、価格がかなり安い木の椅子も見かけます。ソリウッドでは国内生産をしている３つの椅子ブランド椅子を主に扱っていますが、価格帯は4万円台から高いもので１３万円台のものまで幅広くラインナップされています。これらの価格差は主に、使う部材の量と加工に関わる手間の差になります。一般的には、より多くの部材を使い、加工の手間もかかる肘掛けのある椅子のほうが価格は高くなる傾向にあります。加工については、まっすぐの部材より、丸くなっていたり、曲がっているようなもののほうが手がかかります。ソリウッドで扱う椅子ブランドは、国内の工房で丁寧に製作されているものですので、粗悪だから価格が安いというものではありません。先述した他の要因が価格差となっています。

今日は幅広い価格帯のなかで、安いほうにあたる4万円台で購入できる椅子をいくつか紹介したいと思います。

ソリウッドで扱っているダイニングチェアの中で最も価格が安いのが宮崎椅子製作所のHakuチェアです。

見た目は非常にシンプルです。肘掛けもついていないので、サイズ的にもコンパクトなものになっています。W1350程度のダイニングテーブルをお使いで椅子を2脚並べて使いたいという場合には、スペース的に肘掛けのある椅子2脚というのは窮屈になってしまいます。そんな時、Hakuチェアのような椅子が有力な選択肢として挙がってきます。宮崎椅子製作所の椅子は、それぞれ樹種と座面に張るファブリックで価格が変わってきます。最も安い組み合わせになるのは、ブナ材にAランクの布を張った場合で、価格は¥38,600（税抜き・送料別）となります。8%の消費税を加えると¥41,688-と4万円台前半の価格になります。樹種として人気があるウォールナット材は最も価格が高く、Aランクの布との組み合わせで¥45,200（税抜き・送料別）となります。宮崎椅子の椅子では本革の座面を選択することも可能ですが、天然皮革のため、価格はグッとあがり、ブナ材でも¥45,600（税抜き・送料別）と4万円台後半に入っていきます）

肘掛けがついたダイニングチェアで4万円だいとなると、数は少なくなりますが、宮崎椅子製作所のpepe アームチェアが樹種を選べば、4万円台でも購入が可能です。

丸みを帯びた部材、肘掛けがついているなど、先述した価格が高くなる要素が含まれているにも関わらず、この価格帯であることはpepeチェアの強みともいえます。宮崎椅子製作所の椅子の中でも売れ筋商品であるため、生産量を増やすことでコストを抑えることができていると推測されます。ソリウッドでも注文数ベスト３には入るであろう人気商品です。ウォールナット材になると税抜き価格でも5万円台にはなってしまいますが、それでもコストパフォーマンスに優れた椅子と言えることができると思います。pepeアームチェアは価格だけでなく、座り心地が気に入って購入される方も多い椅子です。まさに座り心地も価格も追求された究極の椅子かもしれません。

pepeチェアには、サイドチェアと名前がつけられた肘掛へ部分が斜めに下がっているタイプの椅子もあります。肘掛けのデザイン以外は、pepe アームと全く同じです。アームが斜めになっている分、自然なカタチで腕を置くことができます。pepe アームチェアとの組み合わせでご注文頂くケースも多いです。価格はアームチェアと同じです。

今日紹介した椅子は、ソリウッドの吉祥寺ショップで展示を行っていますので、実際に座って頂くことができます。ショップはJRもしくは京王井の頭吉祥寺駅から徒歩7分ほどのところにあります。

 

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