2014.04.25

幅はぎとは

テーブルを検討していると、普段聞き慣れない単語がでてくると思います。「ウォールナット」「ブビンガ」などの木の種類もピンとこないでしょう。また、製作方法や家具の部分の名称もそうでしょう。少し例をあげてみると、「幕板」「含水率」「幅はぎ/はぎ」「台輪」「ちぎり」といったところです。専門用語を使う時は、なるべく意味が伝わるように解説を交えて使うようにしていますが、場合によっては機能面やデザイン的に思っていたのと違うといった誤解の要因になりかねます。わからないことがあった場合は、そのまま放置せず、きちんと説明を求めたり、ご自分で調べてみることが失敗しない家具選びにもつながります。

このブログやソリウッドのWebサイトでも単語の解説などを今後もっと充実させていきたいなと考えています。

その中で今日は「幅はぎ」という単語を取り上げたいと思います。

「幅はぎ」とはテーブルやテレビボードの天板を製作するために、何枚かの板を奥行き方向にはぎ合わせて指定の寸法をだすことをいいます。ソリウッドでは、「幅はぎ」という単語自体はあまり使っていませんが、同じ意味で「2枚はぎ」とか「4枚はぎ」などの表現をよく使います。

無垢材の家具の天板などで「幅はぎ」でないものといったら、大体の場合は1枚板ということになります。中には、何枚かの無垢板をはぎ合わせているものでも、特に「幅はぎ」や「はぎ」といった表記がないものもあります。

気にいった商品があった場合は、どのようにして幅方向の寸法をだしているかを確認してみることを忘れないようにしてください。

はぎの方法や1枚板との違いについては、過去の私が書いた

2枚接ぎの天板に欠点はあるのか?

という記事に詳しく書いています。こちらもご覧頂けるとより理解が深まると思います。

賢木@吉祥寺

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