2018.10.30

【No.2450】幅広めの板を使って作るLiveEdge Plusシリーズの無垢材テーブル。

サイトリニューアルに伴って”すぐお届けできるテーブル“というカテゴリーについて何度かこのブログでも書きました。先日は6台の新作テーブルを吉祥寺ショップに届けて展示販売しています。その6台はどれも8シリーズのテーブルになります。8シリーズは新しく開発したもので八の字型の脚がつくテーブルです。八の字型の脚が付くから8シリーズと名付けました。8シリーズは従来のソリウッド製のテーブルと脚のつけ方が違います。脚の形を限定することでコストダウンをしてリーズナブルな価格設定にしています。

もちろん従来通りのプレートを使用した脚のテーブルも製作し続けます。オーダー製作する耳つきテーブルやストレートカットテーブルはこの方法で脚を取り付けます。また”すぐお届けできるテーブル”として吉祥寺ショップで展示販売もする予定になっています。従来通りの脚をつけたテーブルは、天板のはぎ枚数が少なく、ソリウッドの低温木材乾燥庫でじっくりと乾燥させた板を使用しています。そうしたテーブルはLiveEdge Plusシリーズとしました。LiveEdgeとは”耳つき”を英語にしたものです。耳つきテーブルは英語だと”live edge table”と表記されます。8シリーズテーブルの天板は比較的はぎ枚数が多い天板になっています。5~8枚はぎぐらいが標準です。それに対してLiveEdge Plusシリーズは2~4枚はぎくらいの天板になっています。

はぎ枚数が少ないということはそれだけ幅の広い板を使用していることになります。板の価値としては幅が広い方が価値が高いです。それだけ長い年月をかけて成長した木からとっているので貴重にもなってきます。1枚板テーブルというのを聞いたことがあると思います。これは1枚板を使ったテーブルという意味です。つまり、はぎをしていないということです。無垢材テーブルというと1枚板テーブルを想像される方が多いですが、1枚板テーブルはとても貴重で高価になります。サイズにもよりますが、ダイニングテーブルサイズで50万~100万円くらいが相場です。近年は1枚板テーブルになるような幅が広い板の数が減ってきていて、価格はさらに上昇気味です。

ソリウッドとしてはダイニングテーブルで50~100万円というのはちょっと高過ぎるだろうと考えています。日常の生活で使用するテーブルとしては高価ですよね。なのでもう少し価格を抑える意味ではぎ合わせをしたテーブル天板をメインにいています。はぎ合わせとは幅方向に数枚の板を接着剤を使用してくっつけていることです。板の価格は幅が広い方が高くなりますので、基本的にははぎ枚数が少ない方がテーブルとしての価格は高くなります。とは言っては5枚はぎと8枚はぎではそれほど価格差は出ません。しかし、2枚はぎと5枚はぎではそれなりに価格差が出ます。

LiveEdge Plusシリーズの無垢材テーブルははぎ枚数が少ない天板になるので、はぎ枚数が多い8テーブルシリーズよりは価格が高めになります。現在吉祥ショップにはまだ製作していないウォールナット材の板が数枚並べてあります。これはお客様からの注文があってから製作をする用の板です。注文を受けてから製作するので、長さや幅はある程度お客様のご要望に合わせることができます。テーブル高は自由に設定できます。

それに加えてすでに完成しているLiveEdge Plusシリーズのテーブルも製作をします。現在数台のテーブルを製作中です。近日中に1台はWebサイトに情報を掲載できると思います。LiveEdge Plusのテーブルは天板厚が35mm~45mmくらいと少し厚さにしています。(たまに30mmの天板もあるかもしれませんが…) 昔は厚ければ厚い方が良いというお客様が多かったですが、最近は出来るだけ薄い方が良いというお客様も増えてきています。無垢材テーブル天板としては28~30mmくらいが薄い限界かなと考えています。(もう少し薄くても平気そうですが、大きさによってはちょっと心配です。) ただ、見た目はもう少し厚い方がしっくりくるかなとも思っています。だいたい40~45mmくらいだと見た目にもどっしり感や高級感が出るかなと思います。なので、LiveEdge Plusシリーズはおおよそそのぐらいの厚みにしています。

というわけで本日のブログでは8シリーズ以外にもある”すぐお届けできるテーブル”について書きました。

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