2015.03.07

耳つきテーブルとは何ぞや!

暖かい日があったり、寒い日があったりと変化が激しい今日この頃ですね。でも、確実に春が近づいています。僕は小さい頃から花粉症なので、この季節は少し苦労します。薬を飲んでいてもやっぱり鼻がムズムズするもので、保湿系のティッシュが手放せません。薬を飲んでいないと酷い時には、鼻水の大洪水と頭がボーッとするので仕事にならず、ただの鼻かみマシーンと化します。このブログもティッシュを傍らに置いて書いています。

ソリウッドでは耳つきテーブルというあまり聞き慣れない名前のテーブルを製作・販売しています。現在はストレートカットテーブルの販売の方が多くなっていますが、耳つきテーブルの問い合わせを増えています。

耳つきテーブルというのは、樹皮が付いていた耳と呼ばれる部分を残して製作するテーブルのことです。1枚板テーブルの場合は、だいたい耳つきということになります。中には、耳を裁ってテーブル天板にした1枚板テーブルをあります。しかし、多くの人がイメージしている1枚板テーブルというのは、耳つきのテーブルでしょう。

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去年納品したナラ材の1枚板テーブルです。最近は1枚板テーブルになるような大きな板が手に入りにくくなっています。流通量が年々減ってきています。このナラ材の板はかなり前に仕入れてあったものです。ナラ材の1枚板テーブル用天板に出会う機会も現在ではほとんどありません。そんな事情もあり、ソリウッドでは1枚板テーブル用の板は在庫量が少ないです。

現在メインになっているのは、何枚かの板をはいで天板にする”耳つきはぎテーブル”です。2枚はぎから5枚はぎぐらいまでの耳つきテーブル用の板を積極的に仕入れて在庫しています。

耳つきテーブル用の板は、主に材木市場のセリで仕入れています。瑞木@相模湖が材木市場に行って仕入れてきています。それらの板は乾燥前の板なので、乾燥させてから使用します。

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こちらも去年製作して納品したチェリー材の耳つき2枚はぎテーブルです。パッと見は1枚板テーブルに見えますが、よく見ると真ん中付近で”はいで”いるのが分かると思います。2枚の板をはぎ合わせているので2枚はぎテーブルです。

チェリー材は、ブラックチェリー材あるいはアメリカンチェリー材と呼ばれている材と同じものです。チェリーの木は、太く成長する木が少ないんですね。そのため、1枚板でダイニングテーブルになるような幅の板が採れる丸太がほとんどありません。なので、チェリー材のテーブルを探す場合は”はぎテーブル”にした方が現実的です。

上の写真のような2枚はぎテーブルの他にもう少しはぎ枚数が多いテーブル天板もあります。

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両サイドに耳つき板を配置して真ん中に3枚の耳裁ち材を挟んではぎ合わせています。耳つき5枚はぎテーブルになってます。

ソリウッドの耳つきテーブルのWebサイトには、乾燥が終わった準備OKな板を掲載しています。板の表面を削って、木目を見やすくした状態の写真も掲載しています。さらに写真を加工して実際にはこんな感じのテーブル天板になるというイメージを合成写真にして表示しています。

例えばこんな感じです。
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写真上で加工しただけなので、実際はまだ1枚1枚の板のままです。

Webサイトにまだ掲載できていない板もあります。この樹種でこのぐらいのサイズで耳つきテーブルができないの?といったお問い合わせを頂ければ、ご要望にそった板があるかどうか調べます。なるべくご要望にそった板を提案し、見積もりさせて頂きます。その際に板の写真など詳しい情報をお知らせ致します。

瑞木@相模湖

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