2015.06.27

カッティングボードのメンテナンスにはエゴマ油がおすすめです。

明日28日の日曜日はソリウッドの吉祥寺ショールームにて14:00から『ソリウッド テーブル選び方講座-無垢材テーブルを選ぶ際に知っておくべき3つのこと-』を開催します。これは毎月最終日曜日に開催している無料講座で、テーブルの購入を検討している方へどういった点に注意してテーブルを選択すれば良いかを話しています。時間は40分ほどです。途中参加、途中退出もできます。予約を不要ですので、14:00までにソリウッドの吉祥寺ショールームへお越しください。事前に連絡して頂いたことにはお席を確保致します。

この講座は2014年の7月に初めて開催しました。それから約1年経ちました。毎回少人数ではありますが、熱心に聞いて頂いている方がいてとっても有難いです。表題にもあるようにテーブル選択において重要な3つのポイントを説明した後にもうひとつのテーマを設けて話しをしています。それを合わせて全部で40分ほどです。参加して頂いた方の多くは、その後にショールームを見て回り、椅子に腰掛けてその座り心地を確かめていったりしています。興味のある方はぜひ、参加してみてくださん。飛び込み参加でも構いません。

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さて本日はカッティングボードについて書きます。長らく欠品していましたソリウッドオリジナルのカッティングボードが吉祥寺ショールームに届きました。

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ソリウッドオリジナルカッティングボードは長方形です。右上の穴があいています。さらに右側は斜めにカットされています。この穴と斜めカットのおかげで持ちやすくなっています。

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このカットがソリウッドのカッティングボードのデザイン上の特徴になります。

サイズは全部で3サイズです。Sサイズは240mm×110mm、Mサイズは280mm×150mm、Lサイズは300mm×180mmとなっています。厚みは全て20mmです。今回はウォールナット材のみ製作しました。

カッティングボードはチーズやパンをのせて食卓にだすのに重宝します。もちろん、このカッティングボードの上で包丁を使っても刃を傷めることはないです。ただし、カッティングボードの方にはキズがついてしまいます。多少キズがつくのはしょうがないと思います。最後までゴリゴリと包丁を動かさなければ深いキズになることはないです。

仕上げにはリボスオイル+ブッチャーブロックコンディショナーを塗っています。リボスオイルはソリウッドのテーブルなどの家具に使用しているのと同じ物です。1回塗って乾かしてサンディングしてもう1回塗っています。2回オイルを塗っていますので、それなりに下地はしっかりしています。しかし、それだけでは耐水性が低いのでワックスを塗って耐水性を上げています。使用しているのはブッチャーブロックコンディショナーというワックスです。

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調理器具を衛生的に長持ちさせるために開発されたワックスです。アメリカのFDA(米国食品医薬品局)の基準をクリアしています。このワックスを塗るとオイル仕上げだけの場合よりも耐水性が上がります。塗ったばかりであれば、水に濡らしても玉になってはじきます。

ソリウッドのカッティングボードはこのワックスで仕上げあるので、水洗いしてもしばらくは平気です。しかし、段々とワックスやオイルが抜けてきます。ザラザラしてきたり、水をはじかなくなったらメンテナンスをする必要があります。

メンテナンスの基本は油分を足してあげる事です。カッティングボードがかさついているとシミや汚れが付きやすくなってしまいます。そこで抜けてしまった油分を足してあげます。食べ物を直接置くものなので、食用の油を使うのが良いでしょう。カッティングボードのメンテナンスに1番適している食用油はエゴマ油です。食用油には、乾性油と不乾性油があります。文字通り乾く油と乾かない油になります。木製品のメンテナンスに向いているのは乾性油です。不乾性油を使用すると乾かないので、いつまでもベタツキが取れません。どこの家庭にもあるサラダ油やオリーブオイルは不乾性油です。そのためこれらの油をメンテナンスで使うとベタつかせてしまうことになります。どうしもこれらの不乾性油を使用する場合は少量をたくさん伸ばすようにしてお使いください。

エゴマ油は乾性油です。その他の食用油で乾性なのは、クルミ油、シソ油、ヒマワリ油などです。最近では、エゴマ油も普通のスーパーにも売っています。エゴマ油は熱するのはよくないようで、サラダなどにかけて使うと良いらしいです。木製のカトラリー(ウレタン塗装していないもの)のメンテナンスにも使えますので、エゴマ油を1本台所においておくのも良いでしょう。

ペーパータオルなどにエゴマ油をつけてカッティングボートに塗っていきます。少し多めに塗ってタップリと木部に吸わせるようにしてください。その後すぐに綺麗なペーパータオルで余分な油を拭き取ってください。拭き取りが甘いとベタツキが残ってしまうので注意してください。エゴマ油などを染み込ませたペーパータオルは水で濡らしてからゴミ袋に入れてください。

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瑞木@相模湖

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