2014.12.26

知名度が低い?チェリー材とメープル材をもっと多くの人に知ってもらいたい!!

月2回のミーティングの際に、ソリウッドのWebサイトを閲覧している人がどんなキーワード検索から訪れたかをチェックしています。ずっと大きな変化は無かったのですが、ここにきて急上昇しているキーワードがあります。”タモ材”と”ナラ材” です。さらに”ウォールナット材とは”なんていうキーワードも上位にきています。10月ぐらいから上昇傾向が進み、直近のデータチェックでは”ソリウッド”と検索してサイトに訪れる人よりも増えています。

“タモ材”になにが起こったのでしょうか?原因はよく分かりません。では”タモ材”で検索した人はどのページにアクセスしているかというと

無垢家具を注文する際にタモとナラで悩んだら

というブログエントリーです。かなりの勢いでこのブログエントリーが読まれています。確かにタモ材とナラ材は見た目がよく似ていて、判断するのに迷うことがあると思います。(我々、タモ材・ナラ材をよく使う人は迷うことはありません。よく見ると明確に違います。)なので、検索する方が多いのかなと推測できます。

ところが、ソリウッドでは2番目、3番目に人気のあるチェリー材、メープル材はあまり検索されてなさそうです。初めに紹介したデータでは、”チェリー材”は30番目ぐらい。”メープル材”にいたってはランキング圏外です。

なぜでしょうか?

単純に考えると、チェリー材とメープル材は知名度が低いということでしょう。2つの樹種はともに無垢材家具業界ではよく使われるメジャーな材料です。入手するのも困難ではなく、広葉樹の無垢材を扱っている材木屋さんならほぼどこでも手に入る木材です。なのでこの業界にいると知名度が低いという事実に戸惑います。

しかし、一般的には、タモ材、ナラ材、ウォールナット材に比べるとあまり使われていないのでしょう。家具の通販カタログなどもみても、タモ材、ナラ材、ウォールナット材の家具はよく見掛けます。無垢材ではなく化粧合板で作られている量産家具でも、タモ材、ウォールナット材を多く見掛けます。一般の方が目にする回数は”タモ材””ウォールナット材”の方が遙かに多いのでしょう。

でも、チェリー材やメープル材が劣っている木材であることは決してありません。量産家具は樹種を絞らざるを得ません。そこで、明るい木代表として”タモ材”、クールでモダンな木の代表として”ウォールナット材”を選んでいるのだと思います。

チェリー材は北米産のサクラです。アメリカンチェリー、ブラックチェリーと呼ばれたりもします。チェリー材で製作したテーブルや椅子はこんな感じです。

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出来たばかりは上の写真のような色をしているす。淡いオレンジ色もしくは淡いピンク色です。時間が経つにつれて色が変化するのがチェリー材の最大の特徴です。だんだんと濃い色になっていき、最終的には艶のある焦げ茶色っぽくなります。
変化していく行程と変化したあとの味のある色に魅せられてチェリー材好きになる方が多いのです。ソリウッドで開催している木工教室でもチェリー材で家具を作った方の多くはまたチェリー材を選択される方が多いです。

“チェリーは本当にいい色になる” チェリー材の家具を愛用されている方からよく聞かれる言葉です。

一方、メープル材はどんな感じでしょうか?
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メープル材は白っぽい木の代表です。最近は白を基調にしたキッチンやダイニングが流行っています。そこにピッタリとはまるのがメープル材でしょう!!

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どうでしょう?

従来の木のテーブルのイメージとはちょっと違うかもしれません。木目もハッキリとはしてなくてなんとなく淡いイメージです。淡い雰囲気を醸しだせるのがメープル材です。メープル材も北米産です。メープルシロップのメープルです。日本だとカエデ。メープル材が焦げると甘い匂いがします。

見た目から推測すると、軽くて柔らかそうです。しかし、実際は重くて、堅いです。テーブルの強度としては充分です。メープル材の良い点は、触り心地の良さです。木には導管という管が無数に存在しています。その導管が狭いので、スベスベ、ツルツルした触り心地になるのです。いつまでもスリスリしていたくなる手触りがたまらない。

というわけで、本日のブログエントリーはチェリー材とメープル材の応援企画でした。

瑞木@相模湖

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