2013.10.01

木材の金額はリューベ単価で計算する

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※2019年6月8日追記:一部内容の修正をしました。

木材の金額を計算する際に基準になるのがリューベ単価です。

聞き慣れない言葉ですよね、リューベって。

メートルを漢字にすると米。なので立方米(リッポウメートル)。略して立米(リュウベイ)。これがリューベと発音されているらしいです。リュウベイと発音しているのかも知れませんが、多くの場合はリューベと聞こえます。私自身にもリューベと聞こえてそう解釈していました。

なのでリューベは1立方メートルの事を表しています。1立方メートルは、1辺が1メートルの立方体の体積です。

リューベ単価とは1立方メートルあたりの単価ということになります。

材木屋さんの多くはリューベ単価で計算されています。

なので、材木屋さんに

「このタモ材はいくら?」

と聞くと

「リューベ○○○円だよ」

と言われます。

例えばある材木屋さんで、長さ2メートル、幅30センチ、厚さ27ミリの板を買おうとしています。

材木屋さんのおっちゃんは

「リューベ10万円でいいよ。」

と言っています。

「えっ、1枚が10万円」

と思うかもしれませんが、それは間違いです。あくまでもリューべ単価が10万円であって、1枚の板の値段を言っている訳ではないのです。

では、この板はいったいいくらでしょうか。計算をしなくてはいけません。

まず、板の体積を出します。単位をメートルに揃えます。

長さ2メートル、幅0.3メートル、厚さ0.027メートル

その体積は、

2×0.3×0.027=0.0162 m3になります。

そこにリューベ単価の10万円を掛けます。

0.0162×100,000=1,620

1,620円ということになります。

これが木材の金額計算の基本です。

もちろん1枚1枚の値段を付けている材木屋さんもあります。材木屋さんによって異なりますが、多くはリューベ単価を使っています。

北米材は少しややこしくなります。北米の板材はヤード・ポンド法の単位を使って木材を測っています。よって、長さ8フィート、幅8インチ、厚さ6/4インチなんてふうに表記されます。でも、日本で購入するときはリューベ単価ですので、これをメートル法になおさなければいけません。面倒くさい。

1フィート=0.3048メートル 1インチ=0.0254メートルなので

2.4384×0.2032×0.0381=0.0185…

リューベ10万円なら1,850円になります。

ややこしい…

実際は1枚1枚の金額を計算することはほとんどなく、リューベ単価で高い、安い、適正かを判断しています。

1枚1枚に板の値段がついている場合もありますがまとめて取引する時には立米単価で計算するのが標準です。立米単価の計算を知らないと木材を材木屋さんから購入することはできないので、家具製作をする場合は必ず知っておかなくてはいけない事項です

というわけで、材木屋さんから木材を購入する際はこのような方法でで木材の金額を計算しています。

 

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