2015.06.03

色がついている代表的な木材 ウォールナット、チーク、チェリー。

最近では、こちらのブログに検索エンジンから直接アクセス頂くケースが増えてきています。これは大変嬉しいことです。以前は弊社ソリウッドのトップページから各ページへ移動して頂く流れでしたが、変化してきています。

最近では、木材の名前で検索した方の来訪が多いです。サイトの分析にはGoogle Analyticsを使っています。サイトの来訪者がどんな検索キーワードを入れて、サイトに誘導されているかがわかります。ここ3ヶ月だと、タモ材、ナラ材、ウォールナット材、カバ材といった材名前が上位20位にランクインしています。この他にも○○材とは、といったキーワードもランクインしているので、材に関するキーワードの検索は、トップ20でかなりの割合になります。

そこで、今日のブログエントリーは、材の特徴をまとめて紹介したいと思います。

色味の濃い材代表は、ウォールナットとチーク材

木材は産地や材樹によって、色味が違います。家具を作る際に着色をしてしまえば、材自体の色味は仕上がりに関係がない場合があります。ソリウッドでも、テーブルの脚を黒く着色することがあります。この黒く着色している脚の元々の材は、ブナ材やカバ材といった色味が白い材です。ですが、無垢材家具の場合、クリアなオイルを塗って仕上げることが多くなってきました。オイルを塗る場合は、オイルは木材に浸透していくだけなので、仕上がりは材自体の色味がもろに影響してきます。細かいことをいうと、木材は表面が水に濡れると色が少し濃くなります。これを我々は濡れ色と呼んでいます。オイルを浸透させた場合も濡れ色に近い仕上がりになります。

少し脱線しましたが、無垢材家具によく使われる材で材自体の色味が濃い代表格は、ウォールナット材とチーク材です。

この2つは、材木業界でいわれる世界3大銘木のうちの2つです。ウォールナット材は、北米産の材木で、色味は濃い茶褐色です。もっと詳細に表現しようとすると、製材当初は黒紫色のような色味です。光にあたると黒や紫感が薄くなり、赤茶褐色に変化していきます。

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チーク材もウォールナットに比べると、黒っぽさはありませんが濃い茶褐色をしている木材です。チークはミャンマーやインドネシアなど東南アジアで採れるものが多いです。材質は重く硬いので、家具以外にも住宅や店舗の床材としても使われます。豪華客船の内装などに使われていて高級のイメージが定着しています。ところが、最近は供給量が減ってきており、幅が広い材も入手が困難になってきているようです。ソリウッドでは、チーク材を扱っていないので、詳しい状況は把握していない部分がありますが、安定的な供給が難しいため、定番の材からチーク材を外したという話は聞きます。

ウォールナットやチークはその色味が独特で、ファンも多く人気が高い樹種です。マンションのモダンな内装にもマッチしている点が最近の人気の要因だと考えています。

オレンジがかった色味が人気のチェリー材

ウォールナットやチークほど色が濃くないですが、色がついている材として人気があるのがチェリー材です。ソリウッドではチェリー材と呼ぶことが多いですが、ブラックチェリーと表記しているお店もあります。チェリーもウォールナット同様、北米が主な産地になります。チェリーの魅力はオレンジがかった茶褐色で、時が経つにつれ色が濃くなる経年変化でも有名です。

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チェリーと同じようにオレンジがかった褐色の材としては、ケヤキがあります。ケヤキは国産材の代表格です。チェリー材と比べると木目がはっきりと目立ちます。人気面でいうと、現在はチェリー材に分がありますが、ケヤキのキレイな木目が好きという方も沢山いらっしゃいます。

さて、今日のブログエントリーでは、比較的色が濃い木材を取りあげました。明日は色が薄い材、タモやナラ、メープルやブナにスポットを当てたいと考えています。

賢木@吉祥寺

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